あの、山の戦いから1年ほど経った。
そして、今俺は何をやっているのかと言うと……
「Hey!!アイアムナンバーワンザンパクトークリエイラァー!!」
「十、九、八、七、六、五枚!!!」
ラップ口調のハイテンション野郎にウザ絡みされているが……我慢せねば……我慢せねば…………!!!!
「終いに 三枚」
そして、背中から刀を抜き
「二枚屋 Oh-Ethu!」
刀を自慢するように持ち言葉を重ねる。
「一番イケてる 零番隊士」
ゆっくりとラップ口調は変えず雰囲気はさながら刀のように鋭い雰囲気を醸し出す。
「ちゃんボクの刀は一振一殺 Sa」
そして俺を試すようにこちらを見据え
「その刀を持つ覚悟と強さはあるのか Yo」
俺のスタイルは長い年月で確立された、『刀を活かす』スタイル。常に斬魄刀の能力をメインに置き、体術、呼吸、鬼道をサポートに回す。さらに刀術に身体が引っ張られると言う普通なら有り得ないスタイルは変幻自在の剣技を生み出していた。
しかしだ……相手は『刀神』、同じような刀を活かす剣技が襲いかかって来る、いくら呼吸や瞬歩、鬼道に白打で対応しようとも限界がある。純粋に強く早く、何より重い……
ならば瞬閧を……と思い霊圧を高めると
「YES!!護廷チャン!合格だ Yo」
と、一瞬で殺気が霧散して一番最初のおちゃらけた雰囲気に戻る
「護廷チャン、さっきのウェルカムショウは心から楽しんでくれたか Na?」
流石に色々雰囲気とか崩されて大人しく刀をしまいとてつもなく腹立たしいが仕方なく……!本当に仕方がなく……話を聞く
「改めて、ちゃんボクが!二枚屋王悦」
俺の刀をゆっくりと見てニコリと笑いながら
「ちゃんボクが、その護廷チャンの日輪浅打(ひのわあさうち)……作ってやる Yo」
よっっっっっっっっっっしゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!
ウリィィィィィィィィィィィィィィィィ!!!ビバ!俺の!俺だけの斬魄刀!!!ひゃっはぁぁぁぁぁぁ!!!!
「Oh......ちゃんボクでもびっくりするほど喜んでる Yo!こりゃあパーフェクトな刀作らんと Na!」
ってことがあってね、今二枚屋王悦が俺の身体で刀作ってる。
「んんんんん!!!パーフェクトだ Yo!!!さぁ!護廷チャン!持ってみ Ro!」
どれどれ?お、おお!おおおおおお!!!!!!
浅打なのに俺が持った瞬間色が変わったァァァァァァァァァ!!!
これが日輪浅打……やべぇ、興奮がおさまらねぇ……いやぁ、輝哉に無理言って鍛冶施設とあのー、あれ……日輪刀の材料とか、他にも色々譲ってもらってラッキー
「護廷チャン、あとはこの刀を君が解号するだけだ Yo……ちゃんボクも、この刀がどんな斬魄刀になるかわからない……だけれど1つ言えるのは護廷チャンに適した最高の斬魄刀になるってことだけだ Yo!!」
その後クソラッp……二枚屋王悦は元の精神世界に戻り俺は考えを張り巡らせる……
ちなみにだが、俺にも柱と同じ様に屋敷が設けられていて産屋敷邸の近くであり江戸近郊の田舎にある結構大きめの屋敷だ。俺の改造により少々現代風な建物に変わっており、ご近所さんからは大商人の家と思われている。
実を言うとそれもあながち間違いでなく多くの商品中継地点を務めることで仕入れ値と卸値の差分で儲けている。しかも腹の立つ金持ち共にはちょっと良さげに魅せ好奇心やプライドを揺さぶるだけで簡単に大金でお金を払ってくれるから簡単に金儲けできて嬉しい。
お金の半分くらいは鬼殺隊の運営に当てられていてアホ程貢献していてそのせいかどんどんと俺の権力が上がっていっていて、正直怖い。
最近じゃあ俺が出る程の鬼が出ておらず鬼殺隊全体のレベルアップの為に何人かの柱や隊士に鍛錬を続けている。
そう、柱稽古である。そう!柱(に)稽古である!!
そんな多くの人数には鍛錬はつけれないと輝哉に言い、まだまだ新人である音柱の宇髄天元と既に古参でありながら、なんだかんだで俺と仲がいい岩柱の悲鳴嶼行冥の2人……そして霊圧が高く鬼道を覚えれそうな隊士10名を選び住み込みで鍛錬をさせる。
基本の面倒は俺が見てたまに元柱である俺を拾ってくれた祖父や大魔王鱗滝、悲鳴嶼や宇髄等と乱取り稽古を行い全体的なレベルを上げていく。まぁ、所謂俺専属部隊って奴だ。柱達には担当区域が決められており俺なんかは主に江戸近郊を中心とした北関東だ。まぁまぁ広いこの区域を瞬歩にものを言わせカバーするというなんともまぁ、れっきとした荒業だ。正直自分でも広すぎると思う。なので、俺が鍛錬した優秀な鬼道を覚える隊士達に協力してもらおうって算段よ。
ちなみにだが住み込みではないが、殆ど住み込みと変わらない形で炎柱の息子の2人が我が家で鍛錬をしている。そう、煉獄家の2人である。兄である煉獄杏寿郎はうるせぇし、鬼道の才能ないし……原作キャラなのにここまでうんざりする事になるとは……それに比べて千寿郎くん。彼はヤバイ……霊圧がアホほど高い。そして、抜群の鬼道センス……呼吸の才能はないけれども死神としてのセンスなら抜群……いや、この子俺の部隊に貰えないだろうか……
………………そうしている間に5年もの年月が過ぎた
高評価を下さい(切実)