ゼロから始める鬼少女   作:青龍騎士

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OP:FIRE!!


第4話 叫竜との遭遇

 昴の衝撃発言にヒロ達は驚きを隠せず、ゾロメは彼に近づく。

 

「本当なのか!?その話は!?」

 

「ああ。俺はかつてあの世界にいた。ところがレムを助ける事ができなかった俺は死に戻りを使ったが、最初の時間に戻された。そして再びエルザに挑んだが死んでしまい、気付いたら……」

 

「この世界にいたのか……にしても、不思議な事ってあるものだな……」

 

 ゾロメが納得するが、ヒロは昴に近付く。

 

「でも、大丈夫でしょうか?ゼロツーが……」

 

「あいつは死に戻りを持っていないが、俺より強いという事は確かだ。俺達にできる事は信じるしかないが、彼女が無事に帰れる為にも居場所を守りきらないとな。」

 

「……そうですね。ありがとうございます。」

 

 ヒロが一礼した後、イチゴが彼に近づく。

 

「それじゃ、まずは私達が何をするべきか話し合いましょう。」

 

「……だな。」

 

 ヒロは微笑んだ後、イチゴ達と共に駆け出した。

 

 

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 それから翌日、ゼロツーはメイド服で色々と家事をこなしていた。

 

「なかなか似合うわよ。」

 

「そうかな……」

 

「それに私達も妹ができたみたい。」

 

「まあ、ボクは14歳ぐらいだから……」

 

「じゃあ、私達がお姉ちゃんですね。」

 

 レムが微笑んだ後、エミリアが姿を現す。

 

「頑張っている?」

 

「うん!元の世界ではこういう事はやってなかったからね。いい経験となるよ。」

 

「そう。あとこんな機械がいつの間にか置いてあるけど……」

 

「「「ん?」」」

 

 エミリアが指差す方を見ると、何故かストリレチアと三体のフランクスが置かれていた。

 

「これ、ストリレチアとフランクスじゃないか!」

 

「知っているの!?」

 

「ボクの世界の物なんだ。けど、男女一組でしか動かせないんだよ。でも、どうしてここに?」

 

 ゼロツーが疑問に思った直後、バラボンが解析する。

 

「どうやらこの世界に流れ込んでいたに違いないボン。でも、僕の技術なら改造可能だけど。」

 

「本当!?」

 

「お任せあれ!今からアーマーシステムを付け加えて改造するボン!」

 

 バラボンはストリレチアとフランクス三体を異空間に放り込み、バラボンが入ったと同時に改造が始まった。

 

「これ、博士が知ったら倒れるかも……」

 

 ゼロツーは唖然としており、エミリア達は苦笑いをした。

 

 

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 それから30分後、ストリレチアと三体のフランクスはアーマーモードとなり、バラボンはそのシステムが組み込まれた腕時計型通信機をゼロツー達に渡す。

 

「セットアップをすれば装着できるボン。」

 

「ありがとう。それで三体のフランクスのデザインは?」

 

「エミリアのは双剣と騎士のデザイン。ラムはロッドと魔術師のデザイン、レムはモーニングスターとバイキングのデザインだボン。」

 

「まあ、使える武器によって違うからね……」

 

「そうだね……ん?」

 

 レムが空を見上げた途端、叫竜の姿が見えた。

 

「何あれ?」

 

「あれは叫竜!?とうとう来たみたいだね……」

 

「いきなりだけど戦うしかないボン!」

 

「これ以上被害を出さない為にも!!」

 

『セットアップ!』

 

 ゼロツー達はアーマーモードのフランクスを身に纏い、戦闘態勢に入る。

 

「で、名前は決まったの?」

 

「エルフナイトよ。」

 

「ウィザードRよ。」

 

「ウォリアーBなの。」

 

「決まりだね。皆、急ごう!」

 

 ストレリチア達は足のブースターで空を飛び始め、そのまま叫竜を追い掛け始める。

 

「凄い!空も飛べるんだ!」

 

「僕の改造は天下一品だボン!」

 

「そろそろ叫竜に近付くよ。皆、準備はいい?」

 

 ストレリチアの合図に全員が頷いた直後、彼女達は一斉に叫竜に襲い掛かる。

 

「エルフナイト!」

 

「オッケー!」

 

 エルフナイトは双剣を構えながら回転し、叫竜の背中部分を切り裂く。

 

「私達も!」

 

「ええ!」

 

 ウィザードRが炎の魔術を放った直後、ウォリアーBが追い打ちのモーニングスターで叫竜に大ダメージを与える事に成功する。

 

「これで終わり!」

 

 最後はストレリチアの強烈パンチが叫竜の頭に炸裂し、叫竜はそのまま消滅した。

 

「終わったみたいね。」

 

「それで被害は?」

 

「0だボン!」

 

「良かった……この事をロズワールに伝えないと!」

 

 ストレリチア達は回れ右をしてすぐに屋敷に戻り始めた。

 

 

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「なるほど。どうやらこれは一筋縄ではいかなくなっただーよ。」

 

 その後、ゼロツーの報告を受けたロズワールは納得の表情をしていた。

 

「今の叫竜は弱かったけど、もしかすると強敵が出てくる恐れもあるからね……」

 

「でも、もしかすると叫竜も何か事情があるかも知れないわ。話し合って解決してみたら?」

 

「そうかもね……難しいとは思うけど、やってみる価値はあるかも。」

 

 エミリアのアドバイスにゼロツーは頷きながら応えた。

 

 

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 その頃、遠く離れた砂漠ではエミリアに良く似た女性が空を見上げていた。

 

「叫竜か……これはどうなるかね……」

 

 女性は微笑んだ後、後ろを向いてその場から去った。




ED:星より先に見つけてあげる

リゼロ世界での叫竜との戦いは見事勝利!ですが、この先次々と強敵が出てきます。

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