告白されたら高校生活が変わりました!   作:オオル

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今回から話が始まるといっても過言じゃないと思います!

タグとか増えますが気にしないでね!それではどうぞ!


幼馴染が変態になったことありますか?

 昨日まで寝起きなんてそこまで悪い気分じゃなかったんだ。

 

 何故寝起きで気分が悪いのか、それは夢を見たんだ。

 

 モカとあれこれするような夢…まああれこれって言うのはR18の内容だと言えばわかってくれるだろ、いやわかってくれ

 

 全く幼馴染であんな夢を見るなんて俺はどうかしてるだろ…幼馴染にそんなのは求めてないって言ったのはどこのどいつだよ

 

 たんだろう…?昨日何かあったからこんな夢を見てるんじゃないかと思ってしまう。

 

「昨日、昨日……はっ!」

 

 ぶんぶんと首を振り昨日の出来事を思い出していたがかき消す。

 

 人間黒歴史や嫌なこと、そうゆうことは忘れたくても忘れることが出来ないものだ。

 

 いや話によると?忘れろ忘れろ!って思えば思うほど脳に根付き忘れなくなるらしいって話は置いといて!

 

 でも嫌な夢を現実だと俺が思い込んでいるだけなのかも知れない

 

 俺の幼馴染がそんなことをするはずがない、だからあのできごとはきっと全部夢なんだよ

 

 そうそう!俺が変態野郎だからモカでイケないことを想像して興奮してただけだ!

 

 うん!そうに違いない!?

 

 携帯に目を向けるとメッセージが来てると表示されていた。

 

「モカからだ」

 

 先程まで変な夢を見てたせいで少し罪悪感があるんですけど

 

 トークアプリのトーク画面では画像が送信されました。となっている。

 

 ちなみにモカのアイコンはフランスパンだった。

 

 何かと見てみると

 

「ッ!?」

 

 またも目を疑う写真、あーそうだよ、そうでしたね

 

「あの出来事は夢じゃなかったぁぁぁぁ」

 

 気が抜けるような、いや遠くなるような覇気のない叫びはレイの部屋に響くことなく布団へとダイブした。

 

モカから送られた写真の後には一言

 

「今日こんな下着はいてまーす♥」

 

 なんてメッセージを送ってきやがった。

 

 そう…モカが送ってきた写真は自分の部屋の姿鏡にて撮ったであろう下着姿の写真

 

 そんなの幼馴染に送るはずがない、てか送っちゃダメなんだ。

 

 でも俺の幼馴染、青葉モカは…

 

 

 

 昨日の話をしようか、昨日俺はモカにパンツを見せろ、なんて事情が知らない他人が聞いたらドン引きされるような一言だが仕方がなかったんだよ

 

 それだけでモカがアサシンかどうか判断できたからな!?

 

 そしてパンツを見せてきた、と思ったら

 

 うん、結論から言うがモカはパンツを履いていなかったんだ。

 

 いや異性のその……初めて見たのがまさか恋人とかじゃなくてただの幼馴染、それも露出狂とかいう変態のだ。

 

「…………………………」

 

 もちろん見た時一瞬反応した後は言葉なんてでなかったさ

 

「えっへへ、れーくんにはバレてたんだ〜?」

「ど、どゆこと…?」

「だーかーら〜?モカちゃんが露出趣味がある変態女子だってこと♪」

 

 いけない音符マークが見えた気がした、普段リサさんとかから出るような綺麗音符じゃない、それのは別のものを感じたよ

 

「いやーでもいつ知られたんですかねー、もうモカちゃん恥ずかしくて、えへへ、興奮しちゃうよ〜」

 

 きゃーと言いながらお尻をフリフリするが目の前のモカは下着をつけておりません

 

「ッ!ちょっと待て!お前!」

「?」

 

 ま、まさか?

 

「俺の机に座ってる時…!」

「あ、気づいちゃった〜?もちろん履いてませんでしたーえへへ」

 

 てことは俺は…!?

 

 今までのできごとがフラッシュバックしてくる。

 

 授業中に机に伏せて寝てたり!朝のHRでは顔面をつけてもろ寝てたり!

 

 そして!放課後のさっきまで!

 

「れーくんが寝てる時は興奮したな〜」

「あぁ…………」

 

 言葉なんて出ないよ

 

「でもバレたなら仕方がない、隠さずにこれからはれーくんにどうどうとしたモカちゃんを見せれますな〜♪」

 

 どうどうと見せられる!?

 

 じょ、冗談じゃない!

 

「ちょっと……」

「ん〜?」

「ちょっと俺の知ってる範囲を超えてましたので無理ですぅぅ!!」

 

 俺はその日モカから逃げるようにその場を後にしたんだ。

 

 

 

 そう、昨日のできごとは夢なんかじゃなくて現実だ。あんな出来事あった後…頭からあの光景が離れないですよ!?

