幻想防衛戦   作:Uさんたちの部屋

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前回までのあらすじ
月王との最終決戦。月の神の力を持つゴッドインフィニティファイターとなったUは月王のあらゆる概念を破壊して勝利を掴んだのだった………


最終話 導く声

月王との戦いから10年。僕は小さな異変等はあったものの大きな異変は起きず自分の家で静かに生活していた。真子は5年前剣城と結婚し、外の世界に行った。双子で男の子と女の子が生まれたようだ。僕はその子達のおじいちゃんのようだ。まあ、そんな実感は湧かないのだが………何故って?僕は………見た目が一切変わってない。月人の寿命はまだまだ長そうだ。今日射命丸を通じて真子達から手紙が来た。

「お父さん、お元気ですか。私達は元気です。剣城君は国連のNS団団長になったそうです。剣城君のお父さんの遺志を継ぐって自信満々に言ってたわ。私はこっちの世界に来てからは家事と子供達の世話に勤しんでいます。でも近いうちに絶対幻想郷に行くつもりです。その日を楽しみにしていてください。お父さんは私達の子供を始めてみるでしょうから………」

そうだったな、僕は5年間真子達には会っていない。だから孫がどんな子なのか僕にも分からないのだ。剣城似かな?真子似かな?そう考えると楽しくなる。しかし、1人とはなんと寂しいことか。こんな時に彼女がいたら良かったと思っている………だが、もういない。誰と言えば僕の奥さんだ。もう亡くなって13年か。僕は結局戦ってばっかだった。また、彼女と生活したい。願わぬ夢だと分かっていた僕が茶を飲もうとした時だ………

「………来て………」

U)………ん?

「私の………世界に………」

僕にはその声が聞こえた。

「私の………最愛の人………」

最初この声はあの世から聞こえて来たものだと思っていた。が、違った。テレパシーと言うものなのか。それもかなり高度のものだった。

U)この時代の………遠い声。

こう言えばこの時代のあの世に妻の姿は無かった。何故なのか僕にも分からない。

U)ふふふっ、今何もやる事が無い僕には………辿る暇がある………

僕は茶を6秒で飲み干し、支度をした。勿論冒険の支度だ。

U)あ、真子に手紙返しとかないと。

僕は慣れた手つきで手紙を書いた。今の僕の生活、新たな発見、そして………新たな冒険に出る事を………外に出た僕はしばらくして射命丸を見つけ、彼女に真子への手紙を託した。

射命丸)どうしたんですかその格好?まるで冒険に行くように見えますが………

U)冒険さ。失われた何かを見つける為にさ。

射命丸)はあ………よく分かりませんが、この手紙はきちんと真子ちゃん達に送り届けます。お気を付けて!

僕は射命丸に手を振って立ち去った。何故僕が再び冒険することとなったか………それは、聞き覚えのある………懐かしい声だったからだ………

THEEND&To Be Continued………?




後書き
幻想防衛戦如何だったでしょうか?前半は外の世界、後半は月の月王。長きに渡ると同時に意味を見出すのが難しい悲しみの話でした。今回64話と長きに渡る連載だったので最後まで書ききれるか不安ではありましたが、無事最後まで書き切る事が出来ました。それでもUの旅は終わりません!だけど年内の本編の旅はここまで。2020年、彼に残された旅の物語2編を書いていきたいと思います………さらっととんでもない話をした気がしますが、今気にする話ではありません………それとUさんの部屋スピンオフで、63話の1年後の話にあたる真子編最終章を投稿しています。今までの僕の作品の中で1番の長文単発小説になりますのでそちらもご確認ください!それと現在連載中(12/15現在)の幻想秘封倶楽部も佳境に突入していますので是非ご確認ください!それではまた会える時まで!

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