レミリアのいる紅魔館へ来た秘封倶楽部。本来の紅魔館とは変わってしまっていて、レミリアもやはり能力も、元の記憶も何も残っていないカリスマ溢れる吸血鬼になっていた。そして、レミリアの力を手に入れ、いきなり現れたアナザーレミリアの前にUは立った………
U)なんだ………?ダメージを与えているのは確かだ。しかし、完全に倒してる感じはしない………だが、こいつがレミリアの偽者なら………僕は倒す!
Uはセイバーを地面に突き刺し、グングニルを右手に持ち、左手を広げた、
U)お前の運命は僕の手の中だ!神槍「スピア・ザ・グングニル」!
フルパワーのグングニルはアナザーレミリアを貫通した。その時だった………
U)ぐあっ!?
Uの左足に激痛が走った。
U)な………ナイフ………だと………?
そう、銀製ナイフだった………
U)まさか………!
アナザーレミリアは溶けていった。溶けたと言っても、それはまるで外側の皮が溶けた………所謂脱皮と似た物だった。それは恐らくアナザーレミリアが倒された時に起こる現象であると考える事が出来る。
U)アナザー………咲夜………!
確かに記憶と能力を失っていた人物はレミリアだけではなかった。その他は知らぬがもう1人………咲夜も記憶と能力を失っていた。それはUも知っていたが、まさかそのアナザー能力者がアナザーレミリアのマスクの中に隠されていたとは思いもよらなかった。アナザー咲夜は時を止めた。Uは時が止まろうと動ける為問題なかったが、確かに咲夜と同じ力なのは理解していた………
U)やはり………オリジナルの………咲夜の力がいる………!
Uは今の状況では勝てないと悟ったのか、撤退するタイミングを見ていた時………アナザー咲夜はUの元から離れ、消えていった………
U)ど………どういう事だ………
再び時は動き出し、Uはオーブを引き抜き、変身を解除した。
U)まさか、こんな話があるとはな………明らかに何者かの仕業だな………そうとしか考えられないだろ………
そこに蓮子とメリーが駆けつけた………
蓮子)U!大丈夫!?
U)ああ、だが僕以上に心配しなければならない事がある………
メリー)何それ?
U)アナザー咲夜………
蓮子)え!? 何処!?
U)アナザーレミリアの下に隠れていたもう1つのアナザー能力者。つまり、アナザーレミリアはアナザー咲夜でもあった………って事さ。
メリー)つまり………1人で2人の力を持っていたって事!?
U)アナザーレミリアとしての奴は倒したが………だが、それを1人が背負っているのなら………まだ半分しか倒してない………だが倒す為には………!
Uは咲夜の元へと走った。果たして………Uは何故咲夜の元へと走ったのか?この戦いはまだ………終わっていない事をUは悟っていた………
To Be Continued………
次回予告
Uは咲夜の元へ着き、Uは咲夜にオーブの事を聞いた。しかし、咲夜自身はレミリアと共に記憶と能力を失う以前にそれを手に入れていたのか、覚えていない様子だった。しかし、Uのある言葉が咲夜の記憶を一時的に取り戻す事になった………
次回「遠き日の記憶」