幻想秘封倶楽部   作:Uさんの部屋

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前回までのあらすじ
U達の前に現れる八雲紫。Uは矛盾を指摘するが、八雲紫はその矛盾を利用した計画を考えていた為に聞かず、アナザーUとなる。彼女の野望の深さに覚悟を決めたUは帝王のベルトと真子のオーブを使って、究極のコウテイブリザードフォームとなったのだった………


第43話 制限時間

Uはコウテイブリザードフォームとなった事で、全ての行動が強化されていたが為に、アナザーUとなった八雲紫にそこそこのダメージを与え続けた。しかし、Uの力を持っている八雲紫にはまだ致命的なダメージは与えていなかった………

蓮子)Uが押している気がするけど………ダメージは与えられてないような………

メリー)いや、ダメージは与えてるわ………でも相手はU君の力を持った八雲紫………U君みたいに尋常ではない能力や強さを持っている可能性があるわ………

聖也)最強の力を持っているからこそ敵にその力が回ると恐ろしい強敵になる………Uの力は全てのオーブに勝ると言えるのか………?

U)くっ………あぐっ!?

この時、Uに異常が起きていた。それはUの身体をオーブドライバーで真子のオーブを使っていた以上にマイナスの温度が蝕んでいた。

紫)限界が来たかしら?

U)どんだけ強いんだよアイツの力は………!

紫)何十年も経ったが故にあなたの身体能力等より強くなってしまったんじゃないかしら?

U)………確かにアイツの力の可能性は僕より高い事は知っていたが………ここまでとはな………!

次第にUの動きが鈍り始める。

紫)そこよ。

隙だらけのUの腹を八雲紫は殴った。

U)がはっ!

紫)一瞬揺げは脆くなる。貴方の最大の弱点ね、U。

八雲紫の言う通り、Uが腹パンでよろけた一瞬で八雲紫は彼の背中を掴む。そして無慈悲に彼の腹を殴り続けた。

U)がはっ!あぐっ!

この時、Uは真子のオーブがもたらすマイナスの温度にも苦しめられていた。

紫)………もう終わりかしらね。

八雲紫は彼を投げ飛ばした。Uは近くの岩に激突し、コウテイブリザードフォームが解除されてしまった………それと同時に真子のオーブは突如として消えてしまい、帝王のベルトも消えてしまった………そしてUは真子のオーブのマイナスの温度で服と同時に素肌の一部も凍りついていた………

蓮子)Uが………!

蓮子は走って、Uの身体に触れる………

蓮子)冷た!?………どうしよう………!

紫)Uが倒れた以上もう、貴女達に勝ち目は無いかしら………藍、残りの連中を片付けなさい。

藍)かしこまりました。

八雲藍は、自らのアナザーのオーブを自らの中にいれ、アナザー藍となった………

藍)お前達の最後の場所はこことなる………お前達は紫様は愚か、私すら勝てないのよ………!

Uが倒れた秘封倶楽部。もう勝ち目は無いのだろうか………次回に続く………

To Be Continued………

 

 




次回予告
アナザー能力者となった藍は、残りの秘封倶楽部の者達を排除しようとしていた。Uの様子を見た鶴川聖也は、再びフルソウルオーブの使用に挑戦する………
次回「認められた証」

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