転生ポケモントレーナーは欲のままにガラルに来たが、ポケモンに愛されて大変です   作:炎龍天狐

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いったい、私の両親はどこまで強キャラなのか……

ダンデとホップと仲良くなってから早くも2週間。

 

「キョウカーーー!! 遊びに来たぞーーー!!」

 

「んあ? ああ、ホップか。毎日元気だなオマエ……。」

 

あれから、ハロンタウンではホップ少年が最近越してきたポケモントレーナー鏡花宅にしょっちゅう遊びに行くと言う景色が見られるようになった。

 

チャンピオンが彼女宅に転がり込むと言うものも見かけられるようになり、ハロンタウン内では、少しだけ恒例行事となっている。

 

とは言え、チャンピオンも仕事をしている多忙な存在、見かけられることはごくわずかだ。

 

だが、ホップ少年は違う。

 

彼はほぼ毎日鏡花宅に遊びに行っては彼女のポケモンと触れ合ったり、彼女とポケモンの話をしたり、世間話なんかをしている。

 

自宅の外で出会ったら、ホップ少年が鏡花に笑顔を見せながら駆け寄って、そのまま親ポケモンを見つけた子ポケモンのようについて回ると言う様子もある。

 

「おう! オレはいっつも元気だぞ! ねぇねぇ、鏡花はガラル地方のポケモンはマホイップ以外にも捕まえたの?」

 

鏡花が自宅内でゆっくりしている中、鏡花宅にお邪魔したホップが、ソファに座る彼女に声をかける。

 

「そういやまだ捕まえてなかったな……。」

 

マホイップのアキザクラを抱っこしたまま、本を読んでいた鏡花は、ホップの質問に反応しては、そういえばとポツリと呟く。

 

「じゃあ、一緒に1番道路に行くぞ! 1番道路にもポケモンは結構いるんだ! ガラル地方のポケモンもいっぱいだぞ!」

 

それを聞いたホップは、笑顔を見せながら鏡花に外へ行こうと声をかける。

 

「それに、ずっと家の中にいると体が鈍るってアニキも言ってたぞ! だから外に行こう!」

 

ついでとばかりに自宅内にずっといるとダメだと言って、鏡花の腕をグイグイ引っ張る。

 

「あー……はいはい。わかったから引っ張んなって。」

 

腕を引っ張ってくるホップに、苦笑いをこぼしながら従うように立ち上がれば、彼はにぱりと無邪気に笑う。

 

「おばさん! ちょっとキョウカを借りますね!」

 

「はーい。2人とも遅くならないようにね〜。」

 

鏡花の母親、ユリカに声をかければ、あっさりと彼女の外出を承諾する言葉が聞こえてくる。

 

声音から連れ出してくれてありがとうとも言いたげだ。

 

そこまで私、自宅にいたか?と一瞬疑問に思う鏡花。

 

だが、そういえば最近は外にいても庭にくらいしか出てないわ……と思い出し、確かにちょっと家に良すぎたかもしれないと考える。

 

『キョウちゃん、お外に行くの?』

 

『ボクらも連れて行って!!』

 

ホップに手を引かれるままに、玄関へと向かっていたら、キョウイチのピカチュウとユリカのイーブイが足元にじゃれついてきた。

 

「あー……母さん。母さんと父さんのイーブイとピカチュウが私の足にまとわりついて、ボクらも連れてけってうっさいんだけど……。ハロンタウン近くの1番道路にまで行くだけだし、散歩ついでに連れて行っていいかな?」

 

2匹から連れて行けと言われた鏡花は、困惑した表情をしながらも、親のポケモンである2匹も連れて行っていいかと問う。

 

「そういえば、最近はあまり外で遊ばせてなかったわね……。お願いできるかしら?」

 

鏡花の問いかけを聞いたユリカは、思い出すように呟いたあと、お願いしていいかと呟いた。

 

「りょーかい。じゃ、まぁ、久々にこの子らもポケモンバトルさせてくるわ。怪我はさせないから安心してくれ。」

 

それを了承するように言葉を紡いで、玄関の方へと向かう。

 

「ええ。お願いね。その子たち、私とキョウイチさんが最初に選んだポケモンで、ずっと一緒に過ごしていたし、ジム戦とかに参加していた時も一緒に戦ってくれた子たちだから、かなり強くてポケモンの捕獲には向いてないかもしれないけど……。」

 

その際、自分たちのポケモンはかなり強いからポケモン捕獲には向いていないと背後から言われる。

 

鏡花はその言葉に反応して背後を振り返る。

 

そこには穏やかな笑みを浮かべているユリカの姿があった。

 

どういう意味だ……と考えた鏡花は、ふと、リビングに目を向ける。

 

これ見よがしに複数のジムバッジとチャンピオン認定証が飾られており、チャンピオンとして座を防衛してきた回数が記録されている賞状がある。

 

他にも、チャンピオンを引退したことを示す文字が書かれたものもあった。

 

引退した際、誰にチャンピオンを明け渡したのかを記すものも……

 

「まぁ、そうだろうね。母さんは元カロス地方チャンピオンだし、父さんは元イッシュ地方のチャンピオンなんだから。ピカチュウとイーブイが強いのは、当然だろうさ。」

 

その情報から、自分の両親がどんな立場にいたのかを口にしてみれば、ユリカは穏やかな笑みを浮かべ

 

「そうねぇ……確かに、私とキョウイチさんはチャンピオンだったわ。私はカルネちゃんに……キョウイチさんはアデクさんに最終的にはチャンピオンと言う立場を譲っちゃったけど、互いにチャンピオンだったことから話も盛り上がって、今はこうまで幸せなんだから、チャンピオンになったことも、やめたことも後悔してないけどね。」

 

懐かしむように呟いた。

 

「そっか。んじゃ、行ってきます。」

 

「はーい。気をつけてね〜。」

 

それを聞いた鏡花は、特に深く追求することなく、短く返したあと、ユリカのイーブイとキョウイチのピカチュウも連れて外に出た。

 

「おばさんとおじさんってすごかったんだな! 元チャンピオン2人なんてすごいぞ!」

 

「確かにな。そんな2人が巡り巡って結ばれて、そんで最終的に子どもを授かってこっちでのんびり過ごしてるとか、すごいとしか言えないよ……。」

 

出た瞬間、目を輝かせながら言葉を紡いだホップに、鏡花は苦笑いをしながら、同意するように言葉を紡ぐ。

 

内心では、私の転生先の家族がチートすぎんだけどアルセウス様……?とドン引きしながら。

 

 

 

 

 




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