その一つに   作:アストラッド

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 まーたしょーもないの書いてるよ


終末の女、子育てするってよ

 あの方に会いたい……そう思い幾星霜、前へ前へと進

み続けた。何も省みず、何もなし得ず、何も……。

 

 「生存者は無し……小さいとは言え病院での発生は被

  害が凄いわね」

 

 「あぁ、これも俺の力不足だ……」

 

 すぐそばに元凶がいる、その事にこの男は気付いて

いないだろう。だがそれで良い、私の計画は順調に進

んでいるのだから……もう少し、もう少しで。

 

 「ん?……ねぇ、あそこ」

 

 「どうした?何か……あれは」

 

 そこには、一つの小さな命があった。一人では何も

出来ず、庇護してくれる存在を失った命。

 

 「赤ん坊……だと」

 

 「偶然、生き残ったみたいね」

 

 「しかし、声もあげずにずっとここにいたのか……肝

  が座っているな」

 

 「それ冗談?まぁ、寝坊助さんよねぇ」

 

 私達の声で起きたのだろう、赤ん坊は目をパチクリ

とさせる。

 

 「……起きたな」

  

 「起きたわね……」

 

 「泣かないな……」

 

 「泣かないわね」

 

 「なんだろうな……」

 

 「赤ちゃんでしょ……あぁもう」

 

 私は赤ん坊の元へかけより、抱き上げる。保育器に

入っていなかった事から、恐らく誰かと一緒に逃げて

いたのだろう……しかし、その人物は。

 

 「うーん……大丈夫か?ケガはどうだ?お腹は?」

 

 「お黙りお爺ちゃん」

 

 「そんな年では無い!……あっ」

 

 彼の大声に、赤ん坊は驚いている。まずいな、これ

は泣き出すかもしれない……。

 

 「……あぱぷ……ぶぶぶぷ」

 

 「泣かない……だと?」

 

 赤ん坊は泣き出すどころか、あぶくを吹きなんとも

言えない表情をしている。これはどんな表情だろうか

……わからん、だが興味は沸いた。

 

 「……私、この子引き取るわ」

 

 「なに!?いきなりどうした!?」

 

 「良いじゃない?何となくこの子に興味が沸いたの

  よ、何となくね」

 

 「いや、しかし」

 

 「生まれて……そう、1ヶ月位かしら?名前も血縁も

  分からないし、寧ろ私の養子の方が色々お得?」

 

 「まて……後にしよう、後でその話を2課の全員でだ

  なぁ」

 

 「名前はそうね……何が良いかしら?」

 

 「聞いてくれ……」

 

 今思えば、よしておけば良かったのかもしれない……

そう思う。まぁそれもこの時点の私に言えばの話だ、

今の私は……引き取って良かったと思ってる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  半年後

 

 

 「翼、了子さん所に行こうぜ」

 

 「また?奏、最近そればっかよ?」

 

 とあるテレビ局の楽屋、二人の女性は和気あいあい

と話をしていた。

 

 「だってよぉ、早くあいつの頬っぺを触りたいんだ

  よぉ……な?」

 

 「了子さんも忙しいんだから、ほどほどにね」

 

 「へいへーい……」

 

 ピロリン♪ピロリン♪

 

 「ん?……噂をすれば」

 

 「了子さんから?どうしたの?」

 

 「あー、子守りだってさ」

 

 「私は収録がまだあるから……奏は休みでしょ?」

 

 「おう、足も良くなってきたしな。これから行く」

 

 そう言い、彼女は近くに置いた松葉杖を取り立ち上

がる。少しだけよろけながらも、歩きだした彼女の背

中を見ながらもう一人はため息をつく。

 

 「無理してないだろうか……」

 

 

 

 

 

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

 

 私、櫻井了子34歳!シンフォギアシステムの生みの

親にして天才科学者なの!あらゆる知能と技術を生み

出した私だけど、今困ってる事があるの!それは……

 

 「あぶ!!」

 

 「だめなのぉ?これは?」

 

 「ぬぶ!」

 

 「うそぉ……」

 

 息子の趣味が分からない……熊のぬいぐるみ、兎の

ぬいぐるみ、ボールも鈴もダメ……参った。

 

 「あぶぁ?」

 

 「慰めてくれるの?」

 

 「ぶぶぶぷ」

 

 でも貴方のせいでもあるのよ……この子は(はじめ)。 

半年前に養子に迎えた男の子で、生後7ヵ月になるわ。

 

