幻想秘封倶楽部   作:Uさんの部屋

34 / 50
前回までのあらすじ
メリーの魂がユカリガジェットの影響で目覚めた。そしてメリーはしばらく自らの身体を乗っ取っていた八雲紫の魂を追い出す。そして、ヤクモガジェットを使い、ヤクモメリーフォームとなったのだった………


第34話 二つの力

八雲紫は弾幕を放ち攻撃する………が、ヤクモメリーフォームとなったメリーは、全く同じ攻撃で相殺する………

紫)成程………自らを相手にしているようなものね………!

八雲紫は弾幕の密度を細かくする………が、メリーに同じ攻撃をされてしまう為再び相殺………

メリー)今の私に貴女は勝てない!

メリーは弾幕を放ち攻撃、八雲紫はそれを相殺しようとするが、威力が大きく、彼女は威力の殺せなかった弾幕に命中する………

紫)きゃあああ!………やるじゃない。私の力を使ってここまでの戦いが出来るなんて驚きよ………そしてそれこそ私自身が望んだ力なのよ………

メリー)確かに貴女が造ったと考えると皮肉なものだけど………ヤクモガジェットは私を選んだ!

メリーは、八雲紫の周りに結界を張った。そうする事で八雲紫を閉じ込めた。

紫)成程………私を閉じ込めて何も出来なくさせるという事ね………?

メリー)………

紫)でも甘いわ、私と同じ力なら私には破壊する事が出来る!

八雲紫は結界を破壊した。しかし、メリーからすればそれが狙いだった。同じ力の持ち主なら破壊にも同じ時間がかかる。その結界が破壊される時………その時を狙えばいい………これなら結界を破壊したばかりで隙だらけの八雲紫にダメージを与えられる………そして、それは現実として起こった………

紫)くっ………マエリベリー・ハーン。貴女にその力を預けるわ。それをどうするかは貴女の自由………私はその選択肢を楽しみにしてるわ………

八雲紫はスキマで八雲藍、橙と共に消え去った………

蓮子)追いかけられないの!?

U)………ヤクモドライバーがこちらの手にある以上は探知機は意味が無い。これで奴の行方は本当に行方不明になったな………

メリー)大丈夫よ。いずれあっちから顔を出してくるわ………

U)違いねえな。

何故か彼等は笑顔だった。それに釣られるように蓮子も笑ってしまった。

蓮子)なんかこの3人が揃うのも久しぶりじゃない?

メリー)確かに!

U)長い間色々あったからな。 ま、八雲紫に関してはしばらく放置でいいだろう。

蓮子)なんで?

U)今のアイツに何も出来やしない。それはメリーか今証明してくれた。問題は………鶴川聖也だな………

メリー)鶴川誠也………誰?

U)今までの僕達のオーブを奪ってフルソウルオーブを完成させた奴だ。ま、使う事は出来なかったな。だが再びオーブを奪われても困る相手ではある………

そして、物語は終盤へと向かう………

To Be Continued………




次回予告
再びU達の前に現れる鶴川聖也。彼は秘封倶楽部に怒りをぶつけ戦闘をしかける。………しかし、Uは冷たい目をして彼の相手をした。
次回「無意味な力」

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。