歌女と黄金の王(仮)   作:破滅竜ファントムブラスター

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第1話

 日が沈み鮮やかな夕焼けが世界を包むとき、人々の悲鳴が響く。

 

  『ノイズだー!』

 

『退いて!早く!!』

『嫌だー死にたくなーい!死にたくなっ!………』

 ライブ会場で起きた悲劇。突如として発生した「認定特異災害ノイズ」

 

 その素性は全くもって不明なものの、突如として現れては人間を襲い触れた者を灰にする人類の敵。出現から一定時間後に自滅する以外を除いての対抗手段が無い。

 

 その存在に周囲の人々は恐怖とパニックをおこし皆が我先にと一ヶ所の出口に群がりまともに避難が出来てない。

 

 そのなか、観客席から一歩も動かない人影が二つ。

 

ひとつは明るい茶髪の少女。明らかに恐怖で動けない事が見てわかるほど目を見開き今の光景を見てる。

 

もうひとつはシックなYシャツを着、金髪朱眼の男。

 

その男は周りの光景に何も感じないのな冷めた目で見ていた。

 

くだらんな…

 

「ノ、ノイズ!えっ、あっ、に、逃げないと」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「Croitzal ronzell Gungnir zizil~」

 

 

 

「Imyuteus amenohabakiri tron~」

 

 

 

 その歌と共に二つの人影がステージ辺りのノイズに向かって走っていく。

 

 

 

 その二人は先程までステージで歌っていたアイドルである。二人のライブ衣装は羽根を模した服だったが今は、どこかライダースーツのような見た目でそれぞれがオレンジと青のカラーリングで、腕や足、腰や耳の部分にプロテクターのようなものをついてる。

 

 その二人はノイズがいるところに入るとノイズだけが・・・・・・炭素化していった。

 

 

 

ほぉ……、随分と面白い玩具よな

 

「スゴい……」

 

 

 

 だが、二人の言葉は強制的に止められた。

 

 二人がいた観客席が崩れ、ステージ下に落とされ男は体勢を崩すこと無く着地し、少女はしりもちつくかたちで落ちてしまった。

 

「きゃっ!」

 

 ただ、落ちた衝撃で少女の声が少し漏れ、それに反応したノイズがこちらに向かって走ってくる。

 

「ひっ」

 

「…………」

 

こちらに向かって走ってくるノイズに恐怖を感じ、後ずさるも周りが瓦礫ばかりで逃げ道がない。

 

「(あたし、ここで死ぬのかな……)」

 

「(………嫌だなぁ……)」

 

少女はこのあとの事を予期し、目をつぶり最後を迎えようとしたその時、

 

 

 

「はぁぁあああ!!」

 

 オレンジのスーツをまとい、自身の身長と同じくらいの大きな槍を持った少女がこちらに向かって来たノイズを切り裂く。

 

「駆け出せ!!」

 

「!、っ!はぁ、はぁ」

 

 ノイズを斬り倒した少女の言葉を聞き、先程まで諦めてた少女はなんとか逃げようと動き出すが、先ほどの崩落で足を挫いたのか引きずるように移動する。

 

 ノイズは何体もこちらに向かって来るが、槍に貫かれたり、切り裂かれたり、時には回転した槍から発した突風に切り刻まれながら吹き飛ばされる。

 

 

 

 

 

 

 

だが、槍を持つ女の動きが急激に悪くなる。

 

 

 

「チッ!!時限式はここまでかよ!」

 

「あんたも早く!!」

 

 だが、後ろにはいまだ動いてない金髪の男がいた。その男が居たために彼女はその場を離れずにいたのだ。

 

「はん、雑種風情がこの(おれ)に命令するでない!」

 

 その男は高慢な態度でそう答えた。

 

「な!そんなこと言ってないでさっさと逃げろ!死にたいのか!」

 

雑種(貴様)には関係無かろう?それにあんなやつらには我は触れられんさ」

 

「はぁあ?!何言ってんだよ!」

 

「こんなことに時間を使っていいのか?あの小娘の足なら逃げきる前にやつらに捕まるのがおちだぞ」

 

 そう言い、男が親指で少女の行ったところをさす。少女が進んだ距離はあまりに短く他のノイズも少女に気付き、そちらに近づこうとしている。

 

「ヤバッ!…たが……っ!」

 

 少女の現状を見、そちらに行こうとするも背後からノイズが攻撃しようとする。

 

「ふん、」

 

 だが、そのノイズは何かが高速で突き抜けたかのように体を上下に別たれ、その後方のノイズを吹き飛ばしクレーターが生まれてた。

 

「(゜ロ゜;(な、何が起きたんだ!??)」

 

「言ったであろ、やつらには我に触れられんと。わかったらさっさと行くがいい」

 

 シッシッとでも言うかのように手を前にだしあっちに行けと動かす。

 

 

 

ムカつくなぁ…、危険だと思ったら逃げろよ!」

 

 そう言い、少女の方に向かう。途中のノイズを槍切り裂きながら…。

 

 

 

「聞こえているのだがな…、まぁいい。さて愚物共この我の身体を地に落としたのだ、それ相応の覚悟は出来ておろうな!」

 

 その言葉と共に男の鉄槌が降り落とされる

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