ではどうぞ!
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誤字脱字は後日訂正します
宿泊研修から帰ってきた俺は
「ぬへぇぇー」
家に誰もいないことをいいことにリビングに大の字で寝っ転がっていた。
部屋でくつろげよ、って言われるかもしれんが部屋ではゆっくりくつろげない。何故なら盗聴されているから
なんなら最近はずっとリビングに布団敷いて寝てるな、制服とか下着とかも全部リビングに持ってきてる。
もう俺の部屋はリビングでいいかもしれん
「夕方まで暇だなー」
夕方からサークル活動がある。しかし午前中は暇だ。
誰かと遊ぼうにも幼馴染は変態だし、柊優と三馬鹿は昨日こっち帰ってきた時ファミレス行ったしー、すぐに遊ぼうとは思わん
〜♪〜♪〜♪
「……電話だ」
家にある固定電話が久しぶりに音を出した。現代固定電話が鳴るなんてそうそうないよな、だって携帯があるからね!
まあ俺は無くしたけど
「はい、神崎です」
怪しい電話とは思わずに俺はすぐに受話器を取る。すると
「あ!レイ!やっほー腹減ったからなんか作って持ってきてくれない?あたし久しぶりにレイの手料理食べたくてさー!」
「……姉貴かー、てか家の電話番号知ってたんだな」
「なんか結弦君が登録してたな」
「そ、そうか」
なんで登録してるのかわからなくて苦笑してしまう。姉貴や俺と連絡が取れなくなった時の最終手段で登録してたのだろうか?
「帰ってきたばかりであんまり食材ないけど…何食いたい?」
「グラタン!チーズたっぷりのやつ!」
「そっち持っていくのにグラタンはねーだろ!?」
「じゃあなんでもいいやー結弦君の分もよろしくね、じゃっ!」
自分の言いたいことだけ言って電話切りやがった…。暇だから別持っていくのはいいけどさー、本社に行くとなると緊張するよな
結構距離あるから冷めても美味しい物を…
「唐揚げでいっか!」
沢山作ればその分食ってくれるだろ。
唐揚げを作る準備をする。米も早炊で用意して、おにぎりにすれば片手で食べられるか、となればすぐ握って…
かれこれ1時間ちょっと料理と格闘して唐揚げとおにぎりの完成、唐揚げを容器に詰め込みおにぎりをラップで巻く。
話変わるけどコンビニのおにぎりって美味しいよねー家で作るおにぎりは時間が経てばなんかねちゃねちゃするもんな
そんなの知らん!我慢して食いやがれ!
一応本社に行くし夕方には羽丘でサークル活動もある。なら制服で行くか
「いってきまーす」
誰もいない家のに理次にいってきますといい俺は家を出た。
歩くこと数十分、バイト先のコンビニ前を歩いている時だった。
「お、レイ、そんな荷物もってどこ行くんだ?」
「店長…はタバコ休憩っすか」
「今はモカちゃんが働いてくれてるしーおじさんは休憩だよ」
20後半でおじさんと言うのはやめてくれ、あと数年で俺の姉貴がうざいだけでなくうざいおばさんにバージョンアップしてしまう。
「今から姉貴の所行くんすよ、今本社で箱詰め状態なんで」
「それを言うなら缶詰めだろ」
「姉貴は箱詰めなんすよ」
だいたい缶詰めを本社ですることなんてないんだ、適当にアパート借りてそこでやる…みたいな話だけど姉貴は昔しょっちゅう脱走してからなー脱走できないよう本社で行うようになったんだ。
「そうだ、姉貴さんのところ行くなら…ちょっと待ってろ!」
「?はい」
待っていると袋いっぱいに入ったストレイを店長は俺に渡してきた。
「アニメ化記念だ、持っててってくれ」
「いや姉貴今禁酒してるし…」
「いいって!最近頑張ってんならこんぐらい許してやれよ」
「……た、確かに…!」
認めたくないがちゃんと仕事をしているようだし…店長からの差し入れ分なら許してやるか!
