まさかの1日3回投稿になるとは…主的には1日の半分は使った感じです(本当)
ほんっとうに何が起こるかわからないのが人生ってものですよね(哲学)
はい、本編へどうぞ
4月21日
【ライブハウスcircle:観客席】
俺は今、妹の真燐と一緒にライブハウスにライブを見に来ている。真燐も俺も同じ学校の友達に誘われてた。それで、月島さんの話によると今日のバンドは4組来ているようで、美竹たちが1組だとすると、真燐の先輩たちで1組ならあと二組は情報が全くない。どこの学校の生徒かもよく知らず、誰が出るかも知らない。・・・おっと、演奏が始まるみたいだな。ちなみにどの辺にいるのかというと、一番前だ。
洸汰「もうすぐ始まるみたいだな、最初のバンドはどんなんだろうな真燐」
真燐「うん、どんなのが来るんだろう…兄さん、楽しそうだね」
洸汰「そんな顔してるか?」
真燐「うん、とても楽しそうな表情してるよ。やっぱり初めてのライブを見るから?」
洸汰「かもしれないな・・・おっと、周りが暗くなったな。少し会話は控えるか」
【ステージ】
蘭「Afterglowです!今日は私たちのライブを聞きに来てくれてありがとうございます!」
モカ「おー、たくさんの人が来てるー。今日もエモーい」
つぐみ「今日はライブを楽しみにしていた皆さんのために、全力で音楽を届けます!」
巴「ああ!皆行くぜ!」
ひまり「いつものやっちゃう?せーの!えい、えい、おー!」
・・・・・・
ひまり「ちょっと―!なんでみんなやってくれないのー!?」
蘭「これもまた・・・」
モカ「いつも通り・・・だね。それでは聞いてください。『Scarlet sky』」
ーーーーーーー♪
洸汰「これが・・・美竹たちのバンドの音楽・・・なんかみんなの思いが詰まったって感じがする」
真燐「どうかした?兄さん」
洸汰「いや・・・今日会ったばかりといっても俺としては想像できなかったなって。」
真燐「じゃああの人たちが?」
洸汰「ああ、羽丘で同じクラスになったみんなだ。」
真燐「ふーん・・・兄さん、あの中で誰が兄さんの好み?」
洸汰「いきなり何を聞いてくるんだこの妹は・・・別にあった初日に誰が好きとかはないぞ。」
真燐「(兄さん・・・鈍すぎでしょ。私はあの子たちのこと覚えてるのに・・・)」
洸汰「何か言ったか?」
真燐「ううん、何も?」
洸汰「(?変な真燐だな・・・昔はこういう話とかしなかったのに、何でいきなり)」
真燐「それよりも兄さん、そろそろ曲が終わりそうだよ」
蘭「ありがとうございました!いいねcircle!」
モカ「ばいばーい。また会おうねー」
そうモカが言うとAfterglowはステージから去った。そして次に出てきたのは・・・
??「みーんなー!ハロー?」
観客「ハロー!」
??「いい笑顔ね!今日はライブを見に来てくれてありがとう!私たちは『ハロー、ハッピーワールド』っていうバンドよ!私は弦巻(つるまき)こころ、ボーカルよ!」
??「はぐみは北沢(きたざわ)はぐみだよ!ベース担当!」
??「ふふ。今日も可愛らしい子猫ちゃんがいっぱいだね・・・おや、今日は気高き狼も来ているようだ・・・儚い・・・」
はぐみ「このギター担当は瀬田薫(せたかおる)くん!」
??「ふぇぇぇぇ・・・気高き狼って…あ、私は松原花音(まつばらかのん)って言います・・・ハロハピではドラムを担当してます・・・最後は・・・」
??「どうもー、ハロハピのマスコットことミッシェルだよー。担当パートはDJだよー」
洸汰「これはまたすごい衣装のバンドだな。あれ…マーチングの時に見る衣装だったか?」
