「しかし何故ヒミコとイヨが幼馴染世界と関係を持つ世界を作ったんだ好きな世界を作れる権利を使ってまで」
「そこは兄さん。わかりませんが、少なくともあれが出て来るまで物語は続くと思います」
「あれ?」
「「どういう事?」」
「実は、フォンテーヌさんとスパークルさんを魔空空間内に送った直後に私達の世界であるものを見つける為の装置が突然起動したんです」
「何だってーー」
「その装置は私達の世界の帝都と交流をしていたミッドチルダという世界で使われていた装置です」
そして飛鳥はその装置が起動した場所での説明を始めた。
薫この反応どう思う?」
飛鳥はそう言いながらある機械を薫に見せる。
「飛鳥ちゃんその機械はガジェットに反応するというやつじゃん二人のおばさんに持たされた奴の」
「そうよこの空間に入ったときにこの機械が反応したのよ」
「ええーーまさかそんな事が起きるなんて」
「ああ、飛鳥達が新生帝国華撃団の世界で別行動していた時の原因が、海鳴市と繋がりがあったわけだ」
「直接的に関係があるのはミッドチルダの方ですけどね」
「ミッドチルダかあ、あの時は僕はのどかさんの中で、夢として見てましたけど」
そう言って直哉は思い出す。
「そう言えば飛鳥ちゃん。こちらに来てるのは私達だけなの?」
「いえ、ほかの守護者とプリキュアのふたりもいますよ」
「え、そうなの?それにしては姿が見えないけど」
「それは私の叔母さんに当たる人が教えてくれた認識阻害魔法を・・・」
ポカ・・・
「こら飛鳥、だれが叔母さんだってーー私はまだ19なんだよ」
「だってなのはおばさんは紫藤直哉の義理の妹でしょ」
「それはそうだけど、飛鳥はフェイトちゃんの事はフェイトさんと言うのに」
「飛鳥ちゃんて身内に厳しんだね」
「ええ、パパからなのはには厳しくしろっと言われているからですね
「飛鳥の意地悪・・・それに君が花寺のどかちゃんでいいの?」
「はい、花寺のどかです。よろしくお願いいたします。なのはさん」
「私は、こちらでは高町なのはと言ってね魔導士という仕事をしています」
「魔導士ですか?」
「そっ簡単に言えば魔法少女かな」
「えーーー19歳で魔法少女はないでしょうなのは叔母さん」
「一言多いよ飛鳥」
「あの―ここは何処なんですか?」
「「ああ、ありましたねそんな事が」」
「そう言う訳でかわからないけど今回の現地調査の指揮は飛鳥ちゃんと薫ちゃんにとって貰うとトワが言ってたよ」
「「ああ、おそらく、海鳴市とミッドチルダ関連の問題を知ってるからですね」」
「成程、だからか特殊遊撃部隊をそれぞれわけたのに、全員をここに送り込んだから」
「それは飛鳥ちゃんと新生帝国華撃団の人達だけだとトワも不安なんですよきっと」
薫がそう言う。
「「「「なっ馬鹿な」」」」
「何で旧式の機体で、私達の時代の降魔が倒せるんだよ」
「納得いかねえ」
「納得いかなくても、これが現実よ」
!!
「さて、神山貴方ならわかるわよね」
「ええ、俺達は降魔戦争前の時代を知らな過ぎた事が原因と思います」
「俺達の前の帝国華撃団。巴里華撃団。紐育華撃団の記録を見て俺達がどれだけ甘い考えを持って戦っていたのかがわかりました」
「それに私もまなつちゃん達の世界に行き特殊遊撃部隊いえ直哉さんの、言ってくれた意味もわかりました」
クラリスがそう言う。
「初穂機体は最新も旧式も関係ない。旧帝国華撃団の皆さんは太正12年から俺達の知る降魔戦争まで戦ってたんだ。それに融合世界の方は、本来の敵に加えてノイズやメガビョーゲン等と戦っているんだからな」
「そうだとしても私は認めたくない」
「「初穂さん」初穂」
「仕方ないわねレイ。今死んでいる直哉を呼んでもらえる神殿に?」
「ああ、わかった」
「確かにあれは凄かったな」