異世界来たので好きに生きる   作:鈴雛

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初投稿です。
よくあるn番煎じですがよろしくお願いいたします。


一話

『あー、めんど』

 

ため息と共に起き上がりダラダラと支度をする。

魔獣の牙で作られた短剣、ベルト型ポーション入れ

一撃だけ防いでくれる守護の腕輪、特殊加工のブーツ。

これらの点検はかかせない。

他にも暗器や毒などの武器も整備してこっちに来てから覚えた剣の手入れも丁寧にする。

それらを身に付けてローブを羽織れば完成だ。

冒険者の仕事はわりと身にあっていて楽なものだ。

接客しなくてもいい、そこまで人間関係の構築をしなくていい、人の顔色や体面を気にしなくていい。

これだけでかなり息がしやすい。

神様とやらのお願いを月一でこなせばそれだけでボーナスもある。

元々いた世界に未練が欠けらも無いかと言われるとそうでもないのだが…

それでも息苦しくない世界というのはとても気分が良かった。

血塗れになる事のが多いし怪我もするし訳の分からん

道具や薬に忌避感はもちろんある。

それを考慮したってこっちのがずっと肩の力が抜けた。

あの狭苦しいオフィスで1人でパソコンを叩き続ける毎日よりずっと健康的に生きている。

 

『随分慣れたなぁ』

 

ぼんやりと外を見やると朝の活気づいた声や喧騒が聞こえてきそうなほどの人混みが目に入る。

街並みは雑多でごちゃごちゃしているが様々な種族が闊歩するこの街ならではといった趣を感じる。

目に痛い原色の髪色や目に何度驚いたことか…

獣顔や魚顔、龍に鳥に亜人…この雑多すぎる種族煮込み…もう慣れたようで未だに驚くことがある。

人間が多いようで割と他種族のが多い気もする。

10人中5人は人でそれ以外は他種族だからかわりとタブーや禁忌といった物を学びやすく知らないことを知れる街でもある。

この街の名前は、【ダンジョン都市】という。

文字通りダンジョンがある街でなんとその数五つ。

ダンジョンの氾濫が起きたら滅びると言われ続けている特殊な都市だ。

夢と欲望の街とも呼ばれており多くのハンターがこの街に来ては夢を追う。

まぁ、私のように生活の為にやっている人のが多かろうが。

ワンルームのアパートはかなりオンボロで治安もそんなに良くない。

ダンジョンにほど近いからこそ安いし治安も良くないのだが所持金で契約出来る賃貸はこんなもんしかなかったのだ。

そのうち引っ越してさっさと離れる予定だ。

 

『今日も稼がんとなぁ』

 

貧乏暇なしとはこのことである。

世知辛いもんだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

主人公説明

青柳 桜羽(アオヤナギ オウハ)

 

異世界召喚(神)された人。

23歳にして人生を諦めている。

過労死に近い形で今世が終わった社畜。

死んだし暇だろ?という雑な理由で異世界に行かされた。

行くにあたって様々な要求をしてきっちりもぎ取る

程度には生き汚い。

基本は楽観的な利己主義。

 

 

 

 


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