終わりと始まり   作:空丘ルミィ

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あっはっは…疲れには勝てませんよハイ。何とか頑張って今年中に終わらせたいものですが・・・








11話:挑戦

 

 

 

 

 

 

 

 

9月1日

 

日菜さんとの最初のデートに行ってから2週間が経ち、今日は2学期の始業式だ。今日は日菜さんも紗夜さんも朝早くから学校に向かったため僕が起きた時はすでに家に一人だったため僕はスペアキーで家に鍵をかけて羽丘学園に足を進めた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【午前7時30分:通学路】

 

緋翠「ふわぁぁぁ…」

 

蘭「緋翠、眠そうだね」

 

緋翠「はい…昨日は夜遅くまで自習してたので眠りが浅くて…美竹さんは今日な羽沢さんたちと一緒じゃないんですね」

 

蘭「つぐは生徒会だし、今日は朝早くから行かないといけないって言ってたからね。モカは案の定寝坊だし、巴はあこと一緒に行くって言ってたし、ひまりは薫さんと一緒に行くって。」

 

緋翠「なんというか…昔と変わらないですね、みんな。」

 

蘭「これがあたし達のいつも通りだからね。…ねえ緋翠、あそこになんか人だかりができてない?」

 

緋翠「本当ですね、こんな通学路に人だかりなんて…あれ?あそこにいるのって紗夜さんじゃないですか?」

 

蘭「本当だ。よく見たら日菜さんもいるし…どうする?」

 

緋翠「日菜さんがいるってことは何かまた思いついたってことだと思うから巻き込まれないうちに早く…」

 

日菜「あれ―?緋翠くんと蘭ちゃん!どうしたのこんなところで?」

 

緋翠「(ああ…見つかっちゃったよ…)そういう日菜さんこそこんなところで何やってるんですか?今日は生徒会の集まりだとかで朝早くから行かないといけないとか言ってませんでしたか?」

 

日菜「あ、その事なんだけどー…」

 

紗夜「待ちなさい日菜、まだこっちは返事を出してないでしょう?」

 

燐子「氷川さん…私はいいと思いますけど…」

 

緋翠「白金さんまで?本当にどうかしたんですか?」

 

日菜「ねえ、緋翠くんはどう思う?」

 

緋翠「あの、何がですか?さっきから全くと言っていいほど頭の理解が追い付かないんですが・・・」

 

日菜「緋翠くん、蘭ちゃん!羽丘と花咲川で合同文化祭、しようよ!」

 

蘭「…え?」

 

緋翠「…はい?」

 

紗夜「(はあ…まったく日菜は…)」

 

こうして、羽丘学園と花咲川学園での合同文化祭をすることになった。日地には10月15日と16日の2日に決まった…のはいいんだけどよくこういうのを羽丘の学園長も花咲川の学園長も認めたな…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【午前9時:2ーA】

 

緋翠「ということがあってですね…」

 

モカ「おー、日菜先輩はまた面白そうなことを思いつくものだねー」

 

巴「あー…日菜先輩は面白そうなことは思いついたらすぐ実行に移すからなぁ…」

 

ひまり「私たちも去年合同文化祭をやったけどすっごく楽しかったよ!」

 

つぐみ「あはは・・・去年も日菜先輩の思い付きでやったからね・・・」

 

緋翠「去年もやったんですか日菜さん…よく学園長も承認しましたね」

 

蘭「羽丘も受験校とか言われてるけど学校生活は普通だから学園長もやりたかったんじゃない?」

 

緋翠「それでも普通こういうのは学園側に話を通すものじゃないですかね…?」

 

蘭「うん、やっぱり緋翠もそう言うよね。でも日菜さんの考えることは普通じゃないから諦めるしかないよ。」

 

緋翠「まあ今に始まったことじゃないですし半分諦めてますから大丈夫ですよ…それにその内またこういうのに巻き込まれるでしょうしそろそろ慣れておかないと…」

 

