笹井広俊の暗殺教室   作:穂井田秀元

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どうも、作者の秀元です。
今回はあとがきに用語解説を書いています

また、登場人物の容姿なのですが、容姿はアニメ版を想定してこの小説は書かれています

それでは

本編に、どうぞ!


ACT.32 作戦会議の時間

広俊side

 

南の島の暗殺まで、あと少し…ロヴロさん監督の元、俺達は訓練に明け暮れていた。渚はロヴロさんとなんかしてたけど…なんだろうな?もう一つ不思議なこともある、ロヴロさんの弟子の殺し屋3人と、傭兵時代の戦友からの連絡が途絶えたらしい。

 

 

 

 

 

訓練終了後、俺達は教室に集合して作戦の調整を行っていた

 

 

磯貝「………今のところ、作戦はこんな感じだ、皆、何か不安な所は無いか?」

 

 

広俊「ん」

 

 

俺は手を上げた

 

 

磯貝「広俊か、どこが不安なんだ?」

 

 

広俊「ここの一斉射撃で囲むところだ、俺達は基本的にアサルトライフルとハンドガンぐらいしか使わないだろ?アサルトライフルはいいとして、ハンドガンだと連射が遅いから、どうしても弾幕の薄いところが出来そうなんだ。」

 

 

烏間「確かにな…律がいるとはいえ、弾幕で囲むのには少々不安が残る…」

 

 

片岡「律、何かいい方法ある?」

 

 

律「お任せ下さい!………3つほどアイデアがあります!一つ目はハンドガンをサブマシンガンに変えることです!」

 

 

そう言うと律は三種類程のサブマシンガンを出した……mp5kとステンガンとmac11か

 

 

菅谷「へぇ…すげぇな…」

 

 

律「広俊さん、説明お願いできますか?」

 

 

広俊「了解…………えーとまず一つ目、これがmp5kだ、これはたぶん一回は皆見たことあるよな」

 

 

矢田「あ、思い出した!確か陽菜ちゃんが一斉射撃の時に使ってた!」

 

 

広俊「そうそう、一回律に作ってもらって陽菜乃に試作品を使ってもらってたんだ。陽菜乃、どうだった?」

 

 

倉橋「アサルトライフルより軽いから使いやすかったね~、グリップがあったからしっかり握れたし、安定性がスゴかったよ!」

 

 

広俊「まあ、mp5はこんな感じだ、次、ステンガンだ。これはマガジンが横についてるから伏せ撃ちがやりやすい、俺もサバゲーで使ってるがスゴく使いやすいし、何よりカッコいい、オススメだぜ」

 

 

中村「ちょっとまって広俊」

 

 

広俊「ん、どうした?中村」

 

 

中村「それ…“ステン“ガンって言うの?“stench“(悪臭)ガンじゃないの?」

 

 

広俊「“ステン“ガンだ、間違えないでくれよ…」

 

 

三村「綴りはともかく…ソレ、水道管じゃないよな?」

 

 

広俊「銃だぞ三村………気を取り直して次にいこうか」

 

 

ステンガンの受けは悪かった…いい銃なのに…

 

 

広俊「mac11はこの三つの中では一番軽くて連射速度も早い、その分弾切れも早いけど、二丁持ちとかがスゴくやりやすいな」

 

 

岡野「狙うよりもばら蒔く感じってことなんだね」

 

 

広俊「その通り……以上で解説は終わりだけれど…皆、どうする、取り敢えず実物触ってみるか?」

 

 

俺がそう言うと、皆席を立って銃の所に来た。試しに構えたりしている…

 

 

その後、満場一致でサブマシンガン導入が決定し、どれを使ったら良いのか投票が行われた結果は…

 

mp5k……21票

 

ステンガン……1票(俺だけ)

 

mac11……6票

 

 

結局サブマシンガンはmp5kになった…悲しいな…

 

 

不破「律、二つ目は?」

 

 

律「二つ目は、私の射撃速度を再現することです!」

 

 

原「律、ソレってどう言うことなの?」

 

 

律「これを使います!」

 

 

そう微笑んで答えた律が取り出したのは………MG42だった…

 

 

千葉「ずいぶんとデカイな…」

 

 

律「これはmg42という、第二次世界大戦で用いられた機関銃です。実銃だと毎分1200発の速度ですが、このエアガンだと毎分2000発の速度となっています。連射しすぎるとモーターがオーバーヒートを起こすのが玉に傷ですが、今回の暗殺ではそれは問題になりません。シミュレーションによれば、2、3挺ほど用意しておけば、殺せんせーの動きを封じ込めるのにかなり有効なはずです」

