アズールコンバット~うちのルーキーが、なんかおかしい~   作:狸より狐派 ハル

10 / 12
前回あんまりにも強引にメテオの入隊が決まったのでタイトル追加しました。


さて今回は対地戦が多くなりそうですが、正直言ってキツイ。早くも対地戦がネタ切れ。ここで超兵器だすのも抵抗があるし・・・


まぁなんとかなるっしょ。あっ投稿遅くなって本当に申し訳ない。今後度々こんなことが起こるようになるから勘弁してくだい。


大規模駐留基地襲撃、実戦(あとメテオへの謝罪)

【ユニオン前線基地、作戦室】

 

 

 

「そうえばなんだけどさ、メテオ自身はいいの?この作戦について」

 

「え?あっそうえばメテオの意見が何もなかったですね・・・」

 

「あー、メテオ。悪い、勝手になんか話題を進めちゃって。あんまり無口だったからこっちで決めてしまったよ・・・」

 

《彼自身の意思の尊重もするべきでしたね。申し訳ありません。今回のメイド隊への入隊にはしてくれるでしょうか?》

 

そうフッドに聞かれたメテオは、嫌な顔をひとつもせず縦に顔を動かした。

 

《ありがとうございます。これでちゃんと正式な入隊が決まりましたね》

 

「では改めまして、ユニオン隊は敵の航空部隊を。ロイヤル・メイド隊はメテオと共に敵駐留基地を襲撃してください!」

 

「「「了解!」」」

 

 

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

 

 

【敵駐留基地周辺・上空】

 

《作戦地域間近です。メイド隊、確認のため全員の応答をお願いします》

 

《こちらメイド隊メイド1、ベルファスト。感度良好です》

 

《こちらメイド隊メイド2、エディンバラ。大丈夫です》

 

《こちらメイド隊メイド3、シェフィールド。異常なしです》

 

《こちらメイド隊メイド4、シリアス。こちらも問題ありません》

 

《メイド隊通常メンバーは問題なしですね。メテオ様、あなたはこの隊の【メイド5】として活動をお願いします》

 

《うーん、メテオ様がメイドとはこれはいかに・・・》

 

《まぁあくまでもコールネームですからね。それよりも今、作戦地域に到達しました。みなさんお気をつけて》

 

《了解》《了解》《了解》《了解》

 

《まず敵の駐留基地は【南部】、【南西部】、【西部】、【北西部】ごとのエリアで別れています。どこからかを攻撃するのは皆さまに決めてもらいます》

 

《わかりました。では今1番近い北西部から目指します》

 

《了解です。御武運を》

 

《全機、ついてきてください》

 

ベルファストの指示に全員が従い、北西部へと向かっていった。レーダーでは多数の敵反応が確認されており、具体的には敵レーダー施設や対空、対地兵器などの驚異となるものが確認される。

 

当然そこに停泊している敵戦闘機もだ。5機は迷うことなく、敵地に向かっていった。

 

『敵の襲撃だ!!全員スクランブル!!敵は一個小隊!繰り返す!敵一個小隊の襲撃!!これは訓練ではない!!』

 

機内にいても聞こえるほどの警報音が鳴り響く。だからと言ってここまで来て引き返すわけにもいかない。全機は高度を下げてターゲットらを射程距離内に入れた。

 

《メイド隊、エンゲージ。出来るだけ散開して、メテオ様は私についてきてください》

 

そう言った直後、他の3機が離れたあとにミサイルを発射。ターゲットである車両や建物に飛んでいき、そして破壊した。

 

『基地に被害発生!』

 

『全員速くしろ!!』

 

《メテオ様、特殊兵装をお願いします》

 

ベルファストに言われて特殊兵装の【無誘導爆弾】を装備したメテオは、早速それを落とした。そして落ちた先には大きな格納庫が。

 

落着した瞬間、大きな爆発が起きた。

 

《うっわ、めっちゃ大きな爆発がおきた!》

 

《そこに多くの機体を停めてたのでしょう。良い狙いです》

 

ベルファストに褒められる。がレーダーの南西部から敵戦闘機が接近するのが確認された。

 

《敵機接近、注意してください》

 

《こちらシリアス、敵機と交戦します》

 

《了解、シェフィールドとエディンバラ姉さんはシリアスについて行って下さい》

 

《了解》《わかった!》

 

《メテオ様、私たちは地帯への攻撃を続けましょう》

 

ベルファストの指示通り、彼女らは彼女らの仕事をこなし始めた。ベルファストらが乗るユーロファイターの特殊兵装はシリアスを除いて多目的ミサイルを装備している。これにより二つのターゲットを対空、対地両方をロックオンして攻撃することが可能だ。

