とある飛空士への召喚録+日本国   作:創作家ZERO零

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今作の日本は、諸事情により2020年1月の日本が召喚されています。
とある事をやりたかったので、このように致しましました。


第4話〜それぞれの反応〜

 

 日本国との国交成立後、とあるレヴァームの会議室にて。彼らは映写機に映された、一つの映像に見入っている。

 エスメラルダよりもはるかに高い摩天楼、天を貫かんとする電波塔、沢山の人が通る綺麗に舗装された道路、空をゆく巨大なジェット機、そして地上を時速300キロで走る高速鉄道。

 

 そして舞台は変わって別の場所を写す。

 

 撮影機器が追いつかない速度で飛行するジェット戦空機、最高時速はマッハを超えるらしい。

 巨大な大砲を持った戦車が正確なスラローム射撃をする様子、その命中精度は神業クラスだった。

 装甲車から出てきた兵士達が自動小銃で連携して目標の撃破をする様子も映し出される。

 さらに舞台は海上に移る。海上を行く戦闘艦は殆どが巡洋艦クラスの船体に砲が一門だが、その分強力な威力を誇る対艦誘導空雷を多数持っている。その強力な一撃は重巡洋艦ですら一撃で破壊する。

 その全てが飛空艦ではないが、戦術も戦略も何もかもが違う。言うなれば未来の技術だ。彼らにとって、レヴァームと天ツ上の技術は70年以上前に当たるらしい。

 

「凄いな……あれが日本という国か……」

「凄まじい国力だ、国が豊かなのがよくわかる」

「この映像も画質が綺麗で音も鮮明でした、技術力の高さが思い浮かびます」

 

 今見せられたのは、日本国から貸し出されて使い方を教えられた『プロジェクター』と呼ばれる映写機による物だ。

 使い方も教えてもらっているため、壊すことはないだろう。それに、中身はブラックボックス化してある。

 

「皆様に見てもらったのは事実です、彼ら『日本国』は我が国よりもかなり高い技術力を有している。彼らとどう付き合っていくか、今後のご意見を下さい」

 

 映像が終わったタイミングで、ファナが口を開いた。彼女は日本を視察して国交を成立させた後、視察しなかった閣僚達に日本の映像を見せたのだ。

 

「私としては、日本とは友好な関係を結びたい。軍事技術で勝てる相手ではないし、戦争なんてもってのほかだ。それどころか、彼らと友好な関係を築ければ我が国の技術力も高まると来た。これは、彼らとは友好的な関係を結ぶのが一番でしょう」

 

 マクセル大臣はそう言って自身の意見を述べた。彼のいう意見に、皆が頷く。政治仇であったナミッツですら、頷いている。

 

「軍としては、彼らの技術力をいち早くものにしたいところだ。日本は揚力装置や水素電池の見返りとして古い技術なら輸出してくれるらしいし、それを元に我が国の軍事力を鍛えたい」

 

 ナミッツはそう言って日本の技術を褒め称えて、自分の軍に有用できないかを模索していた。

 

「それから、一つ分かった事がある。我が国では航空機の時代になっても戦艦の建造をしてきたが、彼らの歴史を辿るとやはり空母の方が有効だと分かる。今後の建造は飛空母艦に絞ったほうがいいだろう。」

「ああ、彼らの持つ誘導空雷についてもさらに研究を重ねなければ」

 

 軍部から様々な意見が出てくる。ファナは「これだから軍部は……」と少し呆れていたが、ファナとしても民生技術は欲しいところだった。

 

「そういえば、日本の文化は天ツ上とよく似ているな。天ツ上はどう思っているのやら……」

「彼らの洗練された文化には目を見張るものがあります、サブカルチャー関係なども是非とも輸出して欲しいところですね。我が国の子供達も喜びますよ」

 