 「泣かないし騒がないけど、静かに否定したり用を

  たすのは止めてよぉ」

 

 「ぶっあぁ」ドヤッ

 

 「誉めてないわよぉ」ナデナデ

 

 終わりの名を持つ私が、フィーネが、子供一人にこ

んなに振り回されるなんて……予想外だわ。

 

 ピンポーン

 

 チャイムがなる、私は急いで玄関に向かい客人を迎

え入れようとする。大丈夫、誰が来たのかは分かって

いるから。

 

 「よっす、了子さん。始の子守りに来たぜ」

 

 「奏ちゃん!助かるわぁ、大人しいんだけど私が気

  が気じゃなくて……もうありがとう」

 

 「気にすんよ。ほーら始、奏お姉さんがきたぞぉ」

 

 彼女は天羽奏(あもうかなで)、アイドルよ。

それと同時にシンフォギア奏者でこの世界の恐怖とな

っているノイズを倒せる人物よ。

 

 「あ?ぷぁぶ」

 

 「嫌そうな顔すんなよぉ、寂しいだろ?」

 

 「ブブブブ」

 

 「流石、月を壊した赤ん坊だぁ。ふてぶてしいな」

 

 「止めて……その話は止めて……」

 

 そう……全ては5ヶ月前から。計画が狂ったのも今

忙しいのも、全て始ちゃん……貴方が原因よ。

 

 「天下のフィーネ様も息子には勝てねぇか?」

 

 「無理よ……ちょっとした宇宙よ、子供は」

 

 「あたしにバレたのも始が原因だしな」

 

 「本当よ……可愛いと思って甘くしちゃう私も悪い

  けど、本当に優秀なんだから」

 

 「甘すぎるだろ、叱った事あるか?」

 

 「注意しかしないわ、だってそうそう悪い事しな

  いもの」

 

 「始のお陰であんたは櫻井了子として生きてんだ

  、甘くなるのもわかるが……」

 

 天羽奏が私の正体を知る理由……それは約4ヶ月と

半月前の事よ。ざっくりと(誰にしてるの?)説明

すると、

 

 ・始ちゃん、カディンギルにハイハイで忍び込む

  (ハイハイ上手すぎ!!)

 

 ・始ちゃん、デュランダルを発見し歌っちゃう

  (もう歌えるの!?)

 

 ・発射!!テーテ~テーテテーン♪コンギョ!!

  (うっそでしょ!?)

 

 これが5ヶ月前、半月後

 

 ・奏、子守りしてました

 

 ・始、奏を振り切り私の研究室へ

 

 ・奏、追い付くが中が気になる

 

 ・何の資料?これは……

 

 以上、バレた経緯

 

 「敵わないわ、宇宙には敵わないわ」

 

 「子供は強いなぁ」プニプニ

 

 「うぶぁ?」

 

 「それにしても赤ん坊のあ、とかぶぁ、とかで動

  くデュランダルも大概だよな」

 

 「まぁ、米国のスパイのせいにして解決したけど

  ね。これで心配事が一つ減ったわ」

 

 私は困った末に、面倒事は全て米国に擦り付けな

んとか誤魔化し安全を確保した。

 

 「最初は櫻井女史ってよそよそしい翼も、最近は

  了子さんって呼んでるぜ」

 

 「え?」

 

 「え?って何だよ」

 

 「だって、私を呼ぶ時は櫻井女史ってまだ」

 

 「あー、本人には言ってねぇのか。恥ずかしがり

  屋なんだからよ」

 

 さて、ノイズに両親を殺され復讐に生きていた彼

女。何故元凶たる私が彼女と仲良くはなしているの

か……始ちゃんのお陰(始ちゃんのせいとも言う)。

 

 「さて、回想シーンに入るか」

 

 「シーンって何よ」

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

 奏視点

 

 

 「こるぁ!まて始!!」

 

 「ぶぁ!」

 

 始は私の事が苦手なのか、子守りを引き受けたあ

たしからよく逃げる。あたしはこんなに好きなのに

な!気にしてねーぞ。

 

 「はぁ……はぁ、ハイハイが速すぎるわ!2ヶ月半

  ってこんなに速いもんなのか?」

 

 「ぶぶぶぷ」

 

 「汚いからやめなさいっての!!」

 

