リンク君が近代兵器(IS)を装備したら、ちょっとやそっとで死ぬはずがない   作:とらんざむせっちゃん

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意外と好評で嬉しい作者。
評価、感想ありがとう!


IS学園
第2話


凛久side

 

「一夏、大丈夫か?」

「まぁ…何とかね。客寄せパンダになった気分。」

まぁ、仕方ないね。割合的に男子1:女子99だもん。きついよ、これ。

 

「皆さんはじめまして。このクラスの副担任をやらせてもらいます。山田 摩耶と言います。一年間よろしくお願いします!」

「「よろしくお願いします!」」

僕達二人だけは返事をした。挨拶って大事だよ。

「っ!はい!よろしくお願いします!では、自己紹介に移ります。」

その後、何事もなく自己紹介は進み、一夏の番になった。

 

「織斑一夏です!趣味は料理。一年間よろしくお願いします!」

パチパチパチパチ

 

「織斑凛久、趣味?は剣術。よろしく。」

パチパチパチパチ

 

「お、中々良い自己紹介じゃないか。」

「千冬姉!」

「学園では織斑先生だ。」スパァーン

「痛いっ!」

「え?もしかして、織斑一夏くんって千冬様の弟!?」

「じゃあ織斑凛久君も!?」

ああ…こうなったか…

 

「俺は千冬姉の弟で、凛久兄さんは孤児で義理の兄だよ。」

しーん…

一夏の馬鹿…僕に対する敵意が明確に現れてるじゃん…

すると、千冬姉さんが

 

「諸君、このクラスの担任の織斑千冬だ。よろしく頼む。」

「き…」

っ!?嫌な予感!僕は自分と一夏に耳栓をつけた。

 

「「「「「「「きゃあああああああああ!」」」」」」」

「ずっとファンでした!」

「お姉さまのためなら死ねます!」

フォローありがとう。取り敢えずこの場はしのいだ。このクラスは音響兵器だと言うことも解った。後、最後の人、死ぬのって超痛いし超辛いから止めとけ。経験者は語るよ。

 

「いつもこうなのだが…全く、学園長は私に恨みでもあるのか? 」

「きゃあああ!もっと罵って!」

「そして付け上がらないように躾をして!」

静かに!!

お、静かになった。千冬姉さんのカリスマ性かな。

 

「貴様らをこの一年間で、使い物になるレベルに仕上げるのが私の役目だ。私の言ったことにはyesかはいで答えろ!」

『はい!』

こういうところだけは協調性が高いんだな。女子高って。また少し賢くなったぞ。

 

 

そして、一時間目の授業が始まった。

 

一時間目

 

一時間目の担当は山田先生だった。基礎的なことから、要点まで、解りやすく教えてくれる。いい先生だ。

 

「ここまでで解らない人はいますか?遠慮せずに言ってください!特に織斑君達は大丈夫ですか?」

「大丈夫です!」

「僕も大丈夫です。」

「では、次の所ですが…」

一夏には僕と一緒にIS関連の勉強をしていたので、基礎的な所は解っている…はずだ。

 

一時間目終了

 

「ふぅ~疲れた。」

「お疲れ、兄さん。」

「一夏よ…何で僕の事言っちゃうかね。僕への敵意半端なかったよ…」

「ごめん兄さん…」

「おーい一夏!」

すると、ポニーテールの子が一夏に話しかけて来ていた。

 

「箒!久しぶり、元気だったか!」

「ああ!」

箒、と言うらしい。しかし、話が長くないですかね~。僕完全に空気だよね?いつまでスルーするのだろうか…

 

「一夏!」

「あ!ごめん兄さん…」

「嫌、別にいいよ。それよりこの子は?」

「彼女は篠ノ之箒。俺の幼なじみで…

 

 

 

 

恋人だ。

『ええええええ!?』

「そうなのか!僕は凛久。よろしく!篠ノ之さん!」

「箒で良い。名字はあまり好きではないからな…」

「解ったよ、箒。これで良いかな?」

「ああ、それと…」

箒は笑顔をうかべて

 

義兄さん(おにいさん)と呼んでいいですか!」キラキラ

『えっ!?』

「いいよ!」

『いいの!?』

「やった!ありがとう!義兄さん!」

キーンコーンカーンコーン

 

「予鈴がなったし、箒も一夏も座りなよ。」

「ああ、義兄さん、また!」

まぁ、二時間目は特に何もなかったのでカット。←メタいよ!

