戦姫絶唱シンフォギア 王龍の力 活動中止 作:(´・ω・`)しょんぼりくん
まあペースは遅いですけど頑張ります
あの後無事に組と合流ができた龍司はそのまま夜を越し警報が解除されたので峰のラーメン店に来ていた、龍司が座っている席には空になったラーメンの皿と酒の入ったガラス瓶とコップがあった
龍司「無事でよかったぜ」
峰「まあちゃんと避難していたしね、にしてもいいの?こんな所で油売ってて」
龍士「今他の連中が後処理してる、俺はカシラから情報集めろって言われたからね」
峰「情報?なんの?」
龍士「他の組の連中だよ」
龍士が酒を飲みながら言う
龍士「俺たちヤクザは裏仕事を生業としているからな、それで恨みを持つやつもいてたまにノイズの騒動に紛れてどっかの組の事務所で恨み持った人間が組の金盗むとか馬鹿やらかすやつがいるんだよ」
峰「ふぇぇ命知らずだな~」
ヤクザにそんなことをするとは、ノイズ慣例の火事場泥棒は普通の家でもたまにあるのだ
龍士「まあそれ以外にも、家主がいなくなった家を探して買い取ったり、壊れた家を内の組で直したり、色々あるんだよ」
峰「買い取るって、それやばくないか?」
本来その家主が死んだら親族権がどうのこうのでもめるはずだ、だが龍士はそれは大丈夫なようだ
龍士「大丈夫だよ、ちゃんとそこの親族と話あって、いるかいらないか決めて、それで内と少し話をしてから買うか買わないか決めてるんだ、それで買い取ったやつは店にするかそこらの土地まとめてどっかに売るんだよ」
峰「へぇ~、んじゃ俺にこの店持たせてくれたのは?」
峰がこの店を持ったのは龍士のおかげだ、ノイズで親を亡くして困っていた所をヤクザになっていた龍士にこの店を任されたのだ
龍士「んま友人が野垂れ死ぬのを見たくないのもあるがせっかくうまいラーメン作れるんだから任せたんだよ」
峰「でも俺ケツモチで金払ったことないぜ?」
酒を一口飲み笑いながら言う
龍士「おめぇは客にうまい飯作ってればそれでいいんだよ、金なんぞいらねぇ」
峰「でもヤクザってそこら辺厳しいんじゃ」
龍士「大丈夫だよ、建築とか漁船で稼げばいいんだから」
峰「ならいいけどよ」
峰は少し間を置いて質問した
峰「なあ、まだやってんのか、あれ」
龍士「ああ、あれか、まあ俺の癖みたいなもんだし」
峰「あれって、本来政府がやることなんだが」
龍士「あんなんやくにたたねぇよ、上の判断待っているようなボンクラじゃな」
龍士は少し顔にシワよせ答えた
龍士「さて、そろそろいくぜ、勘定頼む」
峰「へいへい」
龍士はそう言うと立ち上がり勘定を済ませ店から出ていった
龍士「家主がいないのは2件、家が壊れたのは1件、後その他もろもろだな」
町中にある適当な椅子に座って情報を整理していた
龍士「まだ確認できてないが他の組の組員が何人かいないらしいな、もしノイズに襲われてたら炭になっちまってるから特定できないんだよな」
ノイズと共に炭になった人間は誰が誰なのかわからない、血液どころか骨も残らないので特定できないのだ
龍士「また棺の中に誰も入ってないのかね」
ノイズに襲われた人の式をあげるとき遺体がないので空の棺かその人が持っていた物かで埋められ埋葬される
龍士「嫌なもんだ、何も残せないのは」
とことん嫌な存在だと思う、そんな風に考えていると何かの鳴き声が聞こえてきた
龍士「ん?何だ?」
龍士はその声のしたほうに向いた、そこには
龍士「あん?なんであのガキがいるんだ?」
龍士がノイズから助け出した少年だった、少年は地面に膝をつき大声を上げながら泣いていた、近くを通る人はそちらに目をやるが助けるのが嫌なのかすぐに向き直りそのまま通り過ぎていった
龍士「・・・はぁ、たく、カタギなんだから助けろよな」
龍士は悪態をつきながら少年の方に向かった
龍士「おいガキ」
少年「うぅ?あ!お兄ちゃん!」
少年はこちらに振り返ると嬉しそうに笑顔を向けた
龍士「ああ、というかなんでこんな所にいるんだ、両親は?」
あの後送り届けた後警察に保護されたはずだ、少年はその事を聞くと下を見ながら答えた
少年「あの後、お兄ちゃんが助けてくれた後、シェルターに入ったんだけど、その後両親探そうと思ったら何か僕と同じ人がいっぱいいて」
龍士「それで?」
