悪夢魔獣ナイトファング 登場
「シュァ!」
封印が解かれた悪魔、ナイトファングを倒そうと先制攻撃を仕掛けるウルトラマンタイガ。タイガは角からブルーレーザーを放って牽制しつつ蹴り込もうとするも、タイガはナイトファングの放つ火球により怯まされてしまう。
「くぅ・・!」
「・・・・!」
タイガに興味を無くしたかのように久しぶりの外界を見渡したナイトファングは翼を広げて空へと飛び去って行く。
「させるか!」
『カモン!』
『ブルレット・コネクトオン!』
「アクア!ブラスター!!」
背後からアクアブラスターを受けるナイトファングだったが、その一撃に怯む様子もなく何処かへと飛び去って行ってしまう。既にカラータイマーが赤く点滅していたタイガはそれを追いかけることは敵わなかった。
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「まさか村の人達が幽霊だったなんて・・」
消えた村人達に驚かされた命と五恵はモモ達と合流する。
「あれは幽霊なんて生易しいものじゃないね。あれはたぶん・・・悪霊だと思う」
「悪霊って・・・刺激的で笑えないって」
苦笑する命に落ち込んでいる真鈴は話を続ける。
「長年生贄にされてきた人達の幽霊が悪霊になって、それに目をつけた宇宙人達に利用されて・・・こんな事態になったの」
自分がここに来てしまったからと落ち込む真鈴。3人はどう言葉をかけようか悩むも、まずは逃げたナイトファングの対処をしようと判断し、ツキカゲ基地へと帰還する事にした。
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「なんとかすると言っても・・・難しいですね」
モモ達3人は真鈴を連れてツキカゲ基地へと帰還するとすぐさまナイトファングの対策会議を開いた。情報の少ないナイトファングを何とかするといっても今はまだ記録に残る文献を調べて情報を探る程度しか出来ていなかった。
「みんな、ちょっといい?」
手詰まりの中やってきたのは凪の部隊に所属する轟葉栖美。様々な動物と意思疎通ができるという能力を持つ彼女は一冊の古びた文献をツキカゲ基地へと持ってきた。
「葉栖美さん、それはいったい?」
「前に宇宙人から押収した太平風土記って本だよ。今回は緊急事態ってことでツキカゲにもこれを見てもらおうって持ってきたんだ」
葉栖美は風土記のあるページをめくる。そこにはババルウ星人が化けた番場が言っていた伝承と同じ事が書かれていた。
「モモちゃんから伝えられた情報と一致するのってさ、たぶんこのページに乗ってる怪獣なんだよね」
「無威徒奮愚・・ナイトファングと読むのでしょうか?」
『ナイトファング。そうか!もしやと思っていたがやはりあれはナイトファングか!』
薄々は察していたタイタスはナイトファングの名前に反応する。
「知ってるのタイタスさん?」
『あぁ、噂程度にはな。人々を悪夢をもたらすというナイトファング。よもやこの地球に降り立っていたとはな』
「ナイトファングをなんとかする手段は・・・」
「地球的・・・エネルギー」
文献を見た真鈴はそう呟く。
『ほう。お嬢さんも私と同じ答えとは・・・』
タイタスは関心しながらも説明を始める。
『この文献を読み解くに、麗しきシャーマンは祠を媒介として地球的エネルギーを引き出して奴を封印したようだ』
「なるほど・・」
封印のされていた手段は分かった。しかしそれを再現するのは難しいと伊智香はトライスクワッドの面々と悩んでいるとドローンで町を監視していた初芽が報告をしてきた。
「大変です皆さん!東京都内にナイトファングが!」