 

 嫌でも考えてしまうもんだから夢に出てしまうっての!?

 

「……レイー?おーいレイ?」

 

 もうなんなんだよ!幼馴染?ちげーよ!ただの変態じゃねーか!

 

 幼馴染がいつの間にか幼馴染から変態にジョブチェンジしてる奴なんてこの世にいますか?

 

 いないよな!?

 

「レーイ、焦げてるよ?」

「ぬあっ!?」

「?何驚いてんの、てかベーコン丸焦げじゃん、どったのさ」

 

 い、いかんいかん料理中だった、料理中に昨日の出来事を説明するとか…あれ?説明?俺は何を言ってんだか…

 

「……いやちょっと考えごと」

「レイでも料理失敗することあるんだねー」

「てか姉貴はまたか?」

「あはは、いやー徹夜しててさ?今から寝るところだけど腹減ったしレイのご飯食べようかなって!」

 

 まあよくある事だ、ラノベの締切間近の時とかはよくある、それにこんな機嫌よく話しかけてくることはなけど

 

 なんせ話をずっと考えているもんだ、一人でブツブツ言ってる時はさすがに俺もなにか声をかける気にはならん

 

 姉貴曰く作家には入ってる時ってのがあるらしくその時が一番話を進めれるんだとさ

 

「焦げたやつは俺が食うから、今から新しいの焼くから待っとくけ」

「はーい!あたしは優雅にニュースでもみながら待つときまーす!」

 

 一瞬だけモカのことを忘れてたレイだがすぐに思い出したことは黙っておこう。

 

 

◆ ◆ ◆

 

 

 朝教室に入る前に中を見る。モカのやつは机に座ってない、ならば今のうちに駆け込んで座っておけば!

 

「……ふぅ」

 

 なんで教室に入るのに緊張しないといけないんだよ、そんなのは進級した時初めて教室に入る時だけでいいだろ

 

 少し早く来すぎたのか柊優のやつはまだ来てないな

 

 教室にいる生徒も…まああれだ、喋ったことの無いクラスメイト達ばかりだ。

 

 携帯を取り出したら通知が来ていた、相手はモカだったからスルーしようとしたが手が勝手にトークへと進んでいた。

 

 あのモカの下着姿の写真を見て思ったけどいつの間にかみんな大人の女性に成長してるんだなって自覚させられますよ

 

 ひまりは置いといて蘭もつぐみも、そして巴もこんな感じなんだろうか?

 

「って!何想像してんだよ!?」

 

 だ、ダメ!それ以上の想像はダメだぞ神崎レイ!

 

 幼馴染でそんな変態みたいな想像をするんじゃない!

 

 とは言ったもののモカの下着姿の写真をまたまた見てしまう。

 

 下着の色はアサシンと真反対の純白の白、それだけじゃない、やっぱり何度見てもスタイルとかもーいろいろ…とかれこれ数分間見ていしまったところ

 

「なーに見てるのレイ君!」

「ぬあぁぁああ!!??」

「そ、そんなに驚くこと!?」

 

 モカの下着姿を見てる途中に話しかけてきたひまりに驚き携帯が手元から見事に姿をなくした。

 と言うより俺が投げ捨ててしまったって言う方が正しいかもしれん

 

「いきなり話しかけるな!死ぬかと思ったじゃねーか!」

「な、なんかごめん…って!なんで私が謝るの!?」

「俺も怒鳴って悪かったな!?」

 

 それどころじゃないんだよ!携帯だよ携帯!どこ行きやがった!

 

 もし誰かにモカのあの写真なんて見られたらとか思っと…ダメだあの変態の事だ、その事で興奮しそうだ

 

「れーくん、はい携帯」

「あ、さ、サンキュー」

 

 近くにいたクラスメイト?が携帯を持ってきてくれたんだろう、急いで携帯を回収して画面を見ると画面は消えてた。

 

 低電力モードにしてたから画面が勝手に消えたんだろう、助かったよ

 

 ……え?そんなに時間経ってたっけ?

 

「れーくん〜?何見てたのかな〜?」ニヤニヤ

「ッ!?」

 

 拾ってくれた人が普通のクラスメイトだと思った俺が馬鹿だった。

 

 れーくん、なんて呼ぶ人はクラスに一人しかいない、なんなら幼馴染しかいない、そして気の抜けたような声…モカしかいないよな!?

 

「そんなに見たかったのかな〜?まだあるけど、あ、直接み」

「ちょっと来いやー!!」

 

 モカの手を取り教室から抜け出し、最上階の渡り廊下に到着したのと同時に俺は叫び出す。

 

「お前は一体何を考えてんだよ!?」

「何って…でもれーくん見てたじゃん〜?」

「ッ!い、いやそれは」

 

 な、何も言い返せれない!見てたものを見てないなんてこの状況では言えません!

