戦姫絶唱シンフォギアchao ~Seelf-sacriflcing devil~ 作:瞬間接着剤
ち、違うんだ!ゲームが楽しすぎるのがいかんのや!イヤ本当に申し訳ないそれではG編第一話お楽しみください!
第一話 新たな敵
ルナアタックから2日、回りは暗く時間帯にして深夜四時辺りだろうか、カ・ディンギル跡地、そこに一人の赤黒い色をした服を着た男が一人右手に銀色のガジェットを持ち左手に空のボトルを持っていた。男はかつて黙示録の赤い竜がいた根本部分に行きガジェットとボトルを近づける。するとそこから赤い粒子がガジェットとボトルに吸い込まれガジェットは赤く色づきボトルも赤い竜の形に変化する。男はそれを見てほくそ笑みながら呟く。
???「………まずは一つ……」
男はそう言ってその場から
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何処かの研究所その研究所は至る所が崩落し炎を上げていた。そこにシンフォギアを纏った幼い少女が白い巨人の相手をしていた。もう一人の少女はシンフォギアを纏った少女の姉なのか安全圏にいる大人達に叫び助けを求める。
「誰かッ!お願い!このままじゃセレナが!誰か!」
がその言葉に誰一人として……イヤ一人以外は答えはしなかった。研究所内はさらに崩落を始め火の手も回り、危険であった。セレナと言われた少女は白い巨人に向かって覚悟を決めたかのような仕草をし、ある歌を……禁じられた歌を歌おうとしたが次の瞬間天井が崩落し、そこから悪魔の姿をした戦士が少女と白い巨人の間に割り込む。そこの光景に大人達は状況が理解できずに目を見開き、少女達はその姿に怯えていた。戦士……カオスはシンフォギアを纏った少女に下がるように顔で仕草をする。少女はその恐怖からかその指示に従い後ろに下がる。カオスは下がったことを確認すると白い巨人に向かって真っ直ぐ飛びかかり、蹴りを頭に叩き込みさらに腹に拳を叩き込む。そこからはカオスの独壇場であった。反撃の隙を与えずに顔や腹など比較的筋肉の薄い部分を狙い攻撃をねじ込むように加える。白い巨人が体制を崩し地面に倒れた瞬間カオスはカオスマグナムを瞬時にスライドさせ足に禍々しい紫色のエネルギーをため踏みつけるように顔に叩き込み白い巨人は活動を停止する。カオスは白い巨人が動かなくなったことを確認すると立ち去ろうとするがシンフォギアを纏った少女に止められ震えた声で名を聞かれる。
「あ、あの…貴方は何なんですか…?」
「……………カオスだ」
カオスは小さなそれこそ少女にしか聞こえないほどの小ささで答え崩落した天井の穴から消えていった。少女はその立ち去った穴をを姉に話しかけられるまで見つめていた。
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場所は変わり、東京そこでは今夜とある大きなライブが開催されようとしていた。その近くの道路その道路を石動が脇にバイクを止め弦十郎からのノイズ襲撃についての詳細を聞いていた。
「あぁ、わかった取りあえず俺は今からライブ会場に向かうまた何かあったら連絡してくれじゃあな、さぁて今回のライブは今まで以上に大きなライブだ、ただ奏がアーティストをやめるとは思わなかったなまぁ二年も眠っていたんだ敷かないか、じゃあ行きますか」
石動は脇に止めていたバイクに股がりエンジンをつけライブ会場を目指してバイクを走らせる………が渋滞に捕まり到着する頃には既にライブは始まってた。
「…フゥ……さてどう言い訳するかなぁ……」
石動がそんなことをぼやいているとライブ会場にいる緒川から連絡が来る。
「大変です!会場にノイズが…!」
「なっ!?それは本当か!?くそ!今から向かう!」
会場ではノイズにより会場内は阿鼻叫喚としていたがマリアの一言により静まる。
「狼狽えるなッ!」
