戦姫絶唱シンフォギア 死んだ男が憑依をした   作:桐野 ユウ

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二年前に盗まれた完全聖遺物

霧矢 紘太改めて立花 響が復帰をして一ヶ月がたった。彼女はガングニールを纏い腕にはギアを発動させた槍を振り回していた。槍はノイズを貫いていき彼は着地をする。

 

「ふぅ・・・・・・」

 

「おーつかれーーー」

 

「奏・・・・・・後ろから抱き付いてくるなよ・・・・・・当たっている。」

 

「いいじゃねーか女同士なんだからよ。」

 

奏は慣れたのか響に抱き付いていた。彼女はうぜーと思いながらも振り払おうとしないのでニヤニヤと笑っているのを翼は見ていた。

 

「なんだよ翼お前も来るか?」

 

「え!?いや私は・・・・・・」

 

「おいおいお前までほら後輩とスキンシップをとると思ってよ。」

 

「ならえい!!」

 

翼も響に抱き付いた。それからすんすんとにおいをかいでいた。

 

「人の匂いを嗅ぐな防人」

 

響は持っている槍を翼の頭にごつんと当てる。翼はまさか頭を叩かれるとは思っていなかったので頭を抑えていた。

 

「痛いよ紘太・・・・・・」

 

「お前が人の匂いを嗅ぐからだ。ったく・・・・・・」

 

彼女は槍を元の腕部分に戻して彼女達は撤退をしようとしたとき鞭が地面から現れた。

 

「ちぃ!!」

 

響は奏を背負ったまま後ろへとび彼女に降りろといい奏を降ろしてエクスカリバーの聖歌を歌いダブルアップをしてエクスカリバーガングニールを纏いエクスカリバーを構える。

 

「誰だでてこいや!!」

 

すると白い鎧を纏いバイザーを付けた女性が現れた。翼と奏もギアを展開をして構えるが二人は目を見開いている。

 

「な!!」

 

「どうしてあれが・・・・・・」

 

「二人ともどうした?ってありゃりゃなんであれがあるの?あれって確かネフシュタンの鎧じゃねーか。実験をするためにあのライブが開かれたけどあの後どうなったんだ?」

 

「紘太が消滅をした後にネフシュタンの鎧が盗まれる事件があったの。でも誰が犯人かはわからないままになっていた。」

 

「けどあたしたちの目の前に今はある。」

 

「へぇーこの鎧のことを知っているみたいだな・・・・・・だがあたしが用があるのはあんたら二人じゃねぇ、だがてめぇらに聞きたいことがある!!」

 

「なんだ急に!!」

 

「霧矢 紘太という名前に聞いたことがあるか!!」

 

「「!!」」

 

「やはり知っているみたいだな・・・・・・なら出してもらおうか!!」

 

「てめぇ紘太になんの用だ!!」

 

「あぁ?簡単だよあたしは弟を迎えに来たんだよ!!」

 

「「な!!」」

 

「え?」

 

響事紘太は弟という単語に聞き覚えがなかった。実は彼は了子に保護されたときから記憶がなく紘太という名前だけはわかっていたが苗字がないので了子が霧矢という苗字を与えたのだ。そのため彼がどこで生まれてどこから来たのかわからない状態だ。

 

「さぁ出してくれよあたしの弟をな!!」

 

ネフシュタンの鎧の女性は鞭を構えていたが翼は口を開く。

 

「彼は・・・・・・もういない。」

 

「何?」

 

「彼は二年前に亡くなっているからだ・・・・・・」

 

「そうか・・・・・・そうかそうかそうかそうか・・・・・・お前らはあたしの弟を殺したんだな!!」

 

「翼!!」

 

ネフシュタンの鞭が翼たちに襲い掛かるが響はエクスカリバーを二刀流にして放たれた鞭をはじかせる。ちぃと相手は舌打ちをして響は彼女を見ていた。

 

(確か俺も白い髪をしていたな・・・・・・だがなんでだろうか?彼女を見ていると懐かしい感じになるのは・・・・・・駄目だな・・・・・・何か記憶が戻るかと思ったけど・・・・・・)

 

彼はネフシュタンの鎧の女性に切りかかる。

 

