市民病院病室内・・・
「あ、貴女達が紫藤直哉さんのご家族の方ですか?」
「ええ、そうですね。私が紫藤直哉さんの身の回りのお世話をしているメイドですけど」
「うわーーメイドさんなんて始めてみましたけど本当にいるんですね」
「ありがとうございます。それで私のご主人の容体はどうなんですか?」
「ええ、数日が山場ですかね?背後から銃らしき物と鋭利なは刃物のようなもので、襲われてたような形跡が体にありましたし、まるで白昼堂々と辻斬りをしたような」
「辻斬りですか・・・」
「ええ、辻斬りはあくまで傷口を見て私がそう思っただけなので」
「それでは私は失礼しますね」
そう言って先生が病室を出る。
「銃の後と刀みたいな物か・・・」
「ねえ、のどかちゃん達「本当にマリアさんはメガビョウゲーンだけに利用されたのかな?メガビョウゲーンに操られながらイシュメルガを受け入れる事が本当に出来ないのかな?」
「ええどういう事ですか?」
のどかが、響に聞く。
「うん、以前浅草でね直哉君がリィン君と会ったときの大神さんの様子がおかしかったと直哉君から聞いたんだけど、その頃から違和感があったとね」
「「「「違和感ですか・・・」」」」」
「うん、まるで憎悪だけが増幅されているみたいだって」
「それってまさかシンフォギア世界にあるもうひとつの呪いですか?」
「浅草の時は融合世界の封印はされてあったから深くは考えてなかったらしいの」
「そして封印が解かれた時メガビョウゲーンと大神さんはイシュメルガに利用されたのかなと私は考えているの」
「それじゃ大神さんは浅草の時にイシュメルガは乗っ取りがいつでも出来るようにしていたということですか?」
「ええ、あくまでも私の推測だけどね」
「で、あの状況を利用したのはイシュメルガにとって余りに都合がよすぎるからね」
回想・・・
イシュメルガは強い負の力を感じ、日本橋に行くと強い負の力を纏うマリア・タチバナがいた。
「ほう、女なんと心地よい感情を纏っているな」
「誰よ今私はプリキュアと戦っているの邪魔をするな」
「ほう、なら貴様はメガビョウゲーンとやらを受け入れたのか?」
「ええ、貴方も受け入れるわよ。イシュメルガ」
「ほう、我を受け入れるか?面白い」
そう言ってイシュメルガはマリアと同化をした。
その頃大神はヒーリングステッキになっていた。
「行くよおじさん。ニャトラン」
「「おう」」
「俺はおじさんのままなのね」
エレメントチャージ」
「キュン、キュン、キュン」
「「ヒーリングゲージ上昇」」
「プリキュア!ヒーリングタイガーフラッシュ」
スパークルと大神の霊力を融合させた技がメガ光武に迫るが・・・その時上空から灰の機神ヴァリマールがメガ光武を一刀両断してしまった。
「やったかヴァリマール」
回想終了
「もしかして、リィンさんに大神さんの仲間を殺させるように仕向けたのは大神さんの体を手に入れるためなのかな?」
「それはわからない」