その頃響、クリスはヘリに乗り会場に向かっていたが突如のノイズ出現の通信が友里に届いていた。
「了解です、奏者二名と共に状況介入までに四十分に予定事態の収集に当たります。聞いての通りよ疲労抜かずの三連戦になるけどお願い」
二人はその言葉に頷きモニターから会場内の様子を伺う。
「またしても操られたノイズ…詳細はまだ解らないが…だけど」
「だけど?」
「ソロモンの杖を狙った敵とライブ会場に出現したノイズが全くの無関係とは思えない」
一方ライブ会場ではステージを守るかのようにノイズが並び翼は隠していたギアを見せ、ギアを纏おうとするがマリアが翼に煽るかのように話しかける。
「怖い子ね、この状況にあっても私に飛びかかろうと伺っているなんて、でもはやらないのオーデエンス達がノイズからの攻撃を防げると思って?」
「クッ…!」
「それに、ライブの模様は世界中に中継されているのよ、日本政府はシンフォギアについての概要を公開してもその奏者については秘匿したままじゃなかったかしら?で?風鳴翼さん?」
「甘く見ないでもらいたい、そうとでも言えば私が鞘早しするとでも思ったか!」
「フッ貴女のそういう所嫌いじゃ無いわ貴女のように誰もが誰かを守るように戦えたなら世界はもう少しまともだったかもしれないわね…」
その言葉に翼は驚きマイクを下げる。
「な…んだと…マリア・カデンツァヴナ・イヴ貴様はいったい…」
「そうねそろそろ頃合いかしら?」
マリアはマイクを回りながら持ち替えマイクに向かって自身
「私達はノイズを操る力を持ってしてこの星の全ての国家に要求する!」
その行動に翼は驚く。
「世界を敵に回しての交渉!?これはまるで…!」
「そして…!」
マリアは空高くマイクを放り投げ聖詠を口にする。
「
その姿はかつて奏が纏っていたガングニールそのものだった違う点が有るとすれば黒く染まりマントが追加されていた。
二課ではそのあり得ないはずの波形パターンに戸惑いを隠せないでいた。
「まさか…!この波形パターンは…!」
「ガングニールだとぉ!」
また響達もその姿に唖然としていた。
「黒い…ガングニール」
マリアはマイクから世界に要求を始める。
「私は……私達は
そこに空から月をバックにバイクでステージに突撃しながら変身する石動の姿があった。
「デビル!デビル!カオスデビル!」
その姿を見たマリアは目を見開き唖然とする。無理もない話だ、かつて自身らの命を救った戦士が敵として目の前に現れなのだから。
「翼、下がれアイツは俺が相手をする。」
「ッ!頼みました!」
「頼まれた…いくぞまずは邪魔なノイズを片付けるか…」
そう言ってカオスはバイクから降り、エネルギーの翼を背中に出現させカオスマグナムをスライドさせ、さらに翼にエネルギーをためノイズに向けて一気に解き放つ。
「レディーゴー!エボルティックフィニッシュ!」
その一撃で紫色の風を出現させ、ノイズにのみ当てていく。その光景を見たマリアは驚き、冷や汗を垂らす。
「あり得ない……そんな事が…」
「だが実際に目の前で起こっている、さっさと逃げろ!死にたいのか!?」
カオスはその見た目と力そして恐怖でその場を支配し声を変え、オーデエンス達を会場の外に逃がす。
「これで、人質も邪魔も入らなくなったな…さて始めるか?黒いガングニール奏者」
「クッ!」
マリアは顔を歪ませながらも、マントを使い、カオスに攻撃を仕掛けていくが攻撃は当たらずに反撃をもらい吹き飛ばされてしまう。
「ゲホッ…!なんてパワー……デタラメのような強さ…それでも私は…!」
マリアがカオスに攻撃をもう一度仕掛けようとするが後ろの大型のモニターいや会場にあるモニター全てが消える。
「なっ!?中継が中断された!?」
その光景を裏から見ていた翼は緒川に感謝しながら聖詠を歌い、シンフォギアを纏う。
「