少年「探してもらおうと思ったんだけど、何か後にされて、それで待ってたら警察の人がいなくなってて、それで僕でお父さんたち探してたら迷子になってて、それで」
少年はその事を話ていると目に涙が溜まっていた、龍士は少しイラつきながらも顔には出さず少年に声をかけた
龍士「・・はぁ、しょうがねぇーな」
少年「ごめんなさい」
龍士「おめぇが悪い訳じゃねぇーよ」
龍士(たく、表ではデカイ顔しやがる癖に、自分たちが危険になったら縮こまりやがって)
龍士は心で文句を言いったが、取り敢えず少年は助けることにした
龍士「おう、ちょっと顔上げろ」
少年「ふぇ?」
少年はそう言われ顔を上げた、すると龍士は少年の方にスマホを向け写真を撮った
少年「な、なに?」
龍士はスマホほ操作した後、スマホを耳に近づけた、どうやら電話をするようだ
男『はいもしもし、○○新聞の者ですが』
龍士「ああ、俺だ」
男『あれ、龍士さんじゃないですかどうしたんです?』
龍士「少したのみごとあるんだが、かまわねぇか?」
取り敢えず落ち着かせるために自分が座っていた椅子に座らせた、まだ顔は泣きそうだが落ち着いたようだ
龍士「今知り合いに頼んでお前の写真使って探してもらっている」
少年「だ、大丈夫かな?」
龍士「それはわからん、生きてるかもしれないし生きてないかもしれない、今は祈るしかないな」
少年「そ、そんな」
あんまり下手な希望は抱かせちゃいけない、あの場にいたんだ、ノイズに殺されててもおかしくはない
少年「お兄ちゃんは、なんで助けてくれるの?」
龍士「まあ・・昔からある癖みたいなもんだ」
少年「癖?」
龍士「・・何でか人が困ってると助けたくなるんだよ」
龍士が昔からやっていることだ、体が勝手に動いてしまう
少年「か、かっこいい、僕もお兄ちゃん見たいになりたい」
龍士「よせ、俺はヤクザだ、そんな立派なもんじゃねぇーよ」
少年「ヤクザ?ヤクザってなに?」
それには少しいいずらそうに答えた
龍士「まあ悪いことをしている人たちの集まりだ」
少年「お兄ちゃんは何でそこにいるの?」
龍士「・・ヤクザに助けられたからだ」
下を見ながら答えた
龍士「今まで守ってきたもんが急に無くなってな、なにもせずにボケーとしていたところを助けてくれたんだ」
龍士「まあ最初はきつかったけど、今は何とか生きていけてるのが現状かな」
少年「お兄ちゃんはヤクザやるのいやじゃないの?」
子供らしい素直な意見だ、その言葉を聞くと胸が少し絞められた感じがした
龍士「・・いやじゃねぇさ、俺は俺なりに生きていけるんだから」
そう龍士は答えた、少年は不思議そうな顔をしている
そんな時また声が聞こえた
女「ちょっと、離してよ!」
少年「?」
龍士「ん?」
声のしたほうに向くとちょうど裏路地が見えそこにはチャラい男三人が女を囲って何かしている、女性の方は困っているようだ
チャラ男1「いいじゃん、ちょっとくらい俺らと遊ぼうよ」
チャラ男2「そうそう、そっちの方が楽しいよ」
女「だから私は用事があるっていってるでしょ!」
チャラ男3「そんなんよりこっちの方が楽しいって」
どうやらナンパのようだ、こんな白昼堂々やるのは逆にすごいことだ、他の人は裏路地から聞こえるのだがあまりかかわり合いたくないようだ
少年「お、お兄ちゃん」
龍士「はぁ~ったく、内のシマで勝手なことしやがって」
龍士はそう言うと立ち上がりナンパしている現場に向かっていった
チャラ男3「おい、誰かこっち来るぜ」
チャラ男1「あ?」
龍士「・・・」
龍士は少し距離を置いて止まった、お互い睨みあっている
チャラ男1「なんだよ兄ちゃん、俺らに何かよう?」
龍士「ああ、ここら辺で変なことすんじゃねぇ」
チャラ男1「はぁ?」
龍士「ここら辺は内のシマなんでな、あんまり変なことされると困るんだよ」
チャラ男1「内のシマ?あんたヤクザなの?」
龍士「そうだが?」
チャラ男はそれを聞くと急に笑いだした、他の連中もそれに釣られて笑っている
チャラ男1「いや~ヤクザってホントにいたんだ、しかもこんな体のバランスが悪いやつ初めて見た」
チャラ男2「確かに頭と体合ってないよな」
チャラ男たちはそう言いながら笑い続ける
龍士「ヤクザってわかってんのなら早くやめといた方がいいぜ、大怪我する前にな」
チャラ男1「あ?んだとてめぇ」
