その一つに   作:アストラッド

17 / 17
 元気が出ないなら飯を食って、走ってみなさい。
 なにか出来る気分になってくるぜ。


 この短編は、ヒロアカを見て感じた事を転生物で書いたやーつです。


存在証明 -進化を望んだ者-

 

 「おいおい、泣きながら家出か?もう9時だぜ」

 

 何もかもが嫌になった時、貴方は私に声をかけてく

れました。

 

 「‥‥私、呪われてるから」

 

 「はっはぁ!面白い事いうなぁ、さては腹がへって

  るなぁ?俺の家に来な!飯を食わせてやる」

 

 「いや、でも」

 

 「気にすんな!金は取らない、ただ飯食いな!」

 

 貴方は私に優しくしてくれました、少し強引だった

気もしますが。

 

 「ほら、食いな‥‥生きる為には食べなきゃ」

 

 「‥‥私」

 

 「それにな、何があったかは聞かねぇが‥‥他人のせ

  いで死ぬのは馬鹿らしいからな」

 

 「え?」

 

 「だってそうだろう?自分の為に死ぬならまだしも

  、他人が嫌だから死ぬなんて勿体ない!」

 

 「でも‥‥」

 

 「俺はな、他人の為に動いてる奴なんかいないと思

  ってるぜ‥‥…何でだか分かるか?」

 

 「‥‥分かりません」

 

 「それはなぁ、    」

 

 

 でも、その一言で私は前に進めました‥‥だから

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  私の為に、貴方の側にいさせて

 

 『よぉ、今日もボロボロにされにきたのかぁ?』

 

 「はい!よろしくお願いします、エボルトさん!」

 

 『面白い奴だよなぁ、お前』

 

 「そうですか?エボルトさんも変わってると思いま

  すよ、なんだかんだで面倒を見てくれるじゃない

  ですか」

 

 『こんな俺の所に、毎日飽きもせず訓練に来るお前

  の方が可笑しいと思うぜぇ』

 

 だって貴方と同じ時を過ごしたいから

 

 『晩飯は‥‥…一時間以内に5発、俺に喰らわせて見せ

  ろ。そしたらハンバーグにしてやるよぉ』

 

 「言いましたね?絶対ですよぉ!!」

 

 『やってみろよぉ、出来ないだろうがなぁ』

 

 貴方に愛されなくても、貴方が無関心でも

 

 「今度、未来も連れてきていいですか?」

 

 『んぁ?良いが‥‥…あいつは大丈夫なのか?』

 

 「大丈夫ですよぉ!寧ろ来たがってますし」

 

 『おいおい、世も末だな……こんな男の所に来たがる

  女子高生が、お前以外にもいるなんて』

 

 「ひっどいですよ!プンスコ」

 

 だから‥‥…だから‥‥…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 『がはっ‥‥…きついか』

 

 傷付いてる所だけは……見たくなかった。

 

 [……その程度か]

 

 『生憎と、俺は巧く使えてないらしくてなぁ』

 

 ボロボロになるくらいなら、血を吐くほどに傷付く

なら、私を庇ってほしくなかった。

 代わりに私が戦うから、私が傷付くなら苦しくない

から……失わないから。

 

 『本当だったらよぉ‥‥…本物なら、お前なんて一瞬

  なんだろうがよぉ。

  俺は偽物だから、贋作だから、借り受けた物を、

  生かす事が出来なかったらしい』

 

 [使いこなせぬ力は、害しか生まぬ。

  自覚したならば、己の非力を受諾すれば良いのだ]

 

 立ち上がらないで、立ち向かわないで。

 

 『そいつが出来りゃぁよ‥‥…ここまで人間が進化す

  る事も、俺が立ち上がる事も‥‥…』

 

 「エボルトさん‥‥…」

 

 エボルトさんが私の方を振り返り、数秒見たあとに

向き直す。

 

 『こいつらが諦めずにいることもなかったろうよ』

 

 [やはり理解しがたい‥‥…故に、度し難い]

 

 『はははぁっ!神様にも解らねぇ事があんだなぁ』

 

 [そうだな‥‥…今から消滅する貴様の、遺言として受

 け取っておこう]

 

 『忘れねぇように、メモしとけよぉ』

 

 「待って‥‥…待ってエボルトさん!!」

 

 『‥‥…』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 『な~に、俺の事なんざ‥‥…すぐ忘れるさ』

 

 思えば……この世界に放り出され、一人だけの時間を

長く過ごした。

 

 人としての誕生はせず、手元には‥‥…最大の黒幕、全

てを破壊する存在の力だった。

 

 だが、そんな力を最初から使いこなせるなら苦労は

しないのだ……。

 

 

 血反吐を吐いた、皮膚が焼けた、骨が折れた、内臓

が潰れた。

 