 

 

磯貝「よし、ソレも使うか!」

 

 

皆も首を縦にふる

 

 

片岡「でもその武器…重そうよね…寺坂君、吉田君、村松君、これ使える?」

 

 

片岡がそう言うと寺坂達三人は苦もなくMG42を持った

 

 

寺坂「行けそうだぜ」

 

 

磯貝「じゃあ頼むぞ、三人とも!」

 

 

カルマ「二つ目はこれでokってわけね、律、三つ目は?」

 

 

律「三つ目は…正直、実現できるかどうかは分かりません…」

 

 

すると律はコードの繋がったヘッドギアと、同じくコードの繋がったドローンを出した

 

 

カルマ「律、それは?」

 

 

律「ドローンにエアガンを着けて、脳波でコントロール、発射をできるようにしました。もし実現できれば、南の島での暗殺で大きな戦力になるはずなのですが…」

 

 

カルマ「その機械は適正がないと使えない…ってこと?」

 

 

律「はい、皆さん、テストに協力してくれますか?」

 

 

律が皆に問うと、千葉が席を立った

 

 

千葉「俺は今回狙撃だけど、試してみたい」

 

律「それでは千葉くん、これを頭に被ってください、被ったら空き缶を置いてるので、その空き缶を撃ってください、考えるだけで操作はできるので簡単だとは思いますが…」

 

 

千葉「………ふっ!……」

 

ウィィィィィィン!

 

 

全員「おおっ、動いた!」

 

ポトッ…

 

 

奥田「あれっ……」

 

 

菅谷「千葉、どうした?」

 

 

千葉「動かせるには動かせるんだけど…結構体力持ってかれるな…」

 

 

菅谷「カルマの言う通り、人によって適正なのかそうじゃないのかがかあるのかもしれないな…よし、次は俺がやろう」

 

 

15分後………

 

 

俺はまだ試してないが、クラスのほとんどがギブアップした。全く飛ばせなかった奴もいる。渚、陽菜乃、矢田は少し動かせたものの、頭が痛くなってリタイアした。装置を外したら頭痛は収まったらしい

 

 

渚「次は…広俊君だね、気をつけてね、結構疲れるよ…」ヨロヨロ

 

 

広俊「あ、あぁ…怖ぇな…」

 

 

渚達のことを案じながら俺は装置を頭に被り、取り敢えず『飛べ』と念じてみた

 

 

ウィィィィィィン!

 

 

前原「すげぇ…飛んだ…」

 

 

岡島「俺達なんて全く動かせなかったぜ…」

 

 

取り敢えず飛ばせた…動かせる気がする…よし、次はジグザグ機動だ

 

 

シュン! シュン! シュン!

 

 

速水「……凄い」

 

 

吉田「あんな動きもできんだな…」

 

 

よし…撃ってみるか…………頭の中にターゲットを思い浮かべて……

 

 

広俊「そこかっ!」

 

ドパパパパン!

 

 

木村「なっ………」

 

 

不破「撃った………!?」

 

 

烏間「…………!」

 

 

俺もまさかできるとは思わなかった、しかも驚いたことに頭痛も体力の消耗も…ほとんど無い……

 

 

倉橋「広君!さっきの…どうやってやったの!?」

 

 

杉野「確かにさっきのはスゴかったな…」

 

 

広俊「いや…フツーに念じて動かしただけだけど…頭痛とかもとくに無い…」

 

 

俺がそう言うと、全員にええっ…って顔をされた…

 

 

律「どうでしたか?広俊さん、暗殺に使えそうですか?」

 

 

広俊「……問題なく使えるんだけど…ヘッドギアをコードレスにして帽子とかに偽装できないか?」

 

 

律「そうですか…では改良しておきます!」

 

 

磯貝「それじゃ、作戦を確認するぞ、まず、精神攻撃で殺せんせーを動揺させ、満潮まで特製のビデオを見せる、その後に俺ら8人が予約した触手を破壊、カルマたちがボートでチャペルの外壁を剥がし、フライボード組が水のオリを作る、そして、律の合図と共に一斉射撃、広俊は例のドローンを不規則に動かしつつ射撃してくれ。倉橋は下から逃げられないようにしてくれ。そして、水中に潜って匂いを消した千葉と速水がとどめだ。殺るぞ!」

 

 

全員「オーッ!」

 

 

岡島「しかしよぉ広俊、お前、何か不思議な力でも有るんじゃねーのか?」

 