 文化交流に関しては、後々検討されている。

 さらには日本にある書店の本も買って良いと言われた為、日本の大型書店にはレヴァームと天ツ上の軍服を着た軍人達が本を買い漁っている光景が見られ、ネットで話題となった。

 

「彼らの世界でも大規模な大戦があったのだな。日本はそれに一度負けているとはいえ、よくここまで復興した物だ」

「スクラップ&ビルドとはよく言ったものです。軍隊を国防軍のみ配置しているのも、心掛けがあります」

「『抜かずの剣こそ己の誉』か……我が国も彼らの姿勢を見習わなければな」

 

 この日の会議は深夜にまでおよび、その間閣僚達は日本に対する興味で溢れていた。

 

◇◆◇◆◇◆◇◆

 

 そして、両国の注目の的である日本国でも、レヴァームと天ツ上に関する報告会が開かれていた。

 歴史は遡り、神聖レヴァーム皇国と帝政天ツ上の起こした『中央海戦争』について語られる。投入された『真電』の強さ。初戦におけるレヴァームの連戦連敗、天ツ上の連戦連勝。そして、エスト・ミランダ沖海戦における形勢逆転。

 その後、奇跡が起こって引き分けに持ち込んだ『淡島沖海戦』など。

 

「以上が、『神聖レヴァーム皇国』と『帝政天ツ上』に関しての報告です」

 

 彼らレヴァームと天ツ上に派遣された使節団はそう言って報告を締めくくった。突如日本を挟み込むように一緒に転移して来た神聖レヴァーム皇国と帝政天ツ上。

 両国が抱えていたいざこざ(狩乃シャルルの返還や駆逐艦『竜巻』の返還について)が解消し、晴れて国交成立をさせた時に報告会が行われていた。

 

「なるほど……彼らは地球ともこの星とも違う別の惑星からやって来たのだな。しかも地平線がない平面惑星で、しかも1000メートルを超える滝で阻まれているとは、にわかには信じがたい……」

 

 環境大臣が、そう言って疑問を投げかけた。彼らの地理、そして飛空艦ができた理由なども映像内では語られていた。

 

「全くです、ここまで驚く事が連続で起きると、もう何にも驚かなくなりそうです。にしても彼らの軍事力は凄まじいですね……

「戦争が痛み分けに終わったとはいえ、その保有戦力は第二次世界大戦期の大日本帝国やアメリカ合衆国をはるかに超えている」

「かなりの軍事大国ですよ。しかも空に船を浮かべて、さらに海水から燃料を作り出すなんて……よくこんな無茶苦茶な発明が出来ましたね」

 

 他の大臣達も、口々に感想を言う。彼らから見たら、レヴァームと天ツ上は第二次世界大戦期の大日本帝国とアメリカ合衆国に匹敵する。

 しかし、その国力と技術力は一部で当時の日本とアメリカを大きくリードしている。

 

「にしても、帝政を敷く天ツ上はともかく、レヴァームは未だに絶対王政が続いているのだな。フランス革命みたいな事は起こらなかったのか?」

「あちらではレヴァームと天ツ上以外に大陸も国も存在しなかったらしいですし、革命が起き辛かったのでしょうね」

「一方の天ツ上は維新改革で復権制度より有利だった、だから序盤の戦争はかなり有利に進んでのだな」

 

 地球にいた日本からすれば、レヴァームの絶対王政制度は不思議だった。フランス革命のような事が起きなかったのも不思議だったし、それを言うなら天ツ上の歴史と文化が日本とよく似ている事も気になっていた。

 

「ともあれ、神聖レヴァーム皇国と帝政天ツ上とは今後も良い関係を築き、協力体制を整えたいと思うが、どうだろう?」

「私もそれがいいと思います」

 

 防衛大臣が、まず最初に意見を開いた。

 

「現代の自衛隊の技術ならば、レヴァームと天ツ上に対しても十分対抗できるでしょう。しかし、彼らは軍事大国です。まともに相手するのはやはり難しいでしょう。それならば、友好的な関係を築いた方がよろしいかと」

