勇者システムはビルド式である   作:きし川

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東郷さん参戦回です


アサガオ、出撃

場所は変わって、勇者部の部室。そこで風は三人に説明を行っていた

 

「神樹様の予言によると、攻めてくるバーテックスは12体、つまり、残り11体。」

 

風は黒板にヘンテコな絵を書きながら三人に説明する

 

「あ…それ、敵の絵だったんだ…」

 

「き、奇抜なデザインをよく現した絵だねーっ!」

 

風の描いた絵にツッコミをする樹と風をフォローする友奈。それを、無視して風はつづける

 

「奴らの目的は神樹様の破壊と人類の滅亡…以前も襲ってきたらしいけど、その時は追い返すのが精一杯だったみたい」

 

「そこで大赦が作ったのが、神樹様の力を借りて勇者に変身するシステム…」

 

風は先程の戦闘で使用した装置と二本のボトルを机の上に置く

 

「これは、“ビルドドライバー”といってこれに勇者システムの基盤になる成分が入ったボトルとそれぞれに合った力の成分が入ったボトルをセットすることで神樹様の力を使える。その適合者がアタシたちってわけ」

 

「……勇者部はそのために風先輩が意図的に集めた面子というわけですか…」

 

「……うん、そうだよ。適正値が高い人は、大赦の調べで判ってたから」

 

「…知らなかった、私、ずっとお姉ちゃんと一緒にいたのに…大赦の指令を受けてたなんて…」

 

「黙っててごめんね…」

 

風は樹に対し申し訳なさそうに言った

 

「…あっ!風先輩、じゃあこのドラゴンも神樹様の力…何ですか?」

 

「わからない…少なくともアタシの見た資料には、そんなドラゴンは載っていなかったわ」

 

「そうですか…。次は…敵いつくるんですか?」

 

「明日かもしれないし、一週間後かもしれない…そう遠くはないはずよ」

 

友奈の質問に対しそう告げる風

 

「なんで…なんでもっと早く、勇者部の本当の意味を教えてくれなかったんですか…友奈ちゃんも樹ちゃんも死んでたかもしれないんですよ!」

 

「勇者の適正が高くても、どのチームが選ばれるか、敵が来るまで分からないんだよ。むしろ…変身しないで済む確率の方がよっぽど高くて…だから」

 

教えてくれなかったことに対し怒る美森にその理由を述べる風

 

「そっか…他の所にも私たちみたいな候補者がいるんですね」

 

「そう、だからもし、選ばれなければ、ずっと黙ってようと思ってた…」

 

「こんな大事なこと、ずっと黙っていたなんて…」

 

美森はそう言うと部室から出ていった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

讃州中学のとある廊下にて

 

 

「はぁ…」

 

美森は顔に後悔の表情を浮かべ溜め息をついていた

 

「あっ!東郷さんここにいたんだ!」

 

そんな美森に友奈が駆け寄る

 

「はい、東郷さん!私のおごり!」

 

友奈は持ってきたジュースを東郷に渡す

 

「えっ…友奈ちゃん、私おごってもらう理由なんて」

 

友奈の突然のおごりに困惑する美森

 

「あるよ。だって東郷さん…さっき私のために怒ってくれたんだもん」

 

「…!」

 

「ありがとうね、東郷さん!」

 

満面の笑みを浮かべ感謝の言葉を口にする友奈

 

「あぁ…友奈ちゃん、まるで天使みたいね……それに比べ、私は…みんなが戦っているのに怯えて…国の一大事なのに勇者になるどころか敵前逃亡…ははっ、足手まといねぇ…」

 

そんな友奈を見て頬を赤くする美森。しかし、また暗い表情に戻り自虐をし始める

 

「と、東郷さーん…?」

 

「先輩の仲間集めだって、国や大赦の命令でやっていたことだろうに…はぁ…私はなんて身勝手で女々しい…」

 

「東郷さーん!そうやって暗くなっちゃだめだよー!ほら、笑って笑って!」

 

美森が自虐の言葉を口にする度にどんどん重くなっていく空気に耐えかねたのか友奈が声をあげる

 

「友奈ちゃん……友奈ちゃんはなんとも思わないの?こんな大事なことを黙ってたことについて」

 

美森は友奈に問いかける

 

「う~ん…最初はさ、すごくびっくりしたけど、でも大丈夫だよ!ちょっと…大変なミッションが出てきただけで!」

 

「友奈ちゃん…」

 

「それに!適正があったから、風先輩や樹ちゃんに会えたんだから!」

 

「適正のおかげ………確かに、その通りだね」

 

友奈の答えにそういえばそうだと笑顔で同意する美森

 

