童磨にもし、お兄ちゃんがいたら   作:尾形

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第四話 前と今

そう聞かれて、俺は答えに詰まった。

国語のテスト風に要約して書けば、

 

「君はこれから鬼になる可能性があり、しかも鬼になるとめっちゃチートになって一杯人間を食べます。」

 

…いやそんな事言えるかよ。

感情が無いやら俺を見下してくるやら散々とは言え、童磨は俺の弟だ。

俺だって急に「お前将来ジェイソン的な事するよ。いやマジに。」とか言われたらメンタル死ぬ。

 

そもそも童磨が生まれてる時代が違うし、伊之助は平和な山の王になってるし、琴葉さんも普通に元気。

というか俺がいる時点でもう結構色々狂ってる。

 

つまり、童磨が“上弦ノ弐”になる可能性は、今現在の時点で限りなく低くなってきてるんだ。

というか既に、胡蝶姉妹も九割生存ルートを辿ってる。

 

あれ、そうしたら堕姫とか妓夫太郎って一体誰が鬼にしたんだ…。

うん?そもそも上弦の陸って誰がやるん?

 

「…兄上、なんで答えられないの?ねえ、なんで?なんで?」

 

「そうやって純粋ぶるな。目を潤ませるな。罪悪感湧くから。」

 

俺が珍しく時系列とか色々整理してる時に限って、なんで童磨は俺の邪魔をしてくるんだろう。

しかし童磨にしては珍しく、俺の袖を掴んだまま離さないで、なんで?なんで?と聞いてくる。

 

「そんなに気になるか?ていうか俺も不確定要素多すぎてもうわっかんねえ。」

 

「じゃあ不確定要素を除いた、一番可能性が高いのを教えておくれよ。」

 

「ええー」

 

適当に作り話をするか…?でも童磨の事だ、どうせどんな手を使ってでも俺の口を割ろうと、服の中に画鋲を入れてきたり、カエルの死体が布団の中に入ってる嫌がらせが二ヶ月は続く。

こんな事現代でやったら、間違いなくイジメの部類に入るんだからな。

 

前にやり返さなかった俺を褒めて欲しい。

その後叩いたけど。

 

「じゃあ頭の回転が遅そうな兄上に、質問を変えるよ?」

 

「姑みたいに俺の馬鹿さをネチネチ言うのやめて下さって?」

 

いつもの調子で言い返してやっても、どうも童磨の表情筋は動かない。

これはもう本性が滲み出ているな。

 

「兄上、俺って人を殺してたりするのかなぁ?」

 

「よっこいしょぉ」

 

 

これは困った。

いやなんで兄弟続けて十三年目の一番普通な日に、そういう質問ぶちかましてくんのかな?

ああ、でも前にもこんな事あったわ。

 

確か一年前の冬の夜。

 

俺がぐっすり寝込んでる途中に、急に襖をぶち破ったかと思うと、童磨は満面の笑顔で尋ねてきた。何の前触れもなく。

「ねえ兄上、なんで人間って生きてるの?生きる意味って本当にあるの?」

寝ぼけ眼の俺にそんな事を質問してみろ、ただでさえ馬鹿で寝言ポンコツな俺だぞ。

なんて答えたか忘れたけど、とにかく頭の良い回答は出せなかった気がする。

 

それと二年前くらいの夜中。

これはマジで劇場版貞子をぶっ通しで見続けた並のダメージを喰らった。

 

当時サンタ制度をまだ導入してた俺は、夜中に童磨の部屋に忍び込んで、童磨が欲しいと言ってた「白楽天詩集」というまあ何とも表紙だけで頭痛がする分厚い本を置いてあげようとした…んだが、あろう事かこの弟、罠を仕掛けやがった。

まんまと引っ掛かった俺は、天井に逆さに吊り上げられるという人生初の体験をした記憶がある。

そして童磨は、そんな俺に一言。

「ねえ兄上、人間って愚かだよね。可哀想だよ。」

 

そういえば三年前も…

 

 

 

これはもう…発作的なものなんだろうか?

