Fate/Heros Mythology   作:厨二ズム

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士郎:オリジン

I am the bone of my sword.(身体は剣で出来ている)

 

 

Steel is my body,and fire is myblood(血潮は鉄で、心は硝子)

 

 

I have created over athousand blades.(幾たびの戦場を越えて不敗)

 

 

Unaware of loss.(ただ1度の敗走もなく)

 

 

Nor aware of gain(ただ1度の勝利もなし)

 

 

Withstood pain to create weapons.(担い手はここに孤り。)

 

 

waiting for one’sarrival(剣の丘で鉄を鍛つ)

 

 

I have noregrets.This is theonly path(ならば、わが生涯に意味は不要ず)

 

 

My whole life was“unlimited blade works”(この身体は、無限の剣で出来ていた)

 

 

それはある男の生き様だ。

誰にも理解される事はないその理想を体現した男。

確かにそれに至る道は常識ではありえないだろう。

彼の行った事は掃除屋のそれに相違ない。

しかし、紛れもなく彼は悪を斬り捨て善を救った。

そう、男は至った。彼の求めた頂に……正義の味方に

 

 

 

 

 

 

 

最近よく夢を見る。

白髪に浅黒い肌、赤い外套を纏った男の夢を。

男は求められればどこにでも現れた。

そこがどこであろうが、どんな地獄だろうが助けを求める声に応え続けた。

男の歩んだ道は正しく地獄だった。

街を燃やす炎、焼け焦げた人の香り、とめどなく流れる血。

ただ人を救いたかった、せめて自身の周りの者達には笑顔でいて欲しかった。

故に男は自身の死後を世界に捧げた。

そんな正義の味方になりたかった男の死は守りたかった者達によって迎えられた。

 

 

 

 

 

俺はこの男に感じる事があったのだろうか。

いや、心のどこかでは気付いている。

けれど、どうしても認める気にはなれなかった……。

(言峰士郎)とこの男は……

 

 

△▽△▽△▽△▽△▽△▽

 

雄英高校ヒーロー科。

そこはプロに必須の資格取得を目的とする養成校。

全国同科中最も人気で最も難しくその倍率は例年300を超える。

 

『オールマイト』『エンデヴァー』『ベストジーニスト』

 

かの偉大なヒーローには雄英卒業が絶対条件なのだ。

 

 

「ここが雄英高校か……」

 

「どけやクソデクが!」

 

「か、かっちゃん!!」

 

「チッ……」

 

つんつん頭のかっちゃんと呼ばれた少年はドカドカと歩きながら前を歩いていた緑色の髪の少年を怒鳴りつけていた。

2人はどうやら知り合いのようだ。

 

「ねぇ、君外国人?」

 

突然丸顔の少女が声をかけてきたのでそちらに目を向ける。

 

「ん?いや、これは地毛なんだ。俺は言峰士郎」

 

「地毛なんや……。私は麗日お茶子。緊張するよねぇ」

 

「あぁ。」

 

「お互い頑張ろう」

 

「そうだな。じゃあまた」

 

「うん」

 

 

 

 

 

『今日は俺のライヴにようこそー!!!!』

 

『エヴィバディセイヘイ!!!!』

 

「「「「「………」」」」」

 

『こいつぁシヴィーー!!

受験生のリスナー!

 

実技試験の概要をサクッとプレゼンするぜ!!アーユーレディ!?』

 

 

「「「「…………………」」」」

 

なんだか可哀想に見えてきた……

 

雄英の講師が全員プロヒーローだという事に驚きながらも説明を聞いていた。

 

『入試要項通り!!十分間の「模擬市街地演習」を行ってもらうぜ!持ち込みは自由!プレゼン後は各自指定の演習会場へ向かってくれよな!!』

 

『演習場には仮想敵を三種・多数配置してあり、それぞれの「攻略難易度」に応じてポイントを設けてある!!』

 

