そして彼女がやって来た。
「こちらの方では始めましてだねリィン君」
「貴女はトワさん」
「貴女が神ですか?幼馴染世界を捨てた貴女が」
「フフ、そうね、リィン君貴方から見ればそう見えなくも無いわね。灰色の騎士に大神一郎を殺させて世界の一部を新たに作るのだから」
「そうですトワさん。俺に大神一郎さんとマリア・タチバナを殺させるとはどういう事ですか?」
リィンがトワに聞く。
どういう事ですか?トワさん」
「落ちつきなさいみんな。殺させるのは今の二人よ大神一郎とマリア・タチバナよ、あの二人は既に大神はリィンに対する憎悪を利用され、イシュメルガによって作り替えられてしまったの今の大神とマリアは生ける屍と言っていいわ」
「そしてリィンに二人を殺してもらった後に私が二人の魂を黒乃巣会との決戦の時間までに連れていく、そこから予定通りの大神達5人は天海との決戦をさせるの」
「「「「「「成る程」」」」」」
「要するに今の歴史をIFすると言うことか」
「そういうことよ直哉」
「確かに、IFを作る方がこちらの世界にとって余計な混乱を与えるよりは言いかも知れませんね、六覇星降魔陣が発動していてシンフォギア世界や初期に融合世界の一部となった世界は動き始める頃ですしね」
「ただし、直哉これを実行すると貴方と誓約する人物が数人増えるわよ」
「ええーー何ですか?」
「より困難な未来になるからよ、簡単に言えば世界をやり直しさせることと一緒だから」
「そして予定外の人物達も現れると思うし、貴方が飛鳥と薫の生まれた世界に行くこともあり得るからね」
「という計画を私達は実行しようとしているの、その計画を実行するには二人の魂が必要なのよ」
「それを俺にしろと?」
「ええ、そうね。イシュメルガも貴方を狙っているんだし出来るでしょ」
「全く貴女はいつも無理難題を押し付けますよね」
「あら、今回は誰のせいでもしもの世界にしないといけなくなったか忘れたのかな?」、
「ぐっそれは・・・」
「今の世界がもしもの世界になった場合リィン貴方は十分に気を付ける事ね、直哉にも言ったけど貴方にも色んな試練が起きるはずよ。例えば私達が敵に回るかもという可能性もあるから」
「とりあえず貴方が大神一郎とマリア・タチバナの魂を肉体から解放してもらわないと始まらないから」
「わかりました、イシュメルガはどこにいますか?」
「それは私の管轄外よ、自分で探すことね、ユウナも響達も手伝ったら駄目よ。その為の期間が1ヶ月用意したのだから」
「そんな・・・」
リィンはトワの発言に肩を落とした。