 

「まさかそこまで見てくれるなんてねー、送ったかいがありましたな」

「……はぁ、まさかお前がそこまでの変態だったなんてな」

「でも知ってたんでしょ〜?」

「知ってたけど度を超えてんだろ!」

 

 嘘です、知ってません!なんか知ってる風になってたからそれを押し通しているだけです!

 

「えーこれぐらい普通だよ」

「全然普通じゃねーよ」

 

 勘弁してくれよ、幼馴染が変態なことしてるのに普通だと言ってきたんだ、俺は一体どうこいつと向き合えばいいんですか?

 

「でも今日は下着つけてんだろ?このまま毎日つければいずれお前も」

 

 元に戻るはずだ、と言おうと思ったのに

 

「いやー今つけてないよ〜?」

「ッ!?な、なんで!?」

「あれはれーくんに見せるためにつけただけですー、興奮しちゃった〜?」

「わざわざ脱いできたのかよ!?」

 

 大きなため息が出ますよ、わざわざ脱ぐなんて…そこまでして下着を付けない理由が俺にはわからん

 

 そっか、露出趣味の変態さんだったな

 

「だから〜」

「ッ!?」

「こうして服越しで胸を触っても柔らかいでしょう〜?」

 

 自分で俺の手を取り胸に押し当て無理やり自分の胸を俺に触らせてきた。

 

「お、おおおお前な!」

「……下も触る?」

「それはまずいって!」

 

 ダメだダメだ!モカのやつ言うこと聞かずに手を動かして、あ、あー!

 

キーンコーンカーンコーン

 

「ちゃ、チャイム鳴ったぞ!?」

「……むー、今日はお預けだねー」

 

 き、今日は!?まだやるのかよあんたは!?

 

 も、もう無理だ…俺の幼馴染、青葉モカは度を超えた露出趣味がある変態さんであることが確定した瞬間だった。

 

 

◆ ◆ ◆

 

 

 授業中、あのモカの下着姿が頭から離れずずっと不機嫌だ。

 

 なんならあのモカの胸の感触も手に残っててシャーペンがいつもより更に固く感じてしまう。

 

「なんだ神崎?機嫌悪そうな顔して、私の授業はそんなに楽しくないか?」

「げっ」

 

 英語の担任に目をつけられてしまった。

 

 そんなに不機嫌そうな顔でもしてたのか?あんまり先生から嫌われるのは内申点とかあるから嫌われたくない。

 

「そんなわけないですよ、寝不足なんで眠たいだけです」

「そうか、なら丁度いい私の質問に答えろ」

「?はい」

 

 授業なんて全く聞いてなかったから内容の質問だと答えれない…どうなる

 

「お前は黒と白どっちが好きだ?」

「ッ!?な、なぜその質問!?」

「例文の話だ、お前の返答次第で次の例文を作るんだ」

 

 な、なるほど…!だけどその質問は俺にとっては答えにくいもんだよ!

 

 黒と言えばアサシン!白と言えばモカ!ど、どちらを選んでもどちらかのパンツを選んでしまうじゃないか!?

 

「?早く答えろ」

「い、いやー他の人に聞けばいいんじゃないんですか?」

「お前に当てたからお前が答えろ」

 

 クソー!答えるしかないのか!

 

 ならアサシンの黒を!

 

「俺の好きな色はく」

「黒とか厨二くさいよなー」

「キリトに憧れてそう」

「まじねーわ」

 

 黙っとれこの三馬鹿トリオ!お前らのせいで黒って答えずらくなったじゃないか!

 

 確かに一時期黒色の物ばかり好んで買い揃えていたさ!なんなら髪を黒くして生徒指導室に連れてかれた思い出だってある!

 

 全く思い出したくない黒歴史だよな!?

 

 でも白を選んだら選んだでモカのやつに

 

「♪」

 

 このタイミングでメッセージが届いた。逃げるようにそのメッセージに目を通したら

 

「ちなみに黒はこんな感じでーす♪」

「なっ!?」

 

 モカのやつが前に撮ったであろう黒の下着を身につけた写真を俺に送ってきた。

 

 これは…何を答えてももう逃げられない運命ってやつなのだろうか

 

「……白です」

「わかった、とこのように…」

 

 と言い出し先生は黒板に例文を書き始めた。

 

 アサシンごめん、黒ってやっぱり少し苦手な色だから消去法で白を選んでしまったよ

 

 でも君のパンツは凄かったです。決してモカの色気に負けて白を選んでないので!

 

 てか何言ってんだよ俺は!?

 

 と、頭の中で格闘している時に

 

「白が好きなんだねー」

 

 なんてモカからメッセージが来た俺は…その日放課後まで誰とも話すことなくずっと眠っているだけだった。




次回は前半続き、後半はりんりんの話になるかもですね

もしかしたら今後もこんな話が増えるかもです!

少しでも面白いと思ったら感想と投票よろしくお願いしますね!目指せ赤バーです!

ではでは!また次回お会いしましょう!

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