「ちぃ・・・・・・てめぇは捕獲をしろといわれているんだ!!ノイズと遊んでいろ!!」

 

彼女は右手に杖を持ちノイズが現れた。

 

「まさかあれでノイズを操っているのか!?」

 

「おらおらおら!!」

 

翼と奏はネフシュタンの鎧の人物と交戦、響は現れたノイズを倒す為にエクスカリバーで上空へ飛ぶ。

 

「いくぞ!!翼直伝!!炎鳥極翔斬!!」

 

両手から赤い炎を発生させて突撃をしてノイズたちを切り裂いていく。さらに上空へとび技を放つ。

 

「くらえ!!鳳翼天翔!!」

 

響自身が回転をして不死鳥となりノイズ達を撃破していき彼女は翼と奏の方を見ていると二人が吹き飛ばされてきたのでキャッチをする。

 

「よっと大丈夫か?」

 

「あぁ助かったぜ。」

 

「ちぃノイズを片付けたのかよ。」

 

「ここからは俺が相手をする・・・・・・」

 

響は両手の装甲を展開をしてガングニールの槍を構える。

 

「ちぃなめるんじゃねーぞ!!」

 

ネフシュタンの鎧から放たれる鞭を響は槍を使って絡ませてからそのまま自分の方へと引っ張り彼女の体をロックをする。

 

「な!!動けないだと!?」

 

「影縫い・・・・・・緒川さん直伝だからそう簡単には動けまい・・・・・・」

 

エクスカリバーがネフシュタンの鎧を着た人物の影を刺していた。響は何かの覚悟を決めたのか目を閉じていた。

 

「今日は綺麗な満月だ。なら聞かせてやるさ・・・・・・私の全力をな・・・・・・」

 

彼女は絶唱を口に開いた。

 

「な!!」

 

「やめろ!!」

 

二人は走りだすが響から放たれた絶唱で二人は吹き飛ばされて周りのノイズなどが撃破されて行く。

 

「があああああああああああああ!!」

 

そして彼女自身も絶唱を受けて吹き飛ばされる。

 

「ぐ・・・・・・くそが・・・・・・」

 

ボロボロの体のまま彼女は撤退をして二人は響のところへと走っていく。弦十郎や亮子たちも現場の方へとやってきた。

 

「こう・・・・・・た?嘘だよな・・・・・・死んじまったとかじゃないよな?」

 

「・・・・・・へへへ、生きているよ・・・・・・」

 

声がしたので二人は見るとそこにはボロボロの状態だが笑顔で立っている響の姿がいた。

 

「二度も・・・・・・死ぬのはごめんさ・・・・・・ふぅ・・・・・・」

 

「「紘太!!」」

 

「紘太お前・・・・・・」

 

「へへ弦十郎のおっさん、絶唱を使っても大丈夫な体だったわ・・・・・・はは・・・・・・」

 

「無理をするな絶唱を使って体はボロボロだろうが。」

 

「あーそう見える?」

 

響はよいしょといいながら立ちあがろうとしたがフラフラとなってしまい奏と翼が支える。

 

「あんがとよ。」

 

「全く絶唱を使うなんて・・・・・・」

 

「悪い悪い・・・・・・けどネフシュタンの鎧を見て通常攻撃じゃ駄目だなと思ってな。絶唱なら効き目があると思ったが正解だった。」

 

「ったくこっちからしたらお前がまた死んじまうかと思ったんだぞ!!」

 

「わりいわりい・・・・・・あ・・・・・・」

 

「おい!!」

 

「お腹がすいた・・・・・・何かご飯をプリーズ!!」

 

「「「「ずこおおおおおおおおおお!!」」」」

 

いきなり倒れたので全員が心配をしたがお腹がすいただけだったので感動を返せといわれて響はショボンとなるのであった。




次回 響は絶唱を使ったので装者としての仕事はお休みとなった。彼女自身も体に不調を感じていたのでたまにはいいかなと思い休むことにした。

響は未来や弓美たちと一緒にいるのがこんなに楽しいと思いながらもこの体の本来の持ち主である彼女の人格などを融合させてしまった自分を攻めていた。彼女達に嘘を演じつつも彼女は立花 響として生きていく。

次回「響のお休み。」

(すまない)

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