そのギアは今までの元は違い、白色の部分が増えており、足に付いていた装甲もより剣に近付き、今までのギアよりも出力が高くなっていた。その姿を見たカオスは安堵し翼はマリアに攻撃を仕掛けようとするが翼に丸の子と刃が当たり、のけぞり、カオスはその攻撃が飛んできた場所にいる三人の少女を見る。
「ヒッ!怖いデスよ…!アイツの目は!」
「う、うん切りちゃんでもやらないと…」
「どう…して…」
カオスはその三人の少女の中の一人に見覚えがあり思い出そうとするが大量の丸の子が飛んできたため戦闘に集中する。
「α式 百輪廻」
カオスはその攻撃を翼の風圧で弾き飛ばす。
「行くデス…!」
「切・呪リeッTぉ」
さらに後ろから来た、二枚の刃は蹴りで弾き飛ばす。
「あり得ないデスよ!」
「化け物……」
「俺にばかり注目していていいのか?」
「まさか…!上か!」
マリアが上を見上げるとそこには翼と同じように出力が上昇したギアを纏ったクリスがクリスボウをガトリングガンに変え、打ち込む。
「土砂降りの十億連発!」
「BILLION MAIDEN」
二人は避け、マリアはマントを広げ、セレナごと覆い防ぐ。そこに更に出力が上昇したギアを纏った響が拳を叩き込もうとするが避けられマントにより追撃が来るがステージより下に逃げ、そこに翼、クリス、カオスが集まり、ステージにはマリア、セレナそして二人の少女と、別れる。
「止めようよ!こんな戦い!今日であった私達が争う理由なんて無いよ!」
その言葉を聞いた一人の少女の顔が怒りに染まり、言い返し、そこにもう一人の少女も入る。
「そんな、綺麗事を……!」
「綺麗事で戦うヤツの言うことなんか信じられるものかデス!」
「そんな…話せばわかり会えるよ、戦う必要なんか…」
「偽善者…この世界には貴女のような偽善者が多すぎるッ!」
そこにカオスが割り込み話し始める。
「だからどうした?口だけのヤツよりも行動するだけましだろうが、それにな偽善も貫き通せばいつかは正義になる悪と正義は紙一重だ、だからこそ偽善者は必要なんだよ俺のようになそれにな俺からしたらあんたらも偽善者と同じだぞ」
その一言を聞いた少女はカオスに問答無用で丸の子を大量に飛ばしてくるが簡単にさばかれてしまう。更にクリスが前に出てガトリングガンをばらまくが避けられ反撃をもらいそうになる更に一気に距離も詰められてしまう。
「近すぎんだよ!」
そう言いながらガトリングガンをクリスボウに戻し、反撃するが鎌でさばかれてしまう。カオスはマリアに攻撃しようとするがセレナに邪魔されてしまう。
「…お願いです。私達側に来てくれませんか?」
「それは冗談かなにかか?だとしても受け入れられない相談だな!」
「そう……ですか、だったら無理矢理にでも連れていきます。」
そう言いながらセレナとカオスは戦闘にはいるがその直後会場の真ん中かから緑色の光りと共に新型の大型のノイズが出現する。
「わぁ~~なにあのでっかいイボイボ!」
「増殖分裂タイプ」
「こんなの使うなんて聞いてないデスよ!」
マリアはそのノイズを確認し何者かに通信する。
「マム」
???「四人とも引きなさい」
「…わかったわ」
そう言ってマリアは腕にあったガントレットを合わせ、槍型のアームドギアを出現させる。
「アームドギアを温存していただと!?」
マリアはアームドギアをノイズに対して構え、アームドギアの先端は割れ、そこから紫色の巨大なレーザーを放つ。
「HORIZON T SPEAR」
「おいおい自分等で出したノイズだろ?」
その一撃はノイズを分断させるのには十分な威力があり、ノイズはバラバラに飛び散る。そのうちに四人は引き返していく。
「ここで撤退だと!?」
「せっかく暖まって来た所なのに尻尾を降って巻くのかよ」
「なっ!?ノイズが…!」
「まさか…増殖しているのか…?」
翼が切るが増えるだけで攻撃を与えることが出来ない。
「こいつの特性は増殖分裂」
「放っておいたら際限無いって訳か、そのうちここから溢れ出すぞ!」
そこに緒川からの通信が入り会場の外の状況が伝えられる。
