歌女と黄金の王(仮)   作:破滅竜ファントムブラスター

5 / 11
やっと一話(無印Aパート前半)にたどり着きました。

今回、自分でも規約ギリギリな部分が有るきがしてすこし怯えてます。


第5話

 王の財宝(ゲート・オブ・バビロン)について説明しよう。

 これは生前、英雄王ギルガメッシュが集めた宝物を納めたバビロニアの蔵が宝具に昇華したものである。内容はあらゆる神話や英雄譚に登場する道具、武具の原点を納めそれを取り出すことである。さらにその中に王が過去、未来において宝物と認めた物さえも納められている。

 なぜこの説明をしているかと言うと……

「(よもやこれも宝物庫に入っているとは……。さすが規格外の蔵だな)」

 不動産から買い取った土地(道中に問題があったが)に建つ大きなビル。大理石を贅沢に使い、品を落とさずかといって質素にならないレベルの(きん)が使われている。

 それは以前ルルハワ(FGOにでる架空の都市、いわゆるハワイ)にて登場したギルガメッシュが保有するホテルである。

 部屋全てがスイートルームに該当し、防犯は物理的、呪術的に安全を確保されており、普通に考えれば泊まるだけで何十万も飛ぶレベルのホテルである。

 

 さらには従業員として人型オートマタ(仮面ライダーゼロワンにでるヒューマギアの様なもの)が配備されており常に最高品質のサービスが提供されている。

 

「拠点はこれで問題ない。あとはあの雑種(ノイズ)やあの者達についての情報を集めるとしよう」

 とりあえず、ホテルの最上階の1フロアすべてを私室とし、用途によって使い分けるとしよう。周囲からの目に対しては透過と幻術の宝具を使い実際より1階低く見えるようにし、王の許可を持たないものは入れないようにするために呪術の宝具で切り離しておく。

 

 

 

 

 

 

 数日後

 

 パソコン等の契約をすべて済ませ、これまで手にいれた情報を纏める。

 

1、認定特異災害ノイズ

 13年前の国連総会にて認定された特異災害の総称。

 形状に差異が見られ、一部には兵器のような攻撃手段が備わっているが、全てのノイズに見られる特徴として人間だけを襲い、接触した人間を炭素転換する。

 一般的な物理エネルギーの効果を減衰〜無効とする。

 空間からにじみ出るように突如発生する。

 有効な撃退方法はなく、同体積に匹敵する人間を炭素転換し、自身も炭素の塊と崩れ落ちる以外には、 出現から一定時間後に起こる自壊を待つしかない。

 生物のような形態から、過去にコミュニケーションを取る試みも進められたがいずれも失敗。 意思の疎通や制御、支配といったものは不可能であると考えられる。

 

 この存在は認定される以前にも存在自体は確認されていたが情報数が少なく、おおよそ遭遇したものはほとんどが帰らぬ人になったと思われる。

 人間が一生にノイズと遭遇する確率は数十年に1どあるかないかとされてる。

 

「と言うわりにはここ最近頻繁に出ているがな……。

それに肝心のあの者達(黒服)ついての情報はないか…」

 この事でわかるのが世間ではノイズに対して有効な対処法がないのにも関わらず奴等はその場に赴き、さらに情報規制されていること。

 つまり、奴等は政府関係者、あるいは政府に口を挟めるものがバックに存在すると言うことだ。

「まったく面倒な(いぬ)に嗅ぎ回られているものだ……」

 集めた情報を整理し終えたあと、おもむろにテレビをつけるとそこから流れるのはどこぞの局のニュース番組だ。

『本日夕方より開催されるツヴァイウィングのライブ会場にはすでに多くのファンが詰めかけており…………』

 どこかの会場を外から撮した番組で沢山の人間が長蛇の列を作っている。そしてその画面の一部にその会場で歌うアイドルの画像が表示されている。

「む?こやつらは……」

 そこに写るのは赤みがかった髪の少女と青みがかった髪の少女二人組の写真。たぶん、今回のCDのジャケットかなにかの画像だと思われる。

「見間違えでなければ黒服共と一緒にいた奴等だな」

 その二人は前回、森から見た二人に酷似していた。(三話参照)

