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ヴィラン連合の襲撃によってバラバラになった凱斗達、何とかヴィランを撃退しつつ皆と合流しようとしたが、凱斗のもとに大型ヴィラン『脳無』が襲い掛かり、凱斗はそれを何とかしようと戦った。
戦っていく中で凱斗達の顧問である相澤がもう一体の脳無に倒されてしまい、絶体絶命のピンチの時にオールマイトが駆け付け来た。
更にそこにアイアンマンとバットマン、更に相棒たちのウォーマシンやロビンにナイトウィングが駆け付けて、ヴィラン達を対立した。
「お!オールマイトーーーーーーーーーーーー!!!」
「それにアイアンマン! バットマンも!」
「しかもサイドキックスのウォーマシンやロビンにナイトウィングまで! プロヒーローたちがこんなにも!」
峰田は泣き顔で声を上げ、佐藤や瀬呂がトニー達が来たのを見て、歓声が沸く。
凱斗はトニー達の方を見ながら脳無に向かって構える。
「トニー、それにブルース。どうしてここに?」
「ジャーヴィスが救難信号を発信した際にこっちにも送信される様に僕が仕込んでおいたのさ、それよりも凱斗、よく耐えたな。後は僕たちに任せてここを離れろ!」
「そうしたい所なんだが…」
凱斗がそう呟くと、一体の脳無が凱斗の方に向かって飛び掛かってきて、それに凱斗はリパルサーを使い、飛んで回避する。
「こいつは俺をどうも逃がしたくないようでな! しつこくて厄介なんだ!」
「なるほどな」
するとブルースはグラップリングガンを取り出して、脳無に向けて撃つ。
ブルースが撃ったグラップリングガンは脳無の体に巻き付き、脳無の向かって巻き上げ、左拳を握りしめて叩きつける。
だがブルースの攻撃にビクともしない、それどころか逆にブルースの方を見て、巻き付けてあるワイヤーを強引に引きちぎり、それを見たブルースは一瞬目を細め、脳無は拳をブルースに向けて振る。
それをブルースはよけて、更ににバットラングを投げて、距離を取ろうとする。
しかし脳無はそれを受けながらも平然として向かっていき、それに流石のブルースも目を見開いた。
だがその時に、横からトニーとローディがリパルサー・レイを放ち、脳無を吹き飛ばす。
トニー達の攻撃を受けながらも平然と立ち上がる脳無に、トニーは言葉をこぼす。
「なんて奴だ。こっちの攻撃が全く聞いていない」
「心配ない!!!」
するとオールマイトがトニー達の前に現れて、その腕に相澤を抱いていた。
「天龍寺少年! 相澤君を頼む!意識がない、急いでくれ!」
そう言ってオールマイトは凱斗に相澤を渡す、凱斗は受け取ると同時にオールマイトやトニー、そしてブルースたちに話す。
「気を付けてくれよ、あのヴィランは一味違う、何か仕掛けのような…」
「天龍寺少年!大丈夫!」
っとオールマイトは満面なVサインを出し、それに凱斗は見つめた後に相澤を連れて飛んでいく、だがそれをもう一体の脳無が行かせまいと妨害しようとするが、トニーとローディがリパルサー・レイでそれを阻止する。
リパルサー・レイで止められた脳無はトニー達の方を見て、トニーはリパルサーを構え、ブルースがトニーの隣に立ち、オールマイトに言う。
「オールマイト、ここは私とトニーで抑える、君はもう一体の方を頼む」
「分かった、ではヴィラン共…覚悟しろよ!」
オールマイトはもう一体の脳無へと向かって行くのであった。
そしてトニーとブルースはローディ達に向かって言う。
「ローディ、お前は他の少年少女達の捜索に向かってくれ」
「お前たちもだ、捜索を頼む」
「おいトニー、大丈夫か?」
「俺たちも加勢するぞ?」
「大丈夫だ、行け」
ブルースの言葉にローディ達は一瞬考えこむが、すぐさま行動に移し、生徒たちの捜索へと向かうのであった。
そしてトニーとブルースは脳無と対立し、脳無は走り出してトニーとブルースに拳を振り下ろすのであった。
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相澤を連れて飛ぶ凱斗は舞達がいる場所まで飛んでいき、舞が凱斗がやって来るのを見る。
「「凱斗!!/君!!/」」
「「「「「天龍寺!!/君!!/ちゃん!!」」」」」
皆は慌てて凱斗の元に向かい、凱斗は舞に相澤を渡す。
「舞、相澤先生を頼む」
「えっ?!凱斗はどうするのよ!?」
「俺は…もう一度戻る」
っと凱斗はトニー達とオールマイト達が戦っているのを見ながら言い、それに舞たちは。
「だ、ダメ…駄目よ凱斗!」
「そうだよ!凱斗君! 何も凱斗君自ら行かなくても!?」
舞と麗日がそう言う中で凱斗は気になっている事を言う。
「だが嫌な予感がするんだ、オールマイトが俺に言ったあの言葉がどうしてもな」
そう凱斗はオールマイトが去る際に気になっていた事があった。
それはオールマイトの時間制限だ、大丈夫と言っていたにも関わらず、彼があのマッスルフォームを維持できるのはもう数分も持たない。
凱斗はそれを気にしている。いくらトニー達が駆け付けたとは言え、もう少し援軍が向かわなければ不味い状況である。
すると。
ドゴーーーーーーーーーーン!!!!
強烈な地響きの爆音が鳴り、それに凱斗達は振り向く。
彼らが見たのは丁度オールマイトが脳無に強烈なジャーマンスープレックスを食らわせた様子だった。
それに佐藤達は歓声が沸く。
「お!おっしゃーー!!すげーオールマイト!」
「あいつらオールマイトを嘗め過ぎだぜ!」
「いつもはドジばかり踏んでるのにね」
っとそう言う声が響く中で凱斗は…。
「不味い…不味いぞ!!」
そういってリパルサージェットを使って飛んでいき、それに舞は慌てて見る。
「ちょ!凱斗ーーーー!!」
「凱斗君!……っ!!?」
麗日の言葉が突然止まった事に舞は見て、前を見ると、土煙からオールマイトがジャーマンスープレックスを食らわせたの対し脳無が体半分、黒霧が個性の『ワープ』を使って、脳無のダメージを和らげたのだ。
それに舞たちは表情が一気に青ざめ、飛んで向かっている凱斗は舌打ちをしながら向かう。
「(チッ!不味い展開になって来たぞ!!)やめろおおおおおおおおおおおお!!!」
「(っ!?天龍寺少年!?)」
オールマイトは凱斗がやって来たのを見て、そして死柄木が凱斗が飛んでくるのを見て、黒霧の方を向き、それに黒霧が頷き、ワープを使って死柄木は腕をワープの中に入れる。
すると凱斗の目の前に黒霧の個性のワープが現れ、そこから死柄木の手が出てくる。
その時に凱斗は感じた、あの手に触れるとまずい事になると。
「クッ!!」
凱斗はリパルサー・カノンを構え、その手を弾き飛ばそうとした、するとその時。
「うらあああああああああああああああああああああああ!!!!!」
「「「!!?」」」
凱斗達は振り向くと、爆豪が手から爆破を使いながら黒霧に向かって行く光景が目にしたのであった。