そして特殊遊撃部隊は一時的に中心世界に戻ってきた。
「兄さんトワさんの行動良いんですか?あれ」
飛鳥が直哉に聞く。
「へえ、貴女が無断調査をしている艦の艦長ね」
「貴女は誰ですか?」
「私はトワよ、今貴女達がいる世界とその他の世界を管理している者よ」
「世界を管理しているだとバカバカしい・・・うっ」
!!
「「クロノ」クロノ君」
「貴女クロノに何をしたの?」
「そこの子供の周りだけ空気を消滅させたわ、私の言葉を信じようとしないようだったからね」
「わかりました・・・だから」
「嫌だねこれだから時空管理局と言う組織は駄目だわね。良い貴女達は無断で私の管理するこの世界に来て色々してくれたわよね?」
「それは・・・」
「こちらとしても侵入者対策の為の仕掛けを起動したに過ぎないの」
「勝手に調査されていい気持ちなわけないわよね。リンディ・ハラウオン大事な夫を、闇の書に殺されたんでしょう?」
!!
「貴女どうしてそれを?」
「あら、怒ったの私は貴女達のやった事と同じ事をしてるのよ」
!!
「わかりましたこちらでの全記録を消去しますこれで良いですね?」
「駄目ね貴女達全員私の部下になりなさい。それで許すわ返事の期間は2日あげるわ」
!!
「それじゃあいい返事を一応期待してるわ」
そう言ってトワが消えるとクロノの周りの空気が復活した。
「そう言う事らしいわ」
「私もエステルさんから聞いて驚いたんですけど」
「ああ、それは・・・トワがそれだけ怒ってたからだよ」
「え、トワが怒ってたんですか?」
「そうだよ。確かにあそこ庭園は、イシュメルガとデボネアが獅童光さんを復活させない為に作られた異空間だよね」
「そうですね兄さん」
「でもあの空間は使い方次第では、使えるかも知れないと思ったトワとレイが整備している途中に彼等が来たからね。いろんな調査もされてトワもイライラしたみたいだよ」
「でもやりすぎなんじゃ・・・」
「飛鳥ちゃんあそこには獅童光さんが封印されている世界に繋がる扉もあるの忘れた?」
「あ、そう言えばそうだった」
「あのまま時空管理局を自由にすれば、過去の時空管理局のようになるかも知れない可能性もあったからね」
「まあ、どのみち時空管理局の件はトワとレイの決定次第だよ」
「その結果が出るまでは、特殊遊撃部隊の仕事は別の世界の対処をするかもね、クロスベルの案件も中途半端だしね」
「確かにそうですね。兄さん」
「ジュエルシード事件に関してはほぼ干渉してないしただ想定外な事にヒミコとイヨが仕掛けた仕掛けにより飛鳥ちゃんは敵かも知れないと思われてるけどね」
「そうですよ兄さんどうにかして下さい」
「ごめんそれ無理だから頑張って」
「そんな・・・」
「それは・・・」
「それは・・・貴方がジュエルシードの搬送中にこの世界の地球にジュエルシードをばらまいたからですよね」
!!
「君は誰なんだ?もしかして管理局の・・・」
「安心して下さい。私の名前は紫藤飛鳥と言います私は、時空管理局の人間ではありませんので、そこのフェレットを捕まえたりはしませんよ」
「え、ユーノ君捕まるんですか?」
「そうですね、このままジュエルシードによる事件が多発すれば、時空管理局と言う警察組織が介入する事になると思います」
「そんなユーノ君悪い事をしてないのに?」
「いえ、そこのフェレットは時空管理局からしたら既に犯罪者ですよ。彼等の考えでは未開の世界ましてや魔法が無い世界にmジュエルシードをばらまいた時点でフェレットに対する印象は最悪だと思いますが?」
そんな・・・」
「なのは、ごめん恐らく僕は、紫藤飛鳥さんの言う通りになると思う。だからもう僕の事は忘れて欲しい」
「いや、私ユーノ君と約束したもん。ジュエルシードを全部集めるって」
「そうですか、貴女がそう決めたのなら構いませんが、これからのジュエルシードに関わるのなら命を落とすかもしれない事も考えていますか?」
「それは・・・」
「巨大ネコ騒動の時は相手も貴女の事を知らないからあえて怪我をさせなかっただけかも知れないと言う事も考えて置くべきと思いますよ」
「貴女の友達との約束を守りたいと言うのは素晴らしい事ですが、もしその約束を実行中に大怪我して貴方の家族が苦しむ事になっても良いんですね?」
!!
「・・・」
「私はなのは叔母さんが無茶をしないように言ったのに」
「そうだけどジュエルシード事件に発展した本当の理由も言う必要あった?」
「あ、確かに余計な事だったかも」