童磨は誰でもいいから一年に一回、人間の生きる意味を問わないと落ち着かない日があるんだろう、俺はそう結論付けた。

 

でも童磨は、まだ俺の袖を掴んだままだ。

笑ってるけど、なんか不安そうな顔。

生意気な弟がこんな顔すると、俺まで怖くなってくる。近いうちに隕石でも降るのかな。

 

「大丈夫だって。じゃあ逆に聞くけど、なんでそんな事訊くんだ?」

 

「いやぁ、兄上の能力って兄上に付与される事で兄上と同じく壊れちゃうのかなぁって、確かめたかっただけ。」

 

「お前一々俺を馬鹿にしないと気が済まないわけ?」

 

「嫌だなぁ、俺は心から兄上を尊敬してるんだぜ。」

 

どう見ても尊敬してる奴に取る態度じゃねえだろ。

 

俺は一回考える。

この質問を適当に切り上げるのもありなんだけど…バタフライ効果というものをご存知だろうか。

もしここで俺が質問を流してしまえば、もしかするともしかすると、童磨のサイコパス度を僅かに上げる結果になり、更に言うとその結果、上弦ルートが再出現してくるかもしれない。

 

真面目に答えるしかないか…。

全ては琴葉さんの為、胡蝶姉妹の為、そして童磨自身の為だ。

 

「結論から言うと、童磨、お前は大丈夫だ。何もしない。」

 

「…嘘ついたら分かるからね?兄上嘘つくのメダカ並に下手だろう。」

 

「メダカって嘘つくのかよ。お魚とお喋りできるんですかー。」

 

「そういうのつまらないよ。」

 

自分から吹っかけてきたくせに、童磨は勝手に俺を冷めた目で見てくる。

咳払いをして、俺は続けた。

 

「蜘蛛の糸って話…あ、出版前か。いやなんかね、死刑になって地獄行きになった男が、生前一回だけ蜘蛛殺すの躊躇ったからって理由で、助けてもらえる、って話なんだけどさ。あ、結局地獄に戻るけどね。」

 

「その話って、俺の質問と何か関係あるのかい?兄上。」

 

童磨が好奇心を全面に出してそう訊いてくる。

そうそう、ちょっと待ってくれ。話はこれからなんだ。

 

「その男…名前何だっけ…とにかくソイツが助けて貰えた理由って何だと思う?」

 

童磨は、は?とでも言いたげな顔をして俺を見てくる。

 

「蜘蛛を殺すのやめたからじゃないの。」

 

「ふふふ、読みが甘いな弟よ。」

 

俺は童磨に何か反論される前に、話を続ける。

 

「蜘蛛を助けただけでヒョイヒョイ助けてたら、なんか色々ヤバいだろ、死後の世界の構造が。だから俺は思うんだけど、死刑になったソイツ、自分が一回だけ蜘蛛を助けてた事を覚えてたから、まあ一度は地獄から出られる機会を貰えたんじゃね?って。」

 

「…で、結局言いたい事は何だい?」

 

「要はさ、どんなに悪い事しまくっても、自分が善い事をした、自分には善い事ができるんだ、って自分の中の善人の部分を信じてれば、救われる機会はあるかも…的な話だな、と俺は勝手にそう解釈してるんだよ。だからさ、童磨も俺にそういう事訊くってことは、自分がそうじゃない、ってどこかで思ってるからなんじゃないの?まあ自分の事は結局、自分にしか分かんないけどなー。」

 

童磨の方を見ると、なんか変な顔をしていた。笑ってるようで、笑ってないような。

混乱してるのかよく分かんないけど、どういう表情なんでしょうね、これは。

 

「…兄上の割に身の丈に合わない事を言うと、言葉が可哀想だよ?」

 

「全っ然人の話聞いてねえ〜っ」

 

