神器がほしいって言ったらライドヘイセイバーと知らないウォッチが来たんだが?   作:令和のクルルヤッ君

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出るライダーはアンケートで決めると言いましたね…あれは本当です、だけど他のライダーも出しますはい

今回は探偵と破壊者回ですね
後で思い出すと破壊者に関してはアナザーとの戦闘だとそういうの面倒な設定があったことを思いだして強制採用です、これは確認不足でしたね

唐突だけどハーフとハードを合わせると最強に見える定義

でもハードの方は出演決定なんですよねー(何時とは言わない)…困った
とりあえずではどうぞ


ハーフな破壊者

 

 

 

 

前回のあらすじ…

 

 

 

 

ーーーーーー祭りの開始

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

とある古い教会の表口…もともと大きな扉があったそこは砂煙を出しながら木片などが吹き飛んでいき崩れていた…

 

まるでダイナマイトで爆発したような惨状になっている入り口を何事もなかったように俺は歩いていく

 

「お邪魔~っと」

「ちょ!旦那置いてかないで下さいっすよ!!」

「よし、俺達も行くぞ!」

 

フリードとイッセー達は俺を追いかけるように教会へ入ってきた…小猫と木場が凄い目で見てきている気がするがスルーしておくことにする

 

 

 

 

 

しかし不気味だ……なぜなら敵の根城に入ったのに出迎え(襲撃)が来ないのである

本来、悪魔とかそういうのが攻めてきたら迎撃くらいするものだと思ったのだが

 

頭の中で思考を張り巡らせながら、フリードが言っていた地下室への入り口に向かった…が、そこにあったのは無理矢理こじ開けられた、もしくは削り取られた様な穴があった

 

それを見てフリードは驚愕、小猫は穴の惨状を見て目を白黒させ木場はその場に残っていた結界の残骸を見ていた

 

「な、何ですかこれ…」

「結界の残骸…?何かに破られでもしたのかい?」

「……こいつぁ不味いことになったぞ」

 

俺たちが周りを確認していると、いつの間にかフリードが穴の中へと入っていっていた

 

「あ、おいアンタ!」

「すんませんがお先に行ってるよ旦那ぁ!」

「このアホ、一人で先走ってんじゃねぇ!」

 

この状況で一人突っ走る奴がいるとは…まぁ想定内だな。

ここまでは想定内なんだよ、恐らくアナザーはここを襲撃してアーシアとレイナーレとその仲間を人質にして立てこもっているとまで考えられているので大体は分かる

 

 

 

 

 

 

 

 

唯一の不安点は鎧の剣士だ

あの鎧の剣士は何をするか分からない…いや分かりはするが繋がりが分からないんだ

 

恐らくアナザーとは少なからず仲間ではないことは分かる、何故ならばこの教会に入ったとき確かに敵はいなかった…居なかったが"いた痕跡はあった"

 

そして極めつけはあの穴だ、あの穴にはだいぶよく見なければ分からないが斬撃の痕が微かにあった…木場は気付いていなかったけどな

 

まぁそれ程にまで俺との戦いを楽しみにしてくれてるという事なんだな(!?)

 

 

 

 

 

 

しばらくフリードを追いかけるように走っていると無駄にデカイ扉があり、フリードは警戒した表情で立ち止まっていた

 

 

『ーー来ると思っていたぞ、戦士よ』

 

 

なぜなら、鎧の戦士が門番の様に剣を床に突き刺して堂々と立っていたからだ…俺以外はその場で臨戦態勢をとったが、鎧の戦士は俺だけをその鋭い眼で捉えていた

 

「…お前ら先行け、これは俺と奴の戦いだ」

「逢魔君…それは厳しいと思うーー」

 

『ーーーアーシアという少女はいま危険な状況だ、行ってやれ』

 

「何だと!?」

「牙刻、ここは頼むぞ!」

「おーう行ってらー…ほらお前らもさっさと行ってやれ?」

「…後でスイーツおごってくださいね」

 

鎧の戦士はそう言いながら横に退いていき、イッセー達は急いで扉の中へと突撃していった…小猫と木場がこちらを不安そうに見てきたが手をヒラヒラと振って返してやると、そのまま扉の中に入っていった

