幻想秘封倶楽部   作:Uさんの部屋

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前回までのあらすじ
U達は探知機の反応があった博麗神社の地下に来た。そこにある機械を破壊すると隠し階段が見つかった。それを下っていくとそこには八雲紫達本来の拠点があった………


第32話 最後のアイテム

八雲紫はヤクモドライバーを装着し、紫のオーブをセットし本来の姿となる。そして例の最強のアイテムを2人に見せつけた。

U)ガジェットってやつか。

紫)そうよ、これを作る為にわざわざ協力者を雇ったのだから………

U)………なるほどな、アイツならやりそうだ。

蓮子)………アイツ?

U)河城にとり。アイツは河童なんだが、同時に発明家でな。アイツは今まで幾つかの僕のパワーアップアイテムを作った奴なんだ。

紫)でもその内の一部のアイテムは修復中で使えないでしょう?

U)………そうだな。でもそれで幾度となく敵を倒してきた。破損しても後悔はしてない。で、どういう力を持ってるんだ?アイツが作ったんだったらやばいアイテムなのは予想できるが。

紫)見れば分かるわ。このヤクモガジェットの力をね!

八雲紫はオーブを外しヤクモガジェットを装着した………がエラー音が鳴った。

紫)………え?そんな、完璧に仕上げたはずよ!

八雲紫は再び装着するがやはりエラー音が鳴る。

紫)そんな………そんな事は!

U)珍しく取り乱してるな、八雲紫。

紫)ヤクモガジェットが使えないとはね………

U)そうか………それは違うな。

紫)何を言ってるのかしら?

U)お前にはそいつを使う資格が無いんだよ。

紫)そんなプログラムは入れた覚えは無いけど?

U)いや、にとりの強化アイテムは使用者にダメージを与えないようにする為に、その力に耐えられない時は起動しない機能がデフォルトで入ってる。そいつはフルソウルオーブの力を参考にして出来た力のようだからな。仮にそいつの力に耐えられる奴がこの世にいるとしてもお前は絶対違う。

紫)そんなバカな………うっ!?

八雲紫の変身が強制的に解除され、彼女は蹲る。

藍)紫様!?

蓮子)何が起きてるの!?

U)………多分、メリーの精神が八雲紫と戦ってるんだな。あのガジェットのせいかは知らないけど。

蓮子)何故メリーが急に八雲紫の精神と戦っているの!?

U)これは予想なんだが、あのガジェットは八雲紫では無く、メリーを欲しているんじゃねえのかなと思っている。

蓮子)そんな事有り得るの!?

U)八雲紫に近い力。更に膨大な力を持つメリーの力に取り憑かれた八雲紫は、未来にいるメリー。即ちマエリベリー・ハーンを僕の時代の幻想郷に誘った。お前達の京都にいた人間全員を巻き込んでな。

蓮子)なんで私達の時代から………?

U)多分………八雲紫とメリーは本来共に存在する事は出来ないんだと思う………

メリーの魂は八雲紫と戦っていた。その全貌は次回………

To Be Continued………




次回予告
メリーの魂は彼女の肉体を乗っ取った八雲紫と戦っていた。八雲紫はメリーの魂を排除しようとするが、メリーの膨大な力は八雲紫を追い出した。
次回「戻る魂」

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