でも俺は、できる限りの返答をした。

やっぱり童磨は童磨だ、まあニコニコサイコより毒舌サイコの方がまだマシかもしれない。

 

「でも正直言って兄上の能力ってどこで使うの?使い道あるの?それとも何、十三年間ずっと活用法も考えずにぼーっとしてたのかい?」

 

「え、さっきの話は…問題解決した?大丈夫か?」

 

「いや別に、もういいや。」

 

ええ。

結構頑張って身の丈に合わない台詞言ったのにさ…俺の努力と口周りの筋肉の労力を返して欲しい。

 

「あ、ていうか最近近所の女の子と仲良くなったから、俺少し行ってくるね。」

 

「お前歳上好きじゃなかったのかよ。」

 

「ああ、兄上。可哀想ったらありはしない。自分がモテないからって弟である俺を僻むだなんて…」

 

「行ってこい。もう戻ってくんな。」

 

「酷いなぁ〜君みたいな意地悪な兄上とは初めて会うよ。」

 

「いや毎日毎日顔合わせてんだろ。」

 

でも素早い動きで、童磨は俺に向けて親指を下げてから、満面の笑みで部屋を出て行った。

…やっぱり教育に悪いことなんて、教えてやるんじゃなかったわ。

さてと、琴葉さんと伊之助に会いに行って癒して貰おうっと。

 

俺は廊下をタカタカ歩いて、伊之助達の姿を探した。

廊下は長さも幅もデカイ割に歩いてる人が少ないので、たまに童磨とボーリング(自作)をやっている。

…いつも俺が負けるけど。

床が凹んでる場所は、大体それのせい。

 

「あれ絹子ちゃん、髪型変えた?良いねえ、似合ってるよ。」

 

ふとあの弟の声が聞こえてきて、俺は辺りを警戒した。

声は廊下の奥の方から聞こえてくる。

恐る恐る、廊下突き当たりに当たる襖をスゥっと開ける。

 

「ええ〜そんな事言われると照れちゃうわ、童磨君。」

 

童磨と、同い年くらいの女の子が、仲よさそうに話してる。

 

「ほら。前に好きって言ってた睡蓮の花、見つけたから摘んできたよ。髪に飾ってあげるね。」

 

「ありがとう!童磨君って本当に素敵だわ。」

 

うわぁ。

 

何、お前。

鬼になろうがなるまいが女の人好き変わんねえじゃん。

ていうか琴葉さん呼び捨てにするわ、同年代の女の子勝手に招き入れるわ、お前将来刺されんぞ。

 

「あれぇ…おかしいなぁ。何か襖の方から異臭がするんだけど…。」

 

異臭て。

童磨、気が付いてるなら気が付いてるでストレートに言ってくれよ…結構今メンタル殺しに来てるだろ。

 

「はいはい出て行きますって…」

 

俺はハァ、と溜息を吐きながら、そっと襖を閉じてやった。

…もう、ね。

炭治郎の弟とかに生まれてたら、俺の人生ももう少し平穏だっただろうな。

琴葉さん所の養子にして貰おうかな…。

 

独り身で寂しく廊下を歩いていると、しばらくして誰かとすれ違った。

珍しい。

あんまり部屋から出る人はいないのに。

信者の人じゃないのかな。

 

とはいえその人の顔を特別見ようともせず、俺はそのまま伊之助の姿を探した。

 

「伊之助〜、伊之助〜。」

 

童磨に伊之助の部屋の場所くらい聞いときゃ良かった。

それでもしばらく歩いてると、向こうの方から、何ががダダダと接近してくる音がした。

 

「猪突猛進っ!猪突猛進っ!」

 

この声は…

 

「おいお前!この伊之助様に何の用だ!」

 

「あ、いたいた。」

 

猪の被り物はしたまま、上半身をさらけ出した伊之助が、廊下を斜め走りにやって来た。

触覚が鋭いから、俺がいるのも分かったんだろう。

便利だなー。俺転生したのに何にも能力無いんですけど。

 

「伊之助さ、今暇?」

 