「んじゃ俺そろそろ戻るよーレイは明日シフト入ってたよな?」
「そっすね、全く平日の昼間によく高校生ぶち込みますよ」
「休みって言ったお前らが悪い」
「クソう!黙っておけばよかった!」
少し後悔をして店長と別れた。流石にコンビニ袋に沢山入ってるストレイを持ち歩くのやばい。
制服着て酒持ってるとか警察に見られた1発アウトだろ!
人に見られないようこっそりとトートバッグの中にストレイを詰め込む、頼むから誰にもバレるんじゃないぞ
「君、そこで何をしてるんだ」
「うぎゃぁぁ!」
「む?なんだその反応は…って君は盗聴されたい癖の子じゃないか」
「……ど、どうも」
何故このタイミングでこの前のお巡りさんが…!てかやっぱり変な覚え方されてる!まるで俺が変態みたいじゃないか!
「その制服…高校生だろ?こんな昼間に学校行かずに何してるのかね」
「い、いやー今日は宿泊研修の振休なんすよ」
「……なるほど、嘘だったりしたら後で分かるからね」
「あ、はは、あはは…」
なに?あなたわざわざ学校に確認でもするんですか!?俺が一体何したんだよ!そんなに怪しい人物か!
「いやね、この辺で万引きがあったらしいんだ、ほらあそこのコンビニ」
「は、はぁ…」
そこ俺のバイト先のコンビニなんですけど!?てか店長万引きされたくせになに呑気にタバコ吸ってたんだよ!?
「別に君を疑ってるわけじゃないよ、うん、でもね…君怪しいんだよ」
「疑ってるじゃんか!?」
「とりあえずそのカバンの中身見せて」
「……え?か、カバンですか?」
「?うん」
ままままずい!これはまずいですよ!このバックの中にはさっき店長から渡されたストレイ(酒)が入ってるんだそ!?
いや店長から貰ったと言えばこの場は凌げれるかもしれんが店長が社会的に死んでしまう!
「いやカバンの中身を見るのはプライバシーの侵害です」
「……確かに私もそう思う、しかし確認しないといけないだろ?」
「いやですよ!」
「いいから見せなさい!何も無かったら君の疑いは晴れるだろ!」
「晴れるも何も俺は何もしてないですって!」
「変態の言うことが信じられるか!」
「で、ですよね!」
確かに俺もあの変態共の言葉を信じようとは思わないからな…このお巡りさんの言っていることは間違ってない!
でも俺は変態じゃない!
「いいから見せなさい」
「離してください!このカバン結構高かったんですから…!」
お巡りさんと俺のカバンをめぐる戦いが始まっていた。本当に高かったから破れたりしたら困る!手離せや!
「あのーその子が何かしたんですか?」
「ッ!あ、あなた!」
ここで現れた救世主!
「まりなさん助けてください!なんか俺が万引きしたんじゃないかと疑われてるんですよ!?」
「え!?れ、零君が!?」
「君の日頃の行いが悪いんだろ!このへ」
「今それを言うんじゃねぇ!!」
まりなさんに変態ってバレちまうだろ!いや、バレるじゃない誤解されるだろ!?
「と、とりあえず2人とも落ち着いて!」
「お巡りさん、この子はそんなことする子じゃありませんよ!」
「な、何言うか、そこの男子は…ん?失礼」
『………………………………』
お巡りさんの胸に着けていたトランシーバーからなんか音が鳴った。鳴った途端お巡りさんはそれを耳にあて
「はい、え!?ま、万引き犯捕まったって…?」
『………………………………』
ねえーどうしてくれるんすか、さっきまでの時間
「本当にすみませんでしたぁぁあ!!」
見事に綺麗な土下座、警察官を土下座させるなんて俺も成長したもんだぜ、てな
「だから俺は何もしてないって言っただろ!」
「しかしだな、君はよくわからん性癖を持ってる変態だったからつい」
「そうですよね!じゃあねーよ!そんなので人を疑うな!」
「本当に申し訳なかった!」
「この世の変態全員に謝れこのクソ野郎!ふん!まりなさん行きましょう!」
「う、うん…」
つぐみとのやり取りからこんなことになるとは…軽はずみに変な嘘をつくもんじゃないな、これを機に学んだよ、とほほ
でもまあ?俺もお巡りさんの立場だったら疑ってしまうのも無理はない、かな?