 

広俊「いや、そんなことは無いと思うぜ?と言うか、俺が持ってるなら皆持ってるだろ…暗殺してんだからな」

 

 

竹林「なにか心当たりは無いのか?何か特別な訓練をしているとか」

 

 

広俊「えぇ…特に無いな…一応体は鍛えてるが…他にはサバゲーとか豆腐配達でハチロク転がしてるぐらいだけど…」

 

 

神埼「えっ…ちょっと待って広俊君、ハチロクって…クルマだよね?広俊君…もしかしてだけど…運転してるの?」

 

 

広俊「ああ…そうだけど?それが何か…」

 

 

全員「何か?じゃないだろ!!」

 

 

前原「と言うか無免許運転だろ!」

 

 

広俊「問題無いぜ前原、烏間先生と殺せんせーに事情は説明して暗殺期限のみ有効な免許をもらってる」

 

 

前原「そうなんすか?烏間先生」

 

 

烏間「ああ…しかし笹井君の運転技術は凄いぞ、教習所で教官をやれるレベルだ、実際、あいつも酔わなかったらしいしな」

 

 

前原「マジかよ…乗ってみてぇな…」

 

 

広俊「ダメだ前原、もし事故ったときに責任がどうなるか分からないからな…」

 

 

磯貝「まぁしょうがないよな、前原、諦めろ」

 

 

イリーナ「楽しそうな所悪いけど、電話よカラスマ、本校舎からだわ」

 

 

烏間先生は教員室に行き、二、三分ほどで戻ってきた。

 

 

烏間「笹井君、倉橋さん、理事長が呼んでいる、体操服のままでいいのですぐに行ってくれ」

 

 

二人「はい!」

 

 

こうして俺達は理事長室に向かった

 

 

理事長室……

 

 

理事長「…アプサラスがっ…!」 

 

 

広俊「失礼します……何やってんですか?理事長先生」

 

 

理事長「なに、気にしないでくれ、発声練習だ、よく来たね、さあ、かけなさい」

 

 

俺達は理事長に促されるままにソファに座った

 

 

理事長「今日君たち二人にここに来てもらったのは、ある提案をするためなんだ」

 

 

倉橋「どういった提案ですか?」

 

 

理事長「笹井君、倉橋さん、本校舎に復帰しないかい?さらに望むならA組編入も着けてあげよう。」

 

 

倉橋「期末がよかったひろ…笹井君だけでなく、何故私まで?期末の私の順位は47位、ギリギリだと思うのですが…」

 

 

理事長「重要なのは成績だけではないんだよ、倉橋さん、この学校は生徒の功績や生活態度も評価するからね」

 

 

もう、理事長先生の考えていることがわかった気がする…

 

 

理事長「君たちは…これに見覚えが無いかい?」スッ

 

 

そう言った理事長が差し出したのは………仁科さんの名刺だった。

 

 

理事長「この学校の支配者は私だ、大体の事情は把握している…二人は何やら絶滅種を見つけたそうじゃないか、これは我が学校始まって以来の偉業だ、A組に入る資格は十分にある、それどころか、一流大学の推薦まで狙えるよ」

 

 

広俊「でも、財団の活動は極秘ですよ?公には出ないはずです。」

 

 

理事長「成る程、良いところを突くね笹井君、しかし私の予想ではね、あの財団の活動はそのうち公になると思う。仁科さんからあの財団の活動を聞いたが、いつまでも隠しきれると私は思わない」

 

 

広俊「………………」

 

 

倉橋「………………」

 

 

理事長「もう一度聞こう、笹井広俊君、倉橋陽菜乃さん、本校舎に復帰しないかい?強者になれるチャンスだよ」

 

 

広俊「お心遣いありがとうございます、理事長先生…申し訳ありませんが、お断りさせて頂きます。」

 

 

倉橋「……すいません理事長先生、私もお断りさせて頂きます」

 

 

理事長先生はしばらく俺達二人を見ていた

 

 

理事長「………残念だ、今後も『E組』で精進しなさい」

 

 

 

広俊「はい、頑張りたいと思います。……失礼しました」

 

 

倉橋「失礼しました……」

 

 

 

帰り道…………

 

倉橋side

 

私は広君と渚君とカエデちゃんと桃花ちゃんと一緒に帰っていた

 

倉橋「はぁーっ、緊張した」

 

 

矢田「なにがあったの?陽菜ちゃん」

 

 

倉橋「テストが50位以内だったから本校舎に戻って来ないかって言われたんだよ…」

 

 