こころ「それじゃ行くわよー!ハッピー?」
観客「ラッキー!」
はぐみ「スマイル―?」
観客「イェーイ!」
ミッシェル「行くよー。」
こころ「『えがおのオーケストラ』!」
ーーーーーー♪
今度はさっきまでと打って変わって、観客も楽しませる音楽だった。マーチングのような衣装に見合った、元気があふれる感じもした。
洸汰「何か・・・みんなを笑顔にするって感じがする音楽だな。」
真燐「うん、聞いてるこっちまで笑顔になってくるよ。なんだか私も歌いたくなっちゃった。」
洸汰「ああ、そうだな。今度カラオケに行くか?」
真燐「時間があったら、ね。でも大丈夫なの兄さん?」
洸汰「何がだ?」
真燐「兄さんの歌うジャンル。小さい頃に行ったときだけどアニメソングしか歌ってないよね?あれから増えたの?」
洸汰「いや、まったく?」
真燐「・・・これから先大丈夫なの?」
洸汰「歌なんて歌わなくてもこれから先生きていけるしな」
真燐「兄さん・・・それここじゃ結構問題発言だよ・・・」
(歌が終わる)
こころ「うんうん!みーんなとってもいい笑顔ね!」
薫「ふふ・・・シェイクスピアの言葉にこんなのがある『成し遂げれないものなどない』と。またね、子猫ちゃんたち」
洸汰「(いやそれきっとあなたの中だけの言葉ですよ)」
真燐「(それ、今じぶんで考えた言葉ですよね)」
花音「あ、ありがとうございました!」
??「今日はライブに来てくれてありがとう。私たちはRoseliaよ」
??「今日は皆さんに私たちの今できる最高の演奏を聞かせます」
??「もー、友希那も紗夜も固いよ?リラックスリラックス♪」
友希那「リサ、あなたが緩すぎるのよ」
紗夜「そうです今井さん。気楽すぎてもいけません。」
??「えー!?リサ姉の言うことももっともですよ友希那さん、紗夜さん!!」
リサ「ねー?あこもそう思うでしょ?」
??「あこちゃんの言うことも一理ありますけど・・・それでも私たちにできることは皆さんに最高の演奏をすること・・・だと思います・・・」
リサ「燐子は固いなー、リラックスリラックス。」
あこ「それでは行きましょう!」
燐子「うん・・・頑張ろう…」
友希那「行くわよ。『Black shout』」
ーーーーーー♪
今度のバンドはずいぶんと本格的なバンドみたいだ。特にボーカルとギターの二人は厳しそうな感じがするし、他の3人はそれについていくって感じがする。歌もプロに近い何かを感じるし、他の音もそれに同調しているかのように完璧なリズムだ・・・
真燐「・・・すごいね、このバンド。他の二つのバンドにはない思いと真剣さがこもってる」
洸汰「ああ、俺もそう思う。このバンド・・・数えきれないほどの練習を重ねたって感じがするな。」
真燐「なんかこういう人たちを見てると楽器も演奏したくなってくるし・・・今度ギターとか買ってやってみようかな」
洸汰「真燐のギター演奏か。悪くないかもな」
真燐「兄さんは買わないの?」
洸汰「あまり器用じゃないし、俺は買わないかな。」
真燐「じゃあ今度ギターを買いに行くから付き合って兄さん」
洸汰「真燐に合いそうなギターか・・・ちょっとカタログとかをここから持って帰って見るか」
真燐「ありがとう、兄さん」
(歌が終わる)
友希那「今日は来てくれてありがとう。」
紗夜「私たちの他にあと一組あるわ」
リサ「最後まで楽しんで帰ってねー♪」
あこ「ありがとうございましたー!」
燐子「ありがとう・・・ございました・・・」
??「こんばんはー!私たちはPoppin'Partyです!」