「あっ!やっと笑ってくれた!…やっぱり東郷さんは笑ってる方が好きだし、きれいだよ!」

 

「もう…友奈ちゃんったら、そんなこと言ってもぼた餅しか出ないわよ」

 

「おっ!東郷さんのぼた餅!楽しみだな~!」

 

友奈の言葉に頬を赤くする美森とぼた餅に期待する友奈

 

「あっ…友奈ちゃん」

 

「うん?なに~?」

 

「私、風先輩に謝ろうと思うの…風先輩にも事情があったのに、私はそんなことも考えずに身勝手に八つ当たりしてたから…」

 

「いいよ!じゃあ行こう!私も東郷さんと風先輩の仲がギクシャクしたままなんて嫌だし!私も一緒に謝るよ! 」

 

「友奈ちゃん、ありがとう…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一方その頃、勇者部部室では

 

「説明不足でごめんね~♪(てへっ)…さらに怒りそうね」

 

「ほんとうに、申し訳ございませんでしたーっ!…これは、低姿勢すぎる…」

 

風は美森に対してどのように謝罪するか考えていた。すると、突然なにを思ったのか四つん這いになると

 

「ごめんなさいっ…ごめんなさい…っ!」

 

まるでどこかのバグスターのように泣きながら謝る風

 

「…これはやり過ぎ」

 

そう言い立ち上がる風

 

「お姉ちゃん、もうちょっと待っててよ。いかにして東郷先輩と仲直り出来るか占っているから……この最後の一枚で結果が…」

 

樹が最後のカードを捲ろうとすると

 

「あ、あれ?」

 

なぜか、カードはまるで時間が止まったかのようにまったく動かなかった。さらに

 

テレレレレンッ!テレレレレンッ!

 

「樹海化警報っ!?そんな…まさかの連戦!?」

 

「っ!」

 

そして世界は光に包まれる

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

光がおさまるとそこは樹海。四人が見つめる、色鮮やかな樹木の先にバーテックスはいた。そして、その数は

 

「三体同時に来たわね…モテすぎでしょ、さすがに…」

 

その数なんと三体、一体だけでもかなり苦戦したのに、それが三体。その事実に四人に緊張が走る

 

「友奈ちゃん…」

 

美森は不安げな表情で友奈に声をかけると友奈は美森の手をとり、目線を合わせて笑顔で言った

 

「東郷さん…大丈夫だよ。さっきは初めてだったから怖くて苦戦したけど、今度は怖くないから大丈夫!それにこの子もいるし!」

 

キュル!

 

ドラゴンが任せろと言わんばかりに鳴く

 

「それもそうね…それでも敵は新手よ。なにをしてくるかわからない。二人とも、くれぐれも慎重にね」

 

「はい!」

 

「うん!」

 

風は友奈の言葉にしながらも警戒を怠らないよう注意する。

 

「そんじゃ!いっちょ行きますか!」

 

「はい!…それじゃあ東郷さんちょっと行ってくるね!」

 

「あ…」

 

友奈が美森の手を離し風達の所に行くと美森は名残惜しそうな声を出す

 

美森から離れた三人はビルドドライバーを取り出し、腰に巻く。そして各々のボトルを振りふたを開けセットする。友奈はドラゴンを変形させボトルを挿しボタンを押した後ドライバーにセットした

 

『ウェイクアップ!』

 

『クローズドラゴン!』

 

 

『オキザリス!』

 

『勇者システム!』

 

 

『ナリコユリ!』

 

『勇者システム!』

 

 

各々のドライバーから音声と音楽が流れると、一斉にレバーを回し

 

『Are you ready?』

 

「「「変身!」」」

 

同時に掛け声をあげる

 

『ウェイクアップバーニング!』

 

『ゲットクローズドラゴン!!』

 

『イェア!』

 

変身を完了した三人はバーテックスの方に向かう

 

「友奈!樹!まずは、手前の二体からやるわよ!」

 

「はい!…でもなんで、あいつだけあんな遠くいるんだろ」

 

友奈が一体だけ遠くにいることに疑問に思っていると遠くにいた一体が口を開き針のようなものを吐き出した

 

「風先輩!樹ちゃん!」

 

「「っ!」」

 

友奈はバーテックスから何かが飛んでくるのに気づくと二人に警告する。そして、飛んできた針を風は大剣を盾にして、樹は周辺の樹木をワイヤーで動かして盾にして防ぐ。友奈は回避できるものはよけ、できないものははたきおとす。そうやって、攻撃をしのいでいるといつの間にか接近してきた長い尾をもつバーテックスが横から友奈に対し向かって尾の先端の針を使ったを攻撃をしかける

 

「まずっ!キャア!」

 

