蓮子とメリーはそれぞれ変身するが、八雲紫に全く歯が立たなかった。八雲紫は彼女等に止めを刺そうとした時、Uが動いた………
紫)でも貴方には力が何も無い。先程のベルトとオーブは消えてしまったようだし、貴方の力は私の手に渡った。
U)半分だけな。
紫)半分………?
U)蓮子、僕のオーブを渡せ!
蓮子)え………!?………分かった!
蓮子はUのオーブをU目掛けて投げた。Uはそれを片手で取る。
紫)貴方のオーブがどうかしたの?
U)お前はまだ詳しく知らない事が1つある。それはこのオーブを使用者が起動したらどうなるかだ。
紫)確かにその答えは私にも分かってないわ。私のオーブは貴方達のとは全く違うから………
U)そうだったな、お前のオーブは人工的なものなのは分かっている。ただ、僕のも人工的なものなのは間違いない事実だ。だけど………蓮子に預けておけば他のオーブと似たような力が得られると僕は考えた!
Uはオーブを起動する。Uのオーブは消えたが、フルソウルオーブに影響は無く、Uは半分だけ本来の力を取り戻した。
U)これでおあいこだな、八雲紫。
紫)成程、力の半分だけ預けていたのはフルソウルオーブ完成の為だけじゃ無い。貴方の力半分をオーブ達に溶かしていたって事ね。
U)お前は人工的にお前のオーブとヤクモガジェット、そしてヤクモドライバーを開発した。だから力を奪う手段があっても何ら不思議は無いと考えたのさ。
蓮子)もしかして………Uのオーブでそこそこしかオーブの力が引き出されていなかったのも………?
U)僕の半分の影響だろうな。さあ、反撃開始と行こうか、鶴川聖也の仇のためにもな。
Uはヴァンパイアフォームとなる。
蓮子)Uが吸血鬼に!?
U)偶然から生まれた力さ。とりあえずお前達の体力は何となくとは言え回復しただろ?
メリー)助かったわU君、蓮子、私はやるわよ。
メリーは再びヤクモガジェットを手にし立ち上がる。
蓮子)分かったわよ!ここまで来たら勝つしかないものね!
蓮子もフルソウルオーブを再び手に取り立ち上がる。そして、蓮子はフルソウルオーブを、メリーはヤクモガジェットを再びベルトに装着した。
U)さて、最後の決戦と行こうか、八雲紫。
紫)これで貴方達3人を纏めて葬れるのを考えれば得もある状況ね…………良いわ、3人纏めて相手してあげるわ!
アナザーUとなった八雲紫との最後の決戦。果たして、勝利はどちらの方の手に行くのか………?
U)(それと僕には………一つだけ気がかりがある………)
残るページは後3ページ。戦いの決着は次回に続く………そして、Uの気がかりとは何なのだろうか………?
To Be Continued………
次回予告
八雲紫との最後の決戦。Uが八雲紫と同格になった事で、彼女を抑える。残る2人は八雲紫にダメージを与えて行く………!
次回「戦いの終結」