八雲紫との最後の決戦。秘封倶楽部3人の協力で、アナザーUとなった八雲紫を倒す。そして自らとメリーが同一人物であると言う理由を明かしたのだった………
U)なあ、知っているか?未来は変えられるって。
紫)私の未来は変えられないのよ?
U)誰がお前の運命をって言ったか?
紫)え?
彼はメリーを指差し言った。
U)コイツの未来がお前なら………コイツが今のお前とならない未来があるはずだ………少ない可能性でもな………
蓮子)そんな事有り得るの?
U)何がなんでも起こせ、それだけ。
紫)いつもの感ね………
U)ただ、メリーが八雲紫にならない可能性は0とは言えない。有り得るやもしれない。でも、少なくとも落ちぶれる可能性がある未来が確実と言う訳でもない。今の八雲紫と性格が多少異なる八雲紫が生まれる可能性だってある。どっちみちこの話が事実なら、八雲紫は蓮子を求めているんだからな。そうだろ?
紫)………確かに私の過去の親友に宇佐見蓮子って言う少女はいたわ。
U)そうか………ならな、その記憶は朧気になるかもしれない、でも、メリーが………マエリベリー・ハーンが、お前の悲しみの運命を塗り替える………その可能性を信じろよ!紫!
紫)………とうとう名前で呼び捨てか………皮肉だけど少し信頼されてしまったようね………
そして、この幻想郷の魔力は途切れ、京都へと姿を戻す。
紫)U、私は安易に貴方達を信じたりはしない。けど、私の新たなる未来の可能性………それは信じてあげる。マエリベリー・ハーン、もう1人の私、貴方の選択を楽しみにしているわ………
紫は式神達と共にスキマの中に消えた………そして、Uは地に落ちていたオーブドライバーを拾う。鶴川聖也のベルトを持ち、彼は少し止まった後、蓮子にレミリア、咲夜のオーブと共に渡す。
U)僕は元の時代に戻る。秘封倶楽部からは離脱する。
蓮子)そんな………!
U)一時だけだ。また必ずこの時代に来る。お前達が僕達を………幻想郷を忘れない限りだ。
蓮子)U………
メリー)やっぱりU君にはU君の世界があるのね?私達と同じで………
U)ああ、僕の事を忘れないでくれれば………僕はそれでいい。
Uは自らのオーブを蓮子に渡す。
U)やっぱり半分はお前の手の中に預けておく。
蓮子)でもそんな事したらまた半分の力だけじゃ………
U)10年もしない内には今の本来の力になるさ。僕は長い間戦ってきたんだ。バカにするなよ?
Uは笑顔で答えた。
メリー)でも不思議ね。京都は元に戻ったのにオーブやベルトはそのままですもの。私のは人工的なものなのだから当たり前かもしれないけど………
メリーの疑問にUは答えた。その答えは次回………
To Be Continued………
次回予告
メリーの疑問にUは答えた。そして、2人に笑顔を見せて、彼はスキマの中に入った。自らの時代に戻る為に………
次回「過去と未来の彼女」