魔法戦姫リリカルダークカブトCross Over〜天の道を往き新たに司る男〜   作:ルオン

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プロローグ:月の神の死

とある世界

 

人が1人も存在しない世界にて、アーマースーツを着て、着けていたであろう仮面が砕け散り、頭から血を流していた1人の戦士が、黒い怪物と向き合っていた。

 

『よもや、関係ない者が我に傷をつけるとはな?だが、貴様では我を倒すことはできん。見逃してやる、逃げろ』

 

「ハァ……ハァ……貴様を止め……なければ……ハァ……ハァ……大翔たちが危険だ……ハァ……グッ……!?……だからこそ……貴様を……止める……!!」

 

『できるのか?今の貴様に?』

 

「ハァ……ハァ……倒すのは無理でも……傷ぐらいなら……!!」

〈Maximum Riderpower〉

 

戦士は左腰についていた虫のような機械を操作し、近くに置いていた機械の剣にエネルギー蓄積する。

 

『貴様…………死ぬ気か?』

 

「ああ……後のことは、友に託す」

 

『ふん、無駄なことを…………最後に名前を聞いておこうか?愚かな戦士よ?』

 

「……俺は、天の道を往き、新たに司る男

 天道(てんどう) 新司(しんじ)…………ハァアアアア!!」

 

戦士は一気に近づき、剣を振るい斬り飛ばす。

 

『ぐぅうう!?なん・・・・・だと!?』

 

怪物は予想以上のダメージを喰らったことに驚き、その場から姿を消した。

戦士は仰向けに倒れ、空を見る。

 

「友よ・・・奴は・・・・強いぞ・・・気をつけ・・・・ろ」

 

戦士―――天道 新司は力つき、瞳を閉じ息をひきとった。

これにより、1人の戦士の物語が幕を閉じた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

だがそれは、一時的なものであった。

 

「ん?…………ここは?」

 

真っ白な空間、そこで死んだ新司は目を覚ます。

起き上がり、辺りを見渡す新司だが、辺りには何もない。

 

「ここは……いったい…………」

 

「ここは、生と死の狭間だよ。天道 新司くん?」

 

「ッ!?」

 

自身以外に人がいなかったとこに、自身以外の声が聞こえたことに驚いた新司は、直ぐ様声が聞こえてきた後ろへ振り返る。

するとそこには、白い服を身に纏った男性がいた。

 

「やぁ初めまして、僕の名前はアルマ。君たちがいう神だよ♪」

 

「神……様?」

 

「いきなり言われても信じられないかも「いや、信じる」……え?信じてくれるの?」

 

「あなたからは、以前会ったことのある神の位を持つ者と、同じオーラを感じる」

 

「えっ?それって「そこから先は私が説明します」えっ!?」

 

新司が、自らを神と名乗る男性、アルマと話していると、上から赤と黒の着物を着た女性が降りてくる。

女性を見たアルマは、驚いていた。

 

「あ、天照!?なんでいるの!?」

 

「知り合いが説明した方が楽かと思い、来ちゃいました♪」

 

「知り合いって……じゃあ彼が言っていた神の位を持つ者って、君のことだったの!?」

 

「はい。お久しぶりですね、新司さん」

 

「久しぶりだな、天照。まさか、こんな形で再会を果たすとは思っていなかったが?」

 

「ふふ♪そうですね?」

 

「あの天照がタメ口許して「アルマ?」な、なんでもないです!?」

 

再会したのが嬉しいのか、笑みを浮かべる新司と天照。

すると天照は、真剣な表情で新司を見つめる。見つめられた新司も、何かを察したのか真剣な表情になる。

 

「さて新司さん、私たちはあなたに伝えねばならない児とがあります」

 

「察するに、俺の死に問題が生じたか?」

 

「君エスパーなの!?」

 

「……アルマ?話の腰を折らないでください」

 

「あ、ごめんなさい」

 

「オホン……新司さんのおっしゃるように、あなたの死には問題がありました。人の運命は、生まれた時に決まり、我々はその運命について記載された書類を管理しています。書類には死までのことが書かれているのですが、新司さんの死が、本来の死と違ったのです」

 

「本来の死と違う…………か……本来俺は、どんな最期を迎えることになっていたんだ?」

 

「あなたの最期は、寿命によって死ぬことになっていました。ですが…………」

 

「奴との戦いが、俺の運命を変えた……か…」

 

「そうです。我々はこの緊急事態に対し、天道 新司さん、あなたを転生させようと考えています」

 

「転生……か…」

 

天照の考えを聞き、考える新司。

 

「もちろん、このまま天国で過ごすという選択肢もありますが……私は、まだ生きれた筈のあなたに、転生して生きてほしいです」

 

「……分かった、転生しよう」

 

「ありがとうございます。では此方を」

 

新司へ礼を言った天照は、穴が開いた小さな箱を出現させる。

 

「この中から1枚の紙を取り出してください。その紙に書かれているのが、あなたが転生する世界の名です」

 

「分かった」

 

新司は箱に手を入れ、1枚の紙を抜き出し、紙に書かれている世界の名を確認する。

 

「『魔法少女リリカルなのは』…………これが、

 俺が行く新たな世界か」

 

「まさか、その世界を引くとは……」

 

「何か問題でもあるのか?」

 

「いえ…………ただ、その世界には転生する人が

 たくさんいまして、中には人に迷惑をかける人も

 いて、困っているんです」

 

「……そうか」

 

「新司さん、よろしければ、迷惑をかけてる転生者

 達を倒して天界ほ送っていただきたいのです。

 お礼として、倒した転生者で使えそうな特典を

 差し上げます」

 

「分かった」

 

「さて、特典はどうしましょうか?」

 

「ふむ……」

 

特典をどうするか考える新司。

 

「…………俺の前世での力を持っていけるか?」

 

「確認します。アルマ?」

 

「待ってね?」

 

アルマは画面のような物を出現させ、操作し始める。

 

「確認できたよ、持っていっても大丈夫だよ」

 

「そうか。ありがとう」

 

「気にしない気にしない♪他にはあるかい?」

 

「いや、ないな」

 

「分かりました。では此方に」

 

天照がそう言うと、天照の隣に、1つのドアが現れる。

 

「ここを通れば、あなたが引き当てた世界へ転生します。それに伴い、あなたの体はその世界に合わせるように改造されます」

 

「分かった。ではな」

 

「はい、お元気で」

 

「頑張って生きてね~」

 

新司は天照とアルマに見送られながら、ドアを開け、新たな世界へと転生したのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして新司が入ったドアが粒子となって消えていくのを見ていたアルマは、天照へ声をかける。

 

「良かったのかい?」

 

「何がです?」

 

「彼のことさ。だって君は彼の―――」

 

「いいのです、アルマ」

 

「天照…………」

 

「また会えます……それこそ自ら会いに来ますよ、彼は」

 

「できるの!?」

 

「勿論です。だって彼はあの人の―――天の道を往き、総てを司る男の、自慢の息子なんですから♪」

 

そう言った天照は、上へと粒子となって消えていくドアを、笑顔で見送った。

 




という事で、企画に参加させるダークカブトと、シンフォギアキャラを混ぜた、魔法少女リリカルなのはとのクロス小説です!!

次回は転生してからの新司の話になります。
次回も是非読んでください‼️
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