告白されたら高校生活が変わりました!   作:オオル

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お久しぶりです!今回はその2!彼女メインの話だ!

それではどうぞ!

義妹なら結婚できるんですよ?の話もあります!

誤字は後日訂正します


GW何してましたか?その2

「らっしゃいませー」

 

 GW3日目はバイトだよ、元々シフトは入れてなかったがリサさんがどうしても変わってくれ!なんて言うもんだから手作りクッキーにて手を打った。

 

「れい品出し頼む、あー雑誌類な」

「おっけーす、裏にありますよね?」

「ああ、あ、表紙見て驚くなよ?」

「?はい」

 

 今月はまだあの月刊少年漫画の品出しをしてなかったっけ?

 

 それはみんなが知ってる有名月刊少年誌

 

「……そう、弦巻マガジンだ」

 

 毎月の第1水曜日に発売される弦巻マガジン、いやあのマガジンじゃないのか?あれは週刊少年だろ、いや……ごめん、ちょっとわからないや

 

 ラノベは弦巻文庫、漫画は弦巻マガジン、弦巻マガジンは……まあ弦巻文庫のラノベが漫画家して連載してる的なやつだと思ってくれ

 

 まあマガジン限定の作品もあるけど

 

 って説明はこの辺にしてと

 

「表紙見て驚くなってなんだよ」

 

 何か俺が喜ぶようなことでも書かれているのか?まさかの義妹の話か?

 

 裏に行きダンボールを開けて表紙を見た瞬間

 

「…………ッ!?」

 

 驚くな、の意味がわかったよ、でも

 

「えぇぇぇ!?」

 

 いやこれを見て俺は驚けないよ!?

 

「て、ててて、てて店長!?こ、これ!」

「だから驚くなって言ったのに」

「……いやアニメ化なんて聞いてないっすよ俺!?」

 

 そう、姉貴の作品義妹なら結婚できるんですよ?のアニメ化が決定!と表紙に大きく書かれていた。

 

 弟の俺に話さないって……よっぽど俺を驚かせたかったのかな?てか驚いた

 

「姉貴さんとうとうやったな」

「ッ!ええ、凄いやつっすよ」

 

 本当本を売るだけでもすげーのに自分で漫画も描く、そしてとうとうアニメ化まで

 

 いや本当にすげーよ澪奈姉

 

「……っと、そろそろ働け、時給減らすぞ」

「は、働きます」

 

 アニメ化、アニメ化……アニメ化、かー

 

 普段他の作品でこの言葉を聞いても

 

「あ、そうなんだふーん」

 

 って反応だけど姉貴の作品がアニメ化させるなんてもうそれは普通の作品とは比にならないぐらい嬉しいだろ

 

「あざしたー!」

 

 バイトも終わり家に帰って姉貴に早速色々聞こうと思って走って帰るも

 

「すまん、今日は用事がある!」

 

 なんて置き手紙を残しており姉貴の気配は家にはなかった。

 

 走って帰ってきたのに一瞬で無駄になってしまったよ

 

「……………………あ」

 

 リビングのソファーにて携帯をいじること数分、そう言えばと自分の領域であるキッチンへと足を運ぶ

 

「オーブンそろそろ変えないとな…」

 

 料理の際に使うんだけど最近調子が悪い、例を挙げると前と今とでパンの焼き加減が全然違う。

 

 それだけで変えるのかよとか言うけど……俺が小6の時に買ったと母さんは言っていたっけ?

 

 その後すぐに家を出るとは思ってもいなかっただろうな

 

「ショッピングモールに行くかー」

 

 GWで人がうじゃうじゃいる中ショッピングモールに1人で行こうとする俺は勇者なんじゃないか?

 

 柊優でも誘うか?と思ったけどあいつと学校以外で絡んだことがないからやめとくか

 

 蘭達……はあいつらはあいつらで遊んでるか

 

 実は友達が俺にはいないんじゃないか、と悲しい気持ちでいっぱいになるレイだが1人で悲しくショッピングモールに向かった。

 

「……んー悩む悩む」

 

 ショッピングモールの家電コーナーにて悩んでいた。

 

 最近のオーブントースターってのはどれもこれも性能が良くてぶちゃっけなんでもいい、金ならある。いや自分で稼いだ分だよ!?