 

二時間目終了

「ちょっとよろしくて?」

「はい、なんでしょう?」

「ん?何ですか?」

金髪の少女…セシリア・オルコットの質問に僕→一夏の順に答えた。

 

「いえ、IS男性操縦者がどんなものか見に来たのですが―」

そして、一呼吸置いてから

 

「どのみち、代表候補生の私には勝てなさそうですね。」

鼻で笑いながら言った。

 

そのころ一夏はキレかけていた

(代表候補生ごときが、代表になってから言いに来いよ)

一夏は知っていた。リンクがどれだけ強いかを。

 

「で、それだけ?」

「なっ…」

「もう予鈴なるし座ったら?」

「くっ…また来ますわ!」

そして、三時間目が始まった。

 

「三時間目の授業を始める―っとその前にクラス代表を決めなくてはいけないな。クラス代表は文字通り、クラスの代表だ。クラス別マッチや、ホームルームの進行などを行う。自薦他薦問わない。誰かいないか?」

「はい!一夏くんを推薦します!」

「私も!」

「私も!」

「ちくわ大明神!」

「誰だ今の!?」

「嘘でしょ!まぁ…推薦された訳だし、できる限りのやろうかな。」

おおう、一夏の人気がすげぇ…

 

「じゃあ僕は自薦します。」

「えっ、大丈夫なのりんくん??」

「ええ、剣には自信がありますから。それより、りんくんとは?」

「あだ名だよ~凛久だからりんくん!」

「そうですか~」

「止めときなよ~」

「そうだよ、千冬様の弟に任せとけばいいのよ!捨て子は黙ってなさい!」

「そうだよww」

ふーん、まあいいや。それよりも…

 

バン「ちょっと待ってください!納得がいきませんわ!!」

そして、セシリア・オルコットが何か言い始めた。簡潔に纏めると

男が代表なんて恥さらし。

ここは学年首席の私がやるべき。

極東の猿とサーカスをしにきた訳ではない。

…うん、

 

「そんな事言うなら帰れば?」

「なっ!?」

「いや、苦痛なんでしょ?帰れば?」

一夏がド正論を言ってる…

 

「よくも私に口答えしましたね!決闘ですわ!」

「そんな事でキレるの?」

「うるさいですわっ!」

「まあいいや、織斑先生。」

「ああ、一週間後、決闘で決着をつける。後、織斑弟。お前には専用機が配られる。織斑兄は学園の機体を自由に改造していい。それを専用機にしておけ。」

「了解です。」

さて、訓練機を改造か…整備科の人達に相談してみようかな。

その後は、特に何もなく授業が終わった。

 

放課後

 

「織斑先生。」

「何だ?織斑兄。」

「整備科の人物を紹介して貰えますか?」

「そう言うと思ってな。すでに呼んである。そろそろ来るはずだ。」

すると、小柄な少女がこっちに来ていた。

 

「呼びましたか~?織斑せんせー。」

「ああ、織斑兄、紹介しよう。二年生、整備科の平賀 文(ひらが あや)だ。技術力は学園一だ。私が保証する。」

「平賀 文でーす。よろよろ。」

「よろしくお願いします。」

すると、織斑先生は平賀さんに僕の専用機の事を話し始めた。

 

「なるほどね、それで私に頼ろうと。」

「そう言うことです。お願いできますか?」

「任せてよ!コンセプトとか話し合いたいから、今大丈夫?」

「全然OKですよ。それじゃあ行きますか!」

「よし、行こー!」

そうして、僕の専用機開発が始まった。

凛久sideout




今作のリンク君はぶっ壊れ主人公。ガデアンのビームは叩ききるし、IS無しでイグニッション・ブーストします。

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