「はぁ…やっとこさ腰を落ち着けられると思ったのにな…」
余りにも懐かしい
「館長さん!」
そう言いながらどこかで見たちびっ子が走ってきた。
「なんでそんなところで突っ立てんのさ!早く逃げないと!」
「おうそうだな…だが悪いな先に行っといてくれ」
「はぁ?何言ってんだよ!すぐここも戦場になるんだって!ボケるには若すぎんだろ!?」
「結構辛辣だなオイ…大丈夫だって俺は伝説の部隊の隊長、ジェイク・ハートランドなんだぜ?」
そうとぼけながら話すともう我慢ならないと言わん顔をしながら、
「クソもう知らねえかんな!ばーか!」
と吐き捨てながら走っていった。
「お前本当に口の悪さ直せよ?」
そう言いながら男は展示されているMSのうちの一機に近付いていく。
その機体は一年戦争を共に駆け抜けた愛機、何よりこのトリントン戦争記念館の目玉の展示品だ。
そして清掃の時と同じ手順でコクピットに乗り込む。
「よっと…核融合炉起動、基礎動作OS起動…武装チェック…ビームサーベル2本か…動くだけで儲け物か…」
搭載された融合炉が唸りを上げる。
現在の主力機からすれば旧式どころか退役しているクラスの品だ。
だが、眠らせるにはまだ早いとこっそりと整備や補給は欠かしていない。3週間後の記念館創立祭で動かして驚かしてやろうと思っていたのだがまさかこんな出番があるとは、
だがこれも因果かと自分を納得させる、奴らは奴らの復讐を果たしにきたのだろうから。
だがここに住む無辜の人々を焼かせるわけにはいかない。
何より久しく味わっていなかったこの高揚を噛みしめずにはいられない。
「お前と同年代がピンピンしてんだ…イケるだろう…!?
「良いぞシャンブロ!さっすがジオンのMAだ!頼もしい事この上ねえなあ!」
そう言いながらケンプファーを駆り接敵したGM IIをサーベルで両断し、ショットガンでサーベルを抜こうとしたネモを牽制する。
彼に取って長年の宿願であったジオンの大義のための礎になるという願いが成就した晴れやかな舞台であった。
いかに1人でも多く連邦の畜生どもを道連れにするかという難題は彼の頭を脳内麻薬漬けにするには十分な体験だった。
一年戦争の神話に見染められるまでは。
「なにっ!?」
先ずは愛機の左足が突如損失した。
ついで両腕の反応がなくなり。
何が起きたか理解する間も無くケンプファーのパイロットはコクピット狙いのビームサーベルに飲み込まれた。
「カークス!味方が飲まれていっている地帯がある!上から片付けろ!」
「了解だ」
そう言いながら暴れまわっている獲物を探す。
どうやらトリントンにも骨がある奴がいる様だと独りごちながらデータを統合し獲物がいる戦域に銃口を向ける。
「…なに?」
そう口から溢れるのも無理はない。何故ならば第四世代機としてジェガンと同質と言っても過言ではないゼー・ズール2機を相手取っているのは、デモンストレーションカラーと言って良い派手な色をした第一世代の陸戦型ガンダムだったからだ。さらに驚かされる点はガンダムの方が押しているという事実だろうか。
「…エースか!」
そう判断したカークスはすぐさま狙撃体制に入りコクピットを射抜く隙を伺った。
じっとりと手が湿り気を帯びているのを誤魔化しながら一瞬の好機を逃さぬ様に狙いを澄ます。
だがガンダムはまるでこちらの動きを察知したかの様に射線に味方を割り込ませる事で撃たせまいとしている様だった。援護も出来ないままゼー・ズールが破損していく。
ライフル、ヒートナイフ、左腕、メインカメラ…一機を完全に沈黙させた後は胴体部を盾にして狙撃を避けていた。
そしてものの五分でもう一機のゼー・ズールも完全に沈黙した。
ガンダムに目立った損傷は一切ない。
完全な敗北だった。
「化け物かよ…!」
そういえば自分が正規軍だった頃に賞金が掛けられた部隊があった。
その隊長は時期に損傷を一切つけない事で有名だったと思い出す。
「Δ1か…!」
お久しぶりですはい
前に使っていたアカウントを確かgメールかなんかで登録していたんですが機種変した時に提携が切れて忘れた頃にログインを要求されて入れなくなったという話ですはい見ている人がおられるかどうかは知りませんがアナログに残しておきましょうねマジで
そしてもう更地になってるだろうなーと思って一年戦争だけで〜の感想欄を見たらですね感想が来ていてですね、とりあえず生きていますという事をお伝えしたく書いてみました。
果たしてこの行為がセーフなのかアウトなのかは運営様次第ではあるのですが続けられるのなら続けていこうと思います。