アンケートに従って、ユーちゃんフィーバーのお時間です。
(ご都合設定がちょこちょこ増えます、ご注意ください)
しっかり思い返すのは初めてだけど、極東に来てからずいぶん経った。博士やリッカと沢山勉強して、クレイドルができたりアリサやコウタのサポートをしたり。
フィールドワークって名目で外に出たりもする、大体アリサが護衛としてついてくる。前より余裕を持てるようになり、まだ抱え込みがちだが助けてって言えるようになった。
コウタからたまに新人の訓練を頼まれる、私と同じ女の子のエリナ。体術や立ち回りの練習と、アラガミ化した私との模擬戦。。
私の方も少し変化があった。しっかり勉強して自覚したことで、普段の状態の身体能力が大幅に向上した。取り込んだアラガミ細胞が私の意識の影響を受け、人並みの働きになっていたらしい。今は意識すれば五感や筋力の調整が出来る。
ちなみに私の立場は博士とリッカの助手。私のアラガミ細胞の解析が進めば、アラガミ化を制御する一歩になるかもしれない。
-ユーちゃん、そっち行ったよ!-
コウタからの無線で意識を戻す、私のいる高台にコンゴウが走り寄ってくる。消耗したアラガミの捕食先を予測し、待ち伏せて狙い打つ作戦。右手に神機を作り出し、背中のパイプめがけてレーザー四本。
この神機は訓練中に作り出したもの。エリナの攻撃を防ごうとしたら、無意識にアラガミ細胞で神機を形成したようだ。サリエルに似た外見で、少し親近感を覚える。
射ったレーザーはコンゴウのパイプに入り込み、特濃のヴェノムを爆発させる。大きな痙攣のあと倒れ混むコンゴウ、コウタに無線を入れて、神機を戻しながら使えそうな物資の捜索。
私のことを知ってる人との任務では、狙撃と物資回収が役目。そうじゃないときは回収と観測。あとは迎えが来るまでコウタとのんびり待機、これが最近の私の生活。
帰ったら珍しくソーマに会った、たまに戻ってくるけどタイミングが合わないときはすごく久しぶりになる。
《ソーマ兄さん》
「ユーか、久しぶりだな」
最近は兄・姉呼びのお願いが増えて、[極東の妹]なんて呼ばれてるらしい。ソーマもあまり気にしなくなったのか、軽く笑いながら返事をしてくれる。
《もう少し捕食した方がいいよ、少し物足りなそう》
「それは気を付けないとな、お前もしっかり食わないと育たないぞ?」
端から見れば不思議な会話だけど、私たちにはしっかり伝わる話。成長はあまり気にしてないし、私なりに食べてるつもり。アラガミ細胞は成長ではなく進化しかないのが博士との意見、ソーマはバランスがよかったみたい。
「そういえばこの辺りでも接触禁忌種が現れたようだな」
感応種とも呼ばれる新種のアラガミ、彼らの放つ感応波は他のアラガミを操り神機を停止させる。現状対処の使用がなく、アイテムを駆使して撃退するしかないとされる。
《皆で頑張って追い払った》
「お前は何か感じたか?」
《煩い声が聞こえた、"従え"って》
「大量のデータを叩きつけるハッキングと似ているな、研究次第では利用できるかもしれない」
《リンドウやソーマ兄さんにも影響あるかも、用心しておいて》
「そうだな、ありがとう」
そんな話をした数日後の外出中、聞き覚えのない声を感じた。かなりの距離があって向こうは気づいていない、けれど確かに聞こえた新しい神機の声。
まるで反抗期の子供みたいな声
これなら感応種にも抗えそうだけど、それとは別の変な意思も感じる。博士に伝えて要警戒、そう決めて極東支部へと足を向ける。
もうちょいまとめて書けるようになりたいですね
次回更新は11日予定となります
これから2に突入ですが、ユーちゃん戦っても大丈夫ですかね?(ラケル的な意味で)
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こんな子に戦いなんて駄目だよ!
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コッソリ頑張れる…かな?
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最強タグの時間だ!