SAOー黒剣と鼠   作:だけたけ

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よし久しぶりだから2話投稿しようかな.......と見てみたらなんと!8人もお気に入りに入れてくれている.......こんな駄作に付き合ってくれてありがとう!!!そしてこれからも頑張ります!!!(笑)
ということで本編どうぞ!


4話 再開

朝、目が覚める。いつの間にか寝てたようだ。目元に涙の感覚が残っている。昨日、しがみついたことを思い出すだけで顔が赤くなる。さてとベットから出て家事をやるか。

 

「ふぁぁぁ.......」

 

「起きたか、アルゴ」

 

耳を疑った。聞こえないはずの声が聞こえた。いや、もう聞けないと思っていた愛しき人の声が聞こえたのだ。急いで振り向く。そこにはハキが笑顔で体を起こし座っていた。

 

「.......ハキ?......」

 

「おう!ハキだ!」

 

おちゃらけて返事をされるのも久しぶりだ。全てのことがどうでも良くなった。ハキが起きた.......ついに起きた.......そう考えると涙が溢れ出て来て目の前が上手く見えなくなった。

 

「..ッ...ハキ.......ハキ!!!!どこいってたんダ!ずっと心配してたんだゾ?!もう...もう一生気が付かないのかって....このバカ!バカ!バカ!」

 

感情が一気に膨れ上がってくる。泣きながら...力なくハキのお腹を殴りながら.......今までの気持ちをぶつける。

 

「.......アルゴ.......ただいま.......ゴメンな、心配させて」

 

「.......ハキ.......おかえり.......もう.......次はないゾ?」

 

そう言うとアルゴは抱きついてきた。ん?だき?え?えぇー?!アルゴはどうなっちゃったんだ?!ん?!ってそこじゃねぇー!!

 

「あの.......アルゴさん?」

 

「.......なんダ?...」

 

多分それぐらい寂しい思いをさせたのだろう。体が小刻みに震えている。

 

「.......いや、なんでもない.......」

 

そう言ってから抱き締め返す。正直すごい勇気がいるんだが?っていうか俺って正解だったのか?ビクッと体をふるわせたが慣れてきたのか、次第に体を預けて来る。フゥ.......どうやら正解だったらしい。っていうか、か、可愛い.......いや、天使か?!ってそうじゃない.......どんだけ俺は脱線するんだ.....

 

「アルゴ.......俺は絶対にお前を守る.......絶対だ.......」

 

新たな決意をする。あきらめそうになったあの頃とは違う。もうこの手は離さない。さらに強く抱きしめる。

 

「.......うん.......ありがとネ、ハーくん......」

 

「おう.......」

 

「.......ところでハーくん、オネーサンを抱きしめるのはセクハラだゾ?」

 

「あ!おま、ズリぃ!俺からもやり返しするからな!」

 

「へぇ〜何すんだろうナ?ニシシッ」

 

そう入ってもまだ心の準備が.......ま、まずは深呼吸して...それから..も、もう1回しとくか?ど、どうしようか.......ああー!!!混乱してきた!

 

アルゴが不安げに見つめてくる

 

ぬァァー!!そんなめで俺を見ないでくれ!!さらに言いずらくなる!だァァー!!!

 

「..............だ」

 

「ん?何だっテ?」

 

「アルゴ、お前のことが好きだ!!!」

 

「ふえぇ?」

 

いきなりのことで目を白黒させる。言葉をあたまのなかでもう1回再生したのだろう。みるみるうちに顔が赤くなっていく。

 

「お、オイラ.......いや、私もす、好き.......です.....///」

 

え?今、私って?え?キャラ作ってたの?!ん?でもいや、作ってるのは(私)の方か......えぇーい!男だろ!俺!根性見せろ!

 

「つ、付き合ってくれ!!!」

 

「え、あ.......んと.......よ、喜んで.......///」

 

アルゴは恥ずかしそうにして、それから俺が見た中で一番の笑顔を見せた。

 

「ところでハーくんって?ハー坊じゃないのか?」

 

悪戯っぽく言ってやった。すると

 

「だめカ?」

 

上目遣いはずるいです。アルゴさん 可愛すぎるだろ.....

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

「えぇーと.......ハキくんだったかしら、私は血盟騎士団の副団長のアスナです」

 

「ど、ども」

 

アルゴに連れられてここまで来たんだけど...誰?いわゆる攻略組ってやつ?

 

「ハキは1層からボス攻略でてないし知らないのも無理ないナ」

 

「そうなのか、あ、次から俺はボス攻略出るぞ!!!」

 

「ハキ君はダメ!レベルが足りない!」

 

そうだ、ずっと体は寝たっきりだったのでレベルも上がってなく、15レベだったのは記憶に新しい。だが...

 

「安全マージンは階層数プラス10レベだろ?俺の今のレベルは60レベル、55層まで進んでるからあと5レベか」

 

「ハーくん?!いつの間にかそんなにレベル上げしたんダ?!」

 

「いや、情報収集の合間にアリの巣もぐったりして.......」

 

正直に話す。やっぱり無茶なことしてた自覚はあるだけにこのあとが怖いが、隠すとあとが怖い。

 

「ハーくん.......なんでそんな無茶したんダ!!!またオイラの前からいなくなるのカ?!もうやめテ!!!」

 

「わ、分かったよ.......ゴメンな、アルゴ」

 

アルゴが泣きそうになり、頭をポンポンと優しく叩く。

 

「むぅ.......帰ったら話し合いだゾ。」

 

「わーたよ(苦笑)」

 

途端に笑顔になる。一連のやり取りを見ていたアスナは複雑な顔で...

 

「なんて言うか.......仲良いのね.......アルゴさんがそんな反応するなんて.......」

 

「そりゃ付きあっ...ムグッ」

 

「あー!!あー!!!!!そ、そうダ!!!アーちゃん!!!あそこ行こうヨ!!!」

 

アルゴは俺の口を押え誤魔化すように強引に話を変えた。...ってか、無理あるだろそれは.......

 

「ふふふ.......いいわよ、行こう!」

 

その返事を聞くとアルゴはあからさまにほっとした顔になり、俺の手を引っ張っていく。いや、嬉しいんだけどな?隠した意味ないぞ?な?ほら、アスナも微笑ましそうに見てるし.......これ言ったらアルゴに意地悪されそうだから言わんとこ.......

 

「お、おいアルゴ待てって」

 

こうして俺たちは普通の..でも無いが生活を取り戻した。




キャラ崩壊............................作り置きみたらキャラ崩壊も甚だしい.......ごめんなさぁいぃぃ................

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