 

ーーー静かに扉が閉まると、その場には俺と鎧の戦士以外誰もいなくなった

お互い警戒しながら会話をした

 

「ずいぶんとお優しいじゃねぇか、えぇ?」

 

『なに、ああいう奴ほど強く、そして面白くなるものだ…あんな奴でもちょうど良い足場となるだろう』

 

「へッ!いい性格してるよ、アンタ」

 

『ふ、あまり褒めるではない…』

 

 

俺たちはクックッと笑いながら向かい合うが目は本気だ、鎧の戦士が勝利に飢えている狼の目をしてるのがよく分かるよ…恐らく俺も同じ目をしている

しばらく笑い合うと、鎧の戦士は剣を俺に突き付けた

 

 

『さぁ、構えよ』

 

「良いぜ、その誘いに乗ってやるよ」『ダブル!』

 

 

俺はダブルライドウォッチを取り出して起動させた、起動させるとライドウォッチは消えてその代わりに腰には『ロストドライバー』が、ライドウォッチがあった手のひらには『ジョーカー』のガイアメモリが現れた

 

『ジョーカー!』

「行くぜ………俺…変身ッ! 」

『~~♪』

 

『ーーほう』

 

 

そしてそのまま『ジョーカー』のガイアメモリを起動させてロストドライバーに装着し、完全に差し込まれた事を確認して右手を顔の左側まで口を隠すように持っていき、左手をメモリの刺さったドライバーに置き構える

 

そのまま勢いよく左手でメモリの刺さったドライバーを右側に倒すと、細かな黒いチップの様なものが足から上に行くように体に纏われていき、紫の波動の様なものが起きるとその場には『仮面ライダージョーカー』が鎧の戦士を見据えていた

 

 

『さぁ、お前の罪を……数えろ』

『さてな、そんなもの当の昔に忘れてしまったさ……』

 

 

お決まりの台詞を言うとそう返ってきたが、鎧の戦士は少し嬉しそうに俺を見てきた

 

『では改めて名乗ろうではないか……我の名はガイゾーク…いや、私の名前は浅倉紫(あさくらゆかり)だ』

『…ハッ?…まさか同級生だとは思わなかったぜ?』

『私もだ』

 

鎧の戦士ガイゾーク…その正体はなんと駒王高校の同じクラスで隣の席の女子、浅倉紫だったのだ!

 

正直言うとまさにその名の通りだ、学校にはあまり来ないが成績は良く出席日数もちゃんと足りている(ギリギリ)女番長でよく問題ばかりを起こす生徒だ

ちなみに会長の事件と学校に暴走族が攻め込んできたときさりげなく俺と混ざって全員叩きのめしていた

 

そんな事実に驚きながらも俺は冷静にアイ=サツをする

 

『まぁ知っているとは思うが逢魔牙刻だ…それより早く始めようぜ?』

『あぁ、それじゃぁ始めるとしようか』

 

俺達は目をカッ開き口に笑みを作りながら開戦の言葉を言った

 

 

 

『『祭りの始まりだぁ!!』』

 

 

 

 

 

 

ーーーーそして今…剣と拳が、火花を散らしながら叩き付けられた

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

「急ぐわよ朱乃、このままだとイッセー達が!」

「あらあら…この気配は上級と同じくらいですわね」

 

リアスたちは教会の中を駆ける…彼女たちはイッセー達の後ろを追う形で教会の裏口に向かったが、そこにあったのは『堕天使の残骸』だけであった

 

幾つもの問題がある駒王町だが、こんなことは堕天使でも…しそうな奴はしそうだがまずあり得ない

その事実にリアスは、この教会には悪魔でも天使でも堕天使でもない『何か』がいることに行き着いたため、教会に向かったイッセー達の安全確認を直ぐ様しようとしたが、地下に謎の威圧感を感じとったことによりイッセー達が教会の地下にいると分かったので急いで向かっているのだ

 