キーンコーンカーンコーン

 

蘭「チャイム鳴ったね、次の授業の準備しないと」

 

モカ「あ、ごめーん。次の授業の教科書忘れちゃったからともちん見せてー」

 

巴「はあ・・・しょうがないなモカは…」

 

緋翠「青葉さんももう少ししっかりしないと進級できないですよ?」

 

モカ「モカちゃんはしっかりテストで学年主席を取るので大丈夫でーす」

 

緋翠「・・・そういえば青葉さんって1学期の期末テストでも学年主席を取ってましたね」

 

モカ「ふふーん、もっとモカちゃんを褒めたたえてもいいんだよー?」

 

緋翠「はいはい、青葉さんはすごいですねー」

 

ひまり「も―!みんな早く準備しようよー!」

 

それから僕たちは午前中の授業を受け、昼休みになった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【午後12時:2ーA】

 

ピンポンパンポーン

 

日菜『あー、あー・・・テステス・・・氷川緋翠くん、今すぐ生徒会室に来てくださーい!』

 

緋翠「…ゑ?」

 

モカ「いってらっしゃーい」

 

緋翠「…何で僕なんでしょうか」

 

蘭「さあ…?とにかく行ってきたら?」

 

緋翠「胃痛待ったなしですね…それじゃあ行ってきます」

 

モカ「いってらっさーい」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【生徒会室】

 

緋翠「日菜さん、来ましたよ。」

 

日菜「緋翠くん、いらっしゃーい!」

 

つぐみ「急に呼び出しちゃってごめんね…日菜先輩が緋翠くんにやってほしいことがあるって言って・・・」

 

緋翠「僕にやってほしいこと?何ですか?」

 

日菜「緋翠くんって絵をよく描いてるけど他にやってみたいことってない?」

 

緋翠「他にやってみたいこと・・・ですか?いえ、特にないですけど。」

 

日菜「そっかー、それじゃあバンドやってみない!?」

 

緋翠「バンドって…日菜さんたちが組んでるアイドルバンドみたいな感じで歌ったり楽器を演奏したりするあの?」

 

日菜「うん!でもあたし達はアイドルバンドだから普通に学園祭限定のバンドを組んでみて演奏してみないかなーって!」

 

緋翠「は、はあ…でも僕は絵に関しての知識はあっても楽器に関しての知識はないですよ?」

 

日菜「大丈夫!あたし達も手伝うから!」

 

緋翠「いやさすがに日菜さんは日菜さんで文化祭の準備を進めましょう?はあ…まあいいですよ。それで、メンバーは?」

 

日菜「ん?どういうこと?」

 

緋翠「いや、バンドっていってもメンバーが必要じゃないですか。だからメンバーは集まってるんですか?」

 

日菜「ううん?誰にも声はかけてないよ?」

 

緋翠「それじゃあどうするんですか…メンバーもいないんじゃバンドも何もないんじゃ」

 

つぐみ「えっと…緋翠くんが一緒に演奏したい人に声をかけてみてって日菜先輩と話してて…」

 

緋翠「えっと…つまりバンドメンバーは僕が集めろと?」

 

日菜「うん!緋翠くんがやってみたいって人たちと演奏した方がいいかなーって」

 

緋翠「は、はあ…わかりました。それじゃあ僕の方で声をかけておきますね」

 

日菜「頑張ってねー!」

 

それから僕は日菜さんから簡単な説明を受けて昼休みは羽沢さんと日菜さんと一緒に昼ご飯を食べた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【放課後:2ーA】

 

蘭「緋翠、今日はどうするの?」

 

緋翠「うーん…ちょっと楽器店に寄ろうかなって」

 

巴「楽器店に?それはまたどうしてだ?」

 

緋翠「実は、日菜さんに学園祭限定でバンドを組んでみないかって誘われて、僕も何か楽器を始めようかなって思ったんです」

 

ひまり「緋翠くん、楽器始めるの!?」

 