 

一方シリアスは敵戦闘機との戦闘に備え、高機能空対空ミサイルを装備している。これは対空専門だが、最大四つのターゲットを一気にロックオンすることができる上、威力も通常ミサイルよりも高いため基本的には一撃で落とすことが可能だ。

 

《敵をロックオン・・・FOX3!》

 

早速シリアスが特殊兵装を使用した。3つのミサイルが敵を追いかけていき、そのどれもが着弾した。

 

《シリアスが敵を3機同時撃墜!!さすが!!》

 

《シリアス、あなたの後ろに敵が着かれてます》

 

《っ!!ブレイク(回避)!!》

 

《慌てないで下さい、私が落とします》

 

シリアスを追う敵機のその背後辺りについたシェフィールドは通常ミサイルを発射、そしてしっかりと着弾した。

 

《1機撃墜》

 

《シェフィールドさんありがとうございます!》

 

《あまり前だけの敵に囚われすぎないでください。残りの対地目標を攻撃しましょう》

 

《承知しました!》

 

シェフィールドがそう言うように、今度は下に向けて攻撃をしようとする。すると下にある兵器らがこちらを向いてきた。

 

《既に起動していましたか、まぁ当然だと思いますが》

 

敵の対空機銃による弾丸が飛び出してくる。それに当たることは3機ともなかったが十分驚異だ。

 

だがそれだけじゃない。下で移動していたSAM(地対空車両)がミサイルを発射してきた。そして向かった先はシェフィールドにだ。

 

《ミサイルきます!》

 

《知ってます、私が引き付けるから撃破を頼みます》

 

シェフィールドは機体を大きくロールし、大きく曲がろうとする。そのお陰でミサイルは機体に当たることなく通りすぎていった。だが別のところからまたミサイルが確認された。

 

《!またくる!》

 

《わかってます。随分と速いですね》

 

それにたいしてもシェフィールドは避けることができた。無論このまま一方的に受ける訳もなく、彼女はその兵器に向かってミサイルを発射した。

 

一方もう一機はエディンバラが倒しておいた。

 

《FOX2・・・着弾、他に移ります》

 

《敵機さらに増援!数は5!》

 

《またですか》

 

5機はシェフィールドら3機に向かってくる。

 

《シリアス、エディンバラ。ついてきてください。増援を倒します》

 

《了解!》《了解!》

 

『よくも好き勝手にやってくれたわね!』

 

『全機!まずはあの3機から落とすぞ!』

 

5機は右に行こうとする3機を追いかけ始める。それを見た彼女は次の指示を取った。

 

《私とシリアスは敵を引き付けます。エディンバラはその隙をついてください》

 

《わかりました!》

 

《えぇ!?そんな簡単に言わないでくださいよ~!》

 

《ではいきますよ》

 

驚くエディンバラを他所に2機は減速した。そしてある程度つかせたあとはまたスピードをあげて散開、結果敵2機がシェフィールドを追い、シリアスはなんと3機に追いかけられた。

 

彼女らはどうにかして戦うのだろうか・・・

 

 

 

しばらくして一方ベルファストとメテオは着々と地上への攻撃を進めていた。

 

《さすがはA-10・・・もちろん、メテオ様もお上手に攻撃できておりますね》

 

メテオがA-10は攻撃機の理想形とも言えるその筋の者なら知らない者はいない機体だ。

 

通常ミサイルだけに限らず機銃でも攻撃力が極めて高い。その30mmの弾丸はとても硬いはずの重戦車を瞬く間に爆発させていった。

 

また、極めて兵装を持つ量も特徴だ。大型の攻撃機なため入れる兵装は戦闘機に比べて断然多かった。

 

それと同じくらい特筆する部分がある。それは・・・

 

メテオが低空飛行を続けていると敵の対空機銃が襲ってきた。戦闘機に負けじと放たれる弾丸らは大きなA-10に着弾した。

 

《メテオ様が機銃に被弾!》

 

『当たった!ノロマめ!・・・いやまて!?』

 

胴や片方のエンジンに当たったにも関わらず、依然として敵に向かい、そしてミサイルを発射した。

 

『っ!?くそっ!!』

 

機銃は再び乱射するが、不思議とそのミサイルには当たらず。そしてそこにいた敵は爆発に巻き込まれていった。

 

《メテオ様の攻撃が命中。メテオ様、大丈夫・・・のようですね》

 