初芽は東京都内に降りてきたナイトファングをモニターに映し出すと、ナイトファングは怪しげな音波を放ち始める。すると映像に映る人々がバタバタと倒れ始めた。
『伊智香!この音を聞いちゃ駄目だ!』
「皆さん!この音を聞いちゃ駄目です!」
タイガに警告されて伊智香はメンバーに音を聞いちゃ駄目だと警告する。初芽は咄嗟に近くに置いていたヘッドホンをつけることで難を逃れたが他のメンバーはそれを聞いてしまったことでばたばたと倒れてしまった。
伊智香は夢を見た。モモと出会う日の事、偶然取引を目撃してしまい、見知らぬ男達によって攫われて危ない目にあったことを。
モモは思い出す。かつてモウリョウの罠にハメられてしまい、師匠である半蔵門雪が殺されかけたことを。
命は思い出す。自分の師匠が片腕を失う事となり前線を離れることとなった事件のことを。
楓は思い出す。作戦だったとはいえ師匠である命に裏切られ捕えられてしまった時のことを。
五恵は思い出す。モウリョウの作り出した薬で我を失い、初芽を手にかけようとしてしまった時のことを。
テレジアは思い出す。幼き日、初芽のみが助けられ、自分のみが誘拐犯に捉えられたままとなったと思い込んでしまった出来事を。
各々が過去のトラウマを悪夢として見せられていると難を逃れた初芽が周波数を解析し、音波を反響させて遮断する装置を作り出し、ツキカゲ基地にそれを流し出す。すると倒れた伊智香達が目を覚ました。
「うぅ・・。嫌な夢を見た気がする」
「ナイトファングは人々に悪夢を見させる。そしてその苦しみを自身のエネルギーへと変換する」
「・・・人の苦しみを・・」
「えっ?何伊智香ちゃん」
「あっ、えっと・・きっとナイトファングは人々の苦しみをエネルギーにしてるんですよ」
伊智香はタイタスが言った事をそのまま皆へと話すと、皆はそれに納得する。
「なるほど。だからナイトファングは人口密集地の東京に・・」
「師匠。たとえばこれが怪獣だとして・・・今基地に流しているこの音波を怪獣に向けたら、怪獣の音波を打ち消せますか?」
「可能なはずですね」
五恵はコーヒーの四方をペンで取り囲むようにして例えると初芽はそれを可能だと判断する。
「ですがこの作戦を実行するには私の作った強化ドローンだけでは難しいですね。ZETの協力が必要です」
「それにこんな規模の作戦だと私達と同じ音波を聞いて倒れてるの人々の避難誘導も必要だ。凪にも協力を要請すべきだ」
初芽とテレジアはそれぞれツキカゲだけでは難しいと判断して各地の組織に応援要請をすることを提案し、皆それに同意する。
「でもあの怪獣を封印しないかぎり・・・」
「適材適所だ。あいつの体内には今でもかすかに地球のエネルギーが眠っているはずだ。それをこのお嬢さんが引き出し、私達の光の力と融合させれば勝機はある」
半透明な10センチタイタスは真鈴の右肩でスクワットをしながらも策を伊智香へと話す。
「なんか・・肩が重いんですけど」
真鈴は肩に乗るタイタスを霊能的に感じ取ったのか、肩を払う。そして各々がその準備に取り掛かるも真鈴は1人悩んでいた。
「真鈴さん?」
「前から悩んでいたんだ。私さ、チームとしてはオペレーターの役割をしててさ。戦闘には参加しないんだよね。チームの中では最年長のお姉ちゃんなのにさ、戦闘では年下の女の子たちに頼りっぱなしなんだよね。2人は気にしてないんだけど、こっちはどうにも気にしちゃうのよ。自分は無力なんだなって・・。それがどう?いざ前線に出てみたらあんな怪獣を世に放り出しちゃうような足手まといよ。・・・ハァ」
落ち込み、ため息をつく真鈴に伊智香は何か言葉をかけようとするも、かける言葉が見つからない。そう思っていると真鈴は自身の頬を両手でバシッと叩いた。
「あぁもう!うじうじしてるなんて私らしくもない!球子と杏のお姉ちゃんなんだからしっかりしないと!」