 彼の力に、私の体が耐えきれなかったのだ‥‥…死な

なかったのが奇跡のようだ。

 

 『思えば‥‥…長かった』

 

 天羽奏もセレナ・カデンツァヴナ・イヴも救えなか

った‥‥…本人ならば、性格的な事は置いておけば彼女

達を救えただろう。

 

 

 力を得ても、救えないものがある。

 

 力があっても、救わない者がいる。

 

 力があったからこそ、失ったものがあった。

 

 ただ‥‥…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"!!」

 

 『お前……どうして』

 

 俺を救ってくれる程度の知り合いは、出来た様だ。

その拳が焼け激痛が走り、鎧が砕けてもなお諦めず俺

を助けようとしている。

 

 『俺を助けてる前に‥‥あいつを助けろよ』

 

 「ぐぅぅ‥‥…私は、未来も、エボルトさんも、地球

  も全部ぅ!救います!!」

 

 『バカ野郎!物事には優先順位があるだろ!』

 

 「なら私は……私は!」

 

 バカだ馬鹿だとおもっていたよ‥‥…でも、こんな簡

単な順位もつけられないのか。

 主人公ってのはこうも馬鹿なのか。

 

 『何より優先するのはお前らの幸せだうが‥‥…自分

  の幸せ位、優先して』

 

 「私の幸せに、貴方が必要だから!!

 

 『っ!?』

 

 「私は私の為に、人を助けます……例え拒絶されよう

  とも、私が助けたくて助けるんです。

  誰にも文句は言わせない、否定させない!」

 

 「だそうだぜ……なぁ」

 

 声の方向へ振り返ると、そこにはボロボロになった

装者達がこちらを向き、クリスが俺に言葉を続けた。

 

 「あんたが、あいつにそう教えたらしいじゃねぇか

  よ。下手な事は言えねぇな」

 

 『‥‥…はぁ、なら俺もよぉ』

 

 ーカッコ悪いまま、終われないよなぁー

 

 そして、響が防いでいた光を特大のブラックホール

で飲み込む。

 

 俺の右腕が血飛沫を撒き散らし、骨の折れる音が響

く……まぁ、痛覚がなくなってきたのか平気だが。

 

 「エボルトさん!?」

 

 『馬鹿な響‥‥…こいつを使え』

 

 「これは‥‥…ベルト」

 

 『お前なら使える、なんてたってよ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 神様だって越えられる、主人公なんだからよ』

 

 「!?‥‥…はい!!」

 

 「おいおい、あたしらは違うのか?」

 

 「ならば私も、越えるまでだ!」

 

 「響先輩だけなんてずるいデース!」

 

 「私もまだ戦えるよ」

 

 「腕が治ったら、ご馳走を用意してちょうだいね」

 

 あぁ、帰ったら何でも作ってやる‥‥…だから

 

 

 「帰ってこいよ、未来と』

 

 

 返事はなかったが、こいつらならやり遂げると信

じて‥‥…少しだけ、休ませてくれ。

 

 「エボルトさん、見ててください」

 

 「ん?』

 

 「私の変身!!」

 

 『ギャラクシーデュオ!

 

 ベルトに装填されたのは、俺の知らないボトルだ

った……は?

 

 『チャオ!オラァ!チャオ!オラァ!

 

 「まてまてまてまて!なんだそのボトル!?』

 

 「お前に秘密裏に、作ってたんだよ」

 

 お前は‥‥…キャロル!俺の知らないボトルを!

てか、ビルダーに俺が入ってない?嘘だろあのパター

ンなの!?

 

 ならもうカッコつけるしかねぇ!!

 

 

 

 

 「おい!シェム・ハ!』

 

 [茶番はおわったか?]

 

 「その体をおまえから取り返し、ついでに鼻っ柱を

  へし折ってやる‥‥…お前は!!』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  

  『Are you ready?(準備は出来てるか?)

 

 『銀河に轟く願いの歌い手!!

  サウンドエボルゥ!!

  A symphony to the world turns to

  take off toward a dream.

 

 『‥‥まさか、こんな事になるとはな』

 

 「うわぁ、私がエボルトさんを鎧にしてる気分」

 

 『その通りだよ‥‥…』

 

 [たかが合体しただけであろう?取るに足らぬ]

 

 『ならよぉ』

 

 「これしかない!」

 

 『「拳で語り合うしかない!!」』

 

 

 面白くなってきやがったなぁ、畜生。

 

  

 

 

 




 エボルト
・どっかの誰か、強大すぎる力に追い付いてない人。
奏とセレナを救えなかったと言っているが、知らずのうちに救ってる、まぁ記憶喪失になってるんですけどね。

 サウンドエボル
・なんかどちゃくそ強い。
弦十郎の五倍の基本スペックと、そこから更に進化するスペックがある。


 眠い、
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
※参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。