だから俺は許してやるよ、他の人はどう思うか知らないけどね!
「ねえ零君」
「はい!」
「零君は…変態なの?」
「ぶふぉー!」
「何その反応!やっぱり変態なの!ねえ変態なんでしょ!?」
な、なんだよこのお姉さん!なんで俺が変態であることに喜んでいるんだよ!
「あれには海の底より深い話があるんですよ!」
「えー何それ、お姉さんに話してくれるの?」
「警官の人に嘘ついたら勝手に信じ込まれたんすよ!」
「……何その秒でバレる嘘」
「嘘じゃないですって!俺が嘘つく人に見えますか!?」
「見えないから嘘ついてないって思ってるから言ったんだよ?」
「複雑すぎてよくわかんねぇー!!!」
俺はあれやこれやと色々話をしたがまりなさんは
うんうん、なるほどなるほどー、あ、君に頼みたいことがあるんだけどいいかな?
とか訳分からんことを言い出した。まるで公式LINEで永遠と同じ返事が返ってくるような感覚だ。
「わかった、零君は澪奈の影響で変態になったと!」
「も、もういいですよ…」
負けました。これがちゃんと働いている社会人の力か
「って冗談はここまでで、ちゃんとわかってるから大丈夫だよ」
「ッ!心臓に悪いことしないでくださいよ!」
「ごめんごめん、でも零君変わったよねー昔なんてさ!」
座ってたベンチから立ち上がりわざわざ俺の前に来る。
「俺に近寄るな!俺のギアスがお前にかかってしまう…!」
「ってね!話なんて全くできなかったもん」
「あぁぁぁぁぁぁぁぁああああああああぁぁぁ!」
は、恥ずかしい!恥ずかしいすぎて死ぬ!てかまりなさんと中学時代あったことあったけど!?会ったとしてもそんな対応してて覚えてないのかな俺!
くっ、久しぶりに感じたぞこの屈辱…!これがあるから厨二病なんて奇病にならなければって心底思う!
「おっと、私お昼休憩終わっちゃう!零君!今度澪奈と一緒でいいからどこか遊び行こうよ!」
「いやいいっすけどお昼時間俺のせいで無駄にしてすみませんっす!」
「そんなのいいよー今日弁当忘れてたし節約できたと思えばなんともないから!」
ばぴゅーんと効果音が聞こえるほどの速度で俺から離れていく、気づけばもうまりなさんの姿は見えない。
「お礼言えなかったな…いじられただけで終わっちゃったよ」
座っていたベンチから立ち上がりレイは澪奈のいるKEDOKAWA本社へと向かうのであった。
◆ ◆ ◆
「うわ高っけぇー」
目の前にそびえる本社のビル。日々このビルから神作を作り出す作家さん達が会議などをしに集まる場所。
中にはこれから神作品を作るであろう作家さんが持ち込みにやってきたりもする場所。
中に入り色々手続きして姉貴のいる姉貴専用の部屋へと向かう。
「零!え、お前今年もうちにバイト来たのか!」
「あ!お久しぶりです!去年はお世話になりました」ペコリ
「いいって!いいって!それよりやっぱり今年も来てくれるの?てか来てくれや!」
「それが今年はちょっと厳しいんすよねー」
とある社員さんが俺に話しかけてきた。実は俺は去年の夏休み期間はここ、弦巻文庫で編集者のバイトをしてたんだ。
内容は持ち込みの対応、なんか神奈の弟だから見る目あるだろー的なノリで抜擢され、たくさんの作品と目を通すいい機会だった。
「そうか…零君が担当した作家さん今マガジンで漫画描いてるぞ、会いたがってた」
「いえ俺はただアドバイスしただけです、元々話考えたり絵を描いたりしてるのは本人なので」
「……変なところで律儀だよな、君って」
「そ、そっすかね」
言われてみればそうかもしれない!でも実際俺は本当にアドバイスしただけなんだけどな!