攻撃に気づいた友奈は咄嗟に両腕を交差させて防御姿勢をとるが踏ん張りきれず吹き飛ばされ転がる。幸い攻撃自体は精霊バリアのおかげで防げていた

 

「危なかった…」

 

友奈はすぐ立ち上がる

 

「致命傷になりそうな攻撃は精霊が防いでくれるわ!けれど、何回も使えるものでもないから多用は禁物よ!」

 

「はい!気を付けます!」

 

友奈は長い尾をもつバーテックス『スコーピオン』と対峙する

 

スコーピオンが再び針で攻撃すると友奈は跳んで回避しスコーピオンの尾に着地するとそのまま走り出す

 

「オォォォォリャァァァ!」

 

そして、スコーピオンに接近した友奈はそのままの勢いでスコーピオンを殴る

 

「よし!友奈に続くわよ!樹!」

 

先行した友奈に続こうと風が向かおうとすると

 

「!?お姉ちゃん!危ない!」

 

「なっ…!?」

 

樹の叫び声に振り向くと先程とは違う方向から針のようなものが飛んできた。慌てて防ぐ風、なんでと思い飛んできた方を見ると針を飛ばすバーテックス『サジタリウス』が放った針を硬い装甲をもつバーテックス『キャンサー』が板状の器官を使い反射させていた

 

「ちょっ!…そんなのありぃ!?」

 

「この!この!」

 

サジタリウスとキャンサーの連携に苦戦する風、風を助けようとワイヤーで針を落とす樹だが針が多く、落としきれない。

 

「どうしよ…あいつを何とかしないと…!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

風と樹がバーテックス達の連携に苦戦している頃友奈は

 

「オリャリャリャーッ!」

 

友奈はスコーピオンの懐に入り込むと連打を叩き込むが、スコーピオンもただではやられず胴体で押し潰そうとする

 

「おっと!」

 

友奈は押し潰される前に脱出するが、出てきた所をスコーピオンが刺突を放つ

 

「うあっ!」

 

友奈は辛うじて避けるが、続けて二撃目、三撃目と刺突が放たれる

 

「っ!」

 

これもなんとか避けるがかなり間合いを離されてしまう

 

「このままじゃ…一方的にやられちゃう…」

 

どう攻めるか考えているとスコーピオンは尾でなぎ払うように攻撃してきた。友奈は跳んで回避するが

 

「しまった!」

 

それを待っていたかのようにスコーピオンは刺突を空中の友奈に放つ

 

(…そうだ!)

 

スコーピオンの針が自分に向かって来るのを見ながら友奈はひらめく

 

(うまく…いきますように!)

 

友奈は自分の足元に精霊バリアを張るとそれを足場にしてスコーピオンの攻撃を避ける

 

「やった!」

 

思い付きがうまくいき、喜ぶ友奈

 

(これなら…いける!)

 

友奈は再びバリアの足場を作り、それを蹴ってスコーピオンに向かって飛び込む。スコーピオンを素早く尾を戻そうとするが

 

「ホッ!ヨッ!ハッ!」

 

友奈はさらにバリアを張り、それを蹴って加速する。同時に、レバーを回す

 

「ハァァァ!」

 

『Ready Go!』

 

「勇者ァァ!!…ッ!?」

 

友奈がスコーピオンに対し大技を繰り出そうとした瞬間横からサジタリウスに狙撃される。そして、狙撃され体勢を崩した友奈にスコーピオンの刺突が直撃し突き飛ばされる

 

「ウッ!アアアア!!」

 

突き飛ばされた友奈は樹木を数本折りながら飛ばされ地面に転がる

 

「ぅ…ぁ…」

 

痛みでまともに動かない体をなんとか動かし立ち上がろうとする。すると、

 

「友奈ちゃん!」

 

「東、郷…さん?…そっか、私、ここまで飛ばされたんだ」

 

友奈は気付けば美森と別れた最初の場所まで飛ばされていた

 

「あっ…!東郷さん急いで離れて…あいつが来る前に…!」

 

友奈はフラフラと立ち上がりながら美森に言った。しかし、美森は首を横に振る

 

「友奈ちゃん…もうやめて!やっぱり…無理だったのよ!」

 

「大丈夫…大丈夫…ヘーキヘーキ…っ!」

 

友奈は歩き出そうとしたがガクンと力が抜けたように膝をついてしまう

 

(攻撃…食らいすぎちゃったかなぁ…)

 

「友奈ちゃん!」

 

膝をつく友奈に美森が近づこうとした瞬間、ベキベキと樹木を折りながらこちらに向かって来るスコーピオン。そして、美森を狙って針を突きだす

 

「っ!」

 

