終わりと始まり   作:空丘ルミィ

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うん、やっぱり頭が2つあるんじゃないかって思っちゃいます。攻撃力は2550くらいでしょうか














8話:実行

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今日は紗夜さんと日菜さんと一緒にお出かけする日だ。日菜さんはパスパレのみんなにお出かけしないかと誘われたみたいだが紗夜さんの予定が空いてると聞いた時はすぐ断ったらしい。その際に目を光らせていたのだとか…

 

 

 

 

 

 

 

7月7日

 

【緋翠の部屋】

 

緋翠「今日は日菜さんと紗夜さんとお出かけだ。なんか緊張するな…日菜さんと一緒にお出かけしたことはあったけど今回は紗夜さんも一緒にいるからな…」

 

日菜「緋翠くーん!準備できた―!?」

 

緋翠「もうちょっと待ってください日菜さん。よし、今日はこの服で…」

 

(ガチャ)

 

緋翠「すみません日菜さん、紗夜さん。少し服選びに時間をかけちゃいました。」

 

紗夜「仕方ありません。私たち3人でお出かけができる日なんてそうそうないでしょうから」

 

日菜「ねーねー緋翠くんとおねーちゃん、今日はプラネタリウムに行くんだよね?」

 

緋翠「まだ昼前ですからプラネタリウムは開いてないので少しショッピングモールを見て回りましょうか。最近新しく買い物できるところなどが増えたみたいですし」

 

日菜「本当!?早く行こう行こう!」

 

紗夜「そんなに急がなくてもショッピングモールとプラネタリウムは逃げないから大丈夫よ日菜」

 

緋翠「紗夜さん、そういうことを言ってる暇があったら助けて下さい…!」

 

僕はいつものように日菜さんに手を引かれていた・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【ショッピングモール】

 

日菜「ねー緋翠くん、どこにその買い物できるところが増えたのー?」

 

緋翠「あの・・・その前にまず手を離していただけると…」

 

紗夜「そうですよ日菜。あなた、緋翠くんの手を引いていくのは構わないけれど少しは加減しないと緋翠くんの手が悲鳴を上げるわ」

 

緋翠「そうですよ・・・僕は運動部に入ってるわけでもなければ力仕事のバイトじゃありませんし…」

 

日菜「えー?じゃあどうすればいいのー?」

 

緋翠「ただ手を繋いで引っ張っていかなければ構いませんよ」

 

日菜「やったー!」

 

(ギュッ)

 

緋翠「ひ、日菜さん…!?だからっていきなり手を繋ぐのは…」

 

日菜「むー…緋翠くんわがままじゃない?」

 

緋翠「紗夜さん、何か言ってあげてください・・・」

 

紗夜「すみません、今のは緋翠くんに非があるかと思います。」

 

緋翠「・・・なんか今日一番苦労しそうなのは僕な気がします」

 

日菜「あっ!ここがその新しいところかな?なになに…?」

 

紗夜「そういえば今日は七夕なので短冊を書く子供が多いようですね。せっかくなので書いていきましょうか」

 

日菜「さんせー!うーん、何を書こうかなー?」

 

緋翠「紗夜さんは何を書くつもりですか?」

 

紗夜「教えたらお願いも何もないでしょう?秘密ですよ」

 

緋翠「それもそうですね。さて、僕も何を書きましょうか…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

数分後

 

日菜「書けた―!」

 

緋翠「僕も書けました」

 

紗夜「私も書けたので早速短冊を笹に吊るしましょうか。」

 

僕たちは願い事を書いた短冊を笹に吊るした。

 

 

 

僕が短冊に書いたのは『・・・』だ。いつかこのお願いが叶う日が来るといいけど…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

日菜「それじゃあ次のところに行こう!次はどこに行く?」

 

緋翠「えっと・・・ここですね。」

 

僕はショッピングモールのマップの目的地を指さした

 

紗夜「ここは…お化け屋敷、ですか?私こういうところはちょっと…」

 

日菜「そういえば昔からおねーちゃん怖いことが苦手だったよねー」

 

緋翠「あれ、そうだったんですか?紗夜さんって怖い物とかないようなイメージだったんですが」

 

紗夜「私だって苦手なものの一つや二つはありますよ…(緋翠くん、今がいいタイミングなので今井さんに連絡を入れてもらいましょうか?)」

 

緋翠「(はい、お願いします)」

 

日菜「緋翠くんとおねーちゃん、何話してるのー?」

 

(プルルル)

 

日菜「おねーちゃん、携帯鳴ってるよ?」

 

紗夜「そうみたいですね。…今井さん?こんな時間に私に何の用なんですか?…はい、わかりました。今からそちらに向かいます」

 