「ああ、彼らとの技術交流で日本にも『飛空艦』とやらも実用化できれば、輸送に革命が起きる。経済発展も促されます」

 

 防衛大臣に続いて財務大臣も頷いた、それを機にほとんどの官僚が頷いている。後には、文部大臣が残った。

 

「どうした? 文部大臣?」

「あの、このようなことを言うのは心苦しいのですが……彼らはまだ絶対王政や帝国主義が残っている世界から来たのですよ、将来暴走して戦争にでもなったら……と思うと」

「……たしかにその可能性も捨てきれん、私だってそう思いたくないさ。だが、もし仮に戦争になったら全力で受けて立つ事になる。そんな事が起こらないように全力を尽くそうじゃないか」

 

武田総理がそこまで言うと、文部大臣も納得した。幸いにも、レヴァームと天ツ上は日本に対して友好的だった。

 しかし、異世界全てがそうではない。

 日本とレヴァーム、天ツ上はこの世界の厳しさを思い知る事になる。

 

◇◆◇◆◇◆◇◆

 

 防衛省防衛装備庁の会議室。そこでは、転移に対する今後の活動予定をまとめていた。

 

「政府も思い切った決断をしたな」

「ええ、転移前では予想できませんでした」

 

 転移後、レヴァームと天ツ上の軍事力を警戒して、日本政府は防衛対策について大きな見直しを行った。防衛費は大幅に拡張され、各種対策が閣僚会議と各省庁の予算委員会で決議された。

 

○ 搭載機数40機以上の航空護衛艦(DDV)4隻の建造と、航空護衛艦隊整備。つまりは空母打撃群の配備。在日米軍から指導を受ける。現在建造中、3年後の実用化を目指す。

○ 中型護衛艦(DDC)6隻の配備、つまりは旗艦級ミサイル巡洋艦の配備。キーロフ級やタイコンデロカ級、あたご型を参考にして設計、建造中。3年後の実用化を目指す。

○ 大型護衛艦(DDB)2隻の配備、つまりは戦艦の配備。レヴァームと天ツ上や、この世界の勢力に対する戦力誇示を目的としている。日本における実に75年ぶりの戦艦配備となる。

○ 飛行護衛艦への改造。レヴァームと天ツ上の技術提供によってもたらされた揚力装置を用いて、現行の護衛艦を4年で全て飛行艦化する。

○ 防衛力に難があるため、8個護衛隊群に増強する。

○ それに伴う各種護衛艦の新規建造、更新、増数。

○ 水素電池搭載型潜水艦の建造、配備。4年後の実用化を目指す。

○ 通常動力潜水艦の増数。

○ 新型護衛艦『もがみ型護衛艦』の改修、建造。

○ 飛行輸送艦の配備、および飛行護衛艦の爆撃化

○ 次期主力戦闘機『F-3』の開発、量産化。すでに初飛行している先進技術実験機をベースとして新規戦闘機の開発を行う。超音速巡航と推力偏向ノズルを備えた高機動性を実現し、高度なステルス性能の付与、艦上機として運用できることとする。2年後の実用化を目指す。

