転生したらチートスライムになったので頂点を目指す 作:浅辺太郎彦
え、なんだその能力強くね。いや強いって言葉で済むのか?要するにスキルを奪う能力だろ、主人公かよ。
「詳しく言うとボトルにスキルを保存できるようにできる効果をつける、そう言う能力です。ま、ここまで言ったから言いますけどこの能力は知れ渡っているからね。言いふらしても構わないよ。」
なんだこの能力は。やべえしたがう用意しなくっちゃあなぁ。ん、もしかしたらスキルを取られたら記憶とか無くなったりするのかな。
「さて、気付いているだろうが私はただの神父ではないんだ。私はまあフリーでやっているスキルのブローカーってところだね。ま、とりあえずもう遅いから寝なさい。」
いやーしかし元の世界に戻る方法があるとはなぁ。ま、だめもと程度に考えておくか。
その後数日間買い出しとか掃除をして、合間に荷造りをしていたら神父に呼び出された。
「ギルシア君、君の所属の手紙が来たよ。なんでもボス直属チームだ。ま、私もどんなものかわからない。だから今日中にここを出て行ってもらいたい。」
え、まじでいきなりボス直属チーム、イョッシャアァァ。これで俺もチート系転生者の仲間入りだぁ。でもまあボスとあったこともないのにどうなんだろう。まあいいか。いやーよかったよかった。
「ま、組織に入ってからのあれやこれやは同封されていたこの紙を読んでくれ。一応昼食くらいは食べていったらいいよ。ま、それまでにここを出る準備をしておいてくれ。」そう言って神父にバックを渡された。
俺は最後に食べる昼食までに荷造りをすることにした。とりあえず何持って行こうかなまあ数日分の服だろ。ま、半袖の物を持ってくか。長袖のだと濡れて皮膚にくっつくからあんま好きじゃあないからな。
んーあとは羽ペンとインクとテキストと、あと干し肉かな。ああ、それにナイフもか。んーあと入って一個か。えーとあと入れるべきなのはクマちゃん人形かハサミか、まあナイフで代用できるしハサミじゃあなくクマちゃん人形でいいか。
そうして荷造りをしていたらお昼どきになったので最後の食事を食べてから教会をでた。
最後に神父にとあることを言われた。
「これから大変になるだろうし覚悟が必要になるだろう。だが覚悟はそう簡単に生み出す事はできない。だが強いて言えば覚悟は理由でできているだろう。その事を覚えておけば多分生き残ることができるだろう。」
ふーんま、覚えとくか。そうして俺はこれから住む場所に行った。そこはとある石造りの建物の二階だった。そこにはシンプルなベッドと机だけがあった。
その後まあ色々物を買い寝た。金に関しては神父に渡されたものと金は最寄りの幹部とかからもらうらしい。あとその他指令とかは自動で紙が送られて来るらしい。
その後数日ほど普通に過ごした後ようやく指令が来た。ただなんでも幹部のところへ行ってから詳しく言うらしい。カレアーロさんのところだ。そこには入るための信号が書かれていた。
カレアーロさんのところへ向かい扉の前でモールス信号のように扉を叩いた。そしたら自動的に扉が開いた。
「さてと、手短に話すが君には暗殺をしてもらいたい。対象はジョベーノと名乗る男だ。お前にやらせる理由は単純にこいつもスキルを持っているからだ。スキルの内容は身体に鉄がくっつくようになると言うものだ。住んでいるところとかのその他事項はこの紙に書かれてある。なにか質問はあるか。」
え、殺しをするの、入って数日なのに。でもやらないっていったら即刻殺されるだろ、ええいぃもう考えるのはやめだ。あとでまた考えることにしよう。うん、うん。