「よもやこのようなところから情報源が見つかるとはな……。ならば真偽を確かめるために、こやつらのライブを観に行ってやろう。もし、違ったとしても娯楽としては十分な暇潰しになるであろうよ」

 幾ばくかの金と普段のジャージとは異なり紺色のYシャツに白のチノパンに金のアクセサリー(術ギルの水着礼装)を身に付けた姿でライブ会場に赴く。

「今はまだ昼前だ。ならば当日券はまだ買えるだろうよ」

 

 

 

 だが、このときはまだ知るよしもなかった。

この世界ではツヴァイウィングの人気がどれ程だったかと言うことを………。

 

 

 


 どうも!立花 響です!

 今、私はツヴァイウィングのライブ会場に来ています。この前、親友の小日向 未来から一緒に行かないか?と誘われ、私と未来の二人ぶんのチケットを持っているのですが親友の未来が未だに来てません……。

「未来~、今どこ?わたしもういるよ…」

『ごめん響。私はそっちに行けない。佐賀のおばぁちゃんが倒れたらしくてお父さん達と一緒に行かなきゃ行けないの……』

「えーー!わたしライブはじめてなんだよ!今回だって未来が誘ったから来たのに~~」

『ごめんね、今度埋め合わせするから』

 それから2,3話しをして電話をきる。

「……わたしって呪われてるかも~」

 電話をするために列から離れていたために戻ろうとすると、

「あいたっ!ご、ごめんなさい!」

 下を向いていたため前から来る人に気付かずぶつかってしまった。

「(わぁ~、きれいな人だなぁー)」

 外国人だろうか綺麗な金髪で凛々しい顔つきの男性だった。この人とぶつかってしまったんだろう。

「あ、えっと、そーりー!」

 念のため英語(?)で謝りその場をあとにする。

「すこし待て」

「へ?」

 


 

「くっ!これは想定外だ……」

 まだ昼前だと言うのにかなりの人だかり、さらには……

「当日券が既に売り切れだと……」

 売店では既に売り切れの看板が立てられており、あるのは会場内にあるグッズ販売だけである。だが、これしきのことで諦める訳にはいかない!ライブ会場に来てる人からチケットを買えばいいのだから……

 

 

 日が暮れ始めたが結果は……

「よもや誰も売らないとは……」

 全滅だった。声をかける奴すべてが売ることを拒否し、ある程度の金額を見せても全員が首を横に振る。

「手がかりを見つけたのだかな……次を待つしかないのか…」

 帰路につこうと歩き出すと……

「あいたっ!ご、ごめんなさい!」

 一人の少女が腹のあたりにぶつかり、謝ってくる。たが我は少女の手に持つ物に目が行く。

「………あ、えっと、そーりー!」

 少女が走ってその場を離れようとするのを

「すこし待て」

「へ?」

 

 

 

 

 

 

 

「ほう、友が急に来れなくなったと」

「はい……。」

 引き留めた少女から何故二枚もチケットを持っているのかを聞いていたら今までの経緯を聞かされていた。

「それで?貴様はどうするのだ、このまま惨めにひとりで帰るのか?」

「ちょっ、言い方ひどくないですか!?」

「はんっ、我にはどうでもいいことだからな!」

「えー。聞いてきたくせに無責任じゃないですか?

……まぁ、せっかく来たんでんですしライブには参加しますよ。ただ、親友の分のチケットが余っちゃいますけど」

「ならばちょうどよい。我がそのチケットを買い取ってやろう」

「へっ?」

 少女の手からチケットを一枚抜き取り、代わりに札を掴ませる。

「ちょうど欲しておったのだ。そいつはくれてやる好きに使うがよい」

 そのままライブ会場に向かって歩き出した。

「…あ、ちょっ、行っちゃった。………ってえぇぇえええ!」

 あまりの勢いにチケットを取られたことに呆気にとられ、気づいて声をかけるも既にライブ会場まで行っていたので止めようがなく手元のお金に目を向ける。

 そこには一万円札9枚を一枚の一万円札でまとめた計十万円が握らされてた。

 