自分らしくないと自力で立ち直った真鈴は自分にも何か出来ることがあるはずだと外へと出て行く。
「あいつ自分で非戦闘員って言ってたわりにアクティブだな」
「そうだね・・」
タイガと伊智香は随分とアクティブなオペレーター、真鈴に呆気にとられながらも彼女を追いかけて外へと出て行った。
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「ほらほら!こっちよこっち!」
迷彩により人々には空飛ぶロボットにしか見えないが、空には無敵甲冑というアーマーを身に纏い空を飛ぶ女性がいた。彼女の名は敷島来夢。妹とともに2人姉妹だけの組織ZETの一員でコードネームはノブナガ。初芽の応援要請に応じた彼女は凪の部隊が避難させた地点までの誘導を任されていた。
「よし!誘導ポイントまであと少し!」
あと少しで誘導ポイント。そう安心しかかっていると彼女を狙ってナイトファングが火球を放った。
「やばっ!」
来夢はその火球をギリギリで躱し、何とか誘導ポイントまで誘導すると、予定通りナイトファングに音波を浴びせることに成功した。その隙に眠りに囚われていた人々を非難させていく凪の部隊と来夢の部下の女性たち、通称来夢ガールズ。そして避難が完了すると伊智香はナイトファングを見上げられる場所までやってきた。
『ここからが俺達の出番だ!行くぞ伊智香!』
「うん!行こうタイガ君!」
『カモン!』
「光の勇者!タイガ!」
タイガアクセサリーを手に取った伊智香はそれを右手に持ち替える。
「バディ・ゴー!」
『ウルトラマンタイガ!』
ウルトラマンタイガへと変身した伊智香はナイトファングの前へと降り立つと、放たれた火球を炎を纏った回し蹴りで打ち消した。
「なっ・・・!?」
振るわれた触手に首を絞めつけられたタイガはナイトファングの音波を浴びせられる。するとタイガはかつての悪夢を・・。タイタスとフーマが、そしてタイガ自身がトレギアの手にかかった時のことを思い出してしまう。
「うわぁぁ・・・ぐぁ!?」
悪夢に苦しむタイガに対してナイトファングは容赦なく攻撃を仕掛けてくる。ツキカゲ基地にいる初芽も援護したい気持ちがあったが、すでに音波の音量はMaxで手の施しようがなかった。
「はぁ・・・はぁ・・」
そんな中真鈴はタイガとナイトファングが見上げられるモモが待機していた場所までやってくる。
「真鈴ちゃん!?いったいなんで・・・」
「あの悪魔から地球のエネルギーを引き出せれば・・・きっと・・」
既にやるべきことを悟っていた真鈴は自身の巫女としての力でナイトファングの中に残る地球的エネルギーを引き出そうとする。それはナイトファングの頭上に光のオーロラを作り出していると、それに気づいたナイトファングはモモと真鈴の方へと振り向いた。
「っ!!」
危険だと判断したモモは真鈴の手を引いてこの場を離れようとするも、彼女は動こうとしない。すると2人に向けてナイトファングの火球が飛んでくると・・・ナイトファングから解き放たれた地球的エネルギーのオーロラが剣の形を成して、真鈴の手に握られた。
「・・・えっ?」
自分が無事な事に驚くモモ。モモと真鈴は剣から発せられたエネルギーのバリアによって守られていたのだ。
「これは・・・」
「地球のエネルギー・・かな?スゴイパワーを感じるもん」
真鈴自身もその剣に宿るエネルギーに驚いていると、次にどうすべきかを地球が告げてくれたかのように剣を振るい、その剣をタイガのカラータイマー目掛けて投げ飛ばす。
「お願い。ウルトラマンタイガ」
地球的エネルギーである剣を託されたタイガ。するとタイガの中にいる伊智香が腰につけてあるタイガアクセサリーが地球的エネルギーの剣と共鳴している事に気が付いた。
