探偵紛いの偽装   作:長門 ゐをり

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先日、ギルキスのライブビューイングに行って来ました。ギルキスって素晴らしいと思いますよね(威圧
それはさて置き、ギルキスを知らない方はこんな駄文を読む前にYoutubeでもなんでもいいので「guilty kiss」と調べて下さい。
それと今回はクソ話が飛びまくります。


一日目(2)

バス移動も終わり、宿舎に着いた頃にはデジタル腕時計の液晶は現在時刻を14:24と表示していた。微妙に高い山の頂上にあったので、ここに着くまで十五分弱歩かされた。明らかに腐っている木の板に書かれた文字は消えていて、壮という漢字しか読めなく。なっていた。名前を知ったところでなんの役にも立たないけど。さて、準備してスキー場に向かうとしよう。

 

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結局、僕にスキーの才能は無かったらしくて、周りのリア充に笑われて隅の方で大きい雪玉を転がしていた。昔、本当にきめの細かい粉雪は冷たくないとか聞いたけど全然そんなことは無く、指先が脈打つようにドクドクジンジンとても痛い。特に風呂に入る時間に指定は無く好きなように過ごしてよかったと記憶しているからさっさと風呂に入ってしまおう。

 

部屋に戻り、茶色の大きいバッグからタオルと部屋着を取り出していると

「大浴場に行くのかい?ぼくもついてっていいかな。」

とリア充オーラ満載の鈴野から言われた。

「あぁ、別に構わないけど僕なんかと風呂に入っても面白いことなんて何もないけどそれでもいいか。」

内心、ついて来るなと思っていたけどそう答えた。人間は空気を読まなければいけないから窮屈だ。

「うん。ありがと、それとごめんね、」少し寂しそうに鈴野は言った。

「何が?」

「いやぁ、別に同じ部屋に泊まる訳でも無いのに勝手にこんなこと言っちゃって。」

本当だよ。僕は心の中で呟いた。その時なんて口に出したかは、覚えていない。

あぁ、何故だろうこいつを殺したい。

 

大浴場は昔ながらの銭湯みたいな感じで、タイル貼りの角ばった浴槽に二人、僕と鈴野は隣あって座っていた。

こういう角ばった風呂に入ると、滑って転んだとき角にぶつかってしまうのではないかと一人想像し少し肝が冷えるのは僕だけだろうか。

 

「なぁ、生きる意味ってなんだと思う?」

前髪をあげた鈴野が僕に聞いてきた。

「そんなもんないだろ。」僕は答えた。

「すごいな、君は。」ピチョンとどこかで音が聞こえた。

褒められたのはいつぶりだろうか。

「勝手に親に生み落とされて、理不尽だよなぁ。」

親と最後に話したのは、中学生の頃ぐらいだったか。それからほとんど人と話すことも無かったから……

「やりたくないことのために勉強とかやりたくないことをする。」

「「詫びしい。」」

 

あぁ、こいつを殺したい。

何故だろう、多分……同族嫌悪というやつだろう。

 

お互いに無言のまま脱衣場を離れる。のれんが頭に掛かり、床板は木製のはずなのに、コンクリートのように無機質な冷たさを孕んでいた。

僕はそれが妙に心地良く感じていた。

窓は、光の反射で僕らが写っていた。どちらもお世辞にもいい表情だったとはいえなかった。

 

「なぁ、この後ぼくの部屋に来て少しお話しないかい?」

 

「……あぁ、別に構わないよ」

僕は少しだけ間を置いてそう答えた。

 

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ふと、我に返る。

見馴れない部屋。

あれ、僕は何をしていたのだろうか。

 

あぁ、鈴野を殺していたのか。

 

月明かりに照らされた自分の姿が見当たら無かった。

 

 

 

 

 

 

さて、どうしたものか。

 

 

 

 




私自身、スキーの経験がないので、スキー場の場面はカットしました。
少し飛ばし過ぎてしまったような気がするので、後で増やすかもしれません。

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