広俊「でも、他の皆からそんな話は聞いてないから、まず俺達を呼んで試してみたんだろうな」

 

 

財団のことを言うわけにはいかないので、広君はもっともらしい理由をつけていた、だけど、理事長先生、私達に断られたってのにずいぶんと余裕な顔をしてたな…また何か企んでないといいけど…

 

 

茅野「あの人も油断ならないね…広俊君は緊張しなかったの?」

 

 

広俊「いや、三回目だからな…あんまり…」

 

 

渚「三回も!?何があったの?」

 

 

広俊「…えーと、E組の先輩に暴行をしていたサッカー部のクソッタレ殴って一回、自転車で花壇をぶっ壊して一回、さっきので三回だ。」

 

 

倉橋「広君…サッカー部で何があったの?」

 

 

私が聞くと、広君は全て話してくれた。まさかこんな過去が広君とE組にあったなんて…

 

広俊「黙っててごめんな…陽菜乃…皆」

 

 

倉橋「大丈夫だよ、広君は他人のために怒ることができる人だって改めて分かったからね!」

 

 

渚「倉橋さんの言う通りだよ」

 

 

茅野「私は今年に転入してきたから、E組がそんな目にあってたこともあるなんて知らなかったな…」

 

 

矢田「私も知らなかったな」

 

 

広俊「まぁ、警察沙汰になりかけたんだ、学校が全力で隠蔽したんだろうな…」

 

 

渚「あれ?広俊君ってサッカー部だったんだよね?E組に来たとき前原君とどうして初対面だったの?」

 

 

広俊「ウチのサッカー部、いつでも紅白戦が出来るように部を二つに分けて練習してるんだ。俺は多分前原とはちがうグループだったんだろうな、しかも俺自身『注意力散漫』って言われて控えの方が多かったし、先輩殴って退部したのが2年の時だからな…前原の顔を見たとしてもそれで忘れてるだろうな…」

 

 

渚「へぇー、サッカー部ってそんな感じだったんだね」

 

 

広俊「ああ」

 

 

その後、皆はそれぞれの家の方向に帰っていった。もう少ししたら暗殺旅行、暗殺もだけど…南の島も楽しまないとね!




用語解説……SCP財団


概要
オーストラリアの自然環境保護団体を母体とした世界中に支部をおく環境保護団体(所謂NGO)、主に絶滅危惧種の動植物の保護、収容、研究、再生プロジェクトや外来種の駆除、密猟の取り締まりなどをを行っている。各国政府や国連と連携して活動しており、活動する権利をもらう見返りに、財団が独自で開発した技術の供与などを行っている(活動内容からか主に農業系の技術が多いが、工業技術も高い)職員には
Aクラス(各支部に10人いるかいないかの職員、主に支部の存在する国の政府との交渉や保護プロジェクトの計画や認可を担当)
Bクラス(各支部の課長的存在、保護の際の現場監督や保護プロジェクトの計画、雇用の際の交渉を担当、なお仁科はB職員である) 
Cクラス(一般職員、収容施設や保護の現場、様々な所で見かける、偽装のために様々な格好をしている。)
Dクラス(一般職員だが、懲役などで服役している者のなかで、環境保護活動を通しての更生が期待できる者、仕事の無い難民等から雇用される。尚、国によっては死刑囚も雇用した例がある。※日本支部では死刑囚の雇用は行われていない)の4種類が存在し、その職員達は様々な部署に分かれて活動している
さらに、いくつか傘下企業を持っており、職員の一部をそこに派遣してその企業が存在する土地の情報収集に当たらせることもある


雇用方式
財団の活動は極秘のため、一般企業のような形式での職員募集は行わず、傘下企業の募集で落ちた者や、罪を犯して服役中の者、通常の公務員や他の環境保護団体の者、難民などに財団職員が直接接触し、雇用する。なお、雇用の際には部外者に財団での活動を口外しないとの契約をしなければならない、契約違反をした場合は財団に関する記憶を消去され、解雇される(終了とも呼ばれる、尚、日本政府にはこの記憶消去の技術を供与している)


その他
難民や服役者を雇用する関係で、施設には寮が存在しており、一人一室(トイレ付き)が与えられている。活動に際して必要な知識や資格も多いため、財団施設内には教育施設もある。

殺せんせーについては、財団は軍隊ではないため、基本的に手出しできない模様、ただし殺せんせーを殺すための技術開発は検討されている

また、生物兵器の開発が行われていないか常に目を光らせており、そのような可能性がある団体は「要注意団体」として警戒している

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