とある元憲兵《現提督》の日常   作:瑞鶴

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以前の馴れ初めと同じ施設で阿武隈が駆逐艦2人を見つけるお話。

憲兵さんは正式にトラック泊地に着任しています。




軽巡洋艦阿武隈と朝潮・満潮との出会い。

阿武隈は今必要のなくなった艦娘が送られる施設に来ている。

 

 

阿武隈「由良お姉ちゃんと鬼怒お姉ちゃんをここに送ったって私の提督は言ってたけどこんな施設が本当にあるなんて阿武隈的にはNGです。」

 

 

この施設に訪れている阿武隈は以前ここにいた由良と鬼怒が所属していた鎮守府に所属していた。

阿武隈は自分の姉2人を不要になったからという理由でこんな施設に送った自分の提督を殴ったことにより鎮守府から逃げてきたのだ。

 

 

阿武隈「まだ居てくれると良いんだけど、あの扉の向こうに誰かいるかな?」

 

阿武隈「失礼しまーす」ガチャ

 

?「あんた誰よ。」

 

阿武隈「ふぇっ!あ、私は阿武隈だよ、貴方は?」

 

満潮「私は満潮よ、隣で寝てる黒髪の子が私の姉の朝潮よ。」

 

阿武隈「貴方達は何か問題を起こしたの?」

 

満潮「私は生まれつきこんな口調だから提督が怒ってこの施設に朝潮は私1人じゃ可哀想だからって私についてきたって感じよ。」

 

阿武隈「そうだったんだ、それにしても朝潮って言ったら何処の鎮守府でもまるで忠犬みたいな感じなのにこの朝潮は違うんだね。」

 

満潮「うちの朝潮は他の朝潮とは違って1度この人って決めた相手には忠犬になるけどそれ以外の人には最低限の命令しか聞かないのよ。」

 

阿武隈「何で1度この人って決めた相手には忠犬になるってわかるの?」

 

満潮「朝潮はもう自分の主人になってくれる人を見つけたって本人が言ってたから。」

 

阿武隈「その人って誰なの?」

 

満潮「名前は分からないけど今は何処かの鎮守府で憲兵をやっていて前ここにいた艦娘5人を全員引き取っていったって、ここに来た下心丸出しの提督達が話してるのを聞いたのよ。」

 

阿武隈「!!その引き取られた5人の中に軽巡洋艦の艦娘がいなかった?」

 

満潮「あの提督達の話が本当なら軽巡洋艦の艦娘は2人いたらしいわよ。

確か名前は由良と鬼怒だったかしら、そういえばこの2人って貴方の姉妹艦なんじゃなかったっけ。」

 

阿武隈「うん、私は由良お姉ちゃんと鬼怒お姉ちゃんがここに送られたって言われてここに送ったうちの提督を殴ってからここに来たんです。」

 

満潮「そうだったのね。」

 

阿武隈「ねえ、ここには提督の人達はよく来るの?」

 

満潮「最近は1週間に2日ぐらいのペースで来るわ。」

 

阿武隈「よし、それなら私もここにいよう。」

 

満潮「はぁ!何でそうなるのよ!」

 

阿武隈「だってここに居たらもしかしたらその人がいる鎮守府がわかるかもしれないし。」

 

満潮「それもそうね。」

 

阿武隈「満潮ちゃんはどうするの?」

 

満潮「どうするって?」

 

阿武隈「もし朝潮ちゃんが認めた人が見つかった時満潮ちゃんも一緒に行くの?」

 

満潮「ええ、私も一緒にその人のもとに行くわ、朝潮姉さんが認めた相手ならまず間違いなく良い人だもの。」

 

阿武隈「それじゃあ、その時まで一緒にここで頑張ろうね。」

 

満潮「ええ。」

 

 

それから2週間が経ちその間に色々な提督が訪れていた、時には駆逐艦と軽巡洋艦しか居ないのなら用はないと帰るものもいればロリコン提督が訪れた時はどうなるかと思った、その時は朝潮と満潮がその提督にビンタをくらわしてしまいその提督はパパに言いつけてお前らを解体してやるって捨て台詞を吐いて出て行った。

 

その少し後ある提督が現れた。

 

提督「あいつが言っていた通り本当にこんな施設があったんだな。」

 

金剛「ちなみにここは何の施設なんデスカ?」

 

提督「ここは表向きは問題を起こした艦娘が送られる場所とされているが本当は提督が使えないと判断した艦娘や提督の思い通りにならない艦娘を捨てる場所だ。」

 

金剛「Shit!そんなふざけた施設があっていいのデスカ!」

 

提督「現にこうしてこの施設があるのだから受け入れるしかないな、あいつも半信半疑で来たら本当にこんなふざけた施設があったんだからなしかもあいつが来た時5人の艦娘が捨てられていたらしいし。」