緋翠「どうかしたんですか?」

 

紗夜「今井さんにちょっと頼まれごとをされたので少し離れます。あとでちゃんと合流するのでしばらく二人だけで楽しんでください」

 

日菜「えー!?あたしも行く―!」

 

緋翠「日菜さん、紗夜さんを無理して止めない方がいいですよ。今井さんが頼むということはそれほど手伝ってもらいたいということだと思いますし」

 

紗夜「プラネタリウムが始まるころには合流できると思いますが、もし隣の席が取れない場合は少し離れた席で見るので大丈夫ですよ。それでは失礼します」

 

紗夜さんはそう言ってショッピングモールを後にした

 

日菜「おねーちゃん、どうしたんだろう?こういう時はいつも手伝いよりお出かけを優先してたのに」

 

緋翠「そうだったんですか?さて、紗夜さんが戻ってくるまでどれだけ時間がかかるかもわからないですが・・・どうしましょうか」

 

日菜「せっかくだし二人でお化け屋敷に行こうよ!緋翠くん、お化け屋敷には行ったことある?」

 

緋翠「何度か行ったことはありますがそれでも片手の指の数しか行ったことはないですね。それに新しくできたところですのでどんな仕掛けがあるのか楽しみです」

 

日菜「ねー!それじゃあ早く行こうよ!」

 

緋翠「はい、行きましょうか」

 

僕たちは新しくできたお化け屋敷に足を進めた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

数十分後…

 

 

 

 

 

日菜「あー面白かったー!」

 

緋翠「そうですね。小中学生向けだったので仕掛けは少し子供ぽかったですが」

 

日菜「でもこういうのもいいよね!るんって来ちゃった!」

 

緋翠「さて、今の時間は…午後2時ですか。なんだかお腹が空いてきましたね」

 

日菜「それじゃあそろそろお昼にしない?あたし、ここのおいしいところ知ってるよ!」

 

緋翠「それなんですが、今日はお弁当を作ってきてたんです。紗夜さんも一緒に食べれればよかったんですが…紗夜さんには一応今日の分の弁当を渡してあるのでどこか座れそうなところで一緒に食べましょうか」

 

日菜「うん!あ、あそこのベンチなんてどうかな?」

 

緋翠「いいですね。行きましょう」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【午後2時15分:ショッピングモール】

 

緋翠「今日僕が作ってきた弁当です。どうぞ」

 

日菜「わーい!ありがとう緋翠くん!あ、この玉子焼きおいしそう!こっちのから揚げも!うーん!どれもおいしそうでるんってくる!」

 

緋翠「ありがとうございます日菜さん。何度も試行錯誤や練習を重ねたので今日のは自分でもおいしくできたと思います」

 

日菜「あたし、こういう弁当なら毎日食べたいなー。」

 

緋翠「そうですね、時間と食材が余っていたら作りますよ。」

 

日菜「そうだ緋翠くん!はい、あーん!」

 

緋翠「え、ちょっと日菜さん…ちょっと恥ずかしいんですけど…」

 

日菜「えー?あたしは何ともないんだけど」

 

緋翠「恥ずかしいのは僕の方ですよ・・・日菜さんはアイドルですからアイドルにあーんしてもらえるのは嬉しいんですが・・・」

 

日菜「隙あり―!」

 

緋翠「ちょっと日菜s…(モゴモゴ)」

 

日菜「どう?おいしい?」

 

緋翠「おいしいですが無理に口に突っ込まないでください・・・喉に詰まらせたらどうするんですか」

 

日菜「その時は何か飲み物を飲めば大丈夫!」

 

緋翠「はあ…とりあえず食べましょうか。それから移動してたらいい時間になると思いますしプラネタリウムを見に行きましょう」

 

日菜「うん!早く食べて見に行こう!」

 

それから僕たちは弁当を食べてからショッピングモール内に新しくできたプラネタリウムに移動した

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【午後3時:プラネタリウム】

 

日菜「結局おねーちゃん戻ってこなかったねー」

 

緋翠「そうですね…今井さんのお手伝いっていってもそんなに時間はかからないと思うんですが…」

 

日菜「あ、そろそろ始まっちゃうよ!静かにしなきゃ!」

 

それから僕たちはプラネタリウムのアナウンスに耳を傾けたり、スクリーンに映る季節の星々を見たりと十分に堪能した

 

 

 

 

 

 

 

 

日菜「うーん!楽しかったー!」

 

緋翠「そうですね。僕はプラネタリウムは初めて見たんですが楽しかったです」

 

日菜「あ、おねーちゃんから連絡が来てる、えっと…」

 