A-10に弾痕が残っているが、特に気にしていないように飛び続けていた。これがこの機体の特徴のひとつ。極めて高い生命力だ。

 

かつての記録では、片方の主翼が半分無くそうが、片方のエンジンだけで飛び続けたり、あげく胴体着陸後にまた離陸したりと、常識はずれの生命力を誇っていた。

 

《あらかたここの地上兵器等は破壊しました。しかし、シェフィたちは大丈夫ですか?》

 

《こちらシェフィールド。私たちは平気ですから、メテオ様を護衛してください。攻撃機で戦闘機と戦うのは無理でしょうし一人にさせるのも危ないですから》

 

気づけば敵機は3機に減っており、内敵一機は、シリアスが追っている。

 

『くっ!さっきからなんでついてこれるんだ!?』

 

《・・・FOX2!》

 

『ぐぅ!!よ、よけ・・・!』

 

必死によけようとしていた敵機だが、避けることができずに被弾していった。

 

《良い調子ですね、シリアス。私も・・・》

 

シェフィールドも敵の動きを先読みするように敵機をどんどんと追い込んでいった。

 

『な、なんでわかるんだよ!』

 

敵がそう叫ぶも返事は当然返ってこず、もはや目と鼻の先程の近距離に近づいていた。

 

《機銃発射》

 

シェフィールドのユーロファイターから弾丸が放たれる。ほとんどが敵機に着弾していき、そして高度が保てなくなった。

 

『やられた!脱出する!』

 

《敵機撃墜》

 

《シェフィ!後ろ!》

 

エディンバラが注意すると、いつの間にか残りの敵機がシェフィールドを追っていた。そして掛け声の直後にそこからミサイルが放たれる。

 

彼女は慌てず、まず機体を真っ直ぐに飛ばす。そして敵の攻撃が当たる直後、ハイGターンをこなしてミサイルを避けていった。

 

『回避すんな!だったらもっと・・・!』

 

敵機はスピードを上げて接近していく。この機体はセイレーンの中でも機動性が高いもので、徐々にユーロファイターを性能に任せて追い詰めていった。

 

シリアスもなにかと追おうとするも中々近づけていない。

 

《速い・・・!シェフィールドさん、待っててください!》

 

《安心してください、すぐに済みます》

 

《えっ?》

 

『よし、これだけ近づけば・・・!』

 

それなりに近づき敵機はミサイルを再び発射する。シェフィールドは機体をロールすると同時にフレアを撒くと、追尾していたそれはすんなりとおびき寄せられた。

 

『あーもう!なら!』

 

直線に飛ぶシェフィールドの真後ろにつくためにまたセイレーンは近づこうとした。その時━━━━━━

 

 

 

ユーロファイターはいきなり真上を向き、()()()()()()()()

 

『・・・っは!?』

 

気がついたときにはその機体をすっかりと通りすぎてしまい、先ほどまで追っていた立場がすぐさまレーダー照射を浴びるかたちと化した。

 

『なに!?今何が起きたの!?』

 

一瞬のうちに起きたことに訳がわからなくなってしまい、機体を動かせずに慌ててしまう。その隙をシェフィールドは見逃さなかった。

 

《ミサイル発射》

 

『あっしまっ━━━━━━』

 

彼女が飛ばしたミサイルは真っ直ぐに飛んでいき、敵機の後ろに着弾した。セイレーンの機体は原型を保てず、落ちていったあとに爆発していった。

 

《・・・シェフィ。今のってもしかして・・・》

 

《えぇ、イラストリアス様の改装のお陰で【コブラ】が出来ました》

 

《コブラ!たしかストール(失速状態)を逆利用して回避する大技では!?》

 

《えぇ、その通りです。流石に学んでいましたか。シリアス》

 

《見事なコブラでした。シェフィ》

 

《褒めるのは良いですが、敵がまだ他に残っています。早く掃除してしまいましょう》

 

《わかりました。皆さん、次は西部に参りましょう》

 

そのようなベルファストの指示がメイド隊に行き渡り、再度編隊を作った彼女たち。

 

5機の軍用航空機は別のターゲットへと向かっていくのであった。

 

 

 

 

 

次回に続く・・・




コブラと言ってもスペースのほうじゃないよ。



実際にエスコン7ではポストストールマニューバと呼ばれる技術のひとつとして採用されてるぞ。



けど端からみれば変態機動なんだよな・・・



ちなみに多分7と同じくらい3Dは変態機動ができるぞ。



気になったらエスコン3Dをやろう(提案)



それでは、またお会いしましょう。ではまた!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。