 そんなこんな、夢中になって追いかけてたらとある

部屋にたどり着く。

 

 「やっと捕まえた……」

 

 「くぷぶぶ……あぶぁ?」

 

 「あたしの鼻に指を突っ込むんじゃありません」

 

 アイドル……アイドルと言うかアーティスト?の鼻

に指を突っ込めるのはお前位だよ、始。

 

 「部屋に戻るぞぉ……ん?」

 

 「あぼぁ?」

 

 「始、これ何だと思う?」

 

 「あぅ……ぶぇい」

 

 「アウディではないな、少くとも」

 

 カディンギル、そう書かれたそれは月を破壊したあ

れだ。秘密裏に作られたそれは偶然そうなったのか、

誰かがそう作ったのか分からなかった……が。

 

 「設計図があるってことは……そうゆう事だよな」

 

 「えぇ、そうよ」

 

 声がして振り替えると、そこには了子さんがたって

いた。全てを察したのか取り繕う素振りもない。

 

 「しかし、設計図だとよく分かったな」

 

 「あぁ、伊達に痛っ……疑問に思った訳じゃねぇから

  な。あれから本部の設計図を見直したりして」

 

 「始ちゃん、鼻から指を抜きなさい」

 

 「始、部屋の隅で遊んでろ。良いな?」

 

 「あぶっぷ」

 

 すると始は真っ直ぐクローゼットに向かう。まぁ、

クローゼットなら危なくはないだろうな。

 

 「で?説明してくれよ」

 

 「そんな義務はない」

 

 「それが本来の口調か?ずいぶんと傲慢で高飛車な

  しゃべりだな」

 

 「人間風情が」

 

 アッ、ヤメロハジメアケンナ

 

 「だが言い逃れは出来ないぜ、あたしだってここか

  ら逃げる事は出来るぜ」

 

 「2課に知らせるか……だが、お前はそんな事をしな

  いさ」

 

 ワカッタ、ワカッタカラ……ナカニイレルカラ

 

 「何で言いきれる?あたしが勝算の無い戦いをする

  って?ここは敵の腹の中だぜ」

 

 「私が家族の敵でもか?」

 

 「何?……どうゆう事だ」

 

 タタイテモデネェヨ!イタタタッ、マテッテ!ムネヲタタクナ!

 

 「あれはな……聖遺物を手に入れる為に私がけしか

  けたノイズだ」

 

 「まさか……ソロモンの杖も」

 

 「あぁ、私が持っている」チガウセイイブツノトキダケド

 

 「お前が……」

 

 アタマニノボルナヨ!ココセマイ、コシガ……

 

 「確かに、そうなればあたしは逃げねぇな。だが」

 

 「ほぅ、どうする?」

 

 クビガァ、クビガオレル 

 

 「決まってんだろ、あんたを」

 

 ハジメ、オリテクレェ

 

 「ちょっと待て、少しだけまて」

 

 「……うん、あたしも気になってたから良いよ」

 

 了子さん……フィーネはクローゼットに近づき、扉

を開けるとそこには、白髪の巨乳少女が頭に始を乗っ

けて苦しんでいた……デケェな。

 

 「クリス、後で話があるから。それと部屋に戻って

  なさい」

 

 「……ごめんなさい」

 

 「始ちゃん、私の頭の方が良いわよ」

 

 クリスと呼ばれた少女はトボトボと部屋を出ていく

、自室にでも戻るのだろうか。

 

 「さて、話の続きだが」

 

 「いや降ろせよ」

 

 何で頭に乗っけたままだよ。クリスって子に預けり

ゃ良かっただろ。

 

 「何するか分からないでしょ」

 

 「集中できんわ!」

 

 「んば!」

 

 「あ"あ"あ"あ"あ"あ"!!」

 

 「早速じゃねぇか!!」

 

 何が起きたのか、平たく言うと頭の上の始がフィー

ネの目をおもっきし叩いた。勿論、目に異物が叩き込

まれたフィーネは絶叫する。

 

 「始ちゃん……それはアカン」

 

 「ぶぇい……ぼう!!」

 

 「痛い!止めて暴力はいけません!!」

 

 「話が進まねぇ」

 

 さて、どうしたらいいか。こんなに荒ぶってる始も

なかなか無いし、なんかあったのか?