恐怖のあまり目を瞑るが何も起きない。疑問に思い目を開けると

 

「ンググッ…!」

 

友奈が美森の前に立って針を止めていた

 

「東郷、さんは、私が、守る!」

 

押し返そうと力を込める友奈。すると、突然スコーピオンは尾を振り上げ針を止めていた友奈を空中に放り投げる

 

「うわっ!」

 

そして、放り投げた友奈に尾をぶつけ地面に叩きつける

 

「あぐッ!」

 

さらに、だめ押しと言わんばかりに刺突を何度も当て続ける

 

「うぐっ!かはっ!」

 

「やめて!友奈ちゃんが死んじゃう!」

 

しかし、スコーピオンは止まらない

 

「やめろぉぉぉぉぉぉ!」

 

美森は更に大きな声で叫ぶ。すると、スコーピオンは攻撃を止めた。そして、美森の方を見る

 

「友奈ちゃんを、いじめるなぁぁぁ!」

 

「東郷さん…だめ…」

 

更に叫ぶ美森、それを見て止めようとする友奈。すると突然スコーピオンは、美森を攻撃するが精霊バリアに防がれる。すると、美森の側に白い卵みたいな精霊と鉢巻を巻いた犬のような精霊が現れ持っていたビルドドライバーを美森に渡す。受け取った美森はそれを腰に巻く。続けてもう一体の精霊からボトルを受け取るとボトルを振りふたを開けドライバーにセットする

 

「私は、いつも友奈ちゃんに守ってもらってた…だから……、次は私が勇者になって…友奈ちゃんを守るんだ!!」

 

『アサガオ!』

 

『勇者システム!』

 

さらにレバーを回す

 

『Are you ready?』

 

「変身!」

 

変身が完了すると青い装束を纏い白い帯状のものを使って立つ美森が現れる

 

「東郷さん…!」

 

「よくも、友奈ちゃんを傷つけてくれたわね…!友奈ちゃんが受けたその痛み、貴方も味わいなさい!」

 

美森はライフルを召喚するとスコーピオンにに対し発砲する。美森が放った弾丸はスコーピオンに着弾しその巨体を後退りさせる

 

「よし…これなら!」

 

威力を確認した美森は更に弾丸を放ちスコーピオンを後退させていく。その時、友奈が叫んだ

 

「東郷さん、危ない!」

 

えっ?と横を見るとサジタリウスから放たれた針が迫っていた。まずいと思い回避しようと帯を動かすがこれでは間に合わない。すると、そこへ友奈が割り込み飛んできた針を落とす

 

「東郷さんは私が守る!」

 

「友奈ちゃん…、っ!なら私は友奈ちゃんをもっと守るわ!」

 

いつの間にか迫ってきていたスコーピオンの針を弾丸で弾く美森

 

「東郷さん…ありがとう!」

 

「友奈ちゃんのためだもの同然よ!」

 

友奈に向けて親指を立てながら笑顔で言う美森。それを見た友奈は同じく親指を立て笑顔で返す。そして、美森の前に立つ

 

「すぅー…はぁー…よし!援護お願い!東郷さん!」

 

深呼吸し、構えをとり、美森に言った

 

「了解よ、友奈ちゃん!好きに暴れて!」

 

「うん!」

 

美森の言葉を聞いた友奈はスコーピオン目掛け一直線に走り出す。突撃してくる友奈に対しスコーピオンは針を突きだすが

 

「させません!」

 

先程と同じように弾丸によって弾かれる。ならばと、尾を薙ぐように振ろうとする。しかし

 

「それもさせない!」

 

美森は振るわれる尾の間接を狙って数発の弾丸を放ち穴を開ける。すると振った勢いで尾がちぎれ飛んでいく。すぐに再生が開始されるが

 

「東郷さんが守ってくれてる、今の私は負ける気がしない!」

 

そこへ友奈がスコーピオンの懐に到着する。そして、レバーを回す

 

『Ready Go!』

 

「勇者ァァ!!パァァンチッ!」

 

『ドラゴニックフィニッシュ!!』

 

友奈は青い炎を纏った拳でスコーピオンを下から打ち上げるように攻撃する。すると、青い炎は龍の形に成りスコーピオンを貫通した。そして、貫通し天へと昇る龍の口には御霊が咥えられ、そのまま噛み砕かれた

 

「よーしっ!…まずは一体…撃破!」

 

「次は、風先輩の所にいる二体ね」

 

天へと昇る御霊を見ながらガッツポーズする友奈と端末で敵の位置を確認する美森

 

「それじゃあ、行こっか!東郷さん!」

 

「いきましょう!友奈ちゃん!」

 

そして、二人は風達の元へ向かうのだった

 




次回 東郷、無双

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