ご了承ください。
「成程ね、いい機会だから過去と現在の紫藤直哉について教えるわよ」
「「「「良いんですか」」」」
「ええ、良いわよ」
「ちょっトワ僕達はそんな昔話を聞きに来たわけじゃないんですよ?」
「ええ、わかってるわよ。直哉だけど貴方には今回はその権利を持ってないわよね?」
「う・・・痛い所を突いてきますね」
そしてトワが過去の幼馴染世界の紫藤直哉について話し出した。
「あのーー紫藤直哉さんですか?」
「あ、はい自分がそうですけど、あれ真宮寺さくらちゃん」
「え、そうですけど、もしかして直哉君?」
「そうだよ、小さい頃一緒に遊んでた直哉だよ」
「ええーーどうしてここにいるの?」
海軍の指示で、帝国華撃団に行くことになったんだ、そういうさくらちゃんは?」
「私は、今日から帝劇に来る人を迎えに来たんだよ」
「そうだったんだ、でも不思議だね、こんな所で再会するなんて」
「フフそうね、直哉君のご両親元気?」
「ああ、二人共去年海難事故で死んじゃった」
「ごめんなさい、直哉君、私ったら」
「良いよ気にしないで、それより何で僕が帝国華撃団に配属されたんだろ?」
「僕より優秀な大神さんがいるのに?」
「これが過去の幼馴染世界での最初のイベントの一部よ」
「「「「「ええーー昔の紫藤直哉さんて帝国華撃団の一員だったんだ」」」」一員なの?」
「ええ、そうよ過去の7人世界や幼馴染世界が動いてた頃はヒミコやレイが、帝国華撃団の中で動く設定をそれぞれの主人公に指示してたのよ」
「「「「「成程」」」」」
「そして融合世界を運営する私達は考えたのよ4人で、過去の幼馴染世界ではこんな立場を経験させたんだけど・・・」
「久しぶりだな。直哉」
「はい米田支配人。支配人もお元気そうで安心しました。
「うむ、して今回直哉お前を呼んだのは、他でもない、直哉俺の代わりに、帝国華撃団の総司令に任命する為に呼んだのだ」
「「ええええーーーー」」
さくらと直哉は米田支配人の言葉を、聞いて驚いていた。
「どういうことですか?自分が総司令をやるという事は?」
「ああ、実はな、暫く俺が帝劇を離れなきゃ行けないことが起きたんだ」
「「どういうことですか」」
「ああ、お前の両親の死が、只の事故ではないという証拠らしき物がでてきたんだ。」
「「ええーーそうなんですか?」」
「俺は直哉の両親にお世話になって、この帝国華撃団を作ったんだ、せめて俺だけでも、二人の死の真相を公にしてやりてえんだ」
「支配人・・・」
「「「「「「「「「成程、帝国華撃団の総司令をさせたんですね」」」」」」」」」
「ええ、そうなのよ。でも結局は幼馴染世界も米田健二や、真宮寺直哉達の介入等のせいで予定されていたイベント開始などが度々延期しないといけなくなった事で、過去の幼馴染世界の管理をしていたのが私の前のメルクと言う神が過労死をしてね」
「「「「「ええーー神様が過労死したの――」」」」」
まなつ達はトワの説明に驚いていた。
「そう言う事で、私はメルクに代わり過去の幼馴染世界の管理する事になった事で、過去の幼馴染世界に新たな可能性の世界が生まれたの」
「「「「「ええーー」」」」何ですって」
「その世界は飛鳥と薫が生まれた世界なのよ」
「「「「「ええーー」」」」」
まなつ達は再び驚く。