『各々なりの個性で仮想敵を行動不能にし、ポイントを稼ぐのが君達の目的だ!!』

 

『もちろん他人への攻撃等、アンチヒーローな行為はご法度だぜ!?』

 

その後は前の席に座っていた眼鏡の少年がプレゼント・マイクへの質問をして幕を閉じた。

 

『俺からは以上だ!最後にリスナーへ我が校校訓をプレゼントしよう』

 

『かの英雄ナポレオン=ボナパルトは言った!「真の英雄とは人生の不幸を乗り越えていく者」と!!Plus ultra!!それでは皆良い受難を!!』

 

 

 

 

 

 

 

バン!!!!

 

(広いな…………ん?あれは……麗日さん?)

 

「その女子は精神統一を図っているんじゃないか?」

 

「え?」

 

「君は何だ?妨害目的で受験しているのか?」

 

「すまない。そんなつもりは無かったんだ。」

 

「……君」

 

『ハイ!スタート!!』

 

「「「「え?」」」」

 

『どうしたぁ!?実践じゃカウントダウンなんざねぇんだよ!!走れ走れぇ!!賽は投げられてんぞ!!?』

 

次の瞬間会場に居た受験者は一目散に駆けていく。

そして俺は

 

 

強化、開始(トレース・オン)

 

俺は既に駆け出していた。

この入試の実技試験は持ち込みが自由であるため首に掛けた十字架のネックレスに手をかけ握る。

それと同時に夢で見た魔術というものを行使する。

やってみるまでは出来るか心配だったがどうやらこの身体にも魔力は流れているようだった。

 

『標的発見、ブッ殺ス!』

 

手元に握ったは十字架が光を放ちその形を変えていく。

俺の個性(・・)によって十字架が西洋剣に姿を変えた。

俺は西洋剣を振り迫り来る仮想ヴィランを両断した。

 

 

「これで20ポイント……次は」

 

『標的発見!ブッ殺』

 

「何!?け、剣!?」

 

突如死角から襲いかかった仮想ヴィランをどこからか降り注いだ剣によって破壊された。

 

「一体何処から………」

 

眼鏡をくいっと上げると少年は足からエンジンを噴射させて去っていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「これだけポイントを取れば安泰かな?」

 

 

 

次の瞬間

 

 

ドガァァァァァン

 

「なんだ!?」

 

「あれは!!」

 

常人より遥かに優れた俺が捉えた光景はビルほどの巨体で暴れる仮想ヴィランと瓦礫に足を挟み動けないでいた麗日さん。

 

憑依、開始(トレース・オン)

 

「………I am the bone of my sword.(我が骨子は捻れ狂う)

 

 

 

 

偽・螺旋剣(カラドボルグ)

 

 

 

個性によって瓦礫を1本の剣と弓に変態させる。

完成した刀身の捻れた剣は血のように赤黒い光を纏うと細く形を変える。

俺はその剣を黒塗りの弓で放つとそれは空気を空間を捻り裂きながら仮想ヴィランに吸い込まれていく。

それと同時に今朝のデクと呼ばれた少年が飛び出すのが見えた。

少年の規格外のパワーで殴られた仮想ヴィランは後方に倒れ、追い討ちをかけるように偽・螺旋剣が仮想ヴィランに着弾した。

 

壊れた幻想(ブロークンファンタズム)

 

俺は強化魔術を身体に掛け個性を用いて偽・螺旋剣が仮想ヴィランにが盛大に爆発する前に麗日さんと少年の元に走って行き、抱き抱えると爆炎に巻き込まれないように離脱する。

贋作とは言え英霊に傷をつけることが出来る神秘が宿っているのだ。

偽・螺旋剣が貫いた仮想ヴィランはその膨張し弾けちった神秘と共に弾け飛んだ。

 

 

 

 

『終〜〜〜〜了〜〜〜〜〜〜!!』

 

 

 

 

 

こうして雄英高校の入試は幕を閉じた。




士郎くんの個性が何か分かるかな……?

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