 

「ありがとうございました……」

 

 店員さんと交渉に交渉を重ね安くオーブントースターを購入することが出来た、なんでも水を少し入れてパンを焼くともうどんなに安いパンでも高級パンと変わらない味になるらしい。

 

 美味しくならなかったら許さんぞ

 

 無事にトースターを買い終えた俺はあとは帰るのみ、トースターは本日の夕方に届けるように頼んだ。まあ料金はかかるけどね

 

 夜ごはんを何にするか考えながら帰っているとき妙にザワついている店があった。

 

 興味方位に立ち寄るとそこは見慣れた本屋さんだった。

 

 でかでかと義妹アニメ化決定!と書かれているパネルが飾られている。もちろんその絵を描いてるのは俺の姉貴なんだが

 

 義妹シリーズコーナーに立ち寄るとおひとり様一冊まで、なんてもんが書かれてるしそれほど人気があるんだってわかるよ

 

「お、残り一冊じゃん!」

 

 恥ずかしながら最新巻はまだ買ってなかったんだよ、まあ内容は姉貴がちょくちょく話してたから知ってるけどさ!

 

 と、手を伸ばした時

 

「……ッ!」

 

 不意に誰かの手に当たり急いで引っ込める。それと同時に相手も手を引っ込めていた。

 

「……あ、あの……買わないんですか?」

「へ!?い、いやー買いたかったんですけど……あはは、譲りますよ」

 

 いや流石に女子に対して「俺の方が早かった、だからこれは俺が買う!」なんて言えるわけないだろ!?

 

「いいんですか…?」

「あーいいっすよ、また今度買えばいいんで」

「で、でもそれってまだ買ってないんじゃ…?」

「…………まあそうですね」

『…………………………』

 

 き、気まずー!?何これ、なんでこうなったんだ!?これは俺から何が話しかけないとこのまま気まずいままサヨナラになってしまう!

 

『あの!』

「ッ!そ、そちらからどうぞ!?」

「い、いえいえ!そ、そちらからどうぞ!?」

「いやいやそちらから」

「…………女の子にこれ以上言わせるんですか?」

「なんかすんませんね!?」

 

 何初対面の女子に謝ってんだよ俺は…今日こんなこと起きるはずなんてなかったのに

 

「あのよかったらこれ買ってください、面白いっすよ?」

「はいそれは知ってます……ので是非買って欲しいです…!」

「え、えー?」

 

 この娘は何を言ってるのだろうか?面白いのは知ってる?ので買って欲しいです?

 

 んー俺に薦めてるってことか?でもでもここでこの本を手に取ったら取ったで男がーんがー!

 

「あー!よかったー残り一冊!今日で読み切るぞー!」

 

 どこからか現れた人に残り一冊の本を持っていかれた俺たちは

 

『…………………………』

 

 何も言葉が出なかったとさ

 

「……あはは、持ってかれちゃいましたね」

「で、ですね」

 

 ま、まあこれはこれで結果オーライだ、このまま帰れば後は何事もなかったように事は進んでいつも通りが…

 

「あのー!」

「?な、なんですか?」

「……その、よ、よかったら、そのー」

「?」

「ッ!よかったら家に来ませんか!?」

「……………………ぇぇえ!?」

 

 な、なんでこのタイミング家に誘った!?あ、あれか!逆ナンか!?いやにしてはそうには見えないぞ

 

 モジモジして…なんか心做しか頬も赤い気がする。

 

 いやそれって誘ってるからか?ど、どうする神崎レイ!アサシンと言う未来の彼女がいるにも関わらず俺は…俺は本日大人の階段を登るのか!?

 

「実は家に最新巻が何冊か残ってるので取りに来ませんか?」

「……そ、そっちか!?」

「?なんだと思ったんですか?……ッ!ち、違います違います!私そんな気なんて」

 

 あわわ!と聞こえるかのように動揺してる女の子は見てて可愛ええなと思える人だった。

 

「あーもらってもいいんですか?」

「はっ!……いいですよ?家には観賞用、布教用、読書用、とその他合わせて各巻五冊は保持してるので!」

「……おひとり様一冊は?」

「ネットで買えば怖いものなんてありません!」

 

 ドヤーと胸を貼る女の子のお胸にはそれは大きな大きなメロンが2つついてるし自然とそちらに目がいってしまう…!

 

 って何見てんだよ俺は!?

 

「あはは、じゃあお言葉に甘えて布教用を貰いますよ」

「では我が家に向かいましょう!」

 

 ひょんなことからこの女の子の家に行くことになったが…各巻5冊保持してるほどの人物だ。てかならなんであの時買おうとしてたんだ?なぞだ

 

 そして彼女はオタク中のオタク、なんだろう……なんか昔の自分を思い出しそうで嫌だな

 

「…………すみません、私少し浮かれてしまって変なテンションになってました」

「そ、そんなことないっすよ?」

「今思えばドヤ顔して胸を張ってるなんて……は、恥ずかしいですよ」

 

 両手で顔を抑えながら言うもまたその仕草がなんと言うか、言葉がないから可愛いとしか言えない。

 

「あ、俺神崎レイって言います、羽丘高等部2年です」

「でしたらわ、私も……白金燐子、花咲高等部3年です」

「……へ、へー」

「?どうかしましたか?」

「いえなにも」

 

 昨日も花咲の3年の女子生徒と知り合いになったんだよなー、あれ?この娘達知り合い同士とかないよね?

