秘封倶楽部と勇儀が共闘し、アナザー勇儀を撃破する。そして、失った勇儀の力も、彼女が渡したオーブで力を取り戻した。そして、一時フルソウルオーブの力は失われた為に、鶴川聖也はUに取り返された7個のオーブの回収の為、2人の元へ向かった………
蓮子)一時はどうなるかと思ったけど………これで10個の力が完全継承されたんだよね?
U)だが、10個継承した証のフルソウルオーブは鶴川聖也の手の中にある。あれ無しで八雲紫の野望を止めれるとは到底思えない。
蓮子)そうよね………
するとそこへ………
聖也)お前等のオーブを返して貰おうか!
鶴川聖也が7つのオーブを回収する為に再び2人の前に立ちはだかった。
蓮子)鶴川聖也………!
聖也)お前達の実力では俺に及ばない事は知っている筈だ。大人しく渡せば命だけは助けてやる。
蓮子はベルトを取り出し、対抗しようとしたその時、Uは蓮子を止める。
U)それはどうかな?
聖也)何………?
U)力が及ぶ及ばないは過去の戦いで決まる話じゃない。敗北こそ勝利への道を踏む為の経験………言わば勝利の糧だ。それが分からないようならお前は今の僕には勝てない。お前はその力に守られてるだけだしな。
聖也)どこまで俺をコケにすれば気が済む?俺を超える者など本来存在しない!
鶴川聖也はベルトを装着し、さとりのオーブをセットし、その姿となる。
聖也)心を読めば一発で終わる………!?心が読めない!?
そう、今のUは無意識状態なのだ。Uはそのまま攻撃を仕掛ける。手当たり次第に攻撃をする。Uの心が読めない鶴川聖也にはかわすしか選択肢は生まれなかった。Uはそれを突き、急に無意識を解除し、キックする。そして鶴川聖也は吹き飛び、変身は解除されてしまった。
聖也)バカな………!俺がこんなあっさり負けるはずは………
U)お前はまだ経験が浅すぎる。浅すぎるからこそ、こんな予想外に対応出来ない。
Uの手にはフルソウルオーブがあった。
聖也)何!?かっ………返せ!
U)お前には無用の長物だろ?現にこいつにまだ一度もこいつに認められず、変身出来てない。
聖也は黙って何も言い返せなくなった。事実なのだから………
U)人の力ってのは誰でも扱える代物じゃない。扱う覚悟が無ければならない。それも生半可なものじゃない。例えその為なら死すらも覚悟する勇気がいる。お前が普通のオーブを使えるのはわかったが、お前はそれを100%引き出せてはいない。
聖也)………!!
鶴川聖也は衝撃を受けていた。
聖也)ならあの娘も………!
U)ああ、こいつが100%出せないのはただの経験不足だ。覚悟は出来てるみたいだな。無意識に………
蓮子)何その言い方。
U)悪い悪い。
聖也)ふざけるな………!
鶴川聖也はこの時Uを100%以上恨んでいたのだった………
To Be Continued………
次回予告
U達の手にフルソウルオーブが渡り、鶴川聖也は悔しがった。彼はベルトを外した時に、急に初めてベルトを掴んだ時が脳裏に焼き付いた………
次回「鶴川聖也の過去」