紗夜『プラネタリウムには間に合いましたが、作業を途中で切ってきたのでまた合流するまで二人だけだから楽しんでください』

 

日菜「だって」

 

緋翠「紗夜さん、本当に忙しそうですね…もしかして花咲川の生徒会の仕事が立て込んだりしてるんでしょうか?」

 

日菜「うーん…でもおねーちゃんが楽しんでいいって言ってるから今はこの時間を楽しもうよ!」

 

緋翠「そうですね。これからどうしましょうか?」

 

日菜「うーん、ここはもう全部見て回っちゃったからここは飽きちゃったなー。」

 

緋翠「それなら、1ヶ所穴場みたいなところを見つけたのでそこまで行きませんか?」

 

日菜「緋翠くんが見つけた穴場!?行きたい行きたい!」

 

緋翠「それじゃあ行きましょうか。ただタクシーとかではいけない場所なので徒歩になりますが…」

 

日菜「いけるところならどこでも行くよ!それじゃあレッツゴー!」

 

それから僕たちはショッピングモールを後にして僕が散策していた時に見つけた穴場に向かった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【午後6時:丘の上】

 

日菜「わぁー!ここ星がすごい綺麗に見えるよ!」

 

緋翠「そう思ってくれたのなら連れてきたかいがありますね。ありがとうございます」

 

日菜「緋翠くん、よくこんなところを見つけたね?」

 

緋翠「子供の時からよく夜に外を出歩いていたのでその癖が出たんでしょうね。その時に見つけたんですよ。」

 

日菜「緋翠くん、あたしにとってるんって来るところを見つけるのうまくない?」

 

緋翠「日菜さんと気が合うんでしょうか。あ、少し外が暗くなってきましたね」

 

日菜「そうだね、おねーちゃんが心配するだろうから早く帰ったほうが・・・」

 

緋翠「・・・日菜さん、ちょっといいですか?」

 

日菜「緋翠くん?」

 

緋翠「…日菜さん。僕は日菜さんのことが好きです。日菜さんと僕が最初に会ったあの日、日菜さんは僕のことを放っておかずに助けてくれました。それから日菜さんは羽丘学園の説明会に誘ってくれて、こうして僕を学校に通わせてくれました。それから日菜さんは僕を色んな所に連れて行ってくれたりもしてくれましたよね?僕はここに来るまでの2年間、ずっと誰も信じずに生きてきました。そんな中日菜さんは僕のことをずっと心配してくれました。日菜さんは僕にとって太陽のような存在です。日菜さん、僕と付き合ってくれませんか?」

 

日菜「…てごめんね」

 

緋翠「…そうですよね。日菜さんはアイドルですから付き合う事なんて…」

 

日菜「ううん、あたしが言いたいのは『待たせちゃってごめんね』だよ。あたし、あの時緋翠くんが庇ってくれなかったら多分怪我してた。その時、ハプニングでキスしちゃったけど…あたしはなんだか嬉しかったんだ。もしかしてあたし、緋翠くんのことが好きなんじゃないかなって…その時思ったんだ。」

 

緋翠「・・・日菜さん」

 

日菜「緋翠くん…あたしも緋翠くんが大好きだよ!いつも誰かを引っ張って行っちゃうあたしでよければ…よろしくね!」

 

緋翠「はい、誰かに頼りっきりな僕ですが…よろしくお願いします」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それから僕たちは空に輝く星々を背景にキスをした。羽丘学園でしたハプニングキスとは違って今回はお互いに好きだという気持ちを込めたキス。思えばあの時から僕は日菜さんのことが好きになっていっていた。それがこうして現実になったことが嬉しかった。その思いに入り浸りながら僕たちは家に戻って紗夜さんに報告した。日菜さんに今回のお出かけの真意を説明した時はほっぺたを膨らませて僕に抱き着いてきた。紗夜さんは止めるかと思っていたが、『今更ベタベタしてても気にならなくなったので』と軽くあしらわれた。それから3人で夕ご飯を食べた後は日菜さんの部屋で2人一緒に寝た。布団に入ってからは日菜さんが僕にベッタリと引っ付いていたのだが僕たちは恋人同士なのでそこまで驚くことではなかった。それから僕たちは少し話をした後、日菜さんが先に寝てしまったので僕も寝ることにした。僕が寝息を立ててから少し経った後に何だか腕に暖かい感触がしたと思ったら日菜さんが僕の腕に抱き着いていた…おかげでその日はなかなか眠ることができず、次の日は眠気全開だった・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




いかがだったでしょうか?

やっと緋翠くんと日菜ちゃんをくっつけることができましたよ・・・あ、一応これも昨日の仕事中に思いついたシナリオだったりしますよ(汗)

それではここまで読んでいただきありがとうございました

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