 

金剛「一部の提督は私達を何だと思っているデース。」

 

提督「着いたぞ、この扉の向こうに居るはずだ、金剛は先に港に戻って艦娘達の輸送の準備をしておいてくれ。」

 

金剛「了解デース!」

 

提督「失礼するぞ」ガチャ

 

阿武隈「貴方は何処の鎮守府の提督ですか?」

 

提督「俺は呉鎮守府で提督をやっている〇〇という者だ、此処へは俺の友人がここに艦娘を捨てる施設があると聞き様子を見にきたんだ、その際艦娘がいたら俺の友人が引き取ると言っていたがな。」

 

阿武隈「!!その人ってもしかして前にここにいた5人を引き取った人ですか?」

 

提督「ああそうだが。」

 

阿武隈「やったー!やったよ皆んなこれでようやくここの生活とはお別れできるよ!」

 

満潮「長かったわ。」

 

朝潮「これでようやくあの方とお会いできるのですね。」

 

 

提督「そこまで喜ぶ事なのか?」

 

 

阿武隈・朝潮・満潮「「「事情説明中」」」

 

提督「そんなことがあったのか、それにしても朝潮は何処であいつと知り合ったんだ?」

 

朝潮「私がまだ鎮守府にいた頃提督を育成する学校に艦種別の代表として連れて行かれた時に会いました、その時私が所属していた鎮守府の提督は私達駆逐艦や軽巡洋艦の方々を弾除けや主力の方々の盾にすることしか考えてなくてそしてあろうことか私達艦娘はルックスはいいからと提督や憲兵になったらやりたい放題だと言ってました。

ですがあの方だけは違いました、戦艦や空母に練習巡洋艦代表として来ていた人達が提督に猥褻な行為をされそうになった時その方は提督を殴り飛ばし同じように艦娘にセクハラしようとした他の生徒も皆病院送りにしていました。

その時私はこの人になら私の命を預けても大丈夫だと確信しました、もし彼と何らかの形で再会できた場合あの人の下で共に頑張ろうと決めました。」

 

提督「お、おう流石忠犬朝潮だ。」

 

朝潮「私は犬ではありません!」プンスカ

 

提督「一つ言っておくが君達は鎮守府に着任する訳ではないからな。」

 

阿武隈「ええ?」

 

満潮「それはどういう意味よ!」

 

提督「あいつは引き取った艦娘は鎮守府ではなく奴が今住んでいる自宅の方に匿っているからな。」

 

阿武隈「匿う?」

 

満潮「何で艦娘を匿う必要があるのよ。」

 

提督「それは奴がいる鎮守府がブラック鎮守府で駆逐艦や軽巡洋艦は主力の艦娘の盾とでしか使用されないからだ。」

 

阿武隈「そ、そんな!」

 

朝潮「その様な非道な事をする提督はまだまだたくさんいるのですね。」

 

提督「ごく一部の提督は未だにそんな艦隊運用をしている。」

 

提督「俺が知っている中でホワイトな鎮守府は元帥の所と柱島泊地で大佐の岩戸提督ぐらいだな。」

 

阿武隈「私達がこれから向かう憲兵さんの家はここにいた5人の他にどれだけいるのですか?」

 

提督「俺が把握している限りでは、川内・神通・那珂・由良・鬼怒・白露・時雨・村雨・夕立・五月雨・海風・山風・涼風・夕雲・長波・浦風・浜風だな。」

 

阿武隈「由良お姉ちゃん鬼怒お姉ちゃん元気にしてるのかな。」

 

提督「この前俺の所に演習しに来た時に2人ともいたけど由良はやけに奴の世話を焼こうとしていたし鬼怒はまるで友人関係みたいにくだけた感じだったぜ。」

 

満潮「それはいいんだけど、流石に多すぎない?」

 

提督「だってあいつは解体されそうになっていた艦娘や出撃の際に何とか逃げ切った子を片っ端から引き取ってるしな。」

 

満潮「そんなに艦娘を引き取って養っていけるの?」

 

提督「大丈夫だ、あいつは元帥に事情を話していてな元帥がその方面は助けてくれているんだ。」

 

提督「家事は艦娘達が交代でやっているらしいよ。」

 

満潮「元帥とそんなに仲がいいのならそこの提督の事を言ったらいいじゃない!」

 

提督「もちろんあいつは自分が着任した鎮守府がブラック鎮守府だって言ったさ、でもな相手が悪すぎるんだ。」

 

朝潮「どの様な方なのですか?」

 

提督「日本国内で1番偉い奴の息子だ。」

 

朝潮・満潮・阿武隈「「「⁉︎」」」

 

提督「だから下手に手出しが出来ないんだ。」

 

満潮「そうだったのね。」

 

朝潮「そんな方がバックにいるのなら下手に動いた場合私達の提督も中々手出しが出来ないでしょうね。」

 