 

 「くっ!私に謝れと言うか!!赤子の分際で!!」

 

 「あぶぁ!!」

 

 「奏さん、申し訳ありませんでした!!許される事

  ではありませんが、謝罪致します!!」

 

 「えぇ……」

 

 こいつにプライドは無いのか?いや、プライドがた

った今崩壊したのかこれは。

 

 「……はぁ、アホらし。始、あの女の子と遊ぶか」

 

 「あーう」

 

 取り敢えず後回しだな、考えるのが面倒だ。

 

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

 櫻井・フィーネ・了子視点

 

 「あったわねぇ」

 

 「あぁ……情けない姿だったな」

 

 「結構気にしてるのよ、あの時の事」

 

 「自業自得ってやつだ、それよりクリスは?」

 

 「買い物よ、オムツとかミルクとか」

 

 ミルクに関しては市販の物に免疫力を高める異端技

術を使い、始ちゃんの体は元気百倍よ。

 

 「アイツの事、まだ隠すのか?」

 

 「隠さなきゃいけないの、まだね」

 

 「ほーん」

 

 「私もしばらくは計画は中止。この子に止められる

  なら休みが必要だし?」

 

 「諦めてはいないのな」

 

 「女は良い恋をして、良い人生を歩むの」

 

 ま、しばらくはね。待ってて下さい、愛しの貴方。

 

 「んばぁ」

 

 

   

 

 

 

 

 

 

 ここからおまけの駄文

 

 

  

 

 

 

 

 

 

  奏視点

 

 「あー、1日だけな。その日は知り合いの子供を預

  かるんだ、オフの日だからな一応」

 

 「はい!構いません!」

 

 まぁ、いいか。フィーネも忙しいらしいし、断りは

しないだろうが……一応確認取っとくか。

 

 「それじゃ、後で」

 

 「はい!ありがとうございます!!」

 

 「元気だねぇ」

 

 この時、あたしは想像もしていなかった。これがキ

ッカケであんな事になるなんて……な。

 

 

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

 番組視点 司会者:極所・ショージ

 

 「さぁ、今夜もこのお時間がやって参りました。今

  夜のゲストはツヴァイウィングのお二人でーす」

 

 (*’ω’ノノ゙☆パチパチ( ☆∀☆)キャー

 

 「よーす」

 

 「ちょっと奏」

 

 「お二人は今日本で最も有名なアーティストであり

  、二年前の出来事では見事な啖呵をきった奏さん

  とそれに振り回される翼さんでしたが」

 

 「私は奏がやった事は間違いではないと思っていま

  すので、気にしてません」

 

 「流石、あたしの嫁」

 

 アハハハハ!

 

 「いやぁ、見事な惚気だね。今夜は私も嫁さん誘っ

  て外食しようかな?」

 

 「おっと旦那ぁ、良い店知ってますぜ」

 

 「ええ!ドコドコ?」

 

 「奏!ショージさんも」

 

 「ごめんね、楽屋で聞いて良い?」

 

 「後でリストにまとめますね」

 

 「やったぁ!という事で、早速VTRにいきましょう

  。気になる所で目の前のボタンを押して下さい、

  私も押します。それではレッツ」

 

 「「プレイ!!」」

 

 「奏!?」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

VTR 字幕+ナレーション

 

 

 「オイース」

 

 天羽奏さん、人気アーティストで若者の注目の的で

ある彼女に今回は密着取材。

 

 「密着だっけ?1日よろしく」

 

 さて、彼女はどんな1日をすごしているのか。

 

 「あ、ここ全部カットかモザイク入れて」

 

 「分かりました」

 

 「んじゃ」

 

 ピンポーン……ドタドタドタガチャン!

 

 「奏ちゃん!?助かったわぁ、今日はお偉いさんに

  プレゼンしなきゃならなくて!」

 

 「良いから、準備あるんだろ?」

 

 「ありがとう、そっちも密着でしょ?頑張ってね、

  絶対見るから。始ちゃんをよろしく」

 

 「あばぁ?」

 

 「あいよ」

 

 ガチャン

 

 「……息子目当てだな」

 

 「あの人にもかけますか?」

 

 「(モザイクを)全身にかけてくれ」

 

 ポーンーーーー←スタジオでボタンが押された音

 

 「待って、全身にかけるの?」

 

 「ほら、身元バレたらヤバイとおもったんで。ショ

  ージさんもオフの日は軽く正体隠すでしょ?