 

 

 

 

 

 

会場内

「む?なんだ来たのか。……なぜ隣に来る?」

 先程チケットを奪・・・買い取った少女が隣の席に来る。

「このチケットは連番ですもん。隣どうしになるのは当たり前じゃないですか」

「そういうものか……」

「そういうものです。あっ、これやっぱり返します!」

 それは先程渡した金額全てだった。

「いらん、それはもう貴様のものだ。今さら返されても迷惑だ!」

「さんな、でm」

「くどい!…それに、どうやら始まるようだぞ」

 

 


 

「「「「うおおぉぉぉぉお!!!」」」」

 会場から曲のイントロが流れ始めた途端、観客達のボルテージが上がり始め、ステージに2色のライトに照らされた二人の人間が出てきた。

「(やはり、あの場にいた二人だな…)」

「「「「ハイ!、ハイ!、ハイ!、ハイ!、ハイ!、ハイ!」」」」

「イェイ!」

 

「(……というより、こいつら訓練され過ぎでわないか?)」

 二人の登場から振り付けのダンスで観客の声はひとつに揃い、先程まで隣で煩かった者も今ではその雰囲気のまれ一緒に盛り上がっている。

 

『聞こえますか?激情奏でるムジーク』天に

 

『「「「と き は な 

て !」」」』

聞こえますか…?イノチ始まる脈動『愛を』

 

『「「「突 き 上 げ て 」」」』

 

『遥か』彼方

『星が』『音楽となった彼の日』

『風が』髪を

『さらう』瞬間

 

「Wooo、ハイ!Wooo、ハイ!Wooo、ハイ!」

 

『君と僕はコドウを(うた)にした』

そして『夢は』

開くよ

『見た事ない世界の果てへ……』

 サビにはいる瞬間、ドームの天井が開き始めステージの背後に移動し、翼状のオブジェに変わる。

 

『Yes,just believe  神様も知らないヒカリで歴史を創ろう』

逆光のシャワー『未来照らす』

『一緒に飛ばないか?』

『Just feeling 涙で濡れたハネ…重くて羽撃(はばた)けない日は Wish

その右手に添えよう『僕のチカラも』

『二人でなら翼になれる Singin heart』

 

「「「「ファァァァアアア!!!!」」」」

 

 

 


「ほぉ、なかなかやるではないか」

 目的の二人が以前見た者と同一人物である確認もとれたので、素直にライブを観賞した結果まずまずの出来だと心のそこから思えた。

 観客の興奮も収まらない中、吹き抜けた風に違和感を感じた。

 

 

 風の中にここ最近よく見る機会があった黒いなにかが空気に混じっていたのだ。

 

 

 

     『ノイズだー!』

 誰かの叫び声とともに現れだした愚物(ノイズ)人型、おたまじゃくし型の他に、空に飛行型、果てにはライブ会場の地面が爆発し、巨大な芋虫型まででる始末。

 

 

    『退いて!早く!!』  『退きやがれ!!』

 

『嫌だー死にたくなーい!死にたくなっ!………』

 その存在に周囲の人々は恐怖とパニックをおこし皆が我先にと一ヶ所の出口に群がりまともに避難が出来てない。

 そして逃げ遅れた者や転んでしまったものはノイズに触れられ一緒に炭素と化して崩れていく。

 

 

 そのなか、観客席から一歩も動かない人影が二つ。

 それはギルガメッシュと隣いた少女である。

 少女は現状に恐怖を感じて動けず、ギルガメッシュは現場のパニックと愚物(ノイズ)を冷めた目でただ見つめ一言「くだらぬ」と小さく呟くだけだった。

 

 どれ程たっただろうか?放心状態から戻った少女が逃げるために移動しようとしたその時、ステージの方からどこか荘厳な歌声が聴こえる。

 

 

「Croitzal ronzell Gungnir zizil~」

 

 

 

「Imyuteus amenohabakiri tron~」

 

 

 その歌と共に二つの人影がステージ辺りのノイズに向かって走っていく。

 

 

 

 

 

 