 

「……白金さんはラノベ好きなんですか?」

 

 まあ気にせず関わるとしよう…あれ?でもどっかで見たような?

 

「はい!大好きです!特に義妹はもうストーリー構成が最高でですね!」

「最近は異世界ものが流行ってますがそれに引けを取らない王道学園ラブコメで!」

「ッ!それはわかります!異世界シリーズよりもやっぱり近親感があるというか!」

「そうです!特に夏美のあのデレシーンとか現実でもありそうで!」

「だけどなさそうで!」

 

 と、家に着くまでに義妹の話で持ち切りだった。

 

 ここで義妹の内容を説明しよう。

 

 正式タイトル、義妹なら結婚できるんですよ?で、略して義妹、いや略してないな!

 

 主人公の篠ノ之(しのの)晴太(はれた)、その義妹の春乃(はるの)夏美(なつみ)秋音(あきね)冬香(とうか)

 

 長男が晴太で長女が春乃、次女が夏美、三女の秋音、そして末っ子の冬香

 

 この4つ子だが1人ずつ親が違う、いやみんな親が違うだ。

 

 晴太の家、篠ノ之家は大きな家のため孤児院にいる子をよく引き取っていた。そのため晴太の下にはそれぞれ親の違う義妹の4つ子がいるんだ。

 

 その晴太と4つ子の日常の話がまた面白くて…そして!本当の兄妹ないのに愛が強くて…ぜひ読んで欲しい!

 

「やっぱり冬香と晴太の距離が縮話ですよね!」

「あれは1番晴太といる時間が少ない冬香だから持ってる感情で…」

「それを難なく聞き入れ受け止めた晴太!」

「俺もあんな妹が欲しい人生でしたよ」

 

 何度も言うが4つ子は可愛いんだぞ!でも4つ子の兄は大変だなと思うよ、作品を読んでたらね!?

 

 話で盛り上がってるところどうやら白金さんの家に着いたらしい。

 

「で、でけー」

 

 俺の家がしょぼく見えるよ、いや両親の稼ぎが悪いわけじゃない、なんなら姉貴の稼ぎも合わせれば普通の家庭よりも裕福ですよ

 

 だけど家にいないからそこまで広さとか大きさとか気にしないんだろう。

 

「はい!こちら最新刊です!あー!私少しネタバレしちゃいましたけど大丈夫ですか!?」

「だ、大丈夫!」

 

 あ、危ねー本貰うためにここに来たんだった!話の内容してってたから普通に最新巻の話してたけど覚えてるのかな?

 

「ホッ、ならよかったです」

 

 覚えてなかったー!そして胸に手を置くのがなんかいい!

 

「あ、感想聞かせてくださいね?」

 

 手を後ろで組んで首を傾げながら聞いてくる様は2次元とかでよくメインヒロインがするような仕草だった。

 

「ッ!いいですよ、暇な時連絡してください」

「はい!」

 

 先程連絡先を交換したから連絡を取るのは簡単だ!

 

「私初めてです、こんなに話が合う人いままでいなかったです」

「俺もです、あね…ッ!」

「あね?」

「な、なんでもないです!ではまた!」

「はい!」

 

 姉貴の作品をこんなにも好きな人がいて、と言うところだったよ

 

 多分だけど言わない方がいいと俺は思う。それにそのこと言ったら……なんか嫌われそう。黙ってる方がお互いのためだな

 

「さーてと!今夜はアニメ化記念としてご馳走用意してやるか!」

 

 家に帰り澪奈の作品のアニメ化記念パーティーの準備をしたレイだったが…

 

 

 その日澪奈は家に帰ってこなかったそうだ。

 




りんりんは今後もレイとはこんな感じで行こうかなっと思っています!

あとラノベのタイトルとか今後話で登場する予定ななんですけどなんてタグ付ければ使ってもいいいんですかね?やっぱり濁すしかないのかな

その点も教えてくれると嬉しいです!

ではでは!少しでも面白いと思ったら感想と投票よろしくお願いしますね!

りんりんとの出会いはレイの人生を大きく変えることになります。

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