龍士「だからやめろって言ってんだよ、時代遅れの格好しやがって」
チャラ男たちはそれを聞くと龍士の周りを囲み始めた
龍士「大人しく帰った方がいい、怪我するぞ」
チャラ男1「んだとてめぇ!」
チャラ男3「おいやっちまえ!」
ーーーチンピラーーー
チャラ男1「死ねぇ!」
そういうと前のチャラ男が右腕を振り上げ殴りかかってきた、龍士はそれを左手を使い右に流した
チャラ男2「おわ!?」
それが他のチャラ男にぶつかりそうになりチャラ男はそれを避けた、龍士はその隙に左にいるチャラ男の顎目掛けて左手で裏拳をかます
チャラ男3「あ」
チャラ男はそれを喰らうとその場で膝を崩した、脳を揺らされたのかあんまり動く気配がない
チャラ男1「てめぇ!」
チャラ男はそれを見ると怒り左手を振り上げ殴ってきた、龍士はその拳に合わせて頭突きを喰らわす、チャラ男の指が何本か折れた
チャラ男1「あぁっ」
チャラ男は左手を右手で掴みその場に崩れた、龍士はその崩れたチャラ男の頭目掛けてかかと落としを喰らわせる
チャラ男1「っ!?」
チャラ男は地面に叩きつけられぴくりとも動かなかった
近くにいたチャラ男はそれを見ながら唖然としていて、龍士はその唖然としていたチャラ男の顔目掛けて上段蹴りを喰らわした
チャラ男2「ぶぅっ!?」
体が浮きある程度進んだ所で地面に叩きつけられる、ほんの数秒でチャラ男全員を倒した
龍士「け、準備運動にもなりゃしねぇ」
龍士はナンパされていた女の方に向いた
龍士「見てないで早く行っといた方がいいぜ」
女「は、はい」
女性の方は怯えながら走り去っていった、龍士はその背中を見届けると裏拳をかました男の髪を掴み無理やり持ち上げた
チャラ男3「いててて!」
龍士「お仲間にもよく言っとけ、そこら辺で余計なことはするなって、今回は手加減したが」
龍士は眉間にシワをよせ目を尖らせた
龍士「次はねぇからな」
チャラ男3「は、はいぃぃ、おいいくぞ!」
そう言うとチャラ男たちは気絶した人を運びながら去っていった
龍士「・・少し派手にやっちまったな」
あんまり人が通らない所でナンパしていたおかげで目撃者があまりいないのが幸いだ、そんなことを考えているとスマホから震えだした、ポケットから取り出し電話にでる
龍士「もしもし」
男『あ、龍士さんですか、頼まれたやつなんですけど』
龍士「ああ、どうだった?」
男『見つかりました、今○○公園で待たせてるんですけど、どうします?』
龍士「わりぃなそこまでしてもらって」
男『いえいえ龍士さんの頼みですから』
龍士「今からガキ連れてそっちにいく」
男『わかりました』
そういうと電話は終了する、耳からスマホを離しポケットに入れる
龍士「さて、行くかね」
少年「父ちゃん!」
父「こうじ!」
少年が父親に向かって走っていく、父親はそれを受け止め抱き締めた、母親も隣にいて息子の様子を見て安堵している、龍士は知り合いと一緒に遠くから見守っていた
龍士「悪いな、こんなこと付き合わせちまって」
男「いいんですよ、それよりまだやってたんですね、人助け」
龍士「仕方ねぇだろ・・何か困ってると、手ぇだしちまうんだよ」
男「はは、龍士さんらしい」
龍士は頬をかきながら恥ずかしそうに答え、記者の方は笑いながらそれを見ている
男「にしても会わなくていいんですか?」
龍士「いいんだよ、ヤクザとつるむってのはさすがに嫌だろ」
男「俺は別に気にしませんけどね」
龍士「ちったぁ気にしろ馬鹿たれ」
龍士はそう言うとタバコを取り出し火をつける
男「15歳でタバコ吸うの駄目なんですよ?」
龍士「ヤクザは見栄はらねぇといけねぇ、俺は顔は駄目だから少しでも見せなきゃな、足りない部分は腕でカバーだ」
そう言い吸い続ける、記者の方は諦めたように顔を振り笑っている
龍士「何か食うか?俺のおごりだ」
男「え、まじですか、食います食います」
龍士たちはそう言い公園を振り返り町の方に歩いていった
はい終わりました、龍が如く要素の戦闘始まったら敵の名前が出てくるあれを出しました(わかりずらくてすんません)、これでも頑張ったですよ(´・ω・`)
龍士君の本格な戦闘はまだ先ですが気長にお待ち下さい
追記 誤字発見、記者会見の方は諦めて顔を振っているって日本語おかしくねぇ(涙)