「皆さん聞こえますか?会場のすぐ外には避難したばかりの観客達がいますそのノイズをここから出すわけには……!」
「観客!?皆が…」
「迂闊な攻撃ではいたずらに増殖と分裂を促進させる…」
「どうすりゃらいいんだよ!」
「…絶唱、絶唱です!」
「待て、あれはまだ未完成…やれば不可でどうなるか解らないぞ」
「あぁそうだあのコンビネーションは未完成なんだぞ!」
しかし響はそれでも止まろうとはしない。
「増殖力を上回る破壊力にて一気に殲滅…立花らしいが利に叶っている。」
「おいおい本気かよ!」
「だが時間もない、援護はする失敗するなよ響」
「はい!」
響はそう言ってクリス、翼達は三人で顔を見合わせ頷き手を繋ぐ。その直後カオスはカオスマグナムをスライドさせ銃口にエネルギーをため、回りに飛散していたノイズの欠片を消し飛ばす。
「行きます!S2CAトライバースト!」
響がそう叫び三人は絶唱を口にする。
「Gatranadis babel ziggurat edenal Emustolronzen flne el babel zizzl Gatranadis babel ziggurat edenal Emustolronzen flne el zizzl」
響達が絶唱を言い終わるとそこから光りが溢れだしカオスはその姿を静かに見つめていた。
「スパーブソーブ!」
「コンビネーションアース!」
「セットハーモニクス!」
その言葉を言い終わると響の胸の傷が光り、虹色のエネルギーを作り上げる、そのエネルギーの中心では響が絶唱による不可を一人で耐えていた。
「耐えろ!立花!」
「もう少しだ!」
緒川はその光景を心配しながら見ていた。
「S2CAトライバースト…奏者三人の絶唱を響さんが調律し一つのハーモニーへとかす、それは手を繋ぎ合うことをアームドギアの特性とする響さんにしか出来ない、だがその不可は響さんただ一人に集中する…」
外の会場からは虹色の光りが溢れだしノイズはそのエネルギーにより体にまとわり付いていた肉も一つ残らず崩壊し骨格だけになっている。
「今だ!」
「レディー!」
その掛け声と同時に響のギアは各部の装甲を展開し、響は腕にあるガントレットを組み合わせ、変化させる。そして回りに広がった虹色のエネルギーを集めガントレットに集中させる。ガントレットは更に変形し、虹の輪を出現させ響はノイズに対して構える。
「ぶちかませ!!」
「これが私達の絶唱だぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
響は腰にあるブースターを点火し、飛び上がりノイズに拳を叩き込みガントレットを更に展開し、回転させ虹の竜巻を引き起こし、ノイズを完全に破壊する。その光景を会場の外から見ていた四人はその力に自身達がこれから挑む相手を再確認し、驚く。
「何デスか?あのとんでもは!?」
「…綺麗…」
「こんな化け物もまた、私達の戦う相手……そして」
「私達の命を救ってくれたあの人も私達の敵に……」
絶唱が終わり三人はギアを解き、石動も変身を解除するが響はその場に崩れ落ちてしまう。
「無事か!?立花!」
「へいき、へっちゃらです」
「へっちゃらなもんか!どうした?痛むのか?まさか、絶唱の不可を中和しきれなくて…?」
その心配に響は顔を横に降り否定する。
「私のしてることって偽善なのかな?胸が痛くなることだってしてるのに……!」
響はその場で泣き出してしまう。
「偽善なものか、響正義は誰の心にもある何時だって戦いはこちら側の正義と相手の正義…正義と正義のぶつかり合いだ、それにお前のやっていることで救われた人もいるだだからその信念決して捨てるなよ」
………そんな響達の姿を遠くから見ている一人の男の姿があったが男の手には消えたはずのソロモンの杖が握られていた。
イヤ本当にすみません次からはこんなことがないように頑張ります。