メリーの魂がユカリガジェットの影響で目覚めた。そしてメリーはしばらく自らの身体を乗っ取っていた八雲紫の魂を追い出す。そして、ヤクモガジェットを使い、ヤクモメリーフォームとなったのだった………
八雲紫は弾幕を放ち攻撃する………が、ヤクモメリーフォームとなったメリーは、全く同じ攻撃で相殺する………
紫)成程………自らを相手にしているようなものね………!
八雲紫は弾幕の密度を細かくする………が、メリーに同じ攻撃をされてしまう為再び相殺………
メリー)今の私に貴女は勝てない!
メリーは弾幕を放ち攻撃、八雲紫はそれを相殺しようとするが、威力が大きく、彼女は威力の殺せなかった弾幕に命中する………
紫)きゃあああ!………やるじゃない。私の力を使ってここまでの戦いが出来るなんて驚きよ………そしてそれこそ私自身が望んだ力なのよ………
メリー)確かに貴女が造ったと考えると皮肉なものだけど………ヤクモガジェットは私を選んだ!
メリーは、八雲紫の周りに結界を張った。そうする事で八雲紫を閉じ込めた。
紫)成程………私を閉じ込めて何も出来なくさせるという事ね………?
メリー)………
紫)でも甘いわ、私と同じ力なら私には破壊する事が出来る!
八雲紫は結界を破壊した。しかし、メリーからすればそれが狙いだった。同じ力の持ち主なら破壊にも同じ時間がかかる。その結界が破壊される時………その時を狙えばいい………これなら結界を破壊したばかりで隙だらけの八雲紫にダメージを与えられる………そして、それは現実として起こった………
紫)くっ………マエリベリー・ハーン。貴女にその力を預けるわ。それをどうするかは貴女の自由………私はその選択肢を楽しみにしてるわ………
八雲紫はスキマで八雲藍、橙と共に消え去った………
蓮子)追いかけられないの!?
U)………ヤクモドライバーがこちらの手にある以上は探知機は意味が無い。これで奴の行方は本当に行方不明になったな………
メリー)大丈夫よ。いずれあっちから顔を出してくるわ………
U)違いねえな。
何故か彼等は笑顔だった。それに釣られるように蓮子も笑ってしまった。
蓮子)なんかこの3人が揃うのも久しぶりじゃない?
メリー)確かに!
U)長い間色々あったからな。 ま、八雲紫に関してはしばらく放置でいいだろう。
蓮子)なんで?
U)今のアイツに何も出来やしない。それはメリーか今証明してくれた。問題は………鶴川聖也だな………
メリー)鶴川誠也………誰?
U)今までの僕達のオーブを奪ってフルソウルオーブを完成させた奴だ。ま、使う事は出来なかったな。だが再びオーブを奪われても困る相手ではある………
そして、物語は終盤へと向かう………
To Be Continued………
次回予告
再びU達の前に現れる鶴川聖也。彼は秘封倶楽部に怒りをぶつけ戦闘をしかける。………しかし、Uは冷たい目をして彼の相手をした。
次回「無意味な力」