「それで直哉さん達はこれからどうするんですか?」
クローゼが直哉に聞く。
「これからですか?そうですね一応トワの依頼はここで最後なので、何も追加でなければ自由行動ですかね」
「そうなんですね。あの1つお願いがあるんですけど良いですか?」
「何ですか?クローゼさん」
そしてクローゼが話し出す。
「ここが融合世界の中にある世界のすこやか市ですか?」
「正確にはすこやか市の隣町ですけど」
「直哉どうしてこのデパートに来たの?」
「ああ、エステルさんクローゼさんがこちらの世界にある機械とかの使い方を覚えて貰う為ですよ」
「エステルさんやヨシュアさんやレオンハルトさんは仙台でしてもらいましたよね、その世界の物に触れ使い方を覚えて貰う事を」
「成る程ね」
「まあ、クローゼさんに覚えて貰う機械の種類はエステルさん達が覚えた蒸気機械ではないですけどね」
「あんですってーー」
「またあそこに買い物に行く事は出来ませんか?」
「あの時に勝ったアイテムが残りが少なくなって」
「ああ、成程そう言う事なら自分達が行きますよ買い物に」
「「「うん良いよ直哉君」」」
「それでは行きましょうかのどかさん達」
そして直哉達は、クローゼの買い物をする為に融合世界のすこやか市に簡易ゲートで向かった。
その頃融合世界のすこやか市の花寺家では・・・
「あらトワさんいらっしゃい、久しぶりですね」
「そうね、私と会うのは、薫を家族にしてと頼んだ時よね?」
「「そうですね」」
「今回はどうしたんですか?」
のどかの父親がトワに聞く。
「ええ、勿論のどかと直哉に関してよ」
「2人がどうしたんですか?」
「2人の今後について何だけど、貴方達にも協力してほしいのよ」
「私は特殊遊撃部隊を運営してる身として、2人同時に休めとは言えないのよね」
「特にのどかは誓約の関係で、直哉と離すとまずいのよね」
「「成程」」
「私達家族で2人の休息の時間を作るようにしたらいいんですね」
「ええ、お願い出来るかしら?」
「「良いですけど2人を長い時間止めれませんよ?」」
「一応こちらの世界の敵もいるので、直哉君ものどかもそれには対応すると思いますけど?」
「その辺は私の方で何とかするわ」
その頃直哉とのどか達はクローゼの買い物を頼まれて買い物に来ていた筈だった。
「どうして貴女がここにいるんですかイヨ?」
「ウフフ、久しぶりね、紫藤直哉」
「そうですね、イヨと直接会うのはあれ以来ですね」
「どういう事だイヨ?」
「あら言葉通りよヤフキエル事変後に私達は7人世界の帝国華撃団と、幼馴染世界の帝国華撃団に戦いをするのよ」
「「「「「「何だって――」」」」」」
直哉と守護者達はイヨの言葉に驚いていた。
「まあ私としては貴方達が過去の世界に来るなんて思わなかったけどどうしたの?」
「まあ身内の失敗の穴埋めですよ」
「成程ね、その失敗は貴方の霊力に関する事かしら?」
「何でわかったの!!」
「ひなた」
「あ、ごめん」
「そんなに気にしないで良いわよ。直哉を見れば分かることだし」
「所でイヨはどうして過去の世界に来たんだ。何かまずい改変でも起きたのか?」
「私はただ貴方達の後を追いかけて来たのよ」
「何の為にですか?」
「貴方達があの城を見て余計なことをしないようにね」
イヨがそう言った直後帝都全域に大きな地震が起きた。