??「私たちは、同じ高校の仲間で結成されたバンドです。」
??「最初はつまづいたりしたこともあったけど・・・」
??「私たちを支えてくれたみんながいるから今私たちはここに立ってます」
??「それじゃあいこっか。香澄、有咲、沙綾、りみ」
香澄「うん、おたえ!それでは聞いてください!」
沙綾「『Happy Happy Party!』」
ーーーーーー♪
真燐「あ、あの人だよ。黒髪でウェーブがかかった先輩。」
洸汰「あの人が真燐をライブに誘った人か?」
真燐「うん、昼休みに私と一緒に昼ご飯を食べようって誘ってくれて、このライブに誘ってくれた人だよ」
洸汰「ふーん・・・ちなみに、このバンドはどう思う?」
真燐「なんだか、とても仲が良くて聞いた中で一番リズムがあってる感じがするよ」
洸汰「そうか、真燐がそういうならそうなんだろうな」
真燐「そういう兄さんはどう思うの?」
洸汰「んー・・・まあいいんじゃないのか?」
真燐「そんなありきたりな・・・」
洸汰「なんか思った感想はあるんだけど的外れな感じがするから言わないでおく」
(歌が終わる)
香澄「みんなありがとー!」
有咲「ま、まあよかったんじゃねーか?」
りみ「うん、良かったんじゃないかな有咲ちゃん。」
沙綾「有咲がそんなこと言うなんて珍しいね?」
りみ「盆栽の葉っぱでも食べちゃった?」
有咲「食べてねーよ!ほらさっさと行くぞ!」
香澄「あっ、有咲―!待ってよー!」
洸汰「・・・なんか騒がしいな、あのバンド」
真燐「うん・・・それより兄さん、全部のバンドの曲が終わったけど、どうする?この『関係者パス』、使えるのは今日までみたいだけど」
洸汰「せっかくだし顔合わせも兼ねて行くか。月島さんのところに行って伝えておかないとな。真燐はどうする?先に控室に行っておくか?」
真燐「私も兄さんについていくよ、一人で行くとちょっと気が引けるし」
洸汰「それじゃあ一回月島さんのところに行くか」
【ロビー】
まりな「あれ、真燐ちゃんと洸汰くん。今日はもう帰っちゃうの?」
洸汰「いえ、ちょっとこれからバンドメンバーと顔合わせしたいと思ってるんですけど、着替えの最中に入るとまずいので月島さんに控室の状況を聞きに来たんです」
まりな「なるほどね。今は・・・うん、衣装のまま控室にいるから大丈夫だよ。」
真燐「ありがとうございます。行ってきます」
まりな「いってらっしゃい!」
【控室前】
洸汰「なんか緊張するな、こういうところに入るときって」
真燐「私もこういうところに入ったことはないし・・・どうしよう、普通に入ってもいいのかな?」
洸汰「それを言うなら俺もだぞ、こういうところに入ったことないし。さて・・・どうしたものか」
蘭「あれ、趨鈹じゃん。どうしたのこんなところで。」
りみ「真燐ちゃんも・・・どうしたの?」
洸汰「誰かと思ったら蘭か。いや、月島さんにこんなもの貰って、期限が今日までって言うものだからせっかくだし顔合わせも兼ねて入ろうかって思ってたんだけど、普通に入っていいのか悩んでてな」
真燐「それで、ここでちょっと悩んじゃってて…」
蘭「普通に入ればいいじゃん。まりなさんの知り合いっていったら話は通るだろうし」
真燐「そんなものなんですか?」
りみ「そういうものじゃないかな?とにかく入ったらどうかな?」
洸汰「それじゃお邪魔するとしますか。行くぞ真燐」
真燐「うん」
【控室】
洸汰「お邪魔しますよ・・・っと」
真燐「お邪魔します」
つぐみ「あれ、趨鈹くん!?どうしてここに!?」
有咲「あれ、真燐じゃん。何でこんなところに来てるんだ?」