「暇ってなんだよ!」

 

「いや、他にやる事ない?」

 

「あるわけねえだろそんなもん!」

 

滅茶苦茶かっこ良く暇宣言した伊之助を、俺は散歩に誘った。

 

「なんか今キノコが採れるらしいんだよ。だから伊之助、裏山一緒に行かないか?」

 

「キノコ?ああ、あれだな!天ぷらに入ってるあれか!」

 

「そうそう、それ。」

 

「いいぜ!俺様が付き合ってやる!付いて来いエンマ!」

 

 

 

…とまあ、なんで俺がその後三時間に渡り泥まみれで、毒キノコを食べて変な笑い声しか出なくなったりしたのか。

それにもしっかり理由がある。

いやマジでキノコ狩りなんか行かなきゃ良かった。

 

 

 

「なあ伊之助、このキノコって食べれるのか?」

 

山に入るやいなや、俺はカサが薄平らに伸びた椎茸っぽいやつを見つけた。

伊之助はそれを手でガシッと握ると、一言。

 

「毒はねえな!ビリってしないから!」

 

「オッケーオッケー。」

 

伊之助の触覚ゴーが出れば、俺は持ってきた籠にキノコを放り込む。

 

「…ていうかこの山の所有権って誰が持ってるんだ?まいっか、大正だし。」

 

歴史勉強を全くしていない馬鹿さを丸出しに、俺は伊之助と一緒に山を駆け回って、

ひたすらキノコというキノコを採りまくった。

 

ヒラタケ、オオイチョウタケ、ブナシメジ…本でしか見た事なかったけど、現代では見れないんじゃないかって思うほどの量のキノコが、裏山には自生してた。

ここ食糧庫にしようっと。

 

どうやら前に童磨から聞いた話によると、この山には松茸も生えているとかいないとか。

 

…売れば金になるのかな…

 

とお馴染み、邪シンキングをしてた俺は、伊之助がヤバイ事をしてるのに気がつく。

 

「伊之助何してんのっ!?」

 

「この青いやつ美味そうだよな!腹が減るぜ!エンマも食べてみろよ!」

 

「…遠慮しときます。」

 

「なんで食べねえんだよこの弱味噌がっ」

 

「琴葉さーん助けて下さい。」

 

伊之助はジリジリと、俺ににじり寄ってきた。

猪の目が俺を見てくる。怖い。

 

生憎落ち葉だらけで足場が悪く、残念ながらそこまで足が速くない俺は逃げることもできない。

ていうか琴葉さんに育てられてもこんな感じになってたの?伊之助。

 

「ほら」

 

「いらん。」

 

「ビリってしねえぞ?」

 

「いや毒の問題じゃなくてビジュアル的に無理。」

 

「美受亜留…?でもエンマの服の色と同じだぞ」

 

「え?気にすんのそこ?」

 

確かに俺は、童磨の赤い着物と対照的に青い着物だけど…

それと毒キノコっぽいやつ食べなきゃいけないのの、どこが関係あると言うのかね。

 

「俺も食べたけど美味かったぞ!蛙焼いたみたいな味がしたな!ヒィッ」

 

「益々食う気失せたんですけど。あっ!」

 

だが一瞬の隙を突いて、俺の口の中には青いキノコが入っていた。

伊之助ェェ?

 

「うわにっが!」

 

蛙焼いた味がするわ、確かに。

にっが。

現代で言うなら、ピーマンにツナと蜂蜜かけた感じの味だ。

分かんないか。

 

「ヒィッ!どうだ美味いだろ!ヒィッ!」

 

「何!?怖いんですけど!?ヒィッ!」

 

なんか変な笑い声が口から出てくるのは気のせいだろうか。

ヒィッ

 

「ヒィッ、え何毒無いヒィッって言ったじゃんヒィッ」

 

「あ、ヒィッ、でも確かに少しだけヒィッピリッとしたなヒィッ」

 

「もうヒィッ何言ってんのかヒィッ、分かんねえよっヒィッ」

 