モカ「ひーくんが楽器を始めるんだー?これは明日は嵐かなー?」

 

緋翠「よーし美竹さん、青葉さんの首を絞めちゃっていいですよー」

 

モカ「ほんのモカちゃんジョークだよー」

 

つぐみ「緋翠くん、どの楽器を始めるの?」

 

緋翠「キーボードがいいかなって思ってるんだけど…ギターとかベースは慣れるのに時間がかかりそうだし持ち運びできるキーボードがいいかなって」

 

つぐみ「キーボードかあ…私が選びについてきてもいいけど今日は家の仕事があるし…」

 

モカ「あたし達も今日はバイトだからごめんね―。」

 

緋翠「そうですか、それじゃあ今日は一人で選んでみますか…場所は把握してるから心配しなくていいよ」

 

蘭「そっか、頑張ってね。」

 

僕は教室を後にして楽器店に足を進めた。日菜さんは事務所の仕事が入っていて、紗夜さんもバンドの練習があるとかで誘えなかったから一人でとりあえず向かうことにした

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【江戸川楽器店】

 

緋翠「ここが日菜さんに教えてもらった楽器店か…何かいいのあるんでしょうか」

 

??「ん?誰かって思ったら緋翠じゃねーか。どうしたんだこんなところで」

 

緋翠「ん?ああ、市ヶ谷さんですか。実は…」

 

この人は市ヶ谷有咲さん。山吹さんとは同級生でバンドを組んでいる。知り合ったのは今日の朝だ。紗夜さんや白金さんと一緒にいて、生徒会に入っている。

 

有咲「なるほどな・・・日菜さんにバンドを組んでみないかって言われてキーボードをやってみようかって思って今日はキーボードを買いに来たんだな。」

 

緋翠「はい。そういえば市ヶ谷さんってバンドでは何の楽器を担当してるんですか?」

 

有咲「私?私はキーボードだけど…よかったら私が選んでやろうか?」

 

緋翠「いいんですか?」

 

有咲「いいんだよこれくらい。で、どんなのがいい?」

 

緋翠「どんなの?」

 

有咲「はあ?お前知らねーのか?キーボードっていうのはな、ギターとかと同じでいろんな見た目があるんだよ。例えば・・・こんなのとかな。」

 

緋翠「なるほど…参考になりますね。」

 

(ガチャ・・・)

 

麻弥「あれ?緋翠くんに市ヶ谷さんじゃないですか。どうしたんですか?」

 

緋翠「大和さん。実は…」

 

 

 

 

 

 

 

 

麻弥「なるほど…それならジブンに任せてください!ジブンは昔スタジオミュージシャンでひたすら楽器のメンテナンスをしたりしてきたので楽器に関することなら何でも聞いてください!」

 

緋翠「それなら頼んでもいいですか?」

 

有咲「大和さんに頼むなら私はいない方がいいか?」

 

緋翠「いや、市ヶ谷さんにも手伝ってほしいです。大和さんに楽器の知識があっても二人だけじゃ決めきれないと思うのでキーボードを演奏してるという市ヶ谷さんにも手伝ってほしいんです」

 

有咲「お、おう…しょうがねーな…」

 

それから僕たちは3人でキーボードを見て回り、見た目はシンプルだが色んな音が奏でられるキーボードを購入した。2ヶ月ちょっとの分の小遣いが飛んだけど新しいことに挑戦するからこれくらいの出費は安い方…だと思う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【江戸川楽器店前】

 

緋翠「いい買い物をできましたね。二人ともありがとうございました。」

 

麻弥「いえいえ、緋翠くんがキーボードを始めたいって言ってくれたのでジブンも久しぶりに楽器を眺めることができたので嬉しいです!」

 

有咲「私もキーボードをメンテに出したかったからな。ついでだったけど色んなものを見れてよかったな」

 

緋翠「あ、そうでした。大和さん、俺がリーダーのバンドのメンバーになっていただけませんか?」

 