○ 『F-2』の改修。

○ 戦闘機数の増強。

○ 新型輸送機の開発、配備。飛行艦はコストが掛かるため、飛行艦とは別で輸送機を開発する。『C-5』クラスを目指す。

○ 『C-2』の大量生産。

○ 戦略爆撃機の開発、配備。

○ 自衛隊の増員。自衛隊の志願者急増に伴い40万人規模の体制とする。

○ 現行戦車を10式戦車へ全て更新。74式は全て退役か売却。戦車保有数は増数。

○ 新型国産小銃、および新拳銃SFP9の早期配備。

○ 各種装甲車の増強。

○ 新型攻撃ヘリコプターの開発、配備。OH-1を参考に新型の攻撃ヘリを開発する。2年後の実用化を目指す。

○ 新型輸送ヘリの開発、配備。

○ 日本版GPS衛星の配備、それに伴う各種GPS誘導弾の研究。GPS誘導が可能な巡航ミサイルも開発する。

○ 現用対艦ミサイルのプログラム改編。この星の気候と飛空艦に対抗する為、対艦ミサイルを空の目標も探知できるようにする。

○ ASM-3改の開発、配備。超音速対艦ミサイルで、レヴァーム天ツ上の飛行戦艦にも対抗できるレベルに改良中。

○ 新世界惑星における、宇宙空間からのロケット再突入に関する研究

○ 早期警戒衛星の配備。

○ イージス・アショアの配備。

 

 などなど、多岐にわたる。これは旧世界でのアメリカの軍拡を追う形だが、日本の法体制や自衛隊の存在意義などを踏まえて、新世界での防衛力を強化する点が決定的に違う。

 

「何せ、二つの軍事大国の間に転移してきましたからね。もしもの時を備えて軍拡をしておくのは正解です」

「彼らを疑っているわけではないのだがな……まあ、それにしても国民もよく反対しなかったな?」

「レヴァームと天ツ上が軍事大国である事をバラしたら、むしろ『軍拡をするべき』と騒ぎはじめましたからね。まだ、国内ではレヴァームと天ツ上に対する不信感があるのでしょうね」

「全く、極端から極端に走る国民性なんだから……」

 

 自衛隊幹部は、これから地獄の忙しさになる事を危惧してため息をついた。

 

「そういえば先生、水素電池の解析はどうなっています?」

 

 幹部に「先生」と呼ばれた、防衛装備庁の研究者が発言を始める。

 

「はい、かなり進んでいて、もうすでに水素電池の国産1号型を試作しております。海水から燃料を作り出すだなんて、夢のような技術ですよ」

「もうですか。やはりすごいですね、この水素電池とやらは……」

「揚力装置とやらも凄いです、特定の合金の周りで高速でプロペラを回す事で反重力を生み出すなんて、なんで地球では気付かなかったのでしょう?」

 

 レヴァームと天ツ上から唯一輸入したのが、この水素電池と揚力装置であった。日本どころか、旧世界の地球にすらなかった技術で、日本でも実用化すれば輸送や発電に革命が起きると言われている。

 何せ、水素電池は海水から無限に発電する。どれだけ大きな発電施設を建てようが、燃料代は無料だ。近年問題になっていた原子力発電施設もこれに代行する形となっている。

 そして、揚力装置は船を空に浮かべる事ができる。これを使えば、船は空を飛び陸上をも飛ぶ事ができる。

 さらには速力も上がるため、輸送に革命が起きるのだ。自衛隊でも、揚力装置を取り付けた飛行艦の配備が計画されて、すでに何隻かドックで改造には入った船もある。

 

「それより、これでジェット機を回す事はできるのか?」

「電気によるジェットエンジンの稼働はJAXAが開発していたピュアエレクトリック方式がありますが、水素電池があるならもっと簡単な方法で回せます」

「どんなのだ?」

「水素電気は、水から水素と酸素を分離させて蓄電します。このうちの水素を取り出してそれを燃料にすれば、ジェットエンジンでも回せるんです」

「なるほど、つまりは水素で飛ぶんだな?」

「はい、効率もかなり良くなるのでスーパークルーズも可能になります」

 

 スーパークルーズとは、航空機が超音速での長時間の飛行、つまりは巡航を行うことのできる能力である。現代の航空機には欠かせない能力だ。

 新しい自衛隊に向け、彼らは準備を進める。

 

◇◆◇◆◇◆◇◆

 

「東さん! ついに〈ちょうかい〉も飛行艦への改造が始まりましたね! これで日本は飛行イージス艦を持つことが出来ますよ!」

 