俺と伊之助はパニクりながら、さっき食べた青キノコを吐き出そうとした。

しかし残念なことに、キノコは既に食道を経由済みらしい。

 

「ヒィッ、ヒィッ、ちょ、ヤバイってヒィッ」

 

「ヒィッ、ヒィッヒヒヒッ」

 

山で奇声を発しながら涙目でキノコを採る、少年二人組。

もしこれが現代だったら、間違いなく職質される。

 

「ちょっとそこのお兄さん達〜話聞かせてもらおうかぁ。」

 

警察の方ですか?

やばいこれはあかん、と俺は声がした方を見た。

 

「ヒヒヒッ!」

 

「うわ気持ち悪いよ、兄上。なんでそんなに笑ってんの?顔、怖いよ?」

 

なんだ、ただの童磨か。

 

「ねえ伊之助、兄上どうしちゃったの?普段から頭がおかしいのに、更に拍車がかかってるじゃないか。」

 

「フフフッ、フフッ」

 

「あらら、伊之助も駄目になっちゃってるよ。」

 

というか、さっきまで女の子とキャッキャウフフしてたお前が、なんでこんな山奥に来てるんだ?

 

「え?俺がなんで来たか気になるの。いやぁ、兄上が俺と絹子ちゃんの事、鈴枝ちゃんと俊子ちゃんに言われても面倒だから、口封じしようかなぁ、って。」

 

いや殺す気かい!

全然サイコのまんまじゃん。ダメじゃん。浮気しまくりだし。

…隣で笑い転げてる伊之助を見ながら、俺は笑いつつも溜息を吐く。

 

第一、こんな山奥までキノコを取りに来たのだって、童磨の為だ。

夏にコイツが椎茸の天ぷらを食いたいとか言ってたのに、季節じゃなくてなんか落ち込んでる風を見せたから、思い立ったが吉日とわざわざ秋になってから今日、キノコを採って天ぷらでも作ってやろうと思ったのに。

 

ちなみに言えば、五歳の時まで童磨の好物は肉だった。

今は天ぷららしいけど。

 

なんでだろう、鬼の記憶が残ってるのか何だか知らんけど、とにかく俺は怖くて

「はい、万世極楽教の信者の皆様、今日から菜食主義になりましょうね」

というまあ身勝手なお布施を出して、それから童磨も俺も、五歳の時以来肉は食べてない。

健康体だね。

 

「ああ、兄上さ。もしかして天ぷら作ろうなんて思ってないよね?やめておくれよ、冗談は。え?何、揚げ物が兄上にできるなんて思ってた?無理無理無理、可哀想な兄上。身の程に合わない言葉の次は料理をしようだなんて。ああなんて可哀想。神様、どうかこの哀れな兄上にご慈悲を…」

 

最高に煽りMAXな弟。

こういう時に痛い目見ないと、将来絶対にナメプばっかりする人間になる。

 

兄である俺は、それを今ニヤニヤしてるコイツに教えないといけない。

…苛立ったのもあるけど。

 

「ああ言っておくけど、俺は兄上のこと心から…ってちょっと兄上!何俺に喰わせてんのさ。」

 

「ヒヒヒッ!」

「フフフッ!」

 

俺は童磨に、あの青キノコ攻撃をくれてやった。

積年の恨みだ。

 

伊之助はもう笑い転げすぎて、笑い声が笑い声になってない。

 

「ちょっとヒヒッ、冗談はヒヒッ、よしておくれよヒヒッ。」

 

俺も症状が重症化してるけど、それ以前に童磨も結構ヤバくなってた。

 

「フフフッ!フフフッ!」

 

「ヒヒヒヒッ!」

 

「ヒーヒッヒ!」

 

三人で笑い転げながら、伊之助は落ち葉をバンバン叩き、童磨は俺の背中をバシバシ叩いてくる。

 

 

 

…俺もなんで人間が生きてるのか問いたくなってきた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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