提督「さて、こんな所で長話もなんだしそろそろ君達の空いたがっている憲兵の下に行きますか。」

 

朝潮「そうですね、私も早くあの人にお会いしたいです。」

 

提督「それじゃあ、レッツゴー!」

 

 

噂の憲兵さんの自宅に到着。

 

友提督「ここがあいつの家だ。」

 

阿武隈・満潮・朝潮「「「デカ!」」」

 

満潮「何よこの大きい家は!」

 

友提督「そんな事言われてもこの家には本来鎮守府にいるはずの妖精さんがいるからなその妖精さんが艦娘が増えるのなら家も改造するのですって言い出してこんなことになったらしい。」

 

朝潮「妖精さんまで仲間にしているなんてやっぱりあの方は只者ではありませんね。」

 

憲兵「所で人の家の前でいつまで立ち話をしてるんだ?」

 

朝潮・満潮・阿武隈「「「‼︎」」」

 

友提督「すまんすまん。」

 

憲兵「それで?その子達3人をうちで面倒を見てやればいいんだな。」

 

友提督「ああそうだ、いつもすまんな。」

 

憲兵「気にするな俺も好きでやっているからな、所でさっきから朝潮がものすごく震えてるけど大丈夫か?」

 

朝潮「あ、朝潮は大丈夫です!」

 

憲兵「どっかの3番艦みたいなこと言ってるぞ。」

 

満潮「こんなに緊張してる朝潮姉さんを見たことがないわ。」

 

憲兵「?君もしかして艦種別の代表で来てた朝潮か?」

 

朝潮「は、はいあの時は私達のせいで貴方の提督になるという夢を壊してしまい本当にすみません。」

 

憲兵「別に提督なる事が夢だった訳ではないよ。」

 

朝潮「それでは何故提督になろうとしたのですか?」

 

憲兵「きっかけはその時うちに匿っている山風と涼風に鎮守府でのびのびと生活させてあげたかったんだ、俺以外の男性を怖がってるから俺が提督になれば山風も生活しやすいだろうと思ってな。」

 

朝潮「そうだったのですか。」

 

憲兵「まぁ今じゃ生徒と教師を病院送りにしたから提督にはならなかったけどな。」

 

朝潮「ですが貴方のおかげで助けられた艦娘がいます、その事はどうか忘れないでください。」

 

憲兵「ああ、ありがとな。」ナデナデ

 

朝潮「わふ〜」ナデラレチュウ

 

満潮・阿武隈・友提督「「「

 

( ゚д゚) ・・・

 

(つд⊂)ゴシゴシ

 

(;゚д゚) ・・・

 

(つд⊂)ゴシゴシゴシ

  _, ._

(;゚ Д゚) …!?

 

満潮・阿武隈・友提督「「「疲れてるのかな、朝潮に犬耳と尻尾が見える。」」」

 

憲兵「さてこんな所で立ち話も何だし阿武隈に関しては姉妹艦が2人いるからつまる話もあるだろうしさっさと入ろうぜ。」

 

阿武隈「やっとお姉ちゃん達に会えるー」.

 

満潮「朝潮姉さんも行くわよ、って何で落ち込んでるのよ。」

 

朝潮「モットナデテホシカッタノニ」ムスー

 

満潮「面倒臭い姉ね。」

 

憲兵「どうした朝潮お前は行かないのか?」

 

朝潮「…………………」プクー

 

憲兵(まるで意味がわからんぞ!)カワイイケド

 

朝潮「……………」ズイズイ

 

憲兵(今度は頭を近づけてきたぞ。)

 

憲兵(?あれは満潮?)

 

満潮「チャントナデテヤンナサイヨー」小声

 

憲兵(あーなるほど)

 

憲兵「朝潮は可愛いな〜」ナデナデ

 

朝潮「わふ〜」///ナデラレチュウ

 

友提督「何これ?」カエロ

 

それから家の中に入ると阿武隈が由良と鬼怒に抱きついていたり時雨が西村艦隊仲間の満潮と話していたりしていた、朝潮は憲兵と一緒に行動する事が多かった憲兵がどこかに出かけようとすれば一目散に駆け寄りついていこうとするし挙げ句の果てに眠っている時やお風呂の時間にも朝潮は憲兵と一緒いようとしていた。

 

流石にお風呂は遠陵してもらったが。

 

憲兵の後ろをついて回る姿がまるで犬に見えるので皆んなが朝潮の事を犬扱いしていた本人は当然嫌がったが何故か憲兵が同じ事をするときだけは別だった、まるで自分が憲兵の忠犬だと認めているかの様に彼の下に行き頭を近づけて撫でられに行ったり憲兵の指示をずっと待ち続けたりしていた。

 

 

 

 

 




ネタが尽きそうです。

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