 興奮鳴り止まない状態で、部下が話しかけてくる。灰色に光る色と、きっちりと向いた美しいSPY-1レーダー、スマートな船体。呉基地の造船所ドックで、1隻のイージス艦がその身を委ねている。その名は〈ちょうかい〉だ。

 

「横須賀の方でも護衛艦の改造が始まっているからな、一早い配備を目指さなければ」

「にしても、これだけ大きな船を空に飛ばすなんて、レヴァームと天ツ上も侮れませんね。揚力装置、輸入しておいて正解でした」

 

 日本では、レヴァームと天ツ上の揚力装置や水素電池の有用性を理解し、輸入を始めた。そして、僅か一ヶ月で日本製の揚力装置と水素電池を作り上げたのだ。

 その性能は、レヴァーム天ツ上製よりもさらに上をいく言われているほどだ。揚力装置の出力は従来の2倍高くなり、水素電池に至っては触媒の交換が必要なくなり、水さえあれば無限に航行出来るようになった。

 その内、レヴァームと天ツ上の飛空艦に対抗する為、そして飛空艦の有効性を理解した為に、自衛隊の護衛艦を飛行艦に改造する計画が発案された。機関には日本製揚力装置と水素電池を使用し、古くなった船は同時に近代化改修をする。

 

「にしても、船に主翼を追加するとな。まあ、空を飛ぶから当然か」

 

 

『ちょうかい』の飛行艦への改造計画として、以下が挙げられる。

 

○ 機関を揚力装置とプロペラに換装。水中スクリューは残す。

○ 燃料庫は水素電池スタックを換装。

○ 下部にもCIWSを追加、着水時は格納できる。

 

 改造は多岐渡るため改造が終わるのは年単位の時間がかかると予想されている。そのため、しばらく海自はローテーションを見直す必要がありそうだ。

 

「そういえば、あっちのドックでは新しい船の建造が始まっていますね。あれはどんな船なんです?」

 

 部下が指したのは、隣にある六つのドックであった。何やら櫓のような構造物がそびえ立ち、忙しく工事の音がする。

 

「あれか? あれは新しく配備する中型護衛艦のドックだ」

「中型護衛艦ですか、どんな船になるんでしょうか……?」

「なんでも、他国で言う『ミサイル巡洋艦』に当たるらしい。旗艦級として建造されていて、船体も大きくなるそうだ」

 

 日本が巡洋艦を保有するのは太平洋戦争以来、実に75年ぶりである。それも、タイコンデロカ級やキーロフ級を元に設計するらしいので、国民からの注目を集めている。もちろん、最初から飛行艦として建造される予定だ。

 

「その名も〈たかお型中型護衛艦〉。日本海軍の高雄型重巡洋艦の2代目に当たる。主砲は陸自のものを流用した新規開発の203ミリ艦砲を搭載。VLSは前後合わせて200セル、対艦ミサイル16発、イージスシステム搭載、装甲100ミリの大型艦だ」

「203ミリ艦砲に装甲100ミリ!? それって時代錯誤じゃないですか?」

 

 イージスシステムや対艦ミサイルの搭載量増加はまだわかる。しかし、いくらなんでもそこまで大型化かつ、大艦巨砲主義のような装備をこれでもかと追加するのはいったいどう言う事だろうか?

 

「主砲は対地支援用、射程は55キロあるからな。装甲はキーロフ級を元にしたからそれに習った形だな」

「へぇ……面白いですね。完成はいつ頃で?」

「1番艦は3年で建造が終わるんじゃないか?まあ、それも俺が指揮しなくちゃいけないんだが……」

 

 二人は、新しい船の面白さに話題が尽きなかった。船を空に飛ばすなど前代未聞、日本初の試みであった。

 

「なら、尚更頑張らなくちゃなぁ」

「そうだな。よし、仕事に戻るぞれ

 

 東と部下は、これからさらに忙しくなる事をむしろ楽しみにしていた。

 


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