 

 その二人は先程までステージで歌っていたアイドルである。二人のライブ衣装は羽根を模した服だったが今は、どこかライダースーツのような見た目でそれぞれがオレンジと青のカラーリングで、腕や足、腰や耳の部分にプロテクターのようなものをついてる。

 

 

 

 その二人はノイズがいるところに入るとノイズだけが(・・・・・・)炭素化していった。

 

 

 

 

 

 

 

「ほぉ……、随分と面白い玩具よな」

 ギルガメッシュは微かにあの二人から神秘の気配を感じ、その理由を探ろうと注視し、

 

 

「スゴい……」

 少女は天災とも言われるノイズを倒す二人の姿に言い様のない興奮を覚えていた。

 

 

 

 

 

 

 だが、二人の言葉は強制的に止められた。

 二人がいた観客席が崩れ、ステージ下に落とされ男は体勢を崩すこと無く着地し、少女はしりもちつくかたちで落ちてしまった。

 

 

 

「きゃっ!」

 

 

 

 ただ、落ちた衝撃で少女の声が少し漏れ、それに反応したノイズがこちらに向かって走ってくる。

 

 

 

「ひっ」

 

 

 

「…………」

 

 

 

 少女はこちらに向かって走ってくるノイズに恐怖を感じ、後ずさるも周りが瓦礫ばかりで逃げ道がない。恐怖に目を閉じてていると……

「はぁぁあああ!!」

 

 

 

 オレンジのスーツをまとい、自身の身長と同じくらいの大きな槍を持った少女がこちらに向かって来たノイズを切り裂く。

 

 

 

「駆け出せ!!」

 

 

 

「!、っ!はぁ、はぁ」

 

 

 

 ノイズを斬り倒した少女の言葉を聞き、先程まで諦めてた少女はなんとか逃げようと動き出すが、先ほどの崩落で足を挫いたのか引きずるように移動する。

 

 

 

 ノイズは何体もこちらに向かって来るが、槍に貫かれたり、切り裂かれたり、時には回転した槍から発した突風に切り刻まれながら吹き飛ばされる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

だが、槍を持つ女の動きが急激に悪くなる。

 

 

 

 

 

 

 

「チッ!!時限式はここまでかよ!」

 

 

 

「あんたも早く!!」

 

 

 

 だが、後ろにはいまだ動いてない金髪の男がいた。その男が居たために彼女はその場を離れずにいたのだ。

 

 

 

「はん、雑種風情がこの我おれに命令するでない!」

 

「な!そんなこと言ってないでさっさと逃げろ!死にたいのか!」

 

 

 

「雑種貴様には関係無かろう?それにあんなやつらには我は触れられんさ」

 

 

 

「はぁあ?!何言ってんだよ!」

 

 

 

「こんなことに時間を使っていいのか?あの小娘の足なら逃げきる前にやつらに捕まるのがおちだぞ」

 

 

 

 そう言い、男が親指で少女の行ったところをさす。少女が進んだ距離はあまりに短く他のノイズも少女に気付き、そちらに近づこうとしている。

 

 

 

「ヤバッ!…たが……っ!」

 

 

 

 少女の現状を見、そちらに行こうとするも背後からノイズが攻撃しようとする。

 

 

 

「ふん、」

 

 だが、そのノイズは何かが高速で突き抜けたかのように体を上下に別たれ、その後方のノイズを吹き飛ばしクレーターが生まれてた。

 

 

 

「!??」

 

 

 

「言ったであろ、やつらには我に触れられんと。わかったらさっさと行くがいい」

 

 

 

 シッシッとでも言うかのように手を前にだしあっちに行けと動かす。

 

ムカつくなぁ…、危険だと思ったら逃げろよ!」

 

 

 

 そう言い、途中のノイズを槍切り裂きながら少女の方に向かう…。

 

 

 

 

 

 

 

聞こえているのだがな…(王に対する態度ではないが)、まぁいい。さて愚物共この我の身体を地に落としたのだ、それ相応の覚悟は出来ておろうな!」


▲ページの一番上に飛ぶ
Twitterで読了報告する
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。