「まあそのうち正社員としてうちに来てくれよー?結弦も俺もいるかわからないけどな!じゃあねー」
縁起の悪いことを言って去っていく正社員、冗談でもそれは言うなよ…てか辞めないでくれよ!こんなにもいい仕事なのに!?
その後会う度に色んな人から声をかけられ部屋に着く頃には数十分経っていた。
「姉貴ー来たぞ」
「……ようこそレイー今いいところだから少し待ってて」
「……………………………………」
俺が想像してた部屋なんかじゃなかった!もっと散らかっている部屋かと思えば散らかってもなく綺麗に整理整頓された部屋だ!
「よし!では早速例のものを!」
「はいはい、落ち着けってー」
パソコンを思いっきり閉じて早く早くと言いながら疼いていた。ぶっちゃけ気色悪い、いい大人が何してんだよ!
「あれ?結弦君は?」
「んー?あーそこら辺で寝てんじゃない?」
「寝てる?」
「…………やあ、レイ君」
「うお!?」
声がした入口付近に目を向けると布団の中に入っている結弦さんの姿があった。
「ゆ、結弦さんまさかこの部屋に泊まってるの…?」
姉貴が泊まるならまだわかる。けどあなた泊まる意味ないだろ!
「違う違うー結弦君はあたしの寝た布団に入って匂いを嗅いでるだけだよ」
「食べながら喋んな、てかよく喋れたな!」
はっきり聞こえる声でよく喋るわ、あんたすげーよ
「違うに決まってるだろ!眠いから布団借りただけだ!」
「でも普通女子が寝た布団で寝るかねーもしかして結弦君匂いフェチ?」
匂いフェチ、と言うのはある特殊の匂いが好きなだけの話、しかし俺の幼馴染はそれを越してエッチしたいと言い出すんだ、恐ろしいだろ?
「とりあえず結弦さんも食べてください、姉貴の相手は大変だったはずなので」
「流石レイ君だ、君はなんていい人なんだ…!」
結弦さんの分も作るように頼まれてたから作ってきただけとは言えないよな
「んで?アニメ化の方はどーよ」
「あー!聞いてよレイ!脚本家の人がさ!原作とは違う始まり方にしようとか言い出したんだよ!作家としてそれは許せないよね!?」
「お、落ち着けって、わかった、わかったから、離れろぉー!!」
あんたが自分の作品に命かけているのはわかったから!でも近い!少し離れてくれ!
「神奈先生と脚本家で討論になってねーいや、あれは笑うしか無かったなーあはは」
笑ってるが目が笑ってない。恐らく終わったーって意味で笑いが出てたんだろう。
「まあ?今はなんやかんやで仲直り、順調に進んでるよ、多分あと数日で家に帰れる」
「……本当か?」
「まじまじ!あと少しで新刊の話書き終わるし短編集もストックあるし!」
「帰ってきたら困るんですけど…?」
「なんでさ!?」
だってリビングで寝れなくなるし…そうなると部屋で寝る羽目になってどっかの誰かさんに寝息聞かれるし…。
「仕方がない、結弦君の家に泊まるか」
「ッ!だ、ダメだ!神奈先生は酔い癖が悪いからダメだ!」
「えーまだあのこと気にしてんの?別にいいって!男子ならそんなこと気にすんなっての!」
「絶っっ対気にするだろ!?」
「……え、なんかあったんすか?」
何その何かあったみたいな話ー、俺めっちゃ気になるんですけど!
「いやね、アニメ化決まった時さーあたしベロンベロンになって結弦君の家に泊まったんだよ」
「……おう」
あれ?確かその時千紗さんの家に泊まったって言ってなかったけ…?
「も、ももももういいだろ!あ!この唐揚げすごく美味い!めっちゃ美味いよこれ!」
「ですよね!流石結弦さんわ、わかってるー!」
「えー2人ともつまんないのーまあレイの料理は世界一美味いけどさ!」
これ以上は聞いてはいけない何かがある気がする…!だから俺はあえて話を聞かない!