「これは・・・?」
「俺の光のエネルギーと地球のエネルギーが共鳴している」
タイガの光の力と地球のエネルギーの共鳴。すると地球的エネルギーの剣はタイガアクセサリーと1つとなってその形状が変化した。
「よし。新しい力で・・・悪魔を討つよ!」
『カモン!』
伊智香はパワーアップしたタイガアクセサリー、タイガフォトンアースアクセサリーを手に取るとその左右のクリスタルをタイガスパークへとかざす。
『アース!』
『シャイン!』
「輝きの力を手に!」
フォトンアースアクセサリーを右手に持ち替えると、左右のウイングが展開する。
「バディ・ゴー!」
『ウルトラマンタイガ!フォトンアース!』
「シュァ!」
黄金の鎧を身に纏ったタイガ、ウルトラマンタイガ・フォトンアースへと強化変身を遂げたタイガは再びナイトファングと向かい立った。
「ハッ!デリャァ!」
ナイトファングの放った火球を拳で跳ね返したタイガ。跳ね返された自身の火球に怯んだナイトファングは怒った様子でタイガへと触手を鞭のように振るってくるも黄金の鎧を身に纏ったタイガにそのような半端な攻撃は通用しない。
「ハァァァッ!」
タイガは反撃と言わんばかりに回し蹴りをナイトファングの眼に目掛けて決め込む。その一撃に激しく怯まされたナイトファングにタイガは連続パンチを仕掛けて、更に怯ませる。
「デェァ!」
突進攻撃を正面から受け止めたタイガは右拳を頭部目掛けて叩き込み腹部に蹴りも決め込むと、ナイトファングは後退してしまう。
「ハァァァ・・・」
オーロラのように輝く大気中の光エネルギーをも体内に吸収するタイガ。ストリウムブラスターと同じ構えを取ったタイガはそのエネルギーを一気に解き放つ。
「オーラム・・ストリウム!!」
タイガ・フォトンアースの必殺光線であるオーラムストリウムがナイトファングへと炸裂する。するとその一撃が直撃したナイトファングは爆発四散して、ウルトラマンタイガ地球のエネルギーでパワーアップした姿であるウルトラマンタイガ・フォトンアースが勝利した。
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「地球のパワーか。興味が湧いた。その力、試してやろう」
手にしている鉛色の銃で自身の頭を射ち抜く天堂。すると天堂の身体が闇に包まれ、天堂は闇の巨人ウルトラマンバレットへと変身を遂げた。
「お前は・・・バレット!」
「やぁウルトラマンタイガ。地球の力、試させてもらう」
バレットが現れた事に反応したタイガ。バレットは真っ先に先制攻撃と言わんばかりの貫手でタイガを攻撃してくる。
「っ!」
その攻撃を受け流したタイガはその拳を振るうと、バレットは右肘と右ひざで挟むようにその拳を受け止めた。
「ハァっ!」
受け止められた拳から光のパワーを放ったタイガ。バレットは咄嗟に後ろに跳び下がる。
「バァン」
人差指から光弾を放ったバレットだったが、タイガはそれを避ける事無く突撃し、バレットに掴みかかる。
「くっ・・・。これが本物の光の戦士の『成長』というものか」
「俺達はお前やトレギアのような闇の奴らに負けない!」
「ほう、ならばその力、もっと見せてみろ!」
飛び上がったバレットはエネルギーを集束させて下にいるタイガ目掛けてガトリウム光線を放ってくる。
「スワローバレット!」
タイガもそれに対応するように強化版のスワローバレットで応戦し、ガトリウム光線の全弾を撃ち落とした。
「ほぅ。ならこれはどうだ」
両腕を広げたバレットは両手を合わせて指で銃を作ると、その指先にエネルギーを集束させる。
「バレットゥディザスター」
「っ!!オーラムストリウム!」