  あとたまに全裸で応対してくるし」

 

 「怖っ!」

 

 「んっ……ふふ」

 

 再開ーーーーーー

 

 「ごめん、松葉杖無いから遅いけど」

 

 「こちらも取材に感謝します」

 

 「バラエティのVじゃないの?」

 

 「記者さんも使うので」

 

 「へー……痛っ!鼻はやめろ、ほじるな他人の鼻を

  ……」モザイク

 

 「あばぶぁ」

 

 マネージャーよりモザイク申請がありました。

 

 ポーンーーーー

 

 「んーー!!ん"ん"っ"」

 

 「あたしモザイクかけるような顔してたの?腹いて

  wあー、やば」

 

 「彼女の尊厳はマネージャーさんに守られました。

  が、二人の腹筋は崩壊しました」

 

 中略

 

 そろそろ時間も遅くなり、密着も終盤。

 

 「あ、これから翼の所にいくんだけどさ」

 

 「はい」

 

 「メガネ形のカメラとかない?スゲー小型の奴で

  も良いんだけど」

 

 彼女は謎の提案をする。スタッフは、疑問に思い

ながらも何とかメガネタイプの小型カメラを用意。

 

 「あんがと、代わりに面白いの撮ってやるよ。し

  ばらくバンで待っててくれ」

 

 「こっちで映像確認して良いですか?」

 

 「その方が良いな、音声いける?」

 

 「バッチリです」

 

 彼女はバンを降りると、電話をかけ始めた。誰

にと通話するのか?

 

 「翼、今家か?」

 

 「ええ、何?来るの?」

 

 「おう、始も一緒」

 

 「良いわね、待ってるわよ」

 

 どうやら、相方の風鳴翼のようだ。

 

 ピンポーン……ガチャ

 

 「速かったわね」

 

 「あぁ、入っていいか?」

 

 「良いわよ」

 

 (メガネを部屋に置いて一旦戻るぜ)

 

 「ああ、始の飯忘れてた。ちょっと買ってくるか

  ら頼むわ」

 

 「ん?そう、私が行こうか?」

 

 「いや、近くにドラッグストアあるから良いよ。

  そんなにかからないから」

 

 「気を付けてね」

 

 ガチャン……扉が締まり、数秒の沈黙……我々はこ

の後、衝撃の光景を目の当たりにする!!

 

 ポーンーーーー

 

 「奏ぇぇぇ!!撮ってたの!?」

 

 「撮ってた」

 

 「止めてぇぇぇ!?カット!カットしてぇ!!」

 

 「すまないが、それは出来ない相談だ」

 

 「あ"あ"あ"あ"っ!!」

 

 ーーーー

 

 「始ぇ!翼お姉ちゃんでしゅよぉ!!沢山おもち

  ゃもあるから遊ぼうにゃ~」

 

 「きゃっきゃっ(/▽\)♪」

 

 「いないないバァか?防人の本気を見せてやろう。

  いないな~い……ぶぁ!!」

 

 ひどく、普通のいないいないばぁだった。

 

 「あばぁ?」

 

 「それは小太刀、模造刀だがきれいだろ?」

 

 「うばぁ!!」

 

 「ぐっ……腕を、あげたな……始、ガクッ」

 

 ポーンーーーー

 

 「止めて……止めてぇ……」

 

 「止めないよ、ねぇショージの旦那」

 

 「VTRは全部みないとねぇ」

 

 「あぁ……」

 

 ーーーー

 

 「会いたかったぞぉ!ガンダムゥ!!」

 

 「あばぶぁぶぁぶぅ!!」

 

 「この気持ち、まさしく愛だ!!」

 

 「あぶぁ?」

 

 「む?今度はこっちか、ほーら人をダメにするソフ

  ァだぞぉ」

 

 「うぃー♪あぶぁぶぁ♪」

 

 「そうかそうか……始の頬は柔いなぁ……防人を駄目

  にする頬だなぁ」

 

 ポーンーーーー

 

 「いっそ殺せ!!殺してくれぇ!!」

 

 「ーーー」無言の台パン

 

 その後、数分間に渡り翼のデレデレな姿がお茶の間

に流れ、本人の意思とは別に更なる人気を獲得してい

ったのだった。

 

 

 

 

 





 ネタが切れた……冒頭だけ量産してたらそりゃ無くなるわな……。

 これは他の人の作品までのおつまみだから、お通しみたいなものだから……フィーネとシェム・ハのキャラ崩壊楽しい(本音)。
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