麻弥「ええ!?ジブンですか!?ドラムなら緋翠くんのクラスにいる宇田川さんとかいるのに…」

 

緋翠「巴さんは誘ってもよかったんですが、お好み焼きを作るのに張り切っているので誘うのはやめたんです。どうでしょうか?」

 

麻弥「なるほど…誘っていただけるのは嬉しいですがジブンは返事を保留にしておきますね。後日返事を出しますので」

 

緋翠「わかりました。無理にとは言いませんので気長に待ってますね。それでは今日は付き合ってくれてありがとうございました」

 

有咲「おう、それじゃあまたな。」

 

それから僕たちは別れて僕は山吹さんのところに向かった。お客さんが多くて手が回らないとのことだった。道中、大和さんから返事が来た。内容は『ジブンは辞退しておきますね』とのことだった。そういえば山吹さんはドラムをやってるとか市ヶ谷さんが言ってたから誘ってみようかな・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【やまぶきベーカリー】

 

沙綾「今日はごめんね、急にシフトに入ってもらっちゃって…」

 

緋翠「いえ、大丈夫です。さっきちょっと楽器店に行ってきただけなので」

 

沙綾「楽器店?何か買ったの?」

 

緋翠「ええ、ちょっとキーボードを。」

 

沙綾「へぇー…緋翠くんがキーボードを始めたんだ。」

 

緋翠「それで山吹さん。ちょっとお願いがあるんですが・・・僕がリーダーを務めるバンドのメンバーになっていただけませんか?」

 

沙綾「私が?嬉しいけど羽丘には巴とかあことかいるんじゃない?」

 

緋翠「はい。でもせっかくの合同文化祭なので花咲川のメンバーとかも誘いたくて…どうでしょうか?」

 

沙綾「うーん…私でよければ混ぜてもらおっかな。よろしくね緋翠くん」

 

緋翠「本当ですか?ありがとうございます山吹さん」

 

沙綾「あはは、今更堅苦しくならなくていいって。他のメンバーは決まってるの?」

 

緋翠「いえ、まだ決まってないですね。ただ山吹さんが所属してるバンドのメンバーに偏らせちゃいけないので後はベースとギター、ボーカルですね。メンバーが決まり次第連絡を入れるのでそれまで待ってもらっていいですか?」

 

沙綾「了解。でも早めに決めないと練習とかしないといけないから今週中がいいかもね」

 

緋翠「はい、そのつもりです。」

 

沙綾「メンバー集め、頑張ってね!」

 

それから僕はやまぶきベーカリーでバイトをこなし、今日の仕事は終わった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【午後8時:日菜の部屋】

 

日菜「緋翠くん、メンバー集めはどう?」

 

緋翠「とりあえず一人は決まりましたね。それで…日菜さん、僕は日菜さんもメンバーに加えたいなって思ってるんですが日菜さんもどうですか?」

 

日菜「あたしを?うん!いいよ!」

 

緋翠「そうですよね、即決はできない…え?そんな簡単に決めていいんですか?」

 

日菜「あたしも緋翠くんと合わせてみたいなーって思ったんだー!緋翠くんはコミュニケーションの輪がが広くなってきてるし他の人に声をかけてるかなーって思ってあたしは声をかけなかっただけだし」

 

緋翠「そうだったんですね。これから文化祭までの間よろしくお願いします」

 

日菜「うんっ!るんって来る演奏をみんなに聞かせよー!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こうしてドラム担当に山吹さん、ギター担当に日菜さんを加え、キーボード担当の僕でとりあえず3人集まった。後はベースとボーカルか…誰を誘おうか…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




なんだかんだで今年もあと1週間ですね…なんか時間が過ぎるのを早く感じますね。バンドリの方もいろんな情報が出て新しいカバー楽曲も発表されたので嬉しい限りです。ちなみに主は今回カバーされた楽曲の4分の3を知ってるのでめちゃくちゃ嬉しいです





それではここまで読んでいただきありがとうございました

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