そしてリアス達は威圧感を放つ穴を見つけ出し、中に突き進んでいく…

威圧感が前から溢れ出ているなかを突き進んでいくと、剣を振るう風切り音と堅いものに強い衝撃…というか何かを叩きつけるような音が響いていた

 

「この音…イッセー達かもしれないわ!」

「にしては気配が強い様な…」

 

 

そのまま二人は歩き続けると大きい両扉とーーー

 

『フン!』

『オラ!』

 

紫の鎧を着た戦士と黒い人形の何かが戦っていた

それと同時に、今で感じていた威圧感や強い気配は彼らが出していた事が分かった

 

鎧の戦士…紫が剣を振りかぶってから紫のエネルギーを剣が放ち始めそしてそのまま剣を振り下ろすと黒い人形…牙刻は体をそらすことで相手の懐に入りながら攻撃を避けて拳を叩き込む

 

『クッ…ならばこれで!』

 

拳を叩き込まれた衝撃で思い切り後ろに下がり紫は剣を構える

それを見た牙刻は、ベルトから『ジョーカー』を引き抜き右側にある小さなスロットに突き刺して側面を叩く

 

『さぁて、これで終わりだ』『ジョーカー!マキシマムドライブ!』

 

紫の剣は紫のエネルギーが、牙刻の右足にも紫のエネルギーが溜められていき周りが静かになる

リアスたちは唖然としながら事の顛末を見た

 

 

 

 

 

 

 

ーーーそして先に動いたのは紫であった

 

 

『龍の力を受けてみよ!』

 

 

ーーー剣を振るい紫の斬撃を繰り出した…その瞬間に牙刻は足を揃えて宙に飛び上がった

 

 

『……ライダーキックッ!』

 

 

牙刻は紫の斬撃を飛び越えていき、その勢いでライダーキックを紫の胴体にぶつけた

 

ーーーその瞬間、牙刻が紫に何かを渡したのはリアス達には見えていなかった

 

『グァッ!?』

『フゥ…』

 

紫はライダーキックを真っ正面から受けたために、壁に思い切り叩き付けられて地面を這っていた

震えながらも、なんとか膝をつく姿勢になり牙刻を見る

 

そしてチラッとリアス達を見てから、紫は左手に持っていた『とあるもの』を構えた

 

『…そろそろ乱入してくるといい、楽しかったぞ…オレはそろそろ失礼する!』

『あ、俺のトランスチームガンっておい待ッ!…もう消えやがった』

 

紫はとあるもの…トランスチームガンを横に振るうように放つと煙が紫の体を包み込んでいき牙刻が止めようとする頃にはそこから誰もいなくなってしまった

 

リアス達は怒濤の展開に着いていけずに唖然としていると、変身を解いた牙刻が現れたことに驚き事情を聴くために詰め寄ろうとした…

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

「逢魔君、あなたは一体…?」

 

 

俺が変身を解くと同時に横から掛けられた声に気づいて振り返ると、そこにはリアス・グレモリー先輩と姫島朱乃先輩が立っていた

そして同時にイッセー達がアーシアとレイナーレ達を救出に向かったことを思い出した

 

「とりあえず後にしましょう?それよりイッセー達を援護しねぇといけない」

「…仕方無いわね、必ず後で問いただすわよ?私達も一緒に行くわ」

 

それだけ話すと俺は扉を開けた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーその先広がっていた光景は、アナザーとボロボロのイッセーが戦う姿とアーシアに傷を癒してもらっている木場と小猫、それを守るように立っているフリードとレイナーレの姿があった

 

「イッセー!佑斗!小猫!」

「「部長!」」

「やっと来やがりましたか…ッ!」

「あら…牙…刻じゃない!ずいぶんとピンピンしてるじゃ痛ッ!?」

「そういうお前はボロボロじゃねぇか、交代だ」

 

リアス先輩は木場達へと小走りで向かい、俺はフリードとレイナーレをアーシアに押し付けて前に出た

 

「ふはははは!!貴様では俺は倒せん!」

「かッ!ぐっそぉ!!」『boost!』

 

イッセーはアナザーへと突撃するが、突如現れた白い怪人に攻撃を止められ逆に殴られてしまい俺の傍まで吹き飛ばされてきた

 