「レイ!レイが来てるって本当か!」
「ッ!千紗さん!?」
バン!とドアを大きく開け近くにいた結弦さんに当たったと思えばそれを気にもとめずに俺に近寄る。
「実はこないだ友達が結婚したんだ…私もそろそろやばいと思うんだが…!」
「あ、はい」
「早く結婚してくれないかレイ!」
「……い、いやーまだ結婚できる年齢ではないので」
「だよな!結婚できるまで待っとくぞ!」
くっ!本社に来たらこの人がいるのは当たり前だよなーワンチャン会わないかもと思ったのに会うことになるとは
むしろあっちから俺目的でやってくるとは、ここに来る途中色んな人と話したせいか
「相変わらず千紗さんは結婚願望強すぎ、別にレイは今彼女いないから貰ってもいいよ!」
「何勝手に決めてんだよ!彼女ぐらいすぐ作るわ!」
「おー!レイ好きな人でもいるの!?」
「なんでそうなる!?」
好きな人?と言われれば言い難いが気になってる人?ならアサシンがいる!
早いところ見つけて千紗さんに彼女がいるので結婚できませーんって言いたい。
「レイに彼女だと?ふん、作らせるわけないだろ!なに、この世にはできちゃった婚ってのがあるんだぞ?」
「編集長!それは捕まってしまいます!」
「俺もそれは無理!俺に一体何しようっていうんですか!?」
「……って冗談だ」
この人の冗談は冗談だんじゃないんだよ!怖いんだよ!
「ところでレイーあんた美人な人とサークル活動してるみたいだねー」
「!な、なんのことやら…」
まさか本当に燐子さんが俺のサークルメンバーだと気づいているのか?
「ほら写真、この子めっちゃ巨乳だよねーレイもう触ったの?」
「触ってねーよ!?」
「やっぱりりんりんちゃんがサークルメンバーだったか!」
「ッ!嵌められた!」
「嵌めたんじゃない、裏とったんだよー」
「同じじゃねーか!」
そう言えば燐子さんの俺の名前言ったって言ってたなーそりゃすぐバレるわ
「あーあの子ね、やっぱりレイ君ってレイ君のことだったのか」
「なんだ、レイ…お前この巨乳の子がタイプなのか?清楚系が好きなのか…」
「え?いや俺は千紗さんみたいな黒髪ボブの巨乳が大好きです」
『……………………………………』
「……え?俺今なんて言った?」
全否定しようとしたら思ってること全部口から出ちゃったYO!もう終わりだYO!でも別に千紗さんのことが大好きなわけではないYO!
「そ、そうか…うん、ならこのままでいい、かな」
「あ、はい…」
そのモジモジして答えないでくれ…でも待てよ?燐子さんに土下座でも何でもしてボブヘアーにしてくださいと頼めばワンチャン…
ってあそこまで髪伸ばしてるし流石に切ってくれないか、女子にとって髪は命みたいなもんだからな
「……レイはやはり巨乳が好きと、千紗さんの胸に爆弾でも仕掛けようかな」
姉貴の前であまり巨乳の話をするんじゃなかった。このままの空気はまずい!何か空気を変える話を…!
「そ、そういえばサークル活動でちょっとし問題があってですね」
「問題?りんりんちゃんスランプ入った?」
「んなことじゃねーよ!」
「じゃあなんなの?」
問題と言うのは…
「作った作品を印刷してくれる所を探してるって言うか…なかなか見つからないって言うか…」
「なんだそんなこと?千紗さん」
「話は聞かせてもらった、ウチと契約している印刷会社に話をつけてやろう」
「え!?まじですか!」
弦巻文庫と契約している印刷会社さんに頼んでくれる?めちゃくちゃいい話じゃないか!
で、でもいいのか?めっちゃ姉のコネ使ってるみたいで気が引けるんですけど…?
「ただし条件がある」
「……条件?」
俺はその条件を受け入れることにした。しかし…この条件のおかげであいつと数年ぶりに再会することになるなんてこの時の俺はまだ知りもしなかったのだ。
今回は久しぶりに澪奈達の話でした!この条件ってやつで話は一気に進みます。具体的に言うとあの子のあの子がサークルに参加します!
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ではまた次回お会いしましょう!