とあるバンドリーマーの転生記   作:@Eiji

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アニメの影響で部活に入ると大体後悔するよね

7:11

 

~垣根帝督side~

 

学校に登校...これほど残酷な言葉がこの世に存在するだろうか。

 

普段ならこの様なことは言わないが今日は風紀委員による服装、手荷物検査が行われる。

 

手荷物に関しては問題が無いが服装に関してはやや問題がある。

 

いつもの制服の着かたはブレザーのボタンを全部開け、ズボンからYシャツを出してネクタイは基本的に外して居る。

 

はい、この時点で風紀委員の恰好の的ですね解ります。

 

じゃあやめろって?今日は無理だ。今日は春なのに気温が春と夏の間くらいの暑さだ。

 

それに追い討ちをかけるかの如く夏の時は暑くて冬は寒いでおなじみの制服なんだ。

 

まぁ別にバレなきゃ良いんだ。花咲川学園は7時から部活以外の一般生徒は校内に入れるという校則がある。

 

それに風紀委員達が校門で待ち構えている時間は8時からだ。____勝てる!俺はそう確信した。

 

まさか俺以外の生徒それも風紀委員が居るわけ____『おや?垣根君じゃないですか』と聞き覚えがある声が聞こえた。

 

帝督「...ひ、氷川さん、お、おはようございます」

 

氷川さんはうっすら微笑み『ええ、おはようございます』と返した。

 

紗夜「朝から登校とは感心ですね」

 

帝督「そう言う氷川さんこそ何でこんな朝早くに?」

 

紗夜「それは貴方の様に朝早くに学校に来て服装、荷物検査から逃れようとする人が居るからでしょうか」

 

今度はいたずらに成功した子供見たいに自慢げに笑った。

 

俺は氷川さんにバックを預け中身を確認してもらったが特にこれと言って異様な物は無かった。

 

紗夜「はぁ~それにしてもそのだらしない制服の着こなし方はどうにか出来ないのですか?」

 

氷川さんは若干俺に呆れた様に聞いてくる。

 

帝督「ネクタイを外すのも駄目なのか」

 

紗夜「周りも守って居るのですからちゃんと校則は守って下さい」

 

帝督「はーい、解りました」

 

紗夜「それなら良いのですが」

 

 

 

 

 

 

 

 

~昼休み~

 

~教室~

 

俺は氷川さんに注意を受けたあといつも通り授業を受けた。

 

殆どが前世で習った範囲だったから復習に近い形だった。

 

因みにこの学校には俺以外にも転生者は居る。

 

???「___帝督ー!」

 

こいつだ。

 

帝督「どうした?衛宮」

 

そうこいつの名は衛宮士郎。なんと特典は無限の剣製らしい。チートだな俺も人のこと言えないけど。

 

士郎「良かったら一緒に飯食おうぜ」

 

帝督「別に良いが何処で飯を食うつもりなんだ?」

 

士郎「当然決まってるだろ屋上だ!」

 

 

 

 

 

~屋上~

 

士郎「そう言えば帝督」

 

帝督「?なんだ」

 

士郎「部活は何処に入るんだ?」

 

フッ、決まってるだろ__

 

帝督「え?帰宅部だけど」

 

部活、面倒臭いこの二言で一般的な部活は説明できる。前世の俺は黒子のバスケの影響でバスケ部に入ったが思ったより楽しく無かった。

 

士郎「じゃあさ、今度弓道部見学に来いよ」

 

帝督「いや何で?」

 

士郎「いいから」

 

帝督「はぁ解ったよ」

 

士郎「よっしゃ約束だからな」

 

衛宮は嬉しそうにガッツポーズをした。

 

帝督「ハイハイ」

 

 

 

ピンポンパンポーン

 

 

『垣根帝督君理事長先生がお呼びです。至急理事長室へ足を運ぶ様に』

 

 

ピンポンパンポーン

 

士郎「帝督お前何かやらかしたのか」

 

心配そうに衛宮は俺の顔を覗きこむ。

 

帝督「心当たりが無いわけでも無い」

 

行かないと怒られそうだからな...仕方ない行くか。

 

帝督「つーわけで行ってくるわ」

 

士郎「おー、いってら」

 

 

 

 

 

 

~理事長室~

 

理事長「せっかくのお昼休みなのにすまないね」

 

いや、本当だよ。

 

帝督「いえ大丈夫です。それで学園長、話しとは...」

 

理事長は口をそっと開きこう述べた。

 

理事長「突然だが君には風紀委員に入ってもらう」

 

______はい?

 




屋上解放されてるってずるくね。

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