つぐみ・有咲「「というか隣の人誰(だよ)!?」」
あー・・・そういや紹介してなかったな・・・すっかり忘れてた。なんせ妹に連絡は入れてみるって言ったはいいけどあれから報連相(報告、連絡、相談)してなかったし。というか真燐、お前も忘れてたんかい・・・
洸汰「とりあえず、軽く自己紹介しておきますか。俺は趨鈹洸汰、羽丘学園の高等部2年に昨日転入してきた羽丘唯一の男子生徒です。で、俺の隣にいるのは・・・」
真燐「どうも、私は趨鈹真燐です。花咲川学園の高等部1年に入学しました。そして私の隣にいる趨鈹洸汰は私の兄さんです」
蘭「洸汰と真燐って兄妹だったんだ。そうは見えないんだけど」
洸汰「それってどういう意味だ美竹」
リサ「あれ、キミが昨日転入してきた子?思ったより普通だね。あ、アタシは今井(いまい)リサだよ。羽丘学園の高等部3年なんだー☆」
洸汰「今井先輩って先輩だったんですか。なんか同い年に見えたのでちょっと意外です」
リサ「ちょっとー、それってどういう意味?ちょっと派手だからってこと?」
洸汰「いえ、なんか接しやすいっていうのが印象的なので。」
リサ「それならいいけど・・・アタシって名字+先輩で呼ばれるのってなんかこそばゆいから下の名前で呼んでくれないかな?」
洸汰「それって先輩命令ですか?」
リサ「うーん、遠からず近からずそんな感じかな。」
洸汰「じゃあリサ先輩で。いきなりさん付けってなんか抵抗あるので」
リサ「じゃあそれで☆アタシはキミのこと洸汰くんって呼ぶね」
洸汰「はい、よろしくお願いしますリサ先輩。慣れたらさん付けで呼ぶので」
沙綾「それじゃあ次は私かな。私は山吹沙綾(やまぶきさあや)っていうんだ。花咲川学園の高等部2年だよ。実家は「やまぶきベーカリー」なんだ。」
洸汰「俺と同い年なのか。どこか大人びた雰囲気があるから一つ上だと思ってたけど」
沙綾「あー、それって私にも妹と弟がいるからそう見えちゃうってことなのかもね。私って結構世話好きだし。それよりキミのことはどう呼べばいいかな?」
洸汰「好きに呼んでくれて構わないぞ。俺は山吹って呼ばせてもらうから」
沙綾「じゃあ私はキミのことを洸汰くんって呼ぶね。よろしく、洸汰くん」
洸汰「こちらこそ。今度時間があったらパン買いに行くよ」
沙綾「ご来店、心より待ってるからね。」
・・・とまあこんな感じで自己紹介を軽く終わらせた。中には羽丘の先輩後輩だったり、真燐の同級生や先輩もいたりした。ちなみにだが、真燐は同級生のことを名字+さん(ちゃん)呼び、羽丘の先輩は名字+さん、花咲川の先輩のことは名字+先輩呼びで、巴に妹がいると聞いた時は妹のあこを下の名前+ちゃん呼び、姉の巴のことは巴さんと呼ぶことにした(あこからは『マリリン』と呼ばれるようになった)。俺は羽丘の先輩のことを慣れるまでは名字+先輩呼び、花咲川の先輩は名字+さん、同級生や年下は名字で呼び捨てで呼ぶことにした。巴に妹がいると聞いた時はさすがに名字で呼び捨てにはできないので『巴』と『あこ』で区別した。
いかがだったでしょうか?
さすがに1日に3話投稿は体にきついですね・・・投稿するのが楽しいので疲れなんてどうでもいいんですが(よくない)
え?どうして他のキャラの自己紹介を次回に持ち越さなかったって?
・・・だって小説内に3話分くらい使って自己紹介するのって正直使いすぎだと思うんですよね・・・あまり使いすぎると今度は今後の展開に支障が出そうなのでさすがに自重しました(謝罪)
ではまた次回をお楽しみに!
ご感想、評価を心よりお待ちしております!