直撃はマズイと判断したタイガは再度オーラムストリウムを放ってバレットの光線を打ち破ると、タイガのオーラムストリウムはバレットの左肩に命中した。
「ぐっ・・・まさかこれほどとは・・・」
ウルトラマンタイガ・フォトンアースの力を図り終えたバレットは闇に溶けていくかのように姿を消していく。戦いを終えたタイガも空へと飛び去って行った。
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「地球の力、まさかあれほどとはな」
バレットの変身を解いた天堂は左肩を押さえながら裏路地の壁に寄りかかる。
「発展途上のウルトラマンというのは計算外の事を巻き起こすことがあるから厄介だ」
「その割には笑っているじゃないですか天堂さん」
サンドイッチを食べながら裏路地へとやって来た霧崎は天堂にその顔が笑っている事を指摘する。
「笑っている?私がか?」
「えぇ。まるで遊び相手を得たような顔をしていますよ。今の貴女は」
「遊び相手。そうか、そうかもしれないな。スマッシュと死闘を繰り広げてからはや12年。傷を癒しながら敵のいないつまらない日々を過ごしてきた。だがようやく『敵』になり得る存在に出会えたのだ。この高揚感・・・そうか、これが喜びか」
造られた存在、ウルトラマンバレット。そんなバレットがタイガとの戦いで得た感情は『喜び』だった。
「それで、次はどうやってタイガと遊ぶ気なんですか?」
「ふぅ・・次か」
一呼吸置いて胸の高まりを押さえた天堂はもちろんと言いたげにハローワークの職業案内本を取り出す。
「そろそろ次の終わりの魔獣を蘇らせるとしよう。その方が貴方としても都合が良いのだろう?」
「えぇ、ぜひお願いします」
サンドイッチを食べ終えた霧崎はその場を後にすると、天堂も次の終わりの魔獣を復活させるべく次のターゲットを狙いに行った。
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戦闘を終えてから数日が経ち、真鈴は愛媛へと帰ることとなった。それを見送るためツキカゲメンバーはソラサキ駅へと来ていた。
「それじゃ皆さん。色々お世話になりました」
「もう行っちゃうの?」
「帰ったらやらなきゃいけない事もあるからね」
モモが残念そうな反応をしていると、真鈴はやらなくてはならない事があると告げる。
「やらなきゃいけない事?事後処理はこっちでやったでしょ?」
「元々さ、四国の各組織は2人づつくらいに人数が少ない組織ばかりでね。3つの組織を合併する計画があったんだ。最前線で戦う5人の勇者とそれをサポートする2人の巫女って感じのチームをね。そっちの話も進めないといけないんだ」
「そっか。頑張ってね真鈴ちゃん」
いざ電車に乗り込もうとする真鈴は伊智香の方へと振り向く。
「な、なんでしょうか?」
「星の人?それと青い人かな。あとは牛?赤鬼かな?伊智香ちゃんには大きな角のある守護霊が憑いてるね!きっと危険から守ってくれるよ!」
「は、はは・・。大きな角の守護霊ですか」
それぞれ誰の事か分かる伊智香は苦笑してごまかす。幸いにも自分がタイガ達と一心同体となって怪獣や宇宙人と戦っている事は気づかれていないようだ。
「誰が赤鬼だ!」
タイガは赤鬼と呼ばれたのが釈然としなかったのか怒っていたが、それは伊智香以外には聞こえてはいなかった。
初芽の怪獣ファイルpart7
悪夢魔獣ナイトファング
身長 62メートル
体重 6万2千トン
得意技 邪悪な音波
頭部にある口の奥に大きな1つ目を隠しているナイトファングは邪悪な音波を操って人々に悪夢を見せます。さらに悪夢のエネルギーを吸い取って自身の糧にする狡猾さもある魔獣です。
次回「渦巻く因縁」