「イッセー」

「ゴホッ!ガッ…あ、あいつずりぃぜ…自分は戦わずに他人に戦わせてやがる!」

 

『フゥハハハハハァ!何を言うかと思えばそんなことか?そもそもの話だが俺自身が戦わずとも貴様等なんぞすぐに殺せるんだぞ!!』

 

アナザーはそう言って笑い白い怪人…『ン・ダグバ・ゼバ』もクスクスと笑っていた

イッセーはフラフラしながらも立ち上がり明確な闘志を見せてこう言った

 

「そんな…そんな遊び感覚で人を殺すのか!?アーシアの涙を…人の笑顔を失くして苦しむのを見て笑うのか!?」

『フフフ…ーーーヘェ』

 

アナザーは笑い続けるがダグバは笑うのを止めた…そしてその顔に張り付いている笑顔をさらに笑顔にしてイッセーを見ている気がした

 

…俺はそんなイッセーを見て、いつも何かのために戦っていた『仮面ライダー達』の姿を一瞬重ねられた

ならば俺も覚悟を決めなければならない…なぜなら俺も新人だが『仮面ライダー』だ

俺はイッセーにクウガライドウォッチを投げ渡した

 

「うぉ!?…これって牙刻がよく持ってた変な時計?」

 

 

 

 

「ーーーそれは人の笑顔の為に戦い続けた戦士の力だ…使えるか?その覚悟はお前にあるか?」

 

 

 

 

イッセーに問い掛けるように言うと、返答はなく代わりにサムズアップを返された

 

俺はそれを見て笑った…ーー冷や汗だらだらでプルプル震えてされても正直困るーーっと思いながらも懐からディケイドライドウォッチを取り出した

 

「使い方は分かるか?」

「これ持った時になんとなくな…早速行くぜ!」

『クウガ!』

 

「いや使ってからの話なんだけどな?ま、お前の事は今まで幼なじみしてるから大体分かった…後はアナザーを倒すだけだ」

『ディディディディケイド!』

 

するとウォッチは消えていき、イッセーは突然お腹を抑えて痛みに苦しむ顔をするがそこには『仮面ライダークウガ』のアークルがあり、俺には白を基調としたドライバー…『仮面ライダーディケイド』のバックルとライドブッカーが現れた

 

『フゥン?今度はジオウではなくディケイドか…それにクウガとはな!ずいぶんとコロコロ変わる奴だな、貴様…何者だ?』

「俺か?俺は通りすがりの仮面ライダーだ…覚えておけ!変身!」

 

ライドブッカーからカードを一枚取り出して前に見せつける、それはディケイドが写されたカードで掛け声と同時に裏に持ち変えてバックルにセットする…しばらく待機音を鳴らしてから両側にあるトリガーを押し込んで変身する

 

『カメンライド、ディケイド』

『さぁて、お先にいかせて貰うぞ』

 

(細かな変身の説明は飛ばして)完全に変身し終わったら即座に俺はライドブッカーをブレードに変えてアナザーに突撃を仕掛けながらイッセーに言い放った

アナザーはダグバをけしかけようとするが、ダグバはそれを無視をして俺はその横を通り過ぎる

 

『何ィ!?何をしているン・ダグバ・ゼバ!』

『残念ながらアイツの狙いは一人の様だぜ?ハァ!』

 

俺とアナザーとの戦闘が始まった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『ーーー君は似ているね、あの時のクウガと、少し』

 

 

 

 

ーーー新たな伝説の始まりが、近付いている…………

 

 




今回は此処までです
この後の展開は勿論…ね?
アナザーさんどうしようか考えてます…リストラか、継続か、zapzapzas!か…アンケートォ!!

急展開なんて二次元とかそこら辺だと日常茶飯事だから気にしない気にすることが出来ない敵達…悲しいなぁ、文章力とコミュ力が欲しい(血涙)

ではまた次回

アナザー君、君の運命は彼らに決められるんだよ?

  • 肩ポン
  • 異動
  • 首に手を当てて横にスッピッ!
  • ここにな?カイザギアがあるじゃろ?

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