異世界かっぽ   作:火桜 葵

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今回も短めだぜぇ

台詞?ないぜぇ?

本編だぜぇ?

ワイルドだろぉ?


9話 天使の悪巧み

 

最近、あの機凱種を観察していない

理由は色々あるけど、1つは人類種の陣営に行ってしまったから。

行ったから何なのだ。という話なのかも知れないけど、種族上の問題で私は大変目立つ

最初は気合いでどうにかこうにかして遠視の魔法を作ってでも観察しようと思ったけど、うん、なんというか人類種は凄い怯える生物なのだ、まぁその怯えが幸いしてここまで生きてこれたのだから良くないものとは一概に言えない。

つまり、怯えてもし私が使った魔法を機凱種の娘が感知でもしたら?

そんなの一発でアウトだ、逃げられて人類の数が減ってしまうかもしれない

 

私は別に人類を殺したいとか別に思っていない、逆にあの生物は生きてもらわないと困るのだ

この世界の発展でもそうだろうし、何せこの世界の平和が懸かってる

この殺戮と化した世界を救うのは案外、ああいう奴等が成し遂げてしまうものだ

一応、家のアルジサマも薄々色々なものを勘づいてるみたいだし

 

そんな訳で、機凱種の娘は観察出来なくなってしまったのですが、ですが!!

何と最近、外に出ているのを何度か見掛けることがあるのです!!

私はこんなときの為に素晴らしい程の時間を費やして、改修を重ねて重ねて、漸く完成させたこの目立つ体質を目立てさせないようにする魔法を作り出したのです!!

まぁ、それでも細かいことが出来る訳がないんですが

ただ、誤魔化してるだけなので効果はお察し、魔法の時点でバレる可能性はゼロじゃないからね

 

なので出来るだけ遠くから観察してる、話を聞いたりする限り、どうやら伴侶が出来たらしい

おめでたいね!!あんな無表情だった娘が今では、表情豊かになってる。笑顔ではないのが残念ではあるけど

旦那様や仲間達は、色々な種族の間を飛び回っているようだ

大変だと思う、体をあんなにボロボロにまでさせて

正直に行って助けてあげたいっ!!けど、ここで私が手を出してしまえば狂いが生じるかもしれない

それでも、あのアルジを殺すのは私だけどね

 

この大戦を終わらせる方法なんてのは、知ってはいる

伊達に今まで知識を集めてきた訳じゃない

その為には、誰かしらの神髄を砕くしかないのだ

因みにその神髄を持ってるのが、うちのアルジだったりする

まぁ、大戦を終わらせる為に神髄が必要なんであって、それ以外にもしなきゃいけないことは沢山ある訳なんだけど

 

正直に言って何で大戦とか心底どうでも良いのだ、私はジブリールや姉さん達と過ごせたらそれでいい

それには平和な世界が好ましいってだけでね

そういう仕事は人間さんにお任せするよ、お任せするんだけど

 

少し情が湧いてるんだよね、あの二人に

少し可哀想何だよね、辛すぎるよね

だって、今後を考えてみても両者とも死ぬ運命しかないだから。

本人達からすれば私のこんな気持ちだって迷惑なことだと思うんだ

だから、少しだけ幸せを掴んでほしいんだ、その為の準備も色々してる訳なんだけど

私の計画が上手く進むか分からないんですよねぇ

 

まぁ何とかなるだろうか?

正直、こんなの神業に、奇跡に近い

神でもこんなの一部の限られた者にしか出来ないだろう。

それでもやってのける自身が私には不思議とあるのだ

 

「まっ、その為に必要なものをこうして集めてるんですけどね」

 

それにしても、あの『霊骸汚染』あそこまでする必要が、まぁあるんでしょうね

自分の身を犠牲にしてでも引っ掻き回して、仲間には会わずにその集団だけで……

 

「差し詰め、幽霊ですかね?人間さん?」

ボソリと、本人には届かないであろう言葉を吐き出す

 

面白い、やはり人間は面白い

脆弱であるが為に私と同じように知識を集め高めあう実に素晴らしい生態でしょうか

 

「おっと、思考がずれてしまいましたか。さてさて、今後がどうなっていくか、非常に楽しみではありますが。そんなことを言ってる暇はありませんしね。私は私が出来ることを、したいことをするだけです」

 

 

その為にも、あの機凱種さんは、辛いめにあってもらわないと行けませんね

そろそろ、耐えられない頃でしょうし

 

そう考えて、一度自身の住みかへと帰る

 

 

見ていたものは、男の側ですすり泣く少女の姿だった

 

 

 

 




あとがき雑談&質問のコーナー

《今回はお休み》

「ダメ?」

「興味ありません」
「上に同じく」

「だって、話すことないし。作者の最近の身の回りの話しかないぞ?」

「興味ありません」
「上に同じく」

「なるほど、そんなに聞きたいのか」

「頭腐ってるんですか?作者のナニみたい使い物のならないその、何にも詰まってない頭を今すぐ消し飛ばしてやりましょうか?えぇ??」

「下品だよ!?あとスゲェ口悪くないかな!?辛辣すぎるよ!?流石に泣いちゃうよ!?」

「勝手に泣いとけ」

「お前もか!!良いもん、本当に泣いてやる三日三晩、お前の枕元で泣いてやる!!」

「はいはい」

「それでは、今回私の出演しかなかったために、あとは文字数が少なかった、なんにも詰まってない面白味のない、作者の次回の繋ぎだけのための話を読んでくださりありがとうございます。それでは……」

「「次回をお楽しみに!!